青年の旗 1982年1月1日 第59号

【主張】 1982年 年頭にあたって

 一九八二年の年頭にあたって労働青年同盟(準)より、新たな躍動の年とすべき年が明けたことをともに祝い、更なる前進を期すためにアピールを送る。

<1>
 一九八二年は反独占民主勢力にとって闘いの年としなければならない。現在、全世界を襲う核戦争の脅威は、その強まりをみせている。帝国主義の攻撃とともに、帝国主義間対立も激化しており、事態は、社会主義の前進面と資本主義の全般的危機の深化、そして帝国主義の巻き返し策動、労働者階級への犠牲転嫁等、危機(資本主義の)の度合いが深まるにつれて情勢を複雑にさせている。資本主義の危機は新たな核戦争の危機に連動している。資本主義の政治的、経済的、社会的危機は、仏、ギリシャに社会党政権を誕生させた。情勢の複雑さは、日本民主勢力にも大きな混乱を与えている。八三年決戦と言われ
ながら日本民主勢力は何ら有効な闘いを組みえていない。
 そうであるが故に、一九八二年の一年間は主体の側においても、支配階級においても重大な岐路としてあり、我が反独占民主勢力にとっては、広汎な闘う統一を創出しなければならない。
 労戦統一は、こうした背景から出されており、今日の階級間の力関係は資本の側に有利になっている。労戦統一を語るためには、日本資本主義のおかれている客観情勢と主体の側の到達段階を抜きに語ることはできない。従って、労働運動として、労組として、最低限欠かすことのできないものは何か、それを実現するためには何から始めるべきかという基本的立場を一致させなければらない。特に、どんなに反動的労組といえどもその中に入って闘うべきであるという立場は、かかる基本的立場抜きには何ら実践的ではない。
 労戦統一の動きは、現状の力関係からして右再編を留めることは早急には困難であり、準備会の中で、スト権の確立と選別排除反対を一致させて、下からと上からの統一を課題の一致に基づく共同行動で勝ち取ることが問われている。
 右再編だからと言って別組織を結成することや、左派総結集を呼びかけても、分裂策動に手をかすだけである。何よりも必要なのは、具体的要求と具体的行動である。このことが解決されるならば、すべての民主・労働運動の分裂と低迷に解決の道を示したことにもなるであろう。
 一九八二年を日本労働運動、民主運動の再生・統一の年とすべく、反独占統一戦線の樹立をめざして、全民主勢力、勤労者はこのために全力で闘かわなければならない。

<2>
 ポーランドの戒厳令は、社会主義ポーランドの防衛のためのものであることをまず確認すへきである。
 社会主義は、資本主義の残存物に対しては徹底的に闘い、根絶することは当り前のことである。
 政策の誤りを社会主義的に正すことと、誤ちを理由にポーランド社会主義を転ぶくさせようとする反革命分子とを明確に区別しなければならない。
 前者を引き上げ、後者を一掃しようとするポーランド統一労働者党と政府・軍隊の行動を、ただ労働者に弾圧をかけていることと見ることは、資本主義のイデオロギー攻勢に屈服していると見なければならない。
 誰が労働者階級の利益を表明しているのか、誰が資本主義の利害を表明しているのか区別は、主体の側の基本的立場を位置づけるイロハである。

<3>
 同様のことは、日本の行政改革の評価にもあてはめられる。
 行革関連法の真の姿が今、はっきりと見えてきたようである。八二予算案は、行革の評価を労働者階級が行なうためのわかりやすい資料となった。
 もはや、「国民のための行革」でもないし、「ニセ行革だ」と言っているだけではなく、何故どの階級のために、何を狙って、行革を行なうのかを評価しなければならない。
 一九八二年の一年間の闘いは、第一に、核戦争の脅威を除去する闘いである。本年六月、第二回SSDが開催されようとしている。第二回SSDの成功は、各国平和運動が自国政府に対する軍縮闘争をいかに闘うかという点が大きく影響するものである。そして、帝国主義の世界戦略、日本帝国主義の政治的・経済的・軍事的戦略と全面的に対決する聞いである。
 第二に、八二春闘と労戦統一に向けての闘いである。八二春闘は、徹底的に低賃金との闘いを展開しなければならない。実質賃金の低下は、闘いの展望さえも見失わせている。この問題は、労戦統一も右再編に向かわせており、スト権をはじめとする労働三権を、その行使を含めて全労働者階級に承認を取り付ける作業と具体的要求を同時に掲げて、右再編の中に参加すべきである。
 第三にかかる闘いを通じて、広汎な反独占統一戦線の樹立をめぎす闘いである。
 八二春闘を前に、具体的な制度・政策要求と、生活水準の向上、軍拡反対を掲げて、広汎な反独占統一戦線の樹立をめざして闘う一九八二年にすること
である。

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