青年の旗 1982年8月1日 第66号

【主張】 82原水禁世界大会の任務

 全世界に拡まった反核・軍縮闘争を背景に第二回国連軍縮特別総会は開催された。しかし、米帝を中心とする帝国主義陣営は、総会を前にNATO首脳会議を開催、総会に敵対する立場を一致させ、一貫して総会に提案された現実的、具体的軍縮措置に反対の立場をとった。とりわけ、彼らは、ソ連邦から提案された核先制不使用宣言、核凍結措置に真向から敵対した。これは、帝国主義者達が強行している眼定核戦争戦略、
先制核使用攻撃を阻止する上で、これらの提案がきわめて有効な措置としてあることを楊語っている。
 総会を通じて平和・軍縮の問題をめぐり、相対立する二つの勢力の存在が明らかになった。しかし、このことに「軍縮総会に幻想をもつべきでないとの、かねてからの指摘通り」などと日共代々木派のごとき評価は、自らの立場を平和の推進者の外におき、平和の敵を曖昧にすることに他ならない。総会は、平和の敵を明らかにしたと同時に、彼らの危険な策動ー眼定核戦略、先制核使用攻撃を阻止する国際的課題として、核先制不使用協定締結、核兵器凍結を提起した。
 開始したソ米戦略核制限交渉STARTも今日の核軍縮の結節点として提起された核兵器凍結提案を前提に、それを迫まる全世界的闘いとの結合が求められているのである。すなわち、全世界におし広がった軍縮闘争を一層の国際的な統一闘争として強化させることであり、核先制不便用協定締結、核兵器凍結に向けて全ゆる闘いを有機的に集中させることである。
 当然、日本の平和・原水禁運動も、この国際的統一闘争の強力な一翼を担わなければならない。

<八二原水禁世界大会に問われるもの>
 八二原水禁世界大会、被爆三七周年原水禁大会は、いつにもまして、重要な意義をもって開催される。すなわち、第二回国連軍縮特別総会直後に開催される最初の国際的かつ、大衆的集会であり、平和運動史上かってない反核運動の広がりを引きついで開催される点である。
 世界大会準備委員会は、この点をふまえ、大会の主要課題を「世界の反核・軍縮運動の交流、連帯、前進のために」とし、三・二一、五・二三集会の形式にならい、様々な広場・企画を準備し、より幅広い人々の参加を求めている。しかし、東京集会をみるならば、その中身において闘うべき課題は、不問にされたままであった。このことは、平和の敵への現実の力の行使にはなりえないばかりか、立ちあがった広範な人々に闘いの展望を与えないものとなっている。問われているのは、世界の平和・原水禁運動の一翼として闘うべき具体的課題、方針について、大衆的な討議をおこない、全国一〇〇〇万人集会が呼びかけられている十月軍縮行動週間への統一闘争の出発点としなければならない。
 日共代々木派は、赤旗の主張で、第二回国連軍縮特別総会以降の方針を、各国の人民運動こそ希望、日本政府に向け運動強化をとし「核兵器全面禁止と清潔な政治を政府に要求する著名」なるものを提起している。これは、平和・原水禁運動の独自性を一切理解せず、議会主義的ながし込み以外の何ものでもない。
 八二原水禁世界大会、被爆三七周年禁大会の任務は第一に、レーガンの眼定核戦争戦略-核先制使用攻撃阻止へ、核先制不使用協定締結、核凍結を克ち取る国際平和運動の闘いの一翼を任うことである。第二に限定核戦略の具体化である八四年極東へのトマホーク配備を阻止し、朝鮮半島・日本の全ゆる核兵器・核基地を徹去させる闘いと、東北アジア非核地帯設置へ前進することである。第三に、国家補償にもとづく被爆者援護法即時制定の闘いを、被爆者援護の国際協定をめざす闘いと結合して闘うことである。
同時に闘いは日本帝国主義の日米安保強化、改憲軍事大国化政策と対決し、原水禁運動の統一へ前進しなければならない。青年労働者の大衆闘争が要求されている。

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