【提案】機関紙の名称変更について

【提案】機関紙の名称変更について

労働青年同盟の今後について昨年来様々な議論がされてきた。その内容については「青年の旗」紙上においてその都度紹介されてきたが、組織性格を巡る当面の結論として、①「平和と平和共存」「反独占民主主義」「労働戦線統一」の3本柱は凍結する。②趣意 行動綱領 規約は早急に改訂する。③趣意行動綱領は「最大公約数的」(寄せ集めの共通部分という意味ではなく)内容とする。④青年の旗の題字横の3本柱は削除する。⑤「青年の旗」の題字は代える。ということになっている。(92年9月15日発行「青年の旗」No.179参照) しかし、残念ながらその具体化についてはいまだ進んでいないというのが現状である。といって、このままずるずる進んでいくというのも非常に問題があると思う。特に「青年の旗」については、この間紙面刷新が進み、以前のように情勢分析から説き起こして、運動の方針を指し示すといったスタイルから、様々な活動・運動・意見の交流・情報紙という性格にころもがえをしてきた。その方向については、概ね支持されているようである。それならばその性格にあった名徐に変更すべきである。巻頭の「青年の旗」の題字はどうも居心地が悪いし、これから職場や組合の仲間たちに購読を勧めていこうと思っても、いかにもどこかののセクト機関紙といった印象で躊躇してしまう。この点では一致するのだけれど、実際名称の案を考えてみると、「青年の旗」紙上で公募してもなかなか良い案が出てこない。そこで、この間の大阪府委員会での議論を踏まえて、ここらあたりで3つほど提案してみたいと思う。
第1案は「エスペランサ」。これはスペイン語で「希望」の意味。案に上がった理由は単純に「響きがいいから」。(バルセロナオリンピックの影響もあるかもしれない) 第2案は「EPOCH」。意味は御存知のように「画期」「時代」。さらにこの名称にはE=equalityP=Peace O=Open,Opinion C=Co-OPeration H=humanity といった膨らませができることが実に上がった理由。
第3案は「ASSERT」。これは「青年の旗」No.183から連載されている依辺瞬氏の投稿論文「労働組合運動の再構築に向けて」の中の「<主張的>(assertive)であることが自立した個人の重要な要素である」といった内容の文章からとったもので、オリジナルであるし、現在の機関紙の内容にも一致するのではないかということで案に上がった。「ASSEERT」と動詞形にすることによって、より積極的なイメージになるのではないだろうか。
以上3案を紹介したが、私は個人的には「ASSERT」が良いのではと思っている。
とりあえずできるところからということで、機関紙の名称を変更し、それからその機関紙上も利用して趣意規約の議論もじっくりやっていったらどうだろうか。 是非、読者の皆さんの意見をお聞かせ願いたい。 (大阪:若松一郎)

【出典】 青年の旗 No.185 1993年3月15日

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