戦後学生運動の歴史(1962年4月-6月)

戦後学生運動の歴史(1962年4月-6月)

出典は、「資料 戦後学生運動 別巻」(1970年11月30日第1版第1刷)です。
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内外情勢  学生運動   自治会の動き
1962年4月    
4月 11 日本宗教者平和会議結成
12 ソ連、核実験停止表明、米英拒否
19 衆院科学技術振興対策特別委、科学技術基本法案を学術会議に提示
23 海員組合、週四十八時間労働要求で停船スト(↓5月3日)
24 高校全入問題全国協議会結成
24 私学紛争調停法成立
25 米、核実験再開
26 自民党憲法調査会、〝憲法改正は当然″と主張
26 防衛庁、愛国心・国防意識高揚強調の学校教育に関する要望書を次官会議に提出
26 全労・総同盟・全官公で同盟会議結成
7 福岡憲法公聴会阻止闘争、九州学連中心に二百名、会場〔福岡ビル〕内坐り込みで警官隊と衝突、十名逮捕
11 三派連合、都自治会代表者会議〔東学館〕、改憲阻止を中心とする闘争方針を決定
13 全学連、原水協主催・米核実験阻止中央集会〔日本消防会館〕に百名参加、米大使館デモを主張するが受け入れられず、単独・無届デモ敢行、機動隊と衝突、二名逮捕
18 三派連合、改憲阻止・日韓会談反対・核実験抗議第一波統一行動、百五十名が氷川公園に結集、新橋までデモ
25 全学連、米核実験再開に緊急抗議行動、二百名が集会〔法政大〕の後、米大使館にデモ・機動隊と衝突、兵庫県学連二百名、米領事館に抗議団派遣
26 三派連合、核実験反対・改憲阻止全都学生統一行動、決起集会〔日比谷野音〕に八百名結集・デモ、全学連五百名は早大で全都集会、のち溜池から米大使館にデモ、全国各地で集会・デモ
26 昭和女子大共闘会議主催・教育の反動化と戦争準備に反対し民主的権利を守る全都学生集会〔麻布公会堂〕、三百名参加
27 全学連、米ソ核実験再開反対・日英米国際学生統一行動、中央集会〔日比谷野音〕 に千五百名参加、のち米大使館にデモ・坐り込み、道学連千二百名、集会〔大通公園〕・デモ、九州学連千五百名、集会〔大濠公園〕・デモなど全国各地で七千名が集会・デモ
28 仙台憲法公聴会阻止闘争、社学同・社青同系五十名、会場〔県議会〕に突入をはかり警官と衝突、十名逮捕
14 ソ連大使フェドレンコの金沢大訪問に自治会執行部(マル学同系)、ソ連核実験に抗議、民青同は歓迎のマイク合戦
17 京大同学会代議員会、全自連解散・教育大等除名処分の解除をもって六・七月全学連大会開催要求を決議
20 京大工業教員養成所学生大会で自治会結成、四年制再編要求を決議
25 慶大日吉理財学会、竹内好講演会に対する当局の中止勧告に学園民主化の一環として抗議闘争展開を決定
27 全学連統一行動、北大教養、北学大札幌・函館・岩見沢、札幌医大スト、早大一文・二文、東工大スト、金沢大千名でライシャワー来校抗議デモ、愛知大名古屋・名大スト、奈良女大授業放棄、九大教義・福岡大・鹿児島大スト・授業放棄
30 法政大でマル学同同盟員、文・経済学部執行委員と松対協、法・社会学部自治会等メーデー実行委と衝突(5月1日再度衝突、八名負傷)
26 早大で早朝、三派系活動家とマル学同系活動家、大隈銅像前広場確保をめぐり衝突
1962年5月    
5月 1 荒木文相、小中学校の道徳教育教科書の制定を言明
2~3 春日庄次郎ら社会主義革新運動準備会から分離、統一社会主義同盟結成(学生組織・社会主義学生戦線1-フロント)
7 国会閉会、政暴法審議未了で廃案
11 学術会議、〝科学技術基本法の制定について″政府に勧告
12 ケネディ、ラオス情勢緊迫化のため第七艦隊に出動命令
16 原水協、全学連除名を傘下組織へ秘密通達
18~25 IUS執行委〔ジャカルタ〕、高木徹全学連副委員長出席
25 池田首相、参院選自民党演説会で〝現行の大学管理制度を再検討したい″と言明
26 議会主義との訣別集会〔豊島公会堂〕、二千名参加
28 日教組大学部、大学の管理運営に関する池田発言に抗議
28 荒木文相、日教組の中央交渉申入れを正式に拒否(31日日教組、抗議声明発表)
29 総評評議員会「新週刊」廃刊を決定
30 高知県窪川町興津中学校長の部落差別問題をきっかけに小中学生百十名同盟休校(7月4日官憲介入、8月27日打切り)
1 第三十三回メーデー、京都では府学連千五百名、統一集会に参加、デモ解散直前機動隊と衝突、一名逮捕・四十名負傷
4 全学連全国自治会代表者会議〔全逓会館〕、五十七校代表三百名参加、反戦闘争の徹底化を討議
5~6 全国八大学工業教員養成所自治会代表者会議〔名工大〕、最低四年制工教をかちとるための段階的な運動方針を決定、全国工教学友会を結成
10 都内二十七大学自治会・サークル代表者会議〔都立大〕、安保反対・平和と民主主義を守る東京都学生共闘会議(東京平民共闘)の発足を決議、準備委を選出
11 三派連合の改憲阻止闘争、五十名が自民党本部に突入、総裁に面会を要求し総裁室占拠、四十六名逮捕さる
12~13 四国自治会代表者会議、日共系(高知大・香川大)と反日共系(愛媛大)の対立で四国学連の再建ならず
14 広島憲法公聴会阻止闘争、東京・京都の学生七十名が会場〔広島農協会館〕へ突入、楼動隊に排除され二名逮捕、のち岡山大・広島大八十名の到着で数度にわたって機動隊と衝突、さらに九名逮捕され二十数名負傷
17 全学連反戦統一行動、中央集会〔日比谷野音〕に五百名参加、米大使館デモを機動隊に阻止され虎の門交差点坐り込み
25 全学連反戦統一行動、中央集会〔清水谷公園〕に千名参加、米大使館デモを機動隊に阻止され特許庁前坐り込み、道学連、米札幌領事館に千二百名の抗議デモ、金沢で四百五十名の市内デモ、三派連合、改憲阻止全都学生統一行動、千名が氷川公園結集・日比谷公園までデモ
30 社学同事務局派二十名、炭労の大正炭鉱支援打切りに抗議して炭労本部にデモ、五名逮捕
30 京都府学連、憲法改悪反対集会〔同志社大〕に府学連傘下四大学のほか竜谷大・大谷大・京都府立大など二千五百名結集、のち円山公園までデモ
2 京大でメーデー・デモ不当弾圧抗議集会、のち逮捕理由説明を要求して地検・府警本部に百名で坐り込み
7 早大当局、四・二七ストで一文自治会三役を処分(8日一文常任委、不当処分撤回を要求して当局と団交)
14 京大を中心に府学連六百名、広島公聴会阻止闘争に連帯して市内デモ、機動隊と衝突して逮捕者一名・負傷者三十名
15 京大生協組織部中心に学生会館設立準備委結成、学館設立運動展開を確認
18 明大二部学苑会、寄付金徴集反対闘争で学生二名の処分に抗議して坐り込み(19日警官隊乱入して実力排除)
25 全学連反戦統一行動に北大教養・北学大札幌ストで米領事館にデモ・坐り込み、金沢大スト、広島大教養スト、琉球大生五百名、集会・デモ
25 京大ガガーリン訪問に民青同系学生歓迎闘争として学生集会開催
28 中大自治会、来年度学費二万円値上げに反対して坐り込み(30日学生五名ハンスト突入)
29 大管法をめぐり全東大研究集会開催
31 明大自治会、二部学宛会委員長らの処分撤回・官憲の学内導入抗議で全学スト
1962年6月    
6月 11 ラオス三派間に連合政府樹立協定調印(23日プーマ連合政府成立)
12 沖縄問題で小坂・ライシャワー会談始まる
19 日教組大学部全国代表者会議、大管法改悪反対を決議
19 大学有志教官ら大学の自治を守る会結成〔学士会館〕
20 中教審特別委、文相の学長拒否権を内容とする〝大学の管理運営について″答申原案発表
22 国大協総会、独自の大学管理運営案を討議、茅会長、早急な決論を下すのは不当と談話発表
22 大正炭鉱退職者同盟結成
24 荒木文相、大管法国会上程を言明
25 日教組、大管法改悪案撤回を文部省に申入れ
30 原水協、八月原水禁大会から全学連締め出しを通達
1 東京平民共闘準備委主催・ラオス干渉反対・軍事基地撤去都学生集会〔清水谷公園〕、四百名参加、のち日比谷までデモ、東京平民共闘正式に発足
9 韓国の反米救国闘争に呼応し在日朝鮮人学生決起大会開催〔豊島公会堂〕、二千名参加
9~10 全学連第三十一回中央委〔西式健康会館・豊島振興会館〕、大会冒頭大管法改悪反対で二百名による緊急文部省抗議デモ、参院選に黒田寛一を推薦、大管法阻止全国学生共闘会議の設置等を決定
9~10 医学連第九回全国大会〔目黒公会堂・東京医歯大〕
13~15 全国工数学友会臨時全国大会〔東京工大〕、四年制化要求で文相との会見が拒否された場合、スト突入を決議
15 三派連合、改憲阻止・大管法改悪反対全都学生統一行動、八百名が日比谷野音に結集・国会デモで三名逮捕、京都府学連集会〔立命館大〕には二千五百名結集、円山公園までデモ・一名逮捕、九州学連八百名は自民党福岡県連に抗議デモ
15 六・一五二周年記念集会〔千代田公会堂〕、学生・労働者・市民千名参加、社学同代表挨拶をマル学同系学生ヤジで妨害、両派壇上で衝突
15~17 全学新第十五回大会「東京-「執行部(構改系)と学生ジャーナリスト会議(マル学同系)が対立、混乱のうちに流会
21 京都府学連、大管法改悪反対・改憲阻止全京都総決起集会〔立命館大〕に千三百名参加、市内デモで機動隊と衝突・十数名負傷、大阪府学連決起集会〔中之島公会堂〕に千二百名結集、市内デモで機動隊と衝突・五名逮捕・五十名負傷
22 三派連合、大管法改悪反対全都総決起集会〔清水谷公園〕に八百五十名結集、文部省前坐り込み
27 大管法改悪反対都学生共闘会議〔早大〕、都内十一大学二十五自治会代表参加、構改系と社青同系が社学同系をボイコットして結成
27 全国工数学友会、北大を除く全国八校で授業放棄(7月2日解除、四年制化実現への具体策得られず)
30 三派連合、大管法政悪阻止全国学生共闘会議第一回準備会開催〔衆院第二議員会館〕(7月2日第二回準備会、全自代開催を決定
3 東大中央委・京大同学会等十三校二十六自治会十一闘争委、大管法改悪阻止・全国学生闘争委設置をアピール
8 教育大、大管法改悪反対で学内集会、七百名参加
11 東大中央委、大管法反対抗議声明発表
11 京大同学会代表、国大協常置委員長である平沢総長と会見、〝大学管理運営に関する中間報告〃の問題点について見解を質す
13 京大全学教官集会、約百二十名参加、大管法改悪反対運動展開を討議
14 京大教養正副委員長選挙で社学同系が民青同系を破って当選(25日同学会代議員会、新執行部選出で社学同系が主導権掌握)
19 お茶大、学館規定学生案を全学投票で承認
21~23 中大自治会、学費値上げ反対で全学スト(30日当局、学生四名を退学処分)
25 慶大日吉自治委総会、大管法改悪反対声明を発表(日吉文学会・工学会・医学会・理財学会も反対声明発表)
26 東北大川内分校自治会委員長選挙で民青同系が社青同系を破って当選(30日東分校執行部選挙でほ社青同系が民青同系を破り執行部掌握)
28 早大一文自治委総会、二重執行部を解消して執行部をマル学同系が掌握
29 東大十学部自治会共催・全東大集会開催、大管法改悪反対を決議、学生・教職員二百五十名参加
29 東京平民共闘、都内主要駅頭で大管法改悪反対の国会請願署名運動を展開
29 琉球大緊急学生総会、学生会長ら執行部の汚職を追及、会長不信任を決議、臨時指導部を選出
29 大阪大中心に府学連傘下自治会千六百名、国民文化会議・大教組とともに大管法改悪反対・大学の自治と使命を守る大阪集会開催、のち市内デモ
—-大阪市大全学自治会結成 

 

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