1960年代大阪市立大学学生運動史を通して、
連合赤軍森恒夫の実像に迫る書籍が出版されました
書名 「大阪市立大学同級生が見た連合赤軍森恒夫の実像」
著者 伊福 達彦 (1963年大阪市立大学文学部入学)
編集協力 佐野 秀夫 (1972年大阪市立大学入学・アサート編集委員)
出版元 NPO法人働く者のメンタルヘルス相談室
★1963年市大に入学した著者は、民主主義学生同盟に加盟。社学同から自治会運動の主導権を奪い返す。全学自治会中執を経験し、66年には市大民学同の責任者、民学同全国委員となる。民学同の第1次分裂では民学同左派(後のプロ学同)を選択した。
★1960年代市大学生運動の歴史を振り返りつつ、民学同が果たした歴史的意義を明らかにする。
★著者の同級生に連合赤軍事件の森恒夫がいた。社学同から自治会選挙に立候補することもできず、学生運動経験の希薄な森が連合赤軍事件・同志殺害の首謀者となったのはなぜか。同級生の著者が、森恒夫の実像に迫る。
★大学卒業後も共労党(共産主義労働者党)に所属し職場・地域運動に従事するも、女性差別を捏造され、共労党の査問・除名を経験。連合赤軍の「総括」・左翼の査問に共通する前衛党の負の歴史に迫る。
★佐野秀夫は大阪市大学生運動年譜の作成、民学同論等を執筆した。
★価格は、税込み1650円。
★東京:模索舎、名古屋:ウニタ書店 等で販売されています。
【本書の構成】
第1章 市大学生運動グラフィティ
第2章 市大民学同外伝
第3章 市大民学同年譜
第4章 市大入学後の森恒夫
第5章 なぜ12人もの仲間を殺したのか
第6章 赤軍派とは
第7章 共産党、民青、共労党の査問の実態
第8章 まとめ <失敗を引き受ける>
【著者略歴】
伊福 達彦
1 9 4 4 年 中国大連て’生まれる。父は満州鉄道職員
I 9 6 3 年 大阪市立大学文学部入学( 森恒夫の同級生 )
民主主義学生同盟に加入
19 6 5 年・ 6 6 年 全学自治会執行委員 市大民学同の責任者となる
1969 年 泉大津市役所に就職。
1993 年 東京管理職ユニオン結成まもなく、同労組に加入。
(設立者の設楽清嗣氏は元共労党、顔見知リだった。)
1997 年 管理職ユニオン関西設立に参加
2 0 0 6 年 N P O 働く者のメンタルヘルス相談室設立。
『自死遺族パネル展』 を全国で 5 0 回開催。
2 0 2 3 年 「4 人の自死遺族が分かち合いの会I 5 年を語る」 出版。
東京の模索舎でも本書が販売されていますよ。
https://mosakusha.com/?p=8993