【日々雑感】 Dデイと言うけれど! 

【日々雑感】 Dデイと言うけれど! 

 長々と投稿を休ませていただきましたが、久々に記事を書かせていただきます。
 今月は6月なので、6月に関連した記事です。1954年6月6日はDデイ、ノルマンディー上陸作戦の日、この日から毎年、新聞、ラジオ等各メディアは6月6日をDデイを記念する日として取り上げてきましたが、私は何か違和感を、ずーと持ち続けてきました。確かにDデイは、ファシズムを終結させた重要な出来事ではありますが、それだけではないと思います。
 ヨーロッパの解放で重要な役割を果たしたのは、レニングラードの大攻防戦だったと私は思います。2500万人以上の(一説には2700万人とも言われる)犠牲者を出し、ソヴィエトという国を守り抜き、ファシズムからヨーロッパを解放した戦いであったと思います。こんな国は外にはありません。
 先日もテレビでDデイを取り上げておりました。1500余の墓標を映し出して連合軍を讃えておりましたが、やはり私は、それだけではなかったんだよという思いをぬぐいきれません。
 一旦、ファシズム体制になれば、これ程までに犠牲者を出すのだという教訓を、国民一人ひとりが持たなければならないと思いますが、最近の日本国内の動きは逆行しているようです。報復主義的な昔返りの考え方が横行し、平和憲法どこ吹く風という状況が生み出されようとしています。
 安倍、橋下、石原といった、与党や癒党の人間に対し、まだまだ立派な政治家は数多くおられるので、そんな人々と共に歩んでゆきたいと思っております。(2014年6月18日 早瀬達吉)

 【出典】 アサート No.439 2014年6月28日

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