【紹介】「戦争法案-粉砕」から「安倍政権‐打倒へ」(14)
《「戦争法案-廃案!」と「安陪内閣打倒!」が現実的に!》
昨日(18日)、この間、本「リベラル広場」でも宣伝してきた【戦争法案は廃案に!おおさか1万人大集会】に取材を兼ねて参加した。それこそ長年(中学時代から)社会運動に参加してきた自分が、ひいき目なく客観的に見て「強行採決」後の始めての「一斉行動デー」にしては、本当に元気よく参加人数も、なかなかデモ行進に移れないほど長蛇の列。ほぼ1万人は集まったと見てよいだろう。
挨拶の方々の中に辻元議員(民主)と福島議員(社民)もいたが、辻元議員は安陪総理に「昨日の天気は?」と質問して「一昨日の天気は~。え~と?」と答えているようなもので「審議不十分は否めない」と力説した。また福島議員は「リベラル広場」方針提起と同様に 「戦争法案-廃案!」と「安陪内閣打倒!」とがセットで闘う必要性を力説した。
長年の社会運動経験から見て「安陪内閣-支持率急落」の可能性が相当に高いことと「これやったら(運動の継続的エネルギー等)いけるな!」と思わすものがあった。
ただ痛烈に批判するが、労働組合(特に連合と自治労)の参加が殆ど見られないことだ。
そこで、ちょっと調べてみると連合(中央)は15日に「強行採決に関する(事務局長)談話」を出したくらい。連合大阪に至ってはホームページを見ている限り直接「戦争法案」等に関する行動予定どころかコメントの一行すら掲載されていない。自治労大阪府本部も「強行採決」の前の前6月14日に「えさきたかし参議院議員-派遣法改悪、安全保障関連法案の国会対応」について若干の報告を行ったぐらい。 別に労働組合が参加しなくても、連日の報道のとおり、今回の「戦争法案-反対」「安陪内閣打倒」の闘いはリベラル野党と「若者・女性・市民(団体)・各種団体(弁護士会・学者の会等)等のリベラル勢力」の広範な連携・結束の下に展開されているが、ここに連合等-労働組合が参加すれば、より「国民運動」として盛り上がり締まる。
私の勝手な推測だが連合がまともに取り組まないのは連合傘下の中には「武器製造関連会社(F重工業・M重工業等)」が有り、その企業体の「労使関係」を気兼ねしての事ではないかと推察する。ちょうど「要論文」で当時の会長・事務局長が裁判で「敗北和解」したように♭また自治労大阪が取り組まないのは橋下市長の労組締付けに対する萎縮もあるのではないか。それはそれで理解できない訳ではないが、土・日曜日でも集会・デモは計画的に行われている。少数でもいいから土・日曜日でも「自治労大阪」の旗を持って参加すべきではないか!
なお「安倍政権」が本当に「支持率低落⇒内閣退陣⇒解散総選挙」が現実的になったときに連合・自治労が、今まで「戦争法案-廃案」「安陪内閣打倒」の闘いをサボり逃亡していたくせに総選挙のときだけ「組織内候補の支持・推薦をよろしく」と依頼に来られても「大変、迷惑千万」であることは付言しておく。
《「戦争法制」自民、街頭演説を当面見送り「ヤジ・批判がコワ~イ♭」》
自民党は17日「戦争関連法案」の国民への理解を深めるために立ち上げた「平和安全法制理解促進行動委員会」(委員長=衛藤晟一首相補佐官)の初会合を開いた。今後、党本部から安保に詳しい役員や学者を全国に派遣して勉強会を開く。
ただ反対派からヤジや批判を浴びかねない街頭演説は当面行わず、9月に集中的に実施する。同委は今後、安倍首相の話を編集したビデオを作って全国組織に配布し安保専門の議員や学者を講師にし、講演会やセミナー等を開く。
ただ6月に谷垣幹事長が街頭演説中、聴衆に「戦争反対」「帰れ」等とヤジを飛ばされた事から「批判される姿がメディアで映ると参議院審議に影響が出る」として、街頭演説は当面行わない。
「戦争関連法案」は16日に衆議院通過したが、安倍首相は「国民の理解が進んでいない」と認める。
小泉内閣政務官は16日の衆議院通過後、記者団に「原因の一端は自民にある。自身が呼んだ学者が、党にそぐわない事を言うと『学者は無責任だ』と、その責めを、その学者さんに負わす。昔の自民党の良くない部分が垣間見え、結果として法案の理解も進んでいない」と指摘した。
《「戦争関連法案‐「強行採決抗議!」の声・抗議行動のウネリ!」》
<「今日集まった5万人は、強行採決されても諦めない5万人だ!」IWJ >
「私は声をあげることをやめない!」。「憲法違反の『戦争法制』の衆議院での強行採決」を受け、3日連続で行われた国会前抗議は7月17日に最終日を迎えた。集まった延べ5万人(主催者発表)の国民は「勝手に決めるな!」のコールを響かせた。抗議は学生ら有志の「SEALDs」(自由と民主主義のための学生緊急行動)と「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」が共同で主催。野党議員の他、全国からも多くの若者が集結し、スピーチした。
札幌市で「戦争したくなくてふるえる」デモを立ち上げた19歳のフリーターAさんは緊張した面持ちでマイクを握り「無関心はダメだから声をあげたんです」と語った。「声をあげたら『バカだからしゃべんな』とか、『ギャルだから何も考えてない』とか、いろんな誹謗中傷がきたけど、私はここに立っています。いっぱい傷ついたけど、ここに立って声をあげています!」安倍、聞こえるか!。お前のせいで、うちは一杯傷ついた。だけどここに立って声を上げている。怖いからだよ。怖くてふるえるから。戦争したくなくてふるえるから、ここに立って声をあげています」
(民守 正義 2015-07-18)
追伸:オリジナルは、少々長いので、後半を一部省略しています。また、一部表現を修正しております。全文は、民守さんのブログ「リベラル広場」にアクセスください。(http://blog.zaq.ne.jp/yutan0619/)(佐野)
【出典】 アサート No.452 2015年7月25日