<<「史上最大の攻撃は出番を待っており、」=核兵器の使用か?>>
9/2 、トランプ米大統領は、またしても大量殺戮を行うという常軌を逸した脅しを行った。自らの Truth Social への投稿で、イランに対し米国への報復を行わないよう警告したのであった。
「もし、失敗国家であるイランがこの極めて正当な攻撃に対して
報復するならば、彼らはさらに激しく、より大規模な攻撃を受けることになるだろう」とトランプ氏は記し、さらに不穏な言葉を付け加えた。「それは『史上最大の攻撃』ではない。それ(史上最大の攻撃)は出番を待っており、それが終わったときには、イラン・イスラム共和国はほとんど何も残っていないだろう!」
トランプ氏は4月にも、イランに対し、同様に常軌を逸した大量殺戮の脅しを行っている。その際、彼はイランが米国に降伏しなければ「今夜、文明全体が滅び、二度と蘇ることはないだろう」と警告したのであった。しかし、トランプ氏はその数時間後にその脅しを撤回し、現在は期限切れになったとはいえ、60日間の停戦合意に同意した経緯がある。
今回、「(史上最大の攻撃)が終わったときには、イラン・イスラム共和国はほとんど何も残っていないだろう!」と、またもや最大限の脅しを行っているのであるが、これは、まさに核兵器の使用を示唆しているものと言えよう。
オブシディアン・リスク・アドバイザーズ(Obsidian Risk Advisors)のブレット・エリクソン氏は、火曜日のソーシャルメディアへの投稿で、過去に実行されなかったからといって大統領の脅しを軽視すべきではないと、「この戦争全体を通じて、私はトランプ大統領が核兵器の使用を『議論している』といった主張に対して、極めて懐疑的であり続けてきた」ことを認めると同時に。「しかし、今回の件については、核兵器の使用が選択肢として検討されていることが明白に読み取れる。」指摘し、「おぞましい、吐き気がする」と警告している。
<<トランプ:イランは「死んだ(終わった)」>>
トランプ氏の大量殺戮報復発言に先立つ、8/30、日曜日、1か月にわたる戦闘休止を経て、米軍は突如、ホルムズ海峡にあるイランのララク島を攻撃し、イランのミサイル発射台を爆撃するとともに、イラン南部の多数の標的を一斉に攻撃し、イラン革命防衛隊員を殺害し、負傷者を出させた、それは米軍なのである。
米軍は民間人を標的にしたことは決してないと述べているにもかかわらず、イランのホルモズガーン州南部シリクで開催された結婚式までが米軍の攻撃を受け、子供を含む4人が死亡している。
イラン側は直ちにこの攻撃に対し、ヨルダンをはじめとする各地の米軍基地を攻撃することで「報復」攻撃を実施。イランによる反撃の第一波ではヨルダン国内の米軍基地が弾道ミサイルの標的となり、現在判明している報復攻撃は
* キャンプ・ティティンおよびプリンス・ハッサン基地(ヨルダン):弾道ミサイルによる攻撃。
* アルビル周辺の基地(イラク):ミサイルとドローンによる複合攻撃。
* アリ・アル・サレム基地(クウェート):司令部およびドローン発射施設が被弾。
* 米海軍基地(バーレーン):死傷者および航空機の破壊
が報告されている。
ところが、である。8/31、トランプ氏は、 Truth Social で、イランについて「死んだ(終わった)」と宣言し、これに反する報道はすべて「とんでもないデタラメ(BULLSH*T)」だと述べている。
イランは公式に「破綻国家」となった。もはや死に体だ!海軍も空軍もなく、通貨も機能しておらず、兵士や警察への給与も支払われていない。インフレ率は300%に達し、指導部は完全に混乱状態で、国を適切に代表する能力すらない。彼らにあるのは、米国に関する「フェイクニュース」、抗議者を殺害する姿勢(死者はすでに10万人を超えている。彼らは人道に対する戦争犯罪で裁かれるべきだ!)、そして「デタラメ(BULLSHIT)」の弁舌だけだ。本件にご注目いただき、感謝する!ドナルド・J・トランプ大統領 Aug 31, 2026, 9:09 PM これこそ、まさにトランプ氏の「デタラメ(BULLSHIT)」弁舌の標本であろう。
その「死んだ(終わった)」はずの「海軍も空軍もない」はずのイランから、直ちに報復・反撃攻撃を強力に加えられ、慌てふためいて、出したのが、9/2の大量殺戮報復宣言であった。
イランの反撃に対して、トランプ氏は「報復する。徹底的に攻撃する」と宣言しているが、一体、何に報復するのか? 先に攻撃したのは米軍側である。対イラン戦争そのものが、「人道に対する戦争犯罪」で裁かれるべき」ものであり、2/28の無法極まりない違法な米・イスラエルの共同先制攻撃から開始されたのである。報復・反撃の権利はイラン側にこそあれ、米側にあるのは即時停戦と、謝罪・賠償の義務こそが優先されなければならないのである。
イラン側は、即時停戦交渉に応じることについては、一貫して明確にしている。
9・2,イランの国会議長ガリバフ氏は、
「米国がその約束を果たさない場合、我々は力の言語を用いてそれを強制するだろう。」と述べて、国民に向けたビデオ演説で:
* 覚書実施の過程で、海上封鎖が解除された。レバノンでも、我々が直面した困難な状況にもかかわらず、停戦が実現した。もちろん、これが小さな事件が一切発生しなかったことを意味するわけではない。
* 同じ時期に、我々は8,000万バレル以上の石油を輸出し、必需品の輸入においても大きな進展を遂げた。
* イスラム共和国イランの政策は、最高指導者の指示に従い、覚書の条件の履行を確保することである。
* 米国が覚書に基づく約束を果たすまで、ホルムズ海峡は再開されない。
* アメリカの三度目の敗北は外交戦線で起こるだろう:約束の履行を強制されることだ。
と、明言しているのである。
アメリカ側には、軍事攻勢はすべて破綻しており、即時停戦・平和外交以外に残された打開の道はないのである。
(生駒 敬)

