【出版情報】森信成著『改訂新版唯物論哲学入門』発刊さる!

【出版情報】森信成著 『改訂新版唯物論哲学入門』発刊さる!

☆懐かしくもあり、また新しくもある書物が再刊されました。哲学者森信成先生の『改訂新版唯物論哲学入門』(新泉社 \1800)です。読者の方より、昨年秋に再刊の予定があるようだ、との情報が届いていましたが、2月になって同じ方から、既に大阪梅田の紀伊国屋に平積みにされているとの情報。早速、機会を見て探してみると、哲学のコーナーに、5冊積み上げて置いてありまして、記念にと1冊購入しました。(1972年出版本は持っているのに)
 あとがきには、山本晴義先生の書き下ろしの新しい解説も添えられています。
 我アサート読者諸氏の中には、学生時代に本書をスタートに唯物論の扉を開いた方も多いはずであり、平易な語り口で唯物論を解明し、弁証法・疎外論もに理解を深めることができましたね。
☆昨年亡くなったが『ナニワ金融道』の漫画作者として有名になった青木雄二氏が世界観の確立のための最良の1冊として本書を紹介されたことがきっかけとなって、再版となった経過を山本先生は解説で触れられています。どれ程関心を呼ぶのか、少し不安ですが、広がることを期待したいものです。
☆解説の中では、森先生が1960年代、学生や労働者の中に唯物論を広げる活動を精力的に積極的に進められ、学生唯物論研究会の結成や、民主主義学生同盟の結成にも深く関わられたことも紹介されています。また、年譜も整理されて掲載されています。この再刊を契機に、森哲学の再評価などを行う必要があるのではないか、と思っております。「唯哲入門」再刊にあたり、是非感想や思い出も投稿いただけたらと考えています。(佐野秀夫)

 【出典】 アサート No.315 2004年2月21日

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