【続報】米・イラン女子小爆撃:警告無視・便宜上の判断であった

<<指揮官らが「警告を無視」し、古い標的情報を採用>>
米・イスラエル両軍の違法で無謀な対イラン先制攻撃の初日の2/28、イランの女子小学校への米軍の爆撃は、指揮官らが「警告を無視」し、10年以上も前の古い標的情報を採用していたことが原因であったことが暴露されている。

情報筋がCNNに語ったところによると、警告が無視された理由は「便宜上の判断」だったという。Jul 07, 2026 Common Dreams

7/7のCNNの報道によると、意思決定の経緯を知る3人の情報筋は、米軍の上級指揮官らは、イラン国内の潜在的な標的に関する情報が著しく古くなっていることを示す重要データベース上の警告を無視し、一部の攻撃を承認しました。その中には、学校を直撃し、子供や大人合わせて200人近くが死亡した攻撃も含まれています。

【CNN独自】イランの学校を標的とした攻撃の直前、米軍指揮官らは時代遅れの情報をめぐる警告を無視していたと、複数の関係者が明らかにした。

7/7、CNNが報じたところによると、イランのミナブ市にある小学校への死者を出す攻撃を行う直前、米軍の指揮官らは、イラン国内の攻撃目標に関するデータベースが著しく古くなっていることを示す警告を「無視」していた。

3人の情報筋がCNNに語ったところによれば、軍の上層部は、標的リストの根拠となる情報が数年前に収集されたものであり、「再検証が必要である」との報告を受けていた。

情報筋によれば、標的選定に使用されるシステムには、当該情報が再検証を必要とする数年前のものであることを示すメッセージが組み込まれており、攻撃リストに拠点を追加するには上級将校の承認が必要とされていた。

情報筋のうち2人が語ったところによると、上級指揮官らが警告を無視したのは「便宜上の理由」からであり、開戦時に標的を急いで提示する必要があったためで、それが学校への誤爆に直接つながったとも情報筋は付け加えた。

それにもかかわらず、トランプ氏が米議会の承認なしに2月に違法に開始した戦争の初期段階において、標的リストの提示を大幅に遅らせたくないという「便宜上の判断」から、上級指揮官らは警告を無視し、イランの「シャジャレ・タイイベ(Shajareh Tayyebeh)」小学校を攻撃リストに加えた。この攻撃により、150人以上の児童と十数人の教師が死亡した。

CNNの情報筋2人によると、上級指揮官らが警告を無視したのは、戦争開始時に標的リストの提供を大幅に遅らせることを避けたかったためだという。

ピート・ヘグセス国防長官は数ヶ月にわたり、国防総省による調査が進行中であることを理由にコメントを避け、この学校への攻撃に関する質問をかわし続けてきた。

<<米軍当局は「数日内に、ミスがどのようにして起きたのかを把握していた」>>
しかし、CNNの情報筋の1人は、学校が「明らかに古い情報」に基づいて標的とされたため、米軍当局者は「数日のうちに、そのミスがどのようにして起きたのかを把握していた」と述べている。

イラン国営メディアによると、この攻撃で少なくとも168人の子供と14人の教師が死亡。この死者数は、近年の米軍の歴史において、民間人の犠牲者が出た最悪の事態の一つと言えるものであり、米軍は攻撃から数日以内に調査を開始。米軍当局者は「(学校への攻撃から)数日以内に、そのミスがどのようにして起きたのかを把握していた」と述べ、「明らかに古い情報だった」ことを明らかにしている。

CNNは、古い衛星画像ではその学校がかつてイスラム革命防衛隊の施設と同じ敷地内にあったことが示されていたと指摘。しかし、2016年の時点ですでに、「学校を基地の他の部分から隔てるフェンスが設置され、学校への独立した入り口が建設されていた」ことが画像で確認されていた。

ラトガース大学ロースクールのアーディル・ハック教授は、多くの標的に関する情報が10年以上前のものだったことを指摘し、攻撃を強行した米国の決定を「許しがたい」「弁解の余地がない」と批判している。

米国防総省は、この爆撃に関する調査結果をいまだに公表していない。これに対し、パレスチナ系アメリカ人の政策アナリスト、ユセフ・ムナイヤー氏はCNNの報道を受けて、米軍について「爆撃は早いが、調査は遅い」と批判した。

調査の進展が遅いことに対し、下院軍事委員会の筆頭委員であるアダム・スミス議員(民主党、ワシントン州選出)からも批判の声が上がっている。

5月に開かれた議会公聴会で、スミス議員はブラッド・クーパー海軍大将に対し、米軍の過失を示す明白な証拠があるにもかかわらず、なぜ学校への攻撃について責任を認めていないのかと厳しく追及。

スミス議員は、「過去にこうした過ちが起きた際は、再発防止策を講じるための詳細な調査が必要な場合であっても、迅速に事実が認められてきました」と指摘。また同議員は、ヘグセス氏が国防長官在任中、「交戦規定や民間人の生命の保護といったあらゆるルールを冷酷なまでに軽視していた」とも批判している。

米国とイラン間の停戦協議は、イラン・ハメネイ氏の葬儀を挟んで、表面上は概ね沈静化しているが、トランプ大統領はあいもかわらず、「大規模な爆撃作戦を再開する」と繰り返し威嚇し、相応した米軍やイスラエル軍の危険な動静が報じられている。ますます世界から孤立化を進行させているトランプ政権は、その行き詰りをいかに打開するするか、全世界から問われている。

(生駒 敬)

 

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