【日々雑感②】
新年あけましておめでとうございます。
久々に投稿させていただきます。今年の正月は、例年とはちがって、お宮参りをする人が、めっきり減っているように思います。例年ならば、大晦日から新年にかけて家の横の通りを、何人もの人々が、ぞろぞろと、お宮さんに向かうのですが、今年は、どういうわけか、人っ子一人通らないのです。こんな状態で、元旦の朝を迎え、私も気になるので、地の神社に行ったのです。
やはり、そこはガラーンとしており、新年を祝う旗だけは、何本も立てられておりました。私は、何かの間違いではないかと、呆気にとられておりました。こんな様子が、2日も3日も続くのです。これでは神社も大変だろうなと思い色々と考えてみました。
私が思うには、これだけ格差社会になり、貧富の差が拡大すれば、大多数を占める貧乏人が、「神も仏もあるもんか。」という考えになってしまったのではないかと勘ぐったりもしてしまいます。人々の宗教離れともとれるそんな動きは、良いことか悪いことか計り知れませんが、とにかく、おかしな新年でした。
今年の正月も、亡き妻への配慮から、2日より箱根駅伝をテレビでかけておりました。彼女の好きだった箱根路を、彼女の、お位牌さんを、テレビに向けて見ていただいておりました。あの世で、充分納得していただけたかなあと、唯物論を自称していた自分も、苦笑しております。
そんな亡妻も、生前は「私は、学問も教養もないアホやけど、そんなアホな私でも、今、安倍首相がやっていることが、どんなにデタラメかわかるわ。自分の友達の黒田さんを、日銀の総裁にしといて、必要以上にお金を印刷させる。そうして、政府が発行した国債を、日銀に買わせる。こんなことを続けてたら、いつか破綻するわ。そんなこと分かれへんのかなあ。」と言っておりましたが、全くその通りで、あなたは、アホやバカではなく、貧しい人の視点で物事を見ている、それが正しい物の見方なのだよ、と冗談にしても、亡妻のことを、バカ呼ばわりしたこともある私は、懺悔の意味を込めておわびします。
「あなたは、心根のやさしい、私にはもったいない良き妻であったよ、」と・・・・。
早瀬 達吉(2015-01-12)
PS:早瀬さんから、1月号の原稿として投稿いただいておりましたが、紙面構成から掲載できませんでした。2月号でも同様の経過となりましたので、ネット版での掲載とさせていただきました。早瀬さん、ご容赦ください。(佐野)
【出典】 アサート No.447 2015年2月28日