青年の旗 1983年6月1日 第76号

【主張】 参院選勝利にむけて

<平和・生活防衛か行革・軍拡の選択=参院選!>
 ウイリアムズバーグ・サミットを前後して中曾根支持率が増加している。統一地方選・全国都道府県知事選の結果は、はしなくも行革に対するコンセンサスを自民党は「国民から得た」と確信したようである。しかし、この支持は、行革と改憲・軍拡が表裏一体にもかかわらず、そのことに気づいていないための行革支持であることを全民主勢力は忘れてはならない。
 今参院選は、自民党にとって、勤労人民の平和と生活を犠牲にし行革を断行し軍事力拡大を実行するための踏切台である。
 すでに、そのために、反ソ軍国主義をあおろうと、公川防衛庁長官は「北方四島」の海上視察を行ない、すでに決定されているF16三沢基地配備(核兵器搭載機だ!)や、沖縄での敵地上陸を想定した日米合同演習は、軍拡の大義名文=反ソ民族主義・ソ連の脅威を全ての日本人の心に植え付けようとする企だてなのである。
 従って、自民党の勝利を許すのか否かは、単に行革のみならず、軍拡・改憲をも許すか否かの問題である。

<拘束名簿式比例代表制が自民党に与える利点>
 拘束名簿式比例代表制の導入は多く、自民党を利するものがある。
 第一に、全国区だけではあるが得票率に応じた議員配分ということで、総投票数の中での相対的多数獲得政党が有利になること、第二に、平和・生活防衛と軍拡・改憲が選挙の対決環にもかかわらず政策とそれを支える大衆運動が不在なこと、第三に、一と二に気づかぬまま、社共はじめ各野党は、党内派閥間での名簿順位争いに終始していること。第四に、以上が相乗効果となった形で政党不信、組織不信が大衆の中に浸透していることである。

<日米安保のNATO化、核配備をもたらす中曾根自民党内閣打倒を>
 ウイリアムズバーグ・サミットは、中曾根がレーガンの同盟者であることを再度明らかにした。
 中曾根は、「機が熟せば」必要(中曾根にとって)なことは、いくらでも実行することを内外に表明したのである。国内では機は熟してないが、各国首脳間で必要不可欠と判断した結果の声明への参加なのである。そして、F16三沢配備やトマホーク(巡航ミサイル)配備はソ連に向かってミサイルをつきつけたのであり、大衆運動と選挙でこの企図を断乎阻止することが必要である。

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