戦後学生運動の歴史(1956年11月-12月)
出典は、「資料 戦後学生運動 別巻」(1970年11月30日第1版第1刷)です。
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内外情勢 | 学生運動 | 自治会の動き |
1956年11月 | ||
1 愛媛県教委、勤務評定実施決定、反対闘争激化 1 中国政府、ハンガリー事件に関してソ連支持の声明発表 4 ハンガリーにカダル政権樹立、ソ連軍、本格的に介入 9 日経連、〝新時代の要請に対応する技術教育に関する意見〟発表 14 IUS、スエズ問題でエジプト学生支持を声明 24 「アカハタ」、ソ連のハンガリー介入を正当化 |
1 国鉄運賃値上げ都学生対策委発足、全学連未加盟校を含む四十二自治会参加、闘争宣言発表 4 道学連中執会議、国鉄運賃値上げ反対闘争の行動方針決定、八地区十七自治会で共闘会議組織 5 国鉄運賃値上げ反対全関西学生総決起大会〔天王寺公園〕、四十八大学千五百名参加、反対決議文採択の後、市内デモ 6 全学連、スエズ問題に関して英仏の軍事行動停止を要求、エジプト政府とカイロ大学生を激励す る声明発表 11 愛知県国鉄運賃値上げ反対学生共闘会議、反対声明等を発表(17日決起集会〔名古屋駅前〕) 14 国鉄運賃値上げ反対全都学生総決起大会〔清水谷公園〕、三十数校三千三百名参加、各方面への抗議文採択の後、国労会館までデモ 14 京都府学連主催・国鉄運賃値上げ反対全京都学生決起大会〔同志社大〕、五首名参加 16 国鉄運賃値上げ反対兵庫県学生決起大会、約千名参加して県下主要駅駅長に決議文手交 17 大阪府学連主催・国鉄運賃値上げ反対全大阪学生決起大会〔中之島公園〕、千二百名参加 22~23 日共全国学校細胞代表者会議、党中央作成の運動方針を”学生に対する無方針と偏見”と批判・否決 23~25 反戦学同第一回全国大会[衆院会館]、国鉄運賃値上げ反対・サンフランシスコ体制打破等を闘争目標に設定 23~25 民青団第五回全国大会、日本民主青年同盟(民青同)と改称、六回大会で再検討との条件付きで綱領・規約を改正 24~25 全国自治会代表者会議〔浅草公会堂〕、ハンガリー問題を討議、国鉄理事会案撤回等を決議、一二・五全国総決起を呼びかける |
3 中大自治会、大学会館の学生使用不許可問題で会議室の使用と料金の低減で当局と合意 4 群馬大、学園祭弁論大会終了後、国鉄運賃値上げ問題で討論 10 日共東大細胞機関誌「マルクス・レーニソ主義」創刊 13 広島県学連・県労協等各団体で国鉄運賃値上げ反対のデモ、千五百名参加(13日山口、14日岡山でも) 18 群馬県学連傘下各自治会、国鉄運賃値上げ反対で対策委開催 19 東北大、国鉄仙台管理局に集団抗議 20 神奈川県学連傘下各自治会、国鉄運賃値上げ反対で共闘会議結成 |
1956年12月 | ||
8 参院、スト規制法存続決議案可決(時限立法を恒久法とする) 18 国連総会、日本加盟を可決 23 石橋湛山内閣成立(文相・灘尾弘吉) 25 沖縄那覇市長選、人民党書記長瀬長亀次郎当選 29 「人民日報」〝ふたたびプロレタリア独裁の歴史的経験について″発表 |
3 国鉄運賃値上げ反対国会請願デモ 5 国鉄運賃値上げ反対全国学生総決起大会、中央集会〔日比谷野音〕に都内学生二千名参加、八重洲口までデモ 5 京都府学連主催・総決起大会〔同志社大〕、八百名 参加、市内デモ 5 大阪府学連主催・総決起大会〔中之島公園〕、千名参加、市内デモ 5 反戦学同・わだつみ会・民青同共催・青年学生不戦の集い〔専修大〕 16~17 私学連拡大常任委〔大阪商大〕、ハンガリー 問題で全学連と対立 19~27 第三回全国教育系学生ゼミ〔愛知学大」 22~23 全学連第八回中執委総会 |
5 国鉄運賃値上げ反対全国総決起、旭川二百五十、札幌六百五十、釧路二百、函館・室蘭では一斉街頭進出による署名、福島四百、金沢五百、富山三百、横浜三百、山梨百五十、宇都宮三百、前橋千八百、浦和三百五十、名古屋千五百、東京二千、京都八百、大阪千、神戸四百、姫路二百、広島五百、松江八百、山口三百、福岡五百、佐賀三百、熊本百五十、大分三百、鹿児島千五百等、全国四十都市で集会・デモ展開 12 早大で単一学部制問題で授業放棄(13日委員会を設け来年5月までに対処との総長回答に闘争態勢解除) –東大ハンガリー問題討論集会で反革命陰謀説に東大自弁研会員が反論 |