青年の旗 1981年4月1日 第50号

【主張】 JC一発回答打破、官民総ぐるみで交通ゼネスト成功へ

 国労、動労、私鉄の交通ゼネストヘ(四月二十二〜二十四日)戦術が一致し、八一春闘も決戦段階に入り闘う気運が盛り上がってきた。
 交通ゼネストの道が選択されたことは、私鉄のJC寄りを否定せざるをえない。又、このことは八〇年度消費者物価上昇率が政府見通しの七%を上回り、実質賃金がマイナス一%と労働者の生活が破壊されている中で、それに歯止めをかけるべく、「低額回答拒否」への実感が支配的になっていることを示している。

<政府独占の攻撃をはね返せ>
 政府独占資本の狙いは、日経連・研究会報告に明らかな様、実質賃金を切り下げ生産性の向上をはかっていくことにある。つまり、八〇春闘時、賃金一二〇八五円、七%引き上げ、生産性の上昇一一%、この路線を安定的なものにしていくことである。
 その攻撃は、何よりも、春闘の牽引力である公労協つぶしとなって現われている。二百二億円裁判問題につづき、三十五万人体制の初年度一万二千人合理化案発表、第二次臨調を通じた「行革」を口実ととした労働条件、既得権切り捨て、首切り合理化攻撃は、春闘決戦を前に次々と出されているのであるる。かかる攻撃をはね返す闘いの原動力は上からの「統一要求基準」「労戦統一」ではなく、職場生産点での労働者階級の生活実感にある。この生活実感を春闘決戦に向け、各職場の労働条件改善要求と結合して組織していくことこそが必要である。

<管理春闘打破へ統一闘争を!>
 何よりも「低額回答拒否」JC一発回答拒否から「八%」の最低基準を獲得することが急務である。
 民間第一グループ二千八百組合が三月三十日から四月三日にかけて闘いを開始する。これら、民間先行グループの闘いを、官民一体の闘いとして展開しなければならない。
 更に、職場、生産点からの大衆的な闘いこそが、JC一発回答回避への道であり、四月二十二〜二十四日の交運共闘、交通ゼネストを労働者階級総体の力で支援することが戦闘力を倍化させることにつながるのである。かかる闘いの総和が、実際の回答にはね返ることはもちろんのこと、公労協つぶし、労働弾圧へ歯止めをかけることになるのである。

<職場生産点から大衆的統一闘争を!>
 八一春闘は実質賃金の低下が明らかとなり、労組の存在価値そのものが問われている中で闘われている。その責任は八〇春闘において「経済整合性論」に屈服し、職場生産点の要求に基礎をもたない上からの労戦統一を追求してきた労働運動指導部にこそある。昨年の春闘敗北の中から、総評は三八〇万人アンケート調査を行なったが、その半数以上が食生活の改善を要求しているのである。かかる労働者階級の生活防衛へのエネルギーをごみくずへ捨てるようなことがあってはならない。JC一発回答を打破、官民総がかり体制で交通ゼネストを支援する闘いの基礎には、こうした職場生産点での大衆的統一闘争が不可欠であるからである。春闘見直しが叫ばれているが、何よりも職場生産点の要求を組織し、統一闘争へと発展させることが必要なのである。
 そして、何よりも全労働者がこの闘いに決起することである。今問われていることは、資本の攻勢に対し、労働者階級が武装解除するか否かである。
 それは、一部労組幹部によって決定されるのではない。何故なら、資本の攻勢は、あらゆる職域、生産点に、全労働者を対象としているからである。

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