【コラム】ひとりごと–自治労大会に参加して–
◆自治労大会にいってきた。3回目の大会参加であった。◆会場は博多。辛子めいたいとラーメンの町である。◆参議院選挙敗北が直前にあったが、自治労中央は、連合政権をめざす「自治労の政治方針」を提起し、議論になった。◆「左派」と自分では思っている、協会系と思われる発言だけが気を吐いている◆連合型でも社会党中心を明確にしろ、とか自衛隊違憲、安保は廃棄を曖昧にするな、とか、大阪的には考えられない主張の嵐であった。◆彼らの主張は、PKOを明確にしなかったから社会党は負けたということらしい◆社会党を強烈に支持する彼らの発想がそこに有る限り、社会党に明日はあるのかと逆に思ってしまう。参議院選挙の敗北は連合の敗北ではない。社会党の敗北であったはずだ◆政党支持の議論だけが行われた自治労大会。組合員の気持ちとずいぶんかけ離れた組合役員◆自治労の組合をつくって3年。産別強化の中身を真剣に考えたい気持ちになる。◆少なくとも連合結成のなかで、自治労 の果たす役割は制度政策要求のなかで、政策マンとして現実の改革を主導していくことであろう。選挙に明け暮れる労働運動ではやる気も魅力もなくなると思う。(H)
【出典】 青年の旗 No.179 1992年9月15日