戦後学生運動の歴史(1968年7月-9月)
出典は、「資料 戦後学生運動 別巻」(1970年11月30日第1版第1刷)です。
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内外情勢 | 学生運動 | 自治会の動き |
1968年7月 | ||
1 沖繩に関する日米協議委、沖繩の国政参加に米側難色を示す 3 警察庁、全国大学五十四校紛争中と実態報告 6 国連事務総長ウ・タント、パリで米・北ベトナム両国主席代表と会談 7 参院選挙、社会党敗北、自民党現状維持 10 東京国税局、日大のヤミ給与は三年間で十九億円と発表 11 文部省、小学校学習指導要領を告示 11 「プラウダ」、チェコの二千語宣言を非難 12 佐藤首相、閣議で大学紛争と真剣に取組むよう指示、灘尾文相、記者会見で大学当局の確固たる態度を要望 13 福岡県教委、校長着任反対開争で五十名を処分 14 ソ連・東欧首脳会議〔ワルシャワ〕<15日チェコに共同書簡で警告、18日チェコ共産党、五ヵ国書簡に拒否を回答> 16 沖繩全軍労、二日間の一斉年休闘争<18日米軍当局、三百五十名を停職処分> 18 米軍東富士演習場の自衛隊への使用転換協定調印 22 文部省、大学対策として”大学の教育機能停止措置法. を検討中と発表 23 社会党中執委、学生対策で〃反日共系全学連との絶縁“を決定 23 ソ連軍、チェコ隣接領内で演習開始 25 大阪高裁、吹田事件に騒乱罪該当せずと判決 28 北富士全面返還要求関東集会〔山梨〕に忍草入会組合・労働者・学生など千五百名参加・ デモ 30 アジア太平洋閣僚会議開催〔キャンベラ〕、三木外相演説 |
11~14 全学連(革マル系)第二十五回全国大会(委員長・成岡庸治)、都学連等地方学連の再建、八月国際反戦集会、 一〇・二一国際反戦デーに全国九大学で拠点スト等の運動方針を決定 13 大阪府学連再建大会〔桃山大・大阪経大〕、五大学十自治会代表百五十名参加、社学同により府学連再建さる(委員長・西浦隆男) 14~16 全学連(中核系)全国大会(委員長・ 秋山勝行)、中核単独大会開催で三派全学連分裂、 1〇・二一武装闘争、社学同・反帝学評とは個別闘争で共闘等の方針を決定 15~16 全国自治会代表者会議〔神戸大〕、構改系中心に二十一大学三十九自治会代表二百五十名参加、自治会共闘運動の推進を確認 15~17 全国反帝学評連合第二回大会〔早大〕、六十四の単位評議会から五百五十名参加 17 社学同第八回全国大会〔中央大〕、二百名参加、”組織された暴力“路線を確認(委員長・久保井拓三) 18 都学連第十七回大会〔早大〕、社学同・反帝学評・ML・第四インターの各派八百名参加、社学同と反帝学評・ MLの間で乱闘(委員長・ 森田英雄) 19 三派全学連内反中核派連合による反帝全学連結成大会〔中大〕、冒頭から社学同と反帝学評・MLが対立・流会、社学同は中大学館に、反帝学評・MLは明大学館に立てこもる<20日両派それぞれ相手を襲撃、機動隊出動し十名逮捕> 21~22 全学連(反帝)第十九回全国大会(委員長・藤本敏夫)、一日目、社学同系三百名で委員長・副委員長・書記次長など中執十六名選出、二日目、反帝学評・ML系三一自一五十名で副委員長・書記長など中執十名を選出、両派分裂大会のまま発足 21 山田弾薬庫・板付基地撤去・築城移転反対福岡県大会〔北九州市南小倉中央公園〕北九州・福岡地区反戦、労組員、べ平連、全学連(中核系・革マル系) など千五百名参加、中核派三十名が弾薬庫内に突入、十一名逮捕 24 在本土沖繩闘争学生委員会(準)ら三十名、沖繩で渡航制限拒否闘争展開 25~28 全学連(民青同系)第十九回全国大会(委員長・田熊和貴)、参院選・東大・京大教養自治会選挙の敗北等で一週間延期して開催、”闘う”姿勢の回復等を決議 26 八月反戦国際会議日本実行委主催・キューバ革命十周年記念集会〔日比谷公会堂〕に反帝四派(社学同・反帝学評・ML・第四インター)八百名が参加、のちデモで七名逮捕 27 アスパック粉砕・三木渡濛実力阻止闘争、東京地区反戦・全学連(反帝)共催の集会・デモは不許可、反戦百五十名、清水谷集会・新橋までデモ、のち蒲田駅東口広場へ、反帝学評・四トロ系百名、日比谷公園から外務省へ向かおうとして機動隊と衝突・六名逮捕、社学同系二百五十名、新宿駅へ結集、うち百五十名が蒲田駅から空港へ、穴守橋で機動隊と衝突・ 六十五名逮捕 |
1 関東学院大、学寮焼失にともなう新寮建設要求で本部封鎖 1 広島大医学部スト突入<12日医学部当局と仮研修協約締結、スト解除> 2 東大安田講堂を二百五十名で再占拠<4日新聞研無期限スト突入> 2 教育大文学部、無期限スト突入<4日農スト突入、 5日理突入、教育一部授業放棄> 2 上智大全共闘、盗難事件を口実に大学当局が警官の学内立入りを許したことに抗議、早朝一号館をバリ封鎖<3日解除> 3 明大二部学苑会、中執(反日共系)と民青同系が主導権をめぐり深夜乱闘、大学職員を含む四十六名負傷 3 長崎大学生会館開館、学生、一方的開館と館規押しつけに反対運動展開 <6日団交に千五百名参加> 4 慶大日吉自治会学生大会、五千名参加、米軍資金導入反対で一日スト決議・ 突入<5日当局の単なる″辞退“声明ではなく″全学的拒否”声明を要求してスト継続確認> 4 沖繩大全学総決起大会、教学維持費差押え反対で全理事総退陣を要求、自主管理態勢強化・ 署名運動展開等を決議 5 東大教養、無期限スト突入、安田講堂内集会で全共闘結成、医学連委員長逮捕さる 5 新潟大、大学統合・移転問題で団交を要求して二百名で本部坐り込み・占拠<7日三十五時間ぶりに教職員二十一名解放、学生本部バリ封鎖> 5 琉球大反戦学生会議三十名、冲繩大学生二十名、那覇商港で自衛隊員上陸阻止闘争でタラップおよび商港ゲートに坐り込み 8 日大全共闘百名、理工学部で古田を追及、大衆団交を前提とする予備折衝を確約させる<18日予備折衝に古田不参加で流会> 8 佐資大教育学部、処分撤回を要求して学長との代表会見、物別れ<12日団交を要求して百名で学部長室前に坐り込み> 9 九大評議会、機体の自主引降しを決定、教養部学生百名、引降し決定に抗議<11日教養部執行委、引降し阻止・監視態勢強化を決定> 15 東大全共闘、六・ 二六の三項目に加えて①官憲捜査協力拒否②文学部処分白紙撤回③青医連公認④追加処分拒否の七項目要求を提出 20 日大全共闘、本部で再度予備折衝、八・ 四団交開催・全共闘を唯一の代表であること等を確認、のちデモで二十一名逮捕、深夜三百名で神田署に抗議デモ、六十五名逮捕<24日当局、団交無期延期を申入れ> 22 慶大塾評議会に学生百名、団交を要求して坐り込み 31 九大当局、機体引降し作業を抜きうち的に開始、文学部自治会、阻止闘争展開 |
1968年8月 | ||
6 文部省、私大教育研究費補助金を粉争校には不交付と発表 8 灘尾文相、参院文教委で大学管理への学生参加は否認と表明 10 東大大河内総長、収拾案として八・ 一 〇告示発表、①医学部処分再審査②特別委員会設置③機動隊導入は今後せず④暴力行為を抑止せよ 14~15 沖繩那霸で初の原水禁国際会議開催 20 ソ連・東欧軍、チェコ侵入<21日ドプチェク党第一書記・チェルニーク首相ら連行> 21 社会・公明・民社の各党、ソ連に抗議の声明・談話発表<24日共産党もソ連非難声明を発表> 23 産業構造審議会、大型合併賛成で合意 23 「人民日報」、ソ連を非難<24日カストロ、ソ連を非難> 24 スボポダ、モスクワでソ連首脳と会談 24 成田空港阻止地元反対同盟千名、ポーリング阻止で竹槍デモ 24 仏、南太平洋で初の水爆実験 26 米民主党大会〔シカゴ〕にベトナム反戦デモ、学生と警官衝突 27 ドプチェク、自由化は一時的に制限と発表 31 教育大三輪学長、事態収拾の意向発表、文学部教授会、封鎖対策本部設置に反対 |
1 国鉄米軍タンク車輸送反対集会〔鶴見線安善駅構内〕に革マル系二百三十名参加、タンク車前坐り込み集会で六十九名逮捕 1~3 八月国際反戦会議〔中大・明大〕に反帝全学連各派千名参加、米SDS・SWP、仏JCR等海外十団体代表参加、三日目、NATO・安保粉砕を訴える″東京アピール”採択 5 新宿駅西口広場でカンパ活動中の中核派学生三十名のうち一名が指名手配中で公安一課員に逮捕され、学生・フーテン・通行人など千名が西口交番に押しかけ機動隊が出動・ 規制、 八名逮捕 5 八・五青年学生政治集会〔日比谷野音〕に中核系労学三千名参加、広島でも政治集会、三百名参加 6 中国学連再建準備会結成大会〔広島大〕、中核系の三大学三自治会代表参加(委員長・ 滝川満夫) 11~13 べ平連主催・反戦と変革に関する国際会議〔京都国際会館〕、三百名参加、のち市内デモ 17 大阪空港軍事使用反対・軍事施設実力撤去闘争、中核派四十名、新明和工業に突入・ 全員逮捕、反戦・べ平連も昼夜二千名で集会・ デモ 21 総評主催の大阪空港軍事使用反対決起集会〔轟公園〕に労学二千名参加、新明和工業前坐り込み 21 ソ連軍のチェコ武力介入に抗議して中核系百五十名がソ連大使館に緊急デモ、連日抗議行動展開 22 三多摩反戦主催・米軍ガソリンタンク輸送拒否・国鉄五万人合理化粉砕総決起集会〔高砂公園〕に反戦・国労・べ平連・全学連(革マル系)・反帝学評・自治会共闘など千五百名参加 23 沖繩から帰京の沖繩闘争学生委(準)ら十七名、晴海埠頭で身分証明書を焼き上陸強行、岸壁で中核派学生・べ平連など五百名が支援 31~9・1 都学連(民青同系)第七回大会〔法政大〕、一〇・二一を中心とする秋期闘争方針を決定 |
2 日大全共闘、大衆団交要求全学集会〔経済大講堂〕に千五百名参加、のちデモに機動隊介入<4日古国以下全理事姿見せず> 2 九大反戦会議・ 医・教養・教育・文学部自治会、機体引降し作業強行に抗議してバリケード構築 6 東大全共闘、学生部移転先の山上会議所を封鎖 13 東大全共闘、八・一〇告示粉砕全学総決起集会に三百名参加 16 沖繩嘉手納基地B52駐留抗議集会でべ平連二十七名が米軍警察に逮捕さる、三百名の抗議集会に機動隊介入、同夜釈放 20 東京学大生ら反帝学評・第四インター系四十五名、文部省伝達講習会阻止で会場〔東京学大付属世田谷小〕に突入、四十一名逮捕 23 日大当局、事態収拾の文書を父兄に送付、校友会・ 後援会の家庭訪間も活発化 23 九大当局、四者協(学友会・教職組・九院協・生協)の支援で資材置場の建設を強行、革マル系学生介入し作業中止 24 上智大当局、全共闘議長ら十三名を退停学処分<31日議長・副議長二名逮捕さる> 25 日大全共闘、全学総決起集会〔法一号館〕に千名参加、のち神田周辺デモで八名逮捕 28 東大全共闘、三百名で医学部本館を封鎖 29 東大全共闘、医学部図書館で読売新聞谷川記者に歪曲記事を追及、谷川記者、暴行をうげたと本富士署にころがり込む^9月1日医学部三吉君に逮捕状> |
1968年9月 | ||
2 周恩来、ソ連・チェコ会談を銃剣のもとでの取引きと非難 6 原潜寄港汚染問題調査委、那霸軍港の海底土にコバルト60多量に含むと確認 6 九大滝川克己教授ら教官・院生有志百三十八名、全学集会をアピール 7 京都府教委、小学校新学習指導要項の伝達講習会で君が代・日の丸を学校行事に取入れる必要なしと見解発表 11~12 日米安保小委員会、安保間題で協識、基地問題を検討 11 ソ連軍、チェコ主要都市から撤退開始 11~14 社会党大会、執行部人事調整つかず休会 12 プエブロ号乗員、内外記者団と初会見、米、プエプロ侵犯せすと指令内容を公表 13 岐阜市で”一日内閣“開催、佐滕首相、自主防衛を強調 13 アルバニア、ワルシャワ条約機構を脱退 14 東京地裁、教科書裁判で調査意見書と評定書の提出を文部省に命令 15 北海道長沼町でミサイル基地建設阻止全道集会 16 べ平連、米で徴兵の日本青年がベトナムから帰休中に脱走と発表 17 自民党総務会、大学制度の根本的改革を文部省に申入れ 18 自民党文教制度調査会、大学制度の検討に着手 18 「人民日報」”革命的人民の勝利への針路”発表、日本に革命党誕生を確信と論評 19 日共、「人民日報」社説は許せぬ大国主義的干渉と反論 19 国労・動労、京浜地区でATS闘争 21 増田防衛庁長官、美濃部都知事に水戸射爆場の新島移転に協力要請、知事拒否 24 灘尾文相、閣議で東大紛争で大量留年のおそれがあると報告、早期解決の努力を要請26 日米安保小委員会、基地返還につき特別委で検討に合意 26 厚生省、水俣病は新日本窒素の工場廃液が原因と断定 26 通産省、水銀使用四十九工場に汚染防止の措置を警告 28 旧マル戦多数派、労働者共産主義同盟(怒濤派)結成大会<10月20日機関紙「怒濤」創刊> 29 日大闘争九・四攻防戦で負傷した西条第五機分隊長死亡 |
2 ソ連軍チェコ侵入・ 仏核実験弾動全都学生統一行動、早大・芝公園で集会、ソ連・仏,チェコの各大使館に抗議行動、五十七名逮捕 3 ソ連軍撤退・ チェコゼネスト支持全学連(中核系)統一行動、芝公園に三百名結集、三河台公園までデモ、途中ソ連大使館前坐り込み、二名逮捕 7~8 医学連第十五回全国大会〔東大安田講堂〕、三十大学代表二百二十名参加、臨床研修制粉砕・健保改悪阻止等を決定、入場を阻止された民青同系二十六大学二百名は八日”医学連の正常な機能回復をめざす全国医学生集会“開催、全国医学系自治会連絡会議発足 7~8 大阪府学連(民青同系)第三十二回大会〔大阪府立大〕、安保破業の闘いの一環としてあらゆる闘いを進展させる等を決議 7 関西反帝学評第一回大会〔中之島公会堂〕に百名参加、 一〇・二一を七〇年安保闘争の第一波とすること等を決議 10 東京地評主催・国鉄合理化粉砕・米軍事物資輪送拒否・一〇・ニ一ストをめざす全都青年労働者総決起集会〔日比谷野音〕に反戦・全学連(反帝・革マル) など四千名参加、デモで学生五名逮捕 11 日米安保小委員会抗議集会〔芝公園〕に社学同系二百五十名参加、のち外務省デモ、大阪では社学同系二百名、集会〔扇町公園〕・大阪中郵までデモ、構改系六十名、集会〔中之島公園〕・中郵までデモ、民青同系代表五名、米領事館に抗議文手交 11 名古屋反帝学評の集会場〔日本福祉大〕に愛知県学連(民青同系)百名、ヘルメット・ 角材でピケ、集会参加の反帝学評系学生に投石し二名を同大自治会室に軟禁、集会は流会 12 日米安保小委員会反対愛知県学生集会〔市内矢場町西広場〕に社学同・中核派・反帝学評系七十五名参加、市内デモで二名逮捕 12 日大全共闘文理学部闘争委機関紙「文理戦線」創刊 14 関西反帝学評・安保粉砕全関西集会〔扇町公園〕に六十名参加、大阪中郵前までデモ 14~15 京都府学連(民青同系)第二十四回大会〔立命館大〕、七大学二十二自治会代表等四百名参加 15 米軍広弾薬庫撤去・弾薬輸送阻止闘争、広島大自治会連合百名・日中友好(正統)十五名、 広駅前から弾薬庫ゲート前までデモ、ゲート前坐り込み 15 板付基地撤去・安保粉砕全九州反戦統一集会〔九大電算機センター前〕に九州各県反戦・べ平連・学生など五百名参加、のち博多駅までデモ、板付基地ゲート前デモで機動隊と衝突 17 大阪空港軍事使用反対・軍事基地撤去大集会〔池田市公会堂〕に中核系学生七百名・反戦三百名参加 20 アスパック粉砕・ベトナム反戦集会〔同志社大〕に京都府学連(社学同系)二百名参加、 のちデモ 21 総評関西ブロック共闘主催・大阪空港軍事使用反対全関西集会〔轟公園〕に全学連(反帝・中核)千名を含む三千名参加、解散後高校生百五十名、新明和工業に突入、四十五名逮捕 21~23 社青同第八回大会〔全専売会館〕、三十六地本百六十二代議員参加、反戦の評価をめぐり激論 22 東京地区反戰・三多摩実行委共催・米タン輸送拒否・国鉄合理化粉砕集会〔立川高砂公園〕に反日共系各派学生千名をふくむ千五百名結集、基地ゲート前デモで百十一名逮捕、中核派三百五十名、立川駅から基地南端へデモ、十一名が基地内に突入し機動隊と乱闘、八十三名逮捕 25 京都府学連の反日共系各派学生五十名、市議会の交通事業再建案審議に抗議して庁舎内突入・ 坐り込み、機動隊導入され排除 |
2 北教大札幌、 サークル室の新館移転をめぐり民青同系と革マル系学生衝突、以降、民青の”反トロ行動隊”、武装し衝突くりかえす 2 秋田大全学闘、六・ニ一スト突入以来二ヵ月ぶりでスト解除 2 東大全共闘、全学総決起集会〔駒場〕に千名参加、読売デッチ上げ事件で読売新聞に抗議 2 大阪府立市岡高校、校務分掌任命反対で社高同・反帝高評四十名が校長室占拠、始業式中止<11日大衆団交、校長は撤回を言明> 3 日大全共闘、日大病院前で古田をとらえ団交を要求して二時間糾弾、三名逮捕 4 日大本部・経・法のバリケードを機動隊が撤去、全共闘抗議集会に二千名結集、法・ 経再占拠、百三十二名逮捕<5日早朝、機動隊再撤去、全共闘、集会デモの後、法・経を奪還、生産工学部スト突入> 6 日大全共闘、経前坐り込み抗議集会、五千名が白山通りデモ、三十五名逮捕<7日全学総決起集会に三千名結集、反日共系各派含め神田一帯でゲリラ戦展開、百二十九名逮捕>7 東大七者協、病院封鎖反対で病院前集会、民青同系七百名、突撃訓練<9日医学部卒業試験〔学外数ヵ所〕、七割以上がポイコツト> 7 東洋大、図書館建設・学則改悪白紙撤回を要求して反帝学評系学生百数十名が一・二号館をバリ封鎖<10日右翼学生二百名によりバリケード撤去さる> 9 法政大、一文自治委総会をめぐり中核派系二百名と民青同系三百名が乱闘、両派対峙・投石戦く10~12日両派連続的に衝突> 10 慶大全学闘、塾監局をバリ封鎖<12日文学部闘争委、同学部教務室をバリ封鎖> 10 立正大自治会、学費未納者大量処分・自治会役員処分撤回を要求して学生部長と団交、物別れ<14日校舎一部をバリ封鎖・占拠> 12 日大全共關全学総決起集会〔理工九号館建設予定地〕に一万二千名参加、①全理事総退陣②経理全面公開③不当処分白紙撤回④検閲制度撤廃⑤集会の自由の五項目を要求、のち白山通りデモ、機動隊と衝突し百五十四名逮捕 14 関東学院大全共蘭、学生の学長選拒否権確立を要求して百二十名で本部封鎖、体育会系学生千名が撤去決議、全共闘封鎖を解除 16 東大医学部の小林新学部長ら学生と”対話(青空)集会“、卒業試験延期に努力する旨表明、駒場共闘、教養学部事務室を封鎖<17日民青同系学生解除、全共闘再封鎖> 16 相模女子大、理事・植村庚子郎の学長選任に反対して授業放棄 17 岡山大の中核系三十名、三軒屋弾薬庫前で弾薬輸送の反対のデモ・坐り込み、のち学内侵入のパトカーを包囲、二名逮捕 18 福島大経・ 教育学部、海後学長退陣を要求して無期限スト突入 18 東大駒場全共闘百名、大河内総長自宅前坐り込み、団交要求決議文を手交 18 佐賀大全学学生大会、処分撤回スト続行・学長会見要求を決定<19日大学当局、学長会見拒否・学生大会無効を主張> 19 慶大の中核派学生八名、医学部中央事務局をバリ封鎖、十二時間後に自主解除、医学部自治会の占拠学生八名との討論集会に教授・助手をふくむ三百名参加 20 東大工学部無期スト突入、全共闘団交要求全学総決起集会〔安田講堂前〕に千五百名参加 20 教育大生六十名、保証人会主催の父兄・卒業生むけ説明会阻止で会場〔私学会館〕前をデモ・一名逮捕、理学部学生大会で五日間のスト決定、夜、校舎をバリ封鎖<21日スト突入> 22 東大全共闘、医学部外科研究棟を封鎖<25日文学部事務封鎖> 24 日大全共闘全学総決起集会〔法一号館〕に三千名参加、九・三〇団交要求を決議、本部を再封鎖<29緊急理事学部長会議、三十日に大学主催の全学集会開催・全理事出席を決定> 25 教育大農学部スト再突入<28日教育学部スト突入、全学バリケード構築> 27 東大医学部、基礎病院連合実行委百五十名、臨床研究棟(赤レンガ館)を封鎖 29 慶大通信教育生十数名、自治会公認を要求して、通信部教育事務局を占拠 30 日大九・三〇団交〔両国講堂〕、全共闘先発隊百五十名、右翼学生を粉砕、二万数千名結集し深夜におよぶ大衆団交で、全理事退陣を含む十二項日要求を確認させる、一〇・三再度団交を確約 |