【投稿】社会党や共産党などの(戦後リベラル)の凋落が激しいが・・・
そもそもの間違いは、「憲法守れ」であり、反自衛隊、反安保、反沖縄基地、そして「社会主義」に対する認識の誤りが、ベースにある。
僕の学生時代(60~70年代)は、自衛隊違憲・非武装中立・護憲のオールド社会党とは違って、共産党は 自衛隊違憲論・防衛政策としては中立自衛政策を掲げていたものだ。
非武装中立は文字通り非武装で自衛隊をなくそうということであり、攻められた場合は抵抗するが、「降参したほうがいい場合もある」と明言するものであった。他方、中立自衛というのは降参などせずに自衛権を発動して戦うというのが基本である。
憲法9条で自衛隊は認められていないからいったん解散するが、ゆくゆくは国民の合意を得て9条を改正し、自衛戦力が持てるようにするというものだった。(非武装中立VS中立自衛の真相、2017年6月12日)
社会党は共産党に対して、日本の武装を容認するというのは、「(防衛力増強論者に)絶好の口実を与え」るものだと批判をしてきた。
共産党は社会党に「降参など無責任だ」と糾弾をした。かなり激烈な論争が行われたわけである。(同)
社会党や共産党などの(戦後リベラル)の凋落が激しいが、彼らの理想としてきた「社会主義」が崩壊し、その過程で(言い訳できない社会主義の現実)が暴露されたことが大きいだろう。理想主義的な(地上の楽園)が、跡形もなく(幻想)であったことで、彼らの目標が、かき消されてしまった・・・
多くの運動家が、理想=幻想を捨て去り、戦列を離れた。どのグループも、きちんとした(総括)ができなかった・・・これが、決定的だろう。
人間は万能ではない・・・これが、基本的認識だ。スーパーマンではないのだから、今後も多くの間違いを犯すことは、疑いようがない・・・・
その中で、間違いに気づくたびに、修正、訂正を繰り返し、元の軌道に復帰できる政治システムが、目指すべき目標になるだろう。
僕の診立てではないが・・・これまでのところ、日本の憲法にも示されている、権力の集中を避けた(3権分立制)が、たたき台として有力だろう。他に、たぶん名案は無い・・・と思う。
北朝鮮や中国のような独裁体制では、その独裁体制が続く限り、間違いは正されず、国民の不幸は続くことになり・・・最悪、人類の破滅に至る・・・
少子高齢化の進行が指摘されて久しいが、日本共産党の凋落の原因の一つは、党員の高齢化だ。どの集会に行っても、選挙運動を担っている運動員たちを見ても、それは言えると思うし、彼らの(理想)が、世代間で引き継がれていないということだろう。
これは、リベラル全体に言えることだろうし、反面、自民党の支持率が若年層において高いという事実が、以前から指摘されている。
このあたりの分析を知りたいものだ。
「政党交付金」に対する考え方も、いい加減、転換するべきではないか?
各種の運動は、現実の資本主義社会で展開されている。この社会では、すべてについて「お金」が、絡んでくる。
(武士は食わねど高楊枝)では、運動は作れない。きわめて唯物論的ではないか。
しかも、「その社会を通じて、その社会の変革を促す」・・・きわめて弁証法的ではないだろうか?「対立物の統一」というわけだ。
共産党の政策の中で、「反天皇制」と「反原発」・・・は、これまで通り、支持していきたいと考えている。
(間違っていないし、おそらく、人類が健全に発展していくとしたら、両方とも、今はともあれ、将来、間違いなく消え去るものである)
皆さんは、どう思われるか? (反省する勇気)
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共産「赤旗」100万割れ・・・異例の”告白”。 財政悪化で支援訴え
2019.9.5 産経新聞
共産党の財政を支える機関紙「しんぶん赤旗」の読者数減少に歯止めがかからない。
8月29日付紙面で、読者数がピーク時の3割程度となる100万を割ったことを報告し「『しんぶん赤旗』と党の財政を守るために」と危機感を訴えた。
党費を支払う党員も減ってきており、3年後に結党100年を迎える老舗政党の足元を揺るがしつつある。(内藤慎二)
「日刊紙・日曜版の読者が8月1日の申請で100万を割るという重大な事態に直面し、この後退が赤旗発行の危機をまねいている。
赤旗事業は党の財政収入の9割をしめるという決定的な役割を担っている」
※「反省する勇気」さんから、投稿をいただきましたので、事務局の方でアップさせていただきます。見出しは事務局で作成しました。(佐野)