【短信】吉村励さんからの手紙

【短信】吉村励さんからの手紙

2000年も残りすくなくなりましたね。この間の「小野さんの会」ありがとう!
ところで、12月18日の夜のニュースステイションを見ましたか。第二次世界大戦中、旧満州国及び蒙古連盟自治政府のカイライ国家で、日本の大蔵省の指導下でアヘンの強制栽培が敢行されたこと、そのアヘンの強制栽培で食糧不足に陥った農民を弾圧しつつ、その汚れたアヘン販売の金を資金として「大東亜共栄圏」の形成に投じられたこと、そしてこの汚ない事業に岸信介、大平正芳が直接関与していたことがバクロされていました。アヘン戦争当時のイギリスは貿易を通じてアヘンを持ち込んだけれど日本は直接強権をふるって中国本土でアヘン栽培したのだから一層悪質と同放送はのべていました。
 731部隊といい、今回バクロされたアヘン栽培といい、人道にもとる方法で日本帝国主義の支配圏を拡大しようとした連中のキタナさは本当に許せないと思います。そのキタナさを知ってか知らずか、太平洋戦争を「植民地解放戦争」と言いくるめようとする西尾幹二らの自虐史観派は許せないと思います。それにもましてやりきれないのは、岸、大平から森にいたる汚い連中の支配をゆるしているということです。なんとかしてください。なんとかしてくださいとは、もちろん労働組合とか、アサートで検討してくれれば、ということです。よろしく。  吉村 励 2000-12-19 

 【出典】 アサート No.278 2001年1月20日

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