【投稿】早くも公約修正!公明党
先の総選挙は久しぶりに面白い選挙でした。達成時期や財源を明記するマニフェストによって従来の選挙戦のイメージが大幅に変わり、有権者が各党の公約をチェックする政治風土ができるきっかけになったと思います。と思っていたらなんでしょうか公明党は。「基礎年金国庫負担引上げ財源を所得税の定率減税の廃止で確保する」という公約を早くも降ろそうとしています。定率減税廃止の是非は議論のあるところですが、せっかく有権者が注目したマニフェストの公約を選挙後ひと月もたたないうちに撤回してしまうとは。これじゃせっかく有権者の関心を集めたマニフェストもやっぱり今までの無責任な公約(ウイッシュリスト)と同じじゃないかと思われてしまいます。だいたい公明党なんて選挙前から絶対少数政党であることが確定してるんだから、マニフェストを出すこと自体おこがましい気がするなあ。もし出すとしたら「何々をいつまでに実現することを約束します」と書かずに「何々をいつまでに実現するために自民党と協議することを約束します」と言うべきだ!これじゃなんだかわからないけど。(近森麻人)
【出典】 アサート No.313 2003年12月20日