「民学同」全国委員会ニュース 1970年3月

「全国委」ニュース197003全国委員会ニュース 「民学同」全国委員会書記局
          (発行:1970年3月中旬?)

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1 同盟第12回全国大会圧倒的に成功す!

第11回大会第5回全国代表委員会(12日)
    (於 〇〇会館 2:30開会)

I 全国委員提案
 今代表委員会に結集された代表委員、オブザーバー諸君!(略)
 しかるに、現在、我同盟はその内部に意見の対立を初めとする種々の問題を抱えている。
 我々は、これらの問題を、明日、明後日に予定されている同盟12回大会の中で徹底的に討議し、意志統一を深め、4月からの諸闘争に前進せねばならない。
 全ての代表委員、オブザーバー諸君!同盟第12回大会(明日、明後日)を断固として勝ち取り、大会を成功させ、同盟の統一と団結、70年代闘争の前進に偉大な巨歩をすすめようではないか。
 
 第11回大会第5回全国代表委員会
 賛30 反対・保留0 全員一致
 
全国委員会草案、N全国委員提案について討議
両案をもって全国大会に臨む

全国委員会(12日夜 10時半)

議長団、資格審査委員会、議事運営委員会を全員一致で選出
代議員名簿全員一致で確認

第12回全国大会 第1日目
 13日 〇〇会館 (10時40分開会-7時半閉会)

委員長声明
 同盟第12回大会を成功すべく、結集された全ての代議員、オブザーバー諸君!この間の種々の困難な状況を全同志の献身的な努力と同志的連帯によって、ここに大会を全同盟的一致のもとに開催することをまずもって確認したい。
 9月初旬大会流会の不幸な事態の後、基本的に機関の正常化、統一機能の回復をかちとってきた現在、同盟の戦闘的統一の更なる一歩を進めつつあることを断乎として確認しよう。
 にも関わらず、「暴力問題」様々な「組織問題」等々について、徒に時間とエネルギーを費やし、全同志に誤解と不安を与えた事に鑑み、私は、同盟全国委員長の指導責任を痛感し、遺憾の意を表明しておきたい。そして、今後一切、かかる「暴力問題」それに類する不祥事の発生は、これを断乎として阻止すべく指導することを委員長の責任に於いて確信すると共に、このことを同盟の戦闘的統一をかちとらんとして奮闘している全同盟員の共通の確信としようではないか。
 最後に、全ての代議員諸君、オブザーバー諸君!昨日、全同盟員の共有財産として獲得された”大会成功のための代表者会議決議”の趣向にのっとり、第12回大会を圧倒的に成功させ、”熱き情熱と冷静なる頭脳”を駆使した白熱の討論の中で、安保-沖縄-教育学園闘争、70年代反独占民主主義闘争への礎石を打ち固めよう。光輝ある同盟の戦闘的統一の達成、強化を全国学友、反独占勢力に誇りをもって、共に宣言しようではないか。
 
 代議員199、過半数100、現出席103 出席105(委任状2) 

委員長より全国委草案報告

新支部結成宣言 名工大、天理大、大谷大、富士短大、金沢大

その後、意義と任務、国際情勢、国内情勢、闘争方針について討議

第12回大会 第2日
14日 会場 〇〇 開会9時

 引き続き、闘争方針、組織総括・方針について討論
 
 出席代議員数 103 委任状2 評議員125
 
大会決議
 同盟第12会大会に結集された、全国の同志諸君!
 我々は、この間の種々なる困難な状況を同志的な連帯と科学的な党派性の貫徹によって克服し、全国代表委員会の前回一致の決定に基づき、ここに同盟第12回大会を圧倒的に成功させたことを高らかに宣言する。
 同盟全国委員会は、70年代反独占闘争を闘い抜くために今大会の意義を重視し、大会成功の為に、最大限の努力を払い、種々の理論的、組織的諸問題の解決に全力をあげてきた。しかるに、阪大・明大等の一部諸君は、いわゆる「暴力問題」「市大問題」を口実に全国代表委員会の決定をふみにじり、全国大会に応じようとせず、大会をボイコットしたのみならず、大会を暴力的に破壊せんとする破廉恥な行為をとるに至った。我々は、かれらのかかる行為を大会の名において怒りをもって糾弾する。
 このような同盟破壊策動は、我々の共通の敵、真の敵である日本帝国主義を喜ばせる以外に何の実りある成果をもたらすこと以外ありえない。
 我々は今大会で意志統一された、沖縄-安保-大学闘争の闘争方針にもとづき4月以降の大衆運動を、大衆的、戦闘的に闘い抜く中で、光輝ある民主主義学生同盟の伝統を守り抜き全国150万学友の期待に応えなければならない歴史的任務をもっている。
 かかる任務達成の上で、同盟の戦闘的統一の意味するものは余りにも重要である。
 我々は大会ボイコットと大会の暴力的破壊策動に狂奔した一部諸君の行為を弾劾し、彼らに対して厳しい自己批判を要求する。
 我々は、彼らが、全国学友の期待に応え、率直に自らの非をあらため、我が同盟の隊列に一日も早く復帰することを切に要望する。
 全国の同志諸君、ならびに学友諸君!
 我々は、大会の成功を基礎に光輝ある民主主義学生同盟の伝統を守り抜き、激動の70年代闘争を全国学友の先頭にたって闘い抜くことを、全国学友の前にはっきりと宣言する。
 
 民主主義学生同盟第12回全国大会 
 昭和45年3月14日 全員一致で採択
 
 大会草案・委員長まとめ 全員一致で採択
 
 ・全国代表委員選挙
 
 推薦および立候補 63名
 信任 29 不信任 24  未定4
 大会欠席の同志に配慮し、同盟の統一を促進していくため、14名の全国代表委員を欠員とする。
 定数 46名
 
 12回全国大会選出全国代表委員会
 全国委員選出
 委員長 〇〇 書記長 〇〇
 全国委員 〇〇、〇〇、〇〇
 副委員長を含む2名の全国委員については、欠員とする。
 
(成果)
 今大会の圧倒的成功を全国委員会のたゆみなき指導と全同盟員の献身的努力の成果として確認しよう。今12回大会の巨大な成果は、まず第1に、70年闘争を闘いぬく戦闘的闘争方針を全同盟員の手にかちとったことである。第2に、我々は、闘争総括、組織方針の徹底的討議を通して、同盟にもっとも要請されている民主集中制を組織原則として明確に打ち立て、闘争を先頭に立って指導する新たな指導体制を確立したことである。討論の中でH大のK同志から沖縄問題についての特別報告を受け、沖縄闘争の重要性を確認し、闘争方針を更に強固なものとすることができた。遺憾ながら、一部の同志が大会に最後まで参加せず、意志統一から脱落したことについては、右記の様に、強く糾弾しつつも、復帰を促すべく、配慮を払っている。今後は全国委員会の粘り強い努力を通して、彼らをその指導の下に再結集させて行くつもりである。
(今後の任務)
 大会総括を行うこと、各支部毎に大会草案についての認識を深め、弱点・対立点については整理し、大会でかちとった意志統一を一層強固なものとすること、その努力を払ってほしいと考えている。
 同時に、各府県レベルの、4月からの闘いの意志統一を勝ち取っていく必要がある。休暇中の大学については、学習会、合宿のプランを早急に作成し理論的組織的強化をかちとってゆかねばならない。再建大阪府大会については、4月初旬、愛知県委員会の結成は4月闘争を通して5月中にはかちとるであろう。
 
(当面のスケジュール)
3.15春闘第1波統一行動(於大阪城公園)
地評-5万、DSL150
3.18 大阪軍縮協討論集会(6:00 府職会館) 講演:星野安三郎
(略)
3.28 中教審一般公聴会抗議闘争
4.3 春闘第3次統一行動
4月初旬 12回大会第2回全国代表委員会(於大阪)
4.19 アイバノミサイル基地設置反対闘争

(財政)
〇〇での周知の事態の中で、大きな負担を余儀なくされている。怒りをもって見ながらも権力の我が同盟への介入を許さないため、早急に11万円強の資金が必要である。左記の通り、受け持ってほしい。

京都-5万、大阪-3万、神戸-3万
各府県レベルで、個人カンパ、街頭カンパの計画を立て、4月闘争に支障をきたさないため、3月中に消化してほしい。同盟は民旗の発行、闘争資金の確保等財政的には大きな困難をかかえている。しかしながら、12回大会の巨大な成果を無にしないため、今こそ同盟員の再度の献身的努力を要請する。
 尚、編集局体制を左記のとおり確立した。
 編集局長–〇〇 局員–〇〇、〇〇
 
☆各支部財政担当者会議
 3月20日 午後5時 於 ○○
 
 ◎大会関係文書はすべて焼却せよ!!

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