戦後学生運動の歴史(1967年4月-6月)

戦後学生運動の歴史(1967年4月-6月)
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内外情勢 学生運動 自治会の動き
1967年4月
1 私学に対する寄付金の減免税措置(大蔵省告示)施行さる
1 「紅旗」論文〝愛国主義か売国主義か〟掲載を契機に北京で反
劉少奇デモ激化
3 べ平連のベトナム反戦広告、ワシソトソ・ポスト紙に掲載
10 東京高裁、昭和女子大問題で大学側逆転勝訴の判決
15 都知事選、社共推薦の美濃部亮吉当選
18 厚生省、阿賀野川流域の有機水銀中毒ほ昭和電工場の廃水が原因と発表
28 琉球立法院、与野党一致で祖国復帰・国政参加要請を決議
~2 全学連(革マル系)第四十六回中央委〔早大〕、春期闘争方針を決定
11 ベトナム反戦共闘(構改系)主催・全都ベトナム反戦集会、二百五十名参加
15 大阪反戦青年委等共催・四・一五国際連帯デー、ベトナム反戦・金東希を守る大阪集会〔電電会館〕、★大阪府学連(構改系)等参加、雨中市内デモ
15 べ平連主催・ベトナム反戦・日米共同デモ 〔清水谷公園〕、市民・学生ら六百名参加、のち米大使館にデモ
17 善隣会館に張られた〝日共修正主義グループの殺人行為を糾弾する″の幕に、日共の撤去強制執行申請で、富坂署員坐り込みの学生を排除して横断幕撤去
18 共青中心に共産主義学生同盟結成大会〔教育大〕
24 全学連(三派系)主催・新入生歓迎集会〔明大〕、三百名参加、羽仁五郎講演
27 全学連(三派系)主催・四・二八沖縄デー決起集会〔芝公園〕に千五百名結集、のち総評主催の中央集会〔日比谷野音〕に合流、全学連(革マル系)四百名結集、新橋までデモ・十七名逮捕、京都府学連(三派系)千五百名結集、市内デモで二名逮捕、兵庫県学連四百五十名結集、市内デモで二名逮捕
8 慶大医学部・青医連支部学生大会、新学期からのストを決議(20日無期限スト突入)
10 国際基督教大、本館占拠中の学生を機動隊導入して実力排除、六名逮捕(18日当局、九月まで休校措置を発表)
13 高崎経済大当局、スト中に二十九名を大量処分、自治会、八学友釈放歓迎報告集会後、体育会学生の同盟休校解除決起大会に抗議デモ(23日学生大会、スト解除を決議)
20 日大経済学部当局、学生会主催の新入生歓迎講演会に応援団学生との衝突を理由に中止、解散命令<5月5日学生会執行部二十名全員を処分(無期停八・停学六。戒告六)>
23 東大、南ベトムナ留学生の帰国命令に反対し〝べーさんを守る会″結成
28 教育大、評議会の筑波移転審議に抗議集会、会場坐り込みで評議会流会
28 日医大、研修協約・インターン制廃止を要求して無期限スト突入
10 成瑛大、文学部・政経学部統合自治会結成を推進した活動家学生一名の処分(3月23日)に抗議してハンストに突入
11 専修大生、サークル室とりつぶし等自治活動干渉に抗議集会、千名参加して学内デモ
12 東海大当局、学内ビラ配布で学生三名処分
13 東大医学部当局、四十一・四十二年度卒業生三名を無期研修停止処分
13 慶大医学部学生大会、卒業生の研修権剥奪通告に屈して三月以来のスト態勢解除
20 北教大旭川、学寮新入寮者の誓約書回収で学生十名処分に抗議して全学集会
20 九大生、大学祭の仮装行列不許可に二千名で福岡県警に抗議デモ、県庁前集会で一名逮捕(26日再度デモ、県庁前集会で執行部(民青同系)、反執行部派の発言を中止させたため弾劾され集会より締め出される)
1967年4月
2 ラッセル主唱のベトナム戦犯裁判開廷〔ストックホルム〕(10日米国に有罪判決)
10 東京地裁、日韓闘争裁判で都公安委のデモ許可条件は違憲と判決
11 香港で労働者と警官隊衝突、反英闘争激化(24日周恩来、闘争支援を表明)
15 ケネディ・ラウンド、米・英・日・EEC間で妥結
18 米海兵隊・南ベトナム政府軍、非武装地帯の南半部に初進攻
19 文部省、大学研究所に対する米軍の資金援助が九十六件三倍八千七百万円にのぼると発表
22 ナセル大統領、アカバ湾封鎖を宣言
12 青医連・医学連共催・医師法改正案国会上程阻止決起集会〔清水谷公園〕に八百名参加、国会前坐り込み闘争展開
16 全学連(三派系)主催・砂川基地拡張実力阻止決起集会〔中央大〕に四百名参加
17 大阪府学連(民学同系)主催・日米学生ベトナム反戦統一行動に七百名参加、のち市内デモ
25 ベ平連主催・:ユーヨーク・沖縄・南ベトナムの報告を聞く集会〔全電通会館〕に四百名参加、べ平連の行動方針を討論
26 全学連(三派系・革マル系)主催・砂川基地拡張阻止学生総決起集会〔日比谷〕、革マル系五百名が野音、三派系千名が公会堂前で別個に集会、革マル系学生が三派系の集会粉粋を叫び衝突、のち四谷、清水谷公園まで各々デモ、十一名逮捕
28 砂川基地拡張阻止青年学生総決起、三派系三千名・革マル系五百名・民青同系三万名参加、反日共系各派、反戦青年委とともに江ノ島ゲート前で機動隊と衝突、岡山大生一名頭蓋骨陥没の重傷を含む四百名負傷・四十八名逮捕
23 東京医歯大、青医連の学生三名、インターン制廃止を要求してハンストに突入
24 大阪市立大、学長との団交で米軍資金援助を受け入れていた医学部細菌学教室に契約破棄勧告を確認さす
26 京大五者共闘主催・全学集会、米軍資金導入反対・自衛官入学阻止等を決議
1967年4月
5 アラブ・イスラエル間に戦闘開始(中東戦争始まる)(7日イ
スラエル軍、シナイ半島を制圧、11日シリア、戦闘を中止)
6 政府、閣議で資本取引自由化の基本方針を決定
9 佐藤首相、国会周辺デモを認める東京地裁決定に異議申立て(10日地裁、決定を取消し)
10 教育大評議会、筑波研究学園都市への移転を強行決定(21日三輪学長、文相に移転希望を正式伝達)
16 佐藤首相、南ベトナム訪問の意向を表明
16 政府、政治資金規制法案を国会に提出(自民党の審議引延しで審議未了・廃案)
17 中国、西部地区上空で初の水爆実験
20 米原潜バーブ号、横須賀入港
21 衆院社会労働委、健康保険法等特例法案審議、冒頭から混乱
22 美濃部都知事、都営交通機関財政再建案を公表
23 家永三郎、新たに国に対し教科書不合格処分取消しの行政訴訟を起こす
23 ジョンソン・コスイギン会談〔グラスポロ〕、中東・中国・核軍
縮等を協議(25日再び会談)
26 国立七大学学長会議、大学院大学への昇格等を決議
27 国大協、米軍資金援助問題について大河内会長所見発表
30 佐藤首相、韓国訪問、朴大統領就任式に列席(7月2日米・韓・国府首脳と会談)
9 反日共系各派による砂川基地拡張阻止・ベトナム侵略反対統一行動、三派系八百名、集会〔清水谷公園〕・国会デモ、十一名逮捕、革マル系三百名、別個集会・国会デモ、構改系百五十名、米大使館デモ、関西三府県学連統一行動に二千名結集、集会〔円山公園〕・市内デモ
11 青医連主催・全国無給医局員対策会議〔大阪大〕、文部・厚生両省の諮問機関〝卒業生研修に関する懇談会〟の答申に反対を決議、闘争方針を検討
15 民青同系千名、ベトナム反戦・砂川基地拡張抗議・大学の戦争協力反対中央集会〔日比谷野音〕に参加、のち米大使館にデモ
15 社学同系七百名、安保六・一五記念・砂川基地拡張阻止集会〔日比谷野音〕に結集、公安条例撤廃・都収用委員罷免を要求して都庁に突入、五名逮捕、のち全電通会館までデモ
15 六・一五記念集会、社学同〔全電通会館〕八百名、中核派〔九段会館〕二千名、社青同解放派〔両国公会堂〕四百名参加、ほか社学同ML派〔明大〕、革マル沢〔早大〕、アナキスト〔豊島振興会館〕等、都 内六カ所で六党派が開催
17~18 医学連第十四回全国大会〔東京医歯大〕、インターン闘争を総括、登録医制反対等闘争方針を決定、社学同系執行部を選出
19 革マル系百五十名、中国水爆実験緊急抗議集会〔早大〕、のち華僑会館に無届デモで一名逮描、中核系八十名も抗議デモ
20 三派系百五十名、原潜横須賀寄港阻止緊急抗議行動、三名逮捕
20 大阪反戦青年委等共催・ベトナム反戦大阪府民集会〔扇町公園〕に大阪府学連・兵庫県学連二千名参加、市内デモ
23 全国実行委等共催・外国人学校制度改悪反対集会〔日比谷野音〕に三派系二百名参加、文部省に抗議デモ、民青同系二百五十名も参加
25 原潜横須賀寄港抗議行動、三派系九百名、市内デモで機動隊と衝突、革マル系四百名、別個集会・市内デモで双方五名逮捕、民青同系三百名参加
27 全国反戦青年委全国代表者会議〔名古屋〕、過去一年間の反戦闘争を総括、五・二八闘争を高く評価、秋の闘争方針等を決定
29 青医連・医学連統一行動、登録医制反対を要求して千名で厚生省にデモ、五名逮捕
29 大阪府学連平和連絡会議(構改系)主催・ハノイ・ハイフォン爆撃一周年抗議集会〔扇町公園〕に二百名参加、市内デモ
30 反日共系各派三百名、佐藤訪韓阻止闘争に早朝から羽田街道周辺で機動隊と衝突
7 立正大、学生大会開催の責任者五名の処分に反対して無期限ハンスト突入
8 高崎経済大、第二回公判抗議闘争に二百名参加して前橋地裁内に坐り込み
8 京大同学会等五者共闘主催・自衛官入学拒否・在学自衛官追放全学集会、工学部主任会議包囲闘争展開(15日同学会代議員大会、五・
二八全学スト方針を決定)
13 法政大二部教養部自治会学生大会、一年生のみの同自治会を解体し各学部自治会へ編成がえを提案した民青同系執行部と反執行部派が衝突、学生大会流会
14 東大育医連・医学部学生百名、米軍資金導入問題で教授会に説明を要求して坐り込み
15 東大国史研究室協議会、国会南通用門で樺美智子追悼式、四十名参加
15 甲府地裁、都留文科大闘争で処分された学生十二名のうち五名に処分取消しの判決
17 東大教養、自衛隊幹部の学内立入りに抗議、〝自衛隊員を入れない″との確約をとる
17 京大五者共闘、工学部電気工学科の現職自衛官博士論文審査公聴会に抗議行動、教授団交で公聴会延期声明(19日再度の団交で公聴会中止声明、22日経済学部教官会議、自衛官入学反対を声明)
20 教育大、筑波移転の評議会決定白紙撤回・文部省交渉反対・評議会団交等を要求して文・教育学部スト突入(22日、文学部学生大会でスト続行を決議、再度スト突入)
21 熊本大、学寮炊事婦の公務員化を要求してハンスト突入(17月8日)
23 明大当局、学費値上げ反対闘争で二十六名の処分を発表、学生、総長団交を要求して記者会見会場に突入、学生部長と団交
27 中大自治委総会、全学連(三派系)加盟をめぐって加盟反対の右翼学生と執行部衝突
27 専修大、サークル室とりつぶし等に反対して全学学生部弾劾集会、のち学長と団交
28 教育大、校門前で学長団交を要求して学長の車を包囲し坐り込み、機動隊出動して実力排除(29日文学部学生大会、長期スト権確立、
闘争委結成を決議)
28 横浜国大生五百名、ベトナム反戦・原潜寄港反対等を要求して米領事館にデモ、機動隊と衝突し一名逮捕
29 京大医・薬学部を除く全学スト(30日団交で総長〝自衛官の入学は好ましくない″と言明、部局長会議で九月以降入学拒否声明)
29 東京医歯大、登録医制反対で全学スト
30 佐賀大、寮委員の処分撤回・講堂撤去反対で全学無期限スト突入

 

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民学同文書 No,6 【大会報告】四支部を新たに迎え 全国的ベトナム闘争の先頭へ

民学同文書 No,6

【大会報告】四支部を新たに迎え 全国的ベトナム闘争の先頭へ
民学同第七回全国大会

三月二十七日、民主主義学生同盟第七回全国大会が大会代議員の比倒的多数と、オブザーバーの多数の参加の下で大阪で開かれた。
「全同盟の更に強固な意志統一をかちとり全国的ベトナム闘争の先頭に起とう!」をメインスローガンとして行なわれた大会は、四月以降の大衆闘争の方針を巡って綿密な討論を行ない、新たに全国委員会を選出して午後十博閉会レた。

大会は新たに支部を結成した北海道大学、○○大学、神戸大学、島根大学の学友の決意表明が圧倒的な拍手で迎えられる中で開かれた。すでに同盟明大支部が、首都学生運動を支える中核支部へと成長しつつあり、京都においても同盟の不抜の影響力を暴きあげつつあるとき、北大、○大、神大、島大への同盟の影響力の波及は、同盟全国化への新たな足跡を刻みこむものである。
続いて全国委員会からの一括提案の後に討論に移った。全国委員会は、今大会の意義と任務を①新しい情勢、新しい局面に対応レた統一的政治方針の提起による全同盟的実践②同盟各級機関の整備、再点検と、全国的な闘いの経験の集約と、宣伝・煽動・組織者としての機関紙の定期的発行、以上を保証する同盟財政の確立③深まる大学危機と続発する学園闘争が要請している大学の自治–学生の自治の問題への系統的で全体的な理論化作業への出発、の三点にまとめて提出した。討論は主として平和委員会活動、核拡散防止条約問題、教育学園闘争の課題と方針、エンターフライズ・べトナムを巡る政治情勢と任務、学生戦線統一問題に集中して行なわれ、時間的制約があったにもかかわらず、率直熱心な討論が展開された。大会は核拡散防止条約問題に対する二つの代表的見解の紹介と討議、同問題での全同盟討議の開始と大学の自治、学生の自治問題理論委員会設置の確認の後、学生戦線統一問題では、三派全学連結成とその分解のきざし、民青「全学連」にみられる一定の政治方針上の手なおし、すなわち民青の諸費求主義路線の修正が、東京・東北ブロックの幹部によって行なわれつつあることの評価と我々の原則的対応を確認し、最後に六月寄港が予想されるエンタープライズを中心としたベトナム反戦闘争が四月以降の学生戦線の中心的課題であることを確認し、全国委員会報告を全会一致で採択した。
大会報告は「べトナムに集約される世界帝国主義、就中その盟主である米帝の戦後支配体制の危機の中で日韓条約を画期とし、ベトナム侵略戦争に加担する日帝の本格的対外膨張路線の展開、並に国内の金融寡頭支配の強化=全ての戦線に汎る政治反動が強化されつつある。かかる情勢の特質は、学生戦線も反独占統一戦線の一翼の不可分の構成部隊として、積極的な闘いを組織する事を要請している。衆知のように、慶応学費闘争に始る一連の個別学園闘争の激発は、内外情勢の転換期という帝国主義約矛盾の深化が生みだした諸階級、諸階層、諸政治勢力の再編成の進行と流動化において規定されている。しかしこの客観的条件の成熟=全学連第三創世期の萌芽形態を現実化する主体的条件=大衆的、民主的全国同盟の条件は成熟しえず、明確に学生戦線は過渡期にあるといえるであろう。われわれ民学同はかかる主体的条件の成熟を実現する為に、隊列を強固に打ち固め、新たなる前進の第一歩を切り開かねばならない。」
「学生戦線の過渡期を止揚しうるのは、唯一我が同盟の全国的かつ典型的大衆闘争の展開と、強大な同盟建設による我が同盟のヘゲモニーの下での学生戦線の再編成である。」
だとするならば、民学同は、今こそ、四大会、五大会の精神を基礎として、全同盟員が、同盟の四基本性格(大衆性、科学性、戦闘性、民主主義)による組織的規律的活動を通して諸成果を継承発展させつつ、諸欠陥を共通の政治的組織的経験によって克服し、全国的等質性を獲得する第一歩を齢み出す陣地を形成しなければならない。民学同は、今大会を出発点として、言葉の真の意味での大衆的民主的全国同盟建設への巨歩を開始するであろう。

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民主主義の旗 第38・39合併号 1967年4月9日

民主主義の旗 第38・39合併号 1967年4月9日 PDF版
民主主義学生同盟全国委員会発行 

【主な記事】
☆ 民学同第七回全国大会
–四支部を新たに迎え 全国的ベトナム闘争の先頭へ–
【主張】 アメリカのべトナム侵略反対・エンタープライズ号日本寄港阻止
☆明大学費闘争の経過と現状 –民学同に広範な学友の支持–
【紙上討論】 核拡散防止条約を巡って

四支部を新たに迎え 全国的ベトナム闘争の先頭へ  民学同第七回全国大会

 三月二十七日、民主主義学生同盟第七回全国大会が大会代議員の比倒的多数と、オブザーバーの多数の参加の下で大阪で開かれた。
 「全同盟の更に強固な意志統一をかちとり全国的ベトナム闘争の先頭に起とう!」をメインスローガンとして行なわれた大会は、四月以降の大衆闘争の方針を巡って綿密な討論を行ない、新たに全国委員会を選出して午後十博閉会レた。

 大会は新たに支部を結成した北海道大学、○○大学、神戸大学、島根大学の学友の決意表明が圧倒的な拍手で迎えられる中で開かれた。すでに同盟明大支部が、首都学生運動を支える中核支部へと成長しつつあり、京都においても同盟の不抜の影響力を暴きあげつつあるとき、北大、○大、神大、島大への同盟の影響力の波及は、同盟全国化への新たな足跡を刻みこむものである。
 続いて全国委員会からの一括提案の後に討論に移った。全国委員会は、今大会の意義と任務を①新しい情勢、新しい局面に対応レた統一的政治方針の提起による全同盟的実践②同盟各級機関の整備、再点検と、全国的な闘いの経験の集約と、宣伝・煽動・組織者としての機関紙の定期的発行、以上を保証する同盟財政の確立③深まる大学危機と続発する学園闘争が要請している大学の自治–学生の自治の問題への系統的で全体的な理論化作業への出発、の三点にまとめて提出した。討論は主として平和委員会活動、核拡散防止条約問題、教育学園闘争の課題と方針、エンターフライズ・べトナムを巡る政治情勢と任務、学生戦線統一問題に集中して行なわれ、時間的制約があったにもかかわらず、率直熱心な討論が展開された。大会は核拡散防止条約問題に対する二つの代表的見解の紹介と討議、同問題での全同盟討議の開始と大学の自治、学生の自治問題理論委員会設置の確認の後、学生戦線統一問題では、三派全学連結成とその分解のきざし、民青「全学連」にみられる一定の政治方針上の手なおし、すなわち民青の諸費求主義路線の修正が、東京・東北ブロックの幹部によって行なわれつつあることの評価と我々の原則的対応を確認し、最後に六月寄港が予想されるエンタープライズを中心としたベトナム反戦闘争が四月以降の学生戦線の中心的課題であることを確認し、全国委員会報告を全会一致で採択した。
 大会報告は「べトナムに集約される世界帝国主義、就中その盟主である米帝の戦後支配体制の危機の中で日韓条約を画期とし、ベトナム侵略戦争に加担する日帝の本格的対外膨張路線の展開、並に国内の金融寡頭支配の強化=全ての戦線に汎る政治反動が強化されつつある。かかる情勢の特質は、学生戦線も反独占統一戦線の一翼の不可分の構成部隊として、積極的な闘いを組織する事を要請している。衆知のように、慶応学費闘争に始る一連の個別学園闘争の激発は、内外情勢の転換期という帝国主義約矛盾の深化が生みだした諸階級、諸階層、諸政治勢力の再編成の進行と流動化において規定されている。しかしこの客観的条件の成熟=全学連第三創世期の萌芽形態を現実化する主体的条件=大衆的、民主的全国同盟の条件は成熟しえず、明確に学生戦線は過渡期にあるといえるであろう。われわれ民学同はかかる主体的条件の成熟を実現する為に、隊列を強固に打ち固め、新たなる前進の第一歩を切り開かねばならない。」
「学生戦線の過渡期を止揚しうるのは、唯一我が同盟の全国的かつ典型的大衆闘争の展開と、強大な同盟建設による我が同盟のヘゲモニーの下での学生戦線の再編成である。」
 だとするならば、民学同は、今こそ、四大会、五大会の精神を基礎として、全同盟員が、同盟の四基本性格(大衆性、科学性、戦闘性、民主主義)による組織的規律的活動を通して諸成果を継承発展させつつ、諸欠陥を共通の政治的組織的経験によって克服し、全国的等質性を獲得する第一歩を齢み出す陣地を形成しなければならない。民学同は、今大会を出発点として、言葉の真の意味での大衆的民主的全国同盟建設への巨歩を開始するであろう。

 
【主張】 アメリカのべトナム侵略反対・エンタープライズ号日本寄港阻止

1 ベトナム情勢の現局面
 全国の学友諸君!米軍によるベトナム侵略は二月十三日のテト休戦後の北爆再開後新たな拡大の局面に入った。既に二年間の長期にわたる北爆、侵略のニスカレーションにもかかわらずベトナム人民が強靭な反撃力を堅持していることはアメリカ帝国主義の焦燥感を強め、三月中旬のグアム島会議にも見られる如くより強硬な方針を採らせようとしている。米帝のますます深まる孤立化、米国景繋の過熱の傾向、68年末の大統領選挙は短期決戦を彼らにとって不可欠なものとしている。
 一方解放戦線は昨年末その軍事組織を近代的ゲリラ部隊に再編成し、増大する米軍部隊を米軍が主要に追求している短期決戦に於てではなく、ゲリラ部隊での攻撃によって消耗させ無力化させる方向=長期持久戦を戦略的展望として設定した。米軍の主要戦略が、米国内のベトナム政策支持率の著しい低下、国際世論からの孤立、米軍作戦のはかばかしくない状況の中でより一層短期戦を必要とし、その焦燥の中で続々と増強を続けているとき、それに莫大な犠牲を強要し長期持久戦に緊縛することば、アメリカの軍事政策にとって重大な打撃となるであろう。
 67年初頭以来の軍事情勢は、この解放戦線の戦略的展望の中に米軍が不可避的に引きずりこまれつつあることを示している。

2、佐藤政府の動向
 今日、日帝のベトナム侵略に完全な支持を与えているのは日本帝国主義のみである。佐藤政府は、いままた原子力空母、エンタープライズ号の日本寄港を承認することによって、より深くく戦争加担を遂行しようとしている。
 日本を後方基地化することで米軍を支援し同時に日本への核持ち込みの既成事実化をはかることが佐藤政府のねらいである。
 日本核武装を必死に追求している独占資本とその政治的代弁者たる佐藤は、日本国民の核を拒否する健全な意識を、原潜、原空母の常時寄港によってなしくずしに眠り込ませることを企てている。核拡散防止条約が最終的に自己の手をしばるものとならせないために、佐藤が必死になって行っている抜け穴工作もまた日本核武装への彼らの執念を示している。
 今日の力関係は、佐藤の核武装への布石を完全に粉砕し得るまでには成熟していない。今年一月の総連挙は、革新勢力の後退という形でそれを示した。社会党の後退は、同党が労働運動の転換期としての現在に有効に対処し得ず旧態依然たる労組機関依存を続けてきた反映であった。かかる革新勢力の後退は、自民党の得票率の低下に見られる保守陣営の危機を政治危機にまで深化させることを免がれさせ、逆に自民党の側からする民社、公明などの中間政党を体制内化させ抱き込むことを可能とさせた。
 いま展開されている統一地方選挙とりわけ都知事選は、革新側にとっては、一月総選挙での停滞を固定化させてしまうかどうかの分岐点である。都知事選において革新候補のみのべ氏が勝利するならば、自民党にとって重大な打撃となることば疑いない。従って都知事選は、大きな重要性をもっているといえる。

3 4.20 4.28闘争の先頭に起とう!
 原子力航空母艦、エンタープライズ号の寄港は六月ごろともいわれている。この日本寄港を阻止する闘いが、砂川基地拡張反対闘争とともに米帝のベトナム侵略に重大な打撃となることは明白である。そしてまた、エンタープライズ寄港阻止は佐藤政府の核武装路線への打撃となり、我々にとっては日本の核武装阻止への重要な橋頭堡であることも同様に明きらかである。
 かかる意味で、この闘いの先頭に起つことは、ベトナム闘争と日本核武装阻止の闘いの先頭に起つことを同時に意味している。
 全国の学生平和組織は、三・一ビキニデーに於る集会で四・二〇を全国闘争として設定し共に闘つことを確認している。(京都では「京都平和のための学生委員会」がこの闘いとの連帯の上に四・一八に闘うことが決定されている一別項参照)
四・二〇全国学生平和行動に共に起ち、四・ニ八沖縄デーの闘いに発展、強化させよう!
 これらの闘いを闘い抜く中で、五月以降の圧倒的大衆闘争の前進をかちとろう。

 
明大学費闘争の経過と現状
   –民学同に広範な学友の支持–

一昨年の慶応大学、昨年の早稲田大学と学費の値上げは私学教育の危機ーというよりもむしろ大学教育の危機の集中的表われの一つとして続発している。昨年12月からドラスチックに展開した明大学費値上げ反対闘争もその延長線上に位置するものであった。
 明大闘争は、いまでは衆知の過り、昨年12月の三派系による「全学連再建」のデッチ上げのための材料に使われたことが明瞭であり、それは、一月上旬に斉藤「三派全学連委員長」と大学当属と間に闇取引きが成立し、一般学生には事態がなんら明らかにされないままに、いわゆる「二月二日覚え書」が調印されたことによって確証された。(この、誰れの目にも明らかな闇取引きに対しては、三
派「全学連」さえも斉藤を委員長から罷免せざるをえなかったのである)
 だが学費値上げに反対して心から怒りを抱いていた一般学生は、このようなトロツキストの恥ずべき裏切りを決して許しはしないだらう。それは、トロッキストの無舛方針な跳ね上りと恥ずべきボス交に対して一貫して批判をむけ広汎な学生を結集する方針を対置していた民学同明大支部に学友の支持が集まりつつあることによっても示されている。
以下は同盟明支部より送られてきた現状報告である。(なお詳細な総括は明大支部機関紙「新時代」号外を参照されたい)

Ⅰ明大闘争の現局面
 今回の明大学費闘争の経過は、正しい政治部隊の必要性とその指導性を問うている。–その中で一貫して貫かれているのは、二つの日和見主義との闘争である。ここに簡単な経過をふまえ、当面の状勢と方針を明らかにしたい。
 現在、いわゆる「ニ・二覚書」調印後(「覚書」の内容は①大学側は、今年六月までに教育財政の根本方針を決める。その前に三月をめどとして、その根本方針検討のための方針をきめる②その場合、F全学の英知を結集して学生の意見を尊重する③三月の〝方針”決定次第予算に計上する④それまでは理事会が学費増収分を別途に保管する)、一方的に二月下旬に理事、教職員構成の教育委員会、財政委員会、前二者の合同委員会を諮問委員会として設置し、その中に学生の参加権を認めず、これによって42年度予算に増収分は計上できると声明したのである。
 このように客観的に理事会の値上げは進行し再び、理事会の独断による学園運営が行なわれようとしている。これに対し、他の諸潮流は有効に対応できず(トロッキストは茶番的に〝白紙徹回”を叫びつづけ、民青は傍観)大衆闘争はかちとられていない。

 Ⅱわれわれの方針
 このような中で民学同明大支部は三者協議会設置要求、増収分三者保管のスローガンを掲げて闘っている。学費の本質に関しては民学同六大会決定集の中で明確化されているのでくりかえさないが、我々の今斗争で掲げ大衆的支持をかちとったスローガンを述べておこう。
一、マスプロ教育のたわの学費値上げ反対!
一、国民、学生収奪によるマスプロ教育のためめ過剰設備投資反対!
一、マスプロ教育を通しての利潤追及反対!
一、マスプロ教育を通じての権力・資本に従順な労働力の大量で安価な養成反対!
であった。これをふまえ、学費闘争を大衆的にかちとっていく任務方針は何であったか–それは学費闘争は大学の民主的改革のための闘争と結合されない限り、結局とるものととられるものとの経済主義的物取り闘争となるのである。従って、全大学とりわけ私学のかかえている重大な矛盾に対して、現象的に対決していくのではなく、矛盾そのものにメスを入れる闘いとならなければならない。即ち、大学の機構的、内容的な民主的改革の斗いに、学費闘争をはっきりと位置付けねばならない。
 そこから、現在の条件のもとでは、学費値上げはいうまでもなく、大学運営、財政、教育勉学条件等の内容に関して、学生の発言権、介入権を拡大させる闘いが必要となる。とりわけ明大では、学生、理事、教職員で構成される全学協議会がかちとられた歴史がある(これは、トロッキズムのハネ上り路線のあやまりのため、これへの参加を学生が拒否したことにより失われた)さらには学費闘争の初期の段階では、昨年七月二日の、学費値上げ決定以前に学生と話し合う、その場合、値上げ撤回もありうる、という「七・二協約」がかちとられためである。だから、ここに基本的な闘争スローガンは「学費値上げ案白紙撤回、三者協要求」であったといえる。これを理解できない中執(社学同統一ブント)は白紙撤回を叫びまわるのみで、無展望、無方針な、その必然的帰結としての少数ストへ進行していったのである。

 Ⅲ若干の総括
 以上のことから、われわれは闘いの経過の中で、基本スローガンの確認の上に立って、次の如く方針を提起した。夏休み以前は事前協議制獲得に焦点をしぼり(七・ニ協約をかちとる)夏休み後は、当局の「協約有名無実化」の中で、「七・ニ協約」を宣伝、扇動の武器のテコとして、これを、かっての全学協の存在とあわせ、三者協要求のスローガンに集約し、値上げ発表後の闘争の大衆的高揚の中で、「事前協議制破棄は許さない、白紙撤回、三者協要求」として、(トロッキストは何ら方針を出しえず闘争を三派デッチ上げ全学連のプロパガンタへ歪少化)一月闘争は、少数ストの進行の中で(バリケードを守るのはわずかニ~三十人)白紙撤回を含めた三者審議会設置要求として展開したのである。

Ⅳ民膏・トロツキストの否決的役割と民学同の前進

 それでは民青及びトロッキズム諸潮派は今期闘争でいかなる役割を果したのか–運動を阻害したの一言につきるといえる。
 中執を中心とした社学同統一ブンド及びそれに付和雷同するトロツキスト諸派は、自治会権力への醜悪的執着から、学生大衆無視のアナ一キーな極左盲動主義とその裏返したる右翼的追随という「右と左への動揺」を果てしなく繰り返し、遂には反対派の暴力的抑圧を行って自治会民主主義の破壊(闘争季のデッチ上げ等)にまで到り、「ボス交」を頼りとするまでになり下ったのである。従って学生の発言権、介入権を大学機構の中に獲得する闘いは、資本の側、経営者の側にまるめこまれるのではないかという自らの無指導性と自信のなさから彼らには提起できるはずはなかったのだ。これに対し民青は、最初から闘争に参加せず(ニ月頃までは傍観せよとの内部通達を出す)現段階の学園、教育闘争をこれまでの日常身のまわり主義の次元でしか把握しえず、排他的な組織拡大手段としてしか行わず(そのためには猫の目のように方針転換も辞さず、-学生大会で、大衆的支持がないの名目で右翼と共にスト反対にまわり、一月少数ストの中で、それまで方針一つピラ枚出さなかったのが突然闘いは大衆的支持をうけている、諸要求+物価値上げ反対+総選挙勝利でがんばろなとと叫び出した) 「ヒモのつかない国庫補助」を思いついたようにくりかえすのみであった。国庫補助要求の斗いは、理事会の営利主義、無責任主義、学生への責任転転嫁を改めさせる闘い、大学の民主的改革の闘い、そして全国斗争を通じてでなければ、反動理事会を客観的に擁護することになるのである。
しかしながら、大衆闘争の論理は、民青、トロッキスト内部にも、一定の分岐を生み出さざるをえない。闘争の中で「デッチ上げ三派全学連」は、「実体」を喪失し、一方民青内部では、その誤れる指導を批判して、民学同の方針こそ正しいと気付き始めた諸君が増大しつつある。

 
【紙上討論】  核拡散防止条約を巡って

 現在、わが同盟は、核拡散防止条約についての資料、意見を集中し、同問題での最終的意志統一を急いでいるが、同問題の深い理解のためにここに三つの代表的見解を紹介する。論争はわかり切ったことについては起らず、一局面から他局面の移行期や重点をどこにおくかに対して起ってくるのである。論争には節度を守ること、機関は論争の対立点を明確に徹底させることが必要である。正確に表現されていないが正レい問題提起を含んでいる発言に注意し、それに高い形態を与え同盟全体のものとすることが大切である。同盟内の言論の自由とは各自が無根拠な勝手なことを無制限に討議するためにあるのではなく、科学的真理(具体的認識)が組織内に貫徹するための絶対的条件であるということ、民主主義とは指導と責任が不可欠の条件としてあることを深く確認することが必要である。
 この要旨の掲載が、より高い次元での意志統一に寄与することを期待する。(編集局)

<意見A>
核防条約の国際的獲得目標は、「あらゆる形態でのドイツ連邦共和国の核兵器保有をみとめない」(3/9プレジネフ演説)ことである。つまり①独自核武装②MLF構想も二つながら拒否することである。同条約への西ドイツの紙抗は、現在〝査察″問題を中心に行われており、米国との矛盾を深めながら最後の抵抗を行っている。一方、日本では、①②を獲得することの重要さはむろんのことだが、日本の政府、独占の当面の環は「核もちこみ」にあり、政府独占は「核防条約の基本骨子(①と②)の承認とさしちがえて「平和利用」「安全保障」の名による「核もちこみ」の国際的保障と国民的同意=国民の核アレルギーの克服を図っている。以上の事実は野党各派の誤りにも促されて、「核防締結」問題が、政府、独占ペースで進行していることを示している。われわれは西独、日本の策動を粉砕し、〝査察″〝平和利用″問題でも、ソ連原案の貫徹した核防条約をかちとらなければならない。日本では、核防締結のイニシアが確実に政府、独占の手にあることの結果として生まれつつある幻想(政府は核武装化への意図がない)を打ち被り、同時に核ナショナリズムを克服しつつ、しかも当面の独占の環=獲得目標である「核もちこみ」の禁止を要求するスローガンが必要である。非核武装宣言と核防条約を同時締結しよ」のスローガンは核防条約の成果を、わがものとしつつ、政府の弱い環=核もちこみ禁止を要求するものとしてある。われわれは「核防条約を即時無条件に締結せよ」も、「非核武装宣言を前提核防条約を締結せよ!」も二つとも誤りであると考える。両者は互いに裏返しの関係にある。
 かくてわれわれの次のスローガンをうる。ソ連原案の貫徹した核防条約をかちとろう。

 佐藤内閣の「平和利用」「安全保障」に名をかりた核もちこみ策動粉砕!
 日本非核武装宣言と核防条約を同時締結せよ!

<意見B>
①条約は西独、日本等の核兵器保有への企図を封殺するものである。!
 「核兵器に秘密はない」といわれるほど核兵器製造技術が普及した。核兵器保有国をこれ以上ふやすことは国際緊張を激化させる。核兵器保有への最短距離に位置する国は、西独、日本帝国主義である。このような事態の中で西独、日本等核兵器保有国をこれ以上ふやさぬ核防条約締結の要求は世界人民の世論であった。条約は最大の問題点であった多角的核戦略構想をアメリカが世界人民の圧力のもとで放棄を余儀なくされたものである。これは世界平和勢力の一つの勝利であり、部分核停以後もっとも重要な核軍縮への前進であり、核保有への意向を強めている帝国主義勢力、アメリカの極反動層に大きな打撃を与えるものである。
 ②佐藤内閣の「平和利用」「安全保障」に名をかりた条約破壊策動を粉砕し、即時締結の運動をもりあげよう!
 西独、日本の帝国主義者は「平和利用の平等性」要求、「安全保障」の要求などと称してヒステリックに反対している。西欧では査察調問題で米、西独を中心とする対立は激化している。佐藤政府も「核爆発の平和利用を保障させるにはわが国はどんな強い態度をとってもよい。」「基本精神が貫ぬかれねば断固反対だ」と条件つき「賛成論」で条約のぶちこわし、抜け道づくりの策動を全力で開始した。それは将来の日本独自の核武装化をも計算に入れて、自己の手をしばられまいとする日帝の衝動なのである。
 平和勢力の要求の前にアメリカが譲歩を余儀なくされ西独、日本等のあらめる形態での核保有をしばり上げる同条約に対して、種々の条件をつけることによってぶちこわし、抜け道づくりの策動を働いている政府の危険な動向をあばいて、政府に即時締結をさせることは重要な課題となっている。そのたたかいが条約を運用せんとする政府の企図を封殺する軍縮運動の当面の環である同条約締結運動が有効に、政府の核もちこみ策動をも封じ、非核武装宣言をも強制する力関係をつくりあげることになろう。

佐藤政府は核拡散防止条約を即時締結せよ!

<意見C>

 米帝のベトナム侵略の質的拡大と国会における〝防衛論議”と絡まって〝核問題”が重大な政治問題となりつつある。帝国主義者の対立と矛盾が、核武装の形態(独自核武装型か、核安保型か)をめぐる対立である以上、われわれは〝どういう”形態の核武装を禁止すべきであるではなく、〝あらゆる”形態の核武装阻止という基本的立場を堅持しなければならない。加えて日本独占の当面の方向が、独自核武装化ではなく(将来的可能性)、核持ち込み→自衛隊核武装(三次防〝ナイキ・ハーキュリーズを見よ!)であり、かつ原空母エンプラ寄港を目前に控えた現在、核持ちこみを含む”あらゆる″核武装を防止する闘いが、れれわれの基本方向である。この基本方向での闘いは、独占の「平和利用」「安全保障」の名による「核もちこみ」の国際的保障と国民的同意=国民の核アレルギーの克服という彼らの意図を粉砕しうるし、野党各派の誤りを克服しうるであろう。更に、西独の批准拒否、日本の〝平和利用の除外、条約期限の規定(独自核武装すら禁止しえない)の危険性を防止しうるであろう。それ故この基本方向をめざすスローガンは非核武装宣言と核防条約を同時締結せよ!に体現されるだろう。このスローガンの有効性は、①政府の核もちこみ=核安保構想実現を阻止する方向で、日本政府独占と鋭く対決しうる。②帝国主義間矛盾を利用したソ連外交の展開は、各国の対政府闘争の強化によって有利になる。それはソ連原案の貫徹を勝ちとる原動力となる③”誤っている”とはいえ、民主勢力の一定の危惧(=日本核武装化)に正しく答え、彼らを我々の隊列に参加させうる。とまれ、我々は同時締結”のスローガンであらゆる形態を含む核武装禁止の基本要求を掲げた大衆運動で日本独占と対決してはじめて、帝国主義者特に日本、西独、米帝の危険な策動を粉砕しうるであろう。
 
、佐藤内閣は、日本非核武装宣言と核拡敢防止条約を同時に締結せよ!

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戦後学生運動の歴史(1967年1月-3月)

戦後学生運動の歴史(1967年1月-3月)
出典は、「資料 戦後学生運動 別巻」(1970年11月30日第1版第1刷)です。

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内外情勢 学生運動 自治会の動き
1967年1月
6 沖縄教職員会、地方教育公務員法・教育公務員特例法(教公二法) に反対して非常事態宣言
9 米国防省、ベトナム参戦米軍は四十七万三千名と発表(朝鮮戦争の最盛時を越える)
10 ジョンソン、一般教書でベトナム戦争継続・六%増税を発表
13 文部省、建国記念日の学校での扱い方につき、学習指導要領に依拠と次官通達
24 「赤旗」〝紅衛兵の不当な非難に答える″発表
25 琉球立法院文教社会委、教公二法を強行採択
25 モスクワで中国人留学生、警官に暴行さる(26日中国、ソ連
に抗議)
29 第三一回総選挙(自民得票率初めて五十%を割る)
10 民学同島根大学支部結成
10 琉球大学生ら二百名、琉球立法院教公二法審議に抗議して議場内に突入、坐り込み
15 医学連中央委員会〔京都府立医大〕、全学連(三派系)を支持し医学連から中執を派遣、三月国家試験ボイコットを通してインターン制完廃をかちとる等運動方針を決定
19 大阪学生平和集会(大阪府学連・平連協)、ジョーン・バエズを迎えて、3000名参加(民旗No38)
20 全学連(三派系)、ベトナム侵略反対・エンプラ入港阻止全都決起集会〔清水谷公園〕に四百名結集、日比谷公園までデモ、三名逮捕
19 高崎経済大生百五十名、昨年の私学化反対闘争で起訴された学生一名の初公判に抗議デモ、全員傍聴するが三分で閉廷
20 明大全学闘、理事会との大衆団交に七千名参加、団交決裂(28日和泉校舎で団交、理事会、妥協案を提出するが全学闘拒否)
20~21 高崎経済大学生大会、不正大量入学反対で受験者の公表、入試判定会議に学生オブザーバーの参加等を要求して試験ボイコット決議(22日パリスト突入)、
23 静岡大教養・教育学部、卒業生の完全就職・校舎移転反対等を要求してスト
25 東大医学部学生大会、インターン制完全廃止を要求してスト決議(26日無期限スト突入)
27 京大生百名、五・二五警官構内侵入事件の初公判に抗議デモ、法廷内で不当裁判弾劾集会を開き流会
28 中大学生会館入館式、千五百名参加、法・商学部教授会、処分解除を発表
29 明大全学闘、大衆団交会場を体育会学生から防衛せんとして実力排除、理事会の出席拒否で大学院で代表団交、支援学生ら大衆団交を要求して会場に突入、団交決裂
30 明大体育会学生バリケード破壊、理事会大学院に機動隊を導入し坐り込みの学生排除・一名逮捕、全学闘・全二部共闘バリケードを再構築するが体育会のテロで学内退去、体育会学内占拠し授業再開
1967年2月
7 紅衛兵のデモ隊、北京のソ連大使館に突入
11 初の建国記念日、各地で祝賀行事や抗議集会開催
12 アジア・アフリカ人民連帯機構理事会開会〔ニコシア〕、親中国派ボイコットで事実上分裂
17 第二次佐藤内閣成立(文相留任)
22 社会党佐々木委員長、民社党は第二保守党の本質暴露と発言(3月10日両者公開討論)
23 米原潜スカルピン号、横須賀入港
24 琉球立法院、労学二万名のデモ隊に囲まれ本会議流会(11月22日教公二法廃案)
25 中国研究所で中国問題をめぐり分裂
1 全学連(三派系)、明大闘争支援・学園奪還決起集会〔中大〕、のち明大までデモ
10 全学連(三派系)・明大全二部共闘等共催・全都全明治総決起、二・二協定粉粋で集会〔明大和泉〕に三百名結集、のち構内突入で三名逮捕
15 全学連(三派系)主催・紀元節復活反対全都総決起集会〔清水谷公園〕に八百名結集、雪の中を文部省に抗議デモ、四名逮捕
19 全学連(三派系)拡大中央委〔早大〕、斎藤委員長を罷免し秋山委員長ら新執行部を選出
20 全学連(三派系)・明大全二部共闘、学費値上げ阻止・入試粉粋決起集会〔御茶の水駅〕に四百名結集、改札口坐り込み集会の後、明大までデモ、九名逮捕
23 社会党・総評系の原潜寄港阻止決起集会〔横須賀〕に三派系三百五十名結集、基地正門ゲートにデモ、八名逮捕
26 砂川基地拡張阻止青学総決起集会〔砂川〕に反戦青年委・反日共系各派千五百名結集、基地ゲート前で機動隊と衝突、逮捕者八名・重軽傷者二十五名、のち立川駅までデモ
(民学同北海道大学支部結成)
2 明大学生会中執、学外で理事会との協定に調印、全学闘の一部・全二部共闘、協定無効・白紙撤回を要求し断乎闘うとアピール
7 高崎経済大当局、自治会執行委全員を含む十四名を処分、自治会、処分撤回・入試阻止で本館をバリケード封鎖(15日解除)
10 国際基督教大生六十名、能研テスト入試採用反対で本部バリケード封鎖・占拠(23日学長の能研テスト不採用声明で封鎖解除)
11 初の建国記念日、東大教養・教育大等全国二十六大学で同盟登校・抗議集会
19 明大全二部共闘・明大学館守る会等二百名、入試強行粉砕・学館閉鎖抗議で学館に坐り込み、当局、機動隊を導入して実力排除、一名逮捕(20日機動隊包囲下で入試開始)
24 慈恵医大、インターン制度完全廃止を要求して全学無期限スト突入
24 琉球大学生会、教公二法阻止共闘会議指導部の方針を蹴って立法院玄関に坐り込み・占拠、本会議流会
1967年3月
1 沖縄に関する日米協議委、沖縄船舶に〝日の丸〃の併揚を決定
7 劒木文相、外国人学校制度の創設を含む学校教育法改正案を国会に上程したいと言明(16日社会党、在日朝鮮人の民族教育圧迫と反対申入れ)
11 「人民日報」、善隣会館事件で日共はソ連と結託していると初めて名指しで非難
15 反戦青年委全国運営委〔社会文化会館〕、四・二八沖縄デー等闘争方針を決定
23 ラスク、訪米中の岸信介に安保条約の自動延長を示唆
27 IUS第九回大会〔ウラソバートル〕、全学連(民青同系)代
表参加、日本への調査団派遣・書記局員石井保男の解任を決議、中国派三カ国ラテン・アメリカ十一カ国代表不参加
29 札幌地裁、恵庭事件で無罪判決、自衛隊法の違憲判断は回避
2 善隣会館で日中友好協会をめぐり日共党員と中国人留学生衝突、日共系、棍棒部隊を動員したため中国人留学生の負傷者多数、社学同ML派系学生ら支援闘争展開
6 都学連(三派系)五十名、原潜横須賀寄港に反対して基地正門にデモ、三名逮捕
11~13 第二回全国学生ゼミ〔東京〕、民青同系学生千五百名参加
12 青医連・医学連全国統一行動、全国十カ所での医師免許国家試験受験はわずか四百余名、九割がボイコット、全国で反対デモ行なわれ十一名逮捕
19~21 全学連(民青同系)第七回中央奏〔法政大〕、学園闘争の高揚のなかで、教授会との共闘路線を一部修正
27 民学同第七回全国大会〔大阪〕、全国四十大学代表参加してベトナム反戦闘争・核拡散防止条約の評価等を討議
29 全学連(三派系)第二回中央委〔法政大〕、三百五十名参加してベトナム反戦・砂川闘争を軸とした春季闘争方針を決定、都知事選の方針でほ各派意見異なり統一見解出ず
4 高崎経済大当局、九名を第二次処分(6日定員の六・七倍を合格者として発表)
8 慶大医学部・青医連支部学生大会、インターン制廃止・医局改善を要求してスト突入
12 高崎経済大学生大会、不正入学阻止・大量処分反対で試験ボイコット決議(14日試験ボイコットでピケを張る学生を市職員・右翼が襲撃、16日抗議集会、市内デモに五百名結集)
22 高崎経済大に機動隊導入、暴行容疑で自治委員ら八名逮捕
23 北大当局、寮闘争で四名処分
24 明大二部学苑会学生大会、学費値上げ白紙撤回・二・二協定粉砕を決議(25日全学自主卒業式、学内デモ)
27 無期限スト中の東大医学部、当局が青医連東大支部を認めたためスト解除
27 国際基督教大当局、二・一〇能研テスト闘争で本部占拠の学生を告訴

 

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1965年-67年 「共産主義者の結集と統一」をめざす動きについて

★1965年-67年 「共産主義者の結集と統一」をめざす動きについて

いわゆる「総結集」運動をめぐる資料を集めました。
党派新聞と、「組織統一準備委員会」の報告集です。
テキスト化はしておりませんので、PDFファイルでご覧ください。

<関連する「日本のこえ」・「新しい路線」紙>

日本のこえ 67号 1965年10月26日 「共産主義運動の統一と党建設を」
新しい路線  164号1965年12月13日 「こえ」との協議進む
新しい路線  174号 1966年3月7日 全国会議の成功を
新しい路線  号外 1966年3月7日 社革第5回総会のための討論
日本のこえ 90号 1966年4月13日 「全国会議のまとめ」
日本のこえ 91号 1966年4月19日 「よびかけ」(共産主義者の結集と統一をめざす全国会議)
新しい路線  197号 1966年9月5日 統一大会は11月下旬
新しい路線  206号1966年11月21日 共労党結党委員会発足(終刊号)
日本のこえ 123号 1966年11月29日 第2回全国会議(11/11)志賀提案を討議

★「共産主義者組織統一準備委員会会報」(PDFで公開いたします)

共産主義者の結集と統一をめざす全国会議(まとめ・よびかけ) パンフ 8P 1966/3/23

共産主義者組織統一準備委員会会報  1号  1966/05/01  10P
共産主義者組織統一準備委員会会報  2号  1966/05/15  23P
共産主義者組織統一準備委員会会報  3号  1966/06/01  10P
共産主義者組織統一準備委員会会報  4号  1966/06/15  12P
共産主義者組織統一準備委員会会報  6号  1966/07/15  10P
共産主義者組織統一準備委員会会報  7号  1966/08/01  21P

おそらく個人名が出ている皆さんは、すでに鬼籍に入られたと思いますので、トリミング等の処理は行っておりません。また、書き込み、傍線等は故小野義彦先生によるものです。

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戦後学生運動の歴史(1966年10月-12月)

戦後学生運動の歴史(1966年10月-12月)
出典は、「資料 戦後学生運動 別巻」(1970年11月30日第1版第1刷)です。

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内外情勢 学生運動 自治会の動き
1966年10月
10月 12 野党各派、相次ぐ”黒い霧“問題で政府・自民党を追及
13 日共七中総、西沢隆二の除名を決定、中国流の処分続く
21 総評五十四単産、ベトナム反戦統一スト
24~25 ベトナム参戦七カ国会議開催〔マニラ〕
24~30 日共第十回大会、自主独立路線確立
27 中国、核ミサイル実験に成功
31 中教審、〝後期中等教育の拡充整備について“文相に最終答申、〝期待される人間像″は別記にとどめる
—-中共中央工作会議で劉少奇・鄧小平、自己批判
7~8 全学連(革マル系)全国自治会代表者会議〔早大〕、十月闘争方針を決定、二日目、百五十名で明大構内デモ・三派全学連再建を弾劾
7~8 全学連(民青同系)全国自治会代表者会議〔日本橋公会堂〕、大学の危機突破等を討議
8~9 全学連(三派系)再建準備会結成大会〔明大〕、十二月再建大会結集のアピール採択、準備会役員(委員長・斎藤克彦)を選出
14 ベトナム反戦社共統一行動、中央集会〔明治公園〕 に全学連(革マル系)四百名、都学連(三派系)九百名、ベトナム反戦学生共闘委(構改系)二百五十名、全学連(民青同系)三千名が参加
15~16 道学連第二十回大会〔北教大札幌〕、民青同系自治会代議員五十三名を含む二百名参加(委員長・ニッ川健二)
19 ベトナム反戦直接行動委(アナキスト系)、武器の生産中止を要求し田無の日特金属工業に突入、三名逮捕
20 全学連(三派系)再建準備会主催・ベトナム反戦・総評統一スト支援総決起中央集会〔日比谷公園〕に二千五百名結集、米大使館に向かうも機動隊と衝突、銀座デモで十七名逮捕、全学連(革マル系)五百名、日比谷野音に結集、清水谷公園までデモ、全学連(民青同系)三千名、芝公園で集会・デモ
21 全学連(革マル系)三百五十名、国労支援で大宮操車場構内集会・デモで三名逮捕
21 総評主催の中央決起集会〔日比谷野音〕に三派系千名・構改系三百五十名結集、米大使館デモ・坐り込みで六名逮捕、京都府学連(三派系)千二百名、集会・デモで九名逮捕、大阪府学連千名、集会・デモ
24 紀元節復活公聴会阻止闘争、広島大生ら三百名、会場〔広島婦人会館〕にデモ、一部会場内突入で四名逮捕、大阪府学連六十名、会場〔府庁〕内デモ・坐り込みで一名逮捕
5 高崎経済大、教授・学生の二者協議会設立・兼任教授増員等を要求して一週間スト突入(7日大学側、学生との話合いの場を設定、教官増員案を示したためスト解除)
5 東京地裁、早大闘争で起訴された十三名の第一回公判、抗議集会に二百名結集、機動隊出動し公判流れる(n月5日第一回公判開始)
7 明大学生会、大衆団交の席上で大学の買収工作を暴露、当局を追及(12日団交に三千名結集、学費値上げ計画の白紙撤回を要求)
12 長崎学生会館、統一館規反対で残留していた女子学生三名に退去命令、支援学生のピケを警官隊実力排除し強制退去、二名逮捕
17 教育大文・理・農学部自治会、筑波移転問題で当局に団交を要求、将来計画委流会、教育学部自治会、スト権確立)
21 東北大生、国労スト支援で反戦青年委とともに仙台駅ホームで坐り込み・集会、機動隊実力排除で三名逮捕
21 一〇・二一ベトナム反戦闘争に埼玉大全学・同志社大全学・立命館大文・大阪市大全学・和歌山大経スト、岡山大全学半日スト
24 明大生田寮等三寮生百名、水光熱費の全額学校負担を要求して大学本部前坐り込み突入(31日解除)
24 国士舘大”学生自治を守る会″、学園民主化を訴えるビラ配布、当局ほ大学周辺・駅構内に右翼学生を配置、ビラを強制的にとりあげる
27 中大、学館問題で十四名の処分発表に全学抗幕集会開催、のちl一回にわたり処分撤回を要求し升本学長宅に抗議デモ、四名逮捕(28日全学抗議集会に千名参加)
1966年11月
1 東大、全学学生に〝大学の自治と学生の自治“配布
5 教育大和歌森文学部長、学園移転問題をめぐり辞任
5 全造船脱退の三菱長崎造船・横浜造船など三菱重工労連結成
9 東大法学部教授会、専門課程の一年延長・三年制の構想発表
12~15 共産主義労働者党(共労党)結党大会(前期)開催、志賀義雄結党反対、社革解散(67年2月後期大会、議長・内藤知周、書記長・いいだもも)
15 有田文相、来年度国立大授業料値上げはせず、東大法学部の年限延長はなお検討と言明
29 国防会議、第三次防衛力整備計画大綱を決定
30 国大協、〝学生問題に関する所見″発表、自治は秩序を前提等学生運動に対する見解を明示
4 米国務次官バンディ来日反対でベトナム反戦共闘委(構改系)二十名、米大使館に抗議行動
6 青医連第四回臨時全国大会〔京大〕、インターン制完全廃止実現のため来年度国家試験ボイコット等の闘争方針決定
9 全学連再建準備会(三派系)主催・ベトナム反戦集会〔清水谷公園〕に三百名結集、全学連(革マル系)百五十名合流、米大使館に抗議デモ、山王下で機動隊と衝突し六名逮捕、全関西決起集会〔神戸〕に六百名結集し米領事館デモ・三名逮捕
18 ベトナム反戦共闘委(構改系)七十名、輸送船建造契約破棄を要求し、三菱重工業ビル正門前で抗議行動、機動隊と衝突し三名逮捕
19 東学館館生大会、地裁の強制立退き仮処分執行にバリケード構築で阻止を決議(20日機動隊導入、支援学生とともに三百名で枚動隊と衝突・一名逮捕、明大学館で抗議集会の後、奪還デモ・二名逮捕)
23 反戦高協主催・ベトナム反戦・能研テスト反対全都高校生集会〔日本橋公会堂〕 に高校生五百名参加、全国四百万高校生へのアピール等採択
24 東学館生・早大生ら三百名、東学館強制執行に抗議して学徒援護会にデモ、新東学館に突入し三名逮捕
25 反戦青年委主催・全都反戦決起集会〔両国公会堂〕に反日共系各派二千名参加、錦糸町までデモ
29~31 青医連・医学連全国統一行動、無給医局員の有給化を要求して全国十二大学で診療拒否闘争展開
6 広島大生五十名、三次防粉砕で自衛隊市内武装パレードに抗議行動、一名逮捕
8 教育大四学部集会、筑波移転強行決定反対等を決議(14日文学部スト権確立)
12 国学院大、体育会学生が学生大会開催を阻止しょうとして自治委員と衝突、四名負傷
17 大阪学大天王寺分校、教授会決定の学部名称変更に抗議してスト突入(12月9日解除)
18 中大自治会二百五十名、学館単独管理・処分撤回を要求して学部長室前坐り込み(29日学館準備会に学生案提出、大学当局の回答なければ十二月十一日よりスト突入を宣言)
18 明大臨時学生大会、学費値上げ計画白紙撤回を要求してスト権確立(23日全学闘争委結成、和泉校舎無期限バリスト突入、28日生田校舎パリスト突入)
26 神戸大、国立大授業料値上げ策動反対・寮経費負担区分撤廃を要求して全学スト
30 明大全学闘、理事会との大衆団交に四千名結集、団交決裂し駿河台校舎無期限パリスト突入、二部学苑全学生大会、執行部(民青同系)を不信任し即日スト突入、全二部共闘会議結成
30~12・1 日大文理学部学生総会、一連の暴力事件を起こした応援団の解散を決議
1966年12月
3 佐藤内閣改造(文相・劒木享弘)
3~20 臨時国会開会、野党欠席で自民党単独審議
8 建国記念日審議会、二月十一日と答申(9日公布)
9 国民文化会議・紀元節問題懇談会など、審議会答申に抗議
9 アジア・アフリカ研究所で中国問題をめぐり分裂
10 警視庁、一〇・ニー日教組ストで都教組幹部十名逮捕
12 文部省、大学・短大の基本調査発表、マスプロ化進行を指摘
13 中共中央宣伝部長陶鋳、劉少奇・鄧小平を名指しで批判
27 衆議院解散
2 全学連(三派系)再建準備会主催・ベトナム反戦全都決起集会〔清水谷公園〕に八百名結集、米大使館にデモ・三名逮捕
3 医学連関東ブロック、全国医学部長・病院長合同会議阻止統一行動、七百名が東京医歯大に結集、順天堂大までデモ、合同会議に団交を要求して坐り込み、会議は仮免許医制度決定できず
8 京都反戦・べ平連等共催・ベトナム反戦・佐藤内閣打倒全京都決起集会〔円山公園〕に労学二千名参加、市役所前までデモ
9 全学連(三派系)再建準備会・東学館自治会共催・教育学園闘争勝利全関東学生総決起集会〔中大〕に千五百名結集、文部省デモで四名逮捕
17~19 全学連(三派系)再建全国大会(委員長・斎藤克彦)、三十五大学七十一自治会代表を含む千八百名参加、総括・秋山勝行(中核派系)、情勢分析・高橋孝吉(社青同解放派系)、任務方針・斎藤(社学同系)が各々提案・採択、七〇年安保への闘う全学連再建を確認
17~19 全学連(革マル系)第四十五回中央委〔早大〕、中大・明大闘争支援、三派全学連結成弾劾等を決議
18 ベトナム反戦共闘百名、三菱重工の米ロッキード社との兵器買付け契約に抗議し本社前で集会・デモ、機動隊の実力排除で四名逮捕
3 医学連統一行動、東大医・東京医歯大スト
5 中大緊急連合自治委総会、処分撤回等を要求してスト権確立、全学中央闘争委結成(8日学館管理運営準備会に二千名参加、交渉決裂で全学パリスト突入)
6 関西学院大法・社会学部、薬学部新設に反対してスト突入(8日当局の薬学部新設計画撤回でスト解除)
13 明大全学闘、学費値上げ決定阻止で学外開催の評議会に突入、流会さす(15日パリスト中の和泉校舎に右翼学生が襲撃、二名重傷、同日、理事会、学費値上げを正式決定)
14 中大全中闘、学館管理運営問題で大学当局と大衆団交(17日20日も団交、千五百名から三千名結集、25日学生統一案がほぼ認められパリスト解除)

 

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民主主義の旗    第37号 1966年10月17日

民主主義の旗    第37号 1966年10月17日

主な記事
☆ 10.21総評反戦ストに呼応し、全国学生統一行動に総決起せよ!
☆ 【主張】ベトナム反戦闘争の先進的一翼を担い、米軍撤退をかちとろう
☆ 37自治会が参加し、関西自治代開催 10.21共同闘争を確認
☆ 21闘争を戦線統一の橋頭堡に 民学同・ベトナム反戦の先頭に立つ
☆ 10.21市大教養ストで決起 (岡山大、阪大教養、京都工織大)
☆ 無方針の民青「全学連」 3派 第3「全学連」再建を決定

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七・五ラスク訪日抗議京都集会に向けて全国学友へのアピール

1960年代の学生運動の歴史的文書 No.11

七・五ラスク訪日抗議京都集会に向けて全国学友へのアピール
兵庫県学連・大阪府学連・立命館大学一部学友会  1966年7月5日

全国の学友諸君!
七月五日から、京都において、日米経済合同委員会が開かれる。すでに我々は、この日、全国各地で、ラスク訪日抗議行動を起こし、京都の地で抗議集会をもつことを提案した(六・一四アピール)。ラスク訪日と日米経済合同委開催が、アメリカ政府のヴェトナム侵略の新たな拡大、佐藤内閣の侵略加担強化の新たな局面の中でもたれる。
「経済合同委」が、ヴェトナム侵略、中国侵略、日本の一層の加担についての日米支配者の「政治合同委」であることは、もはや公然の秘密である。
ラスク訪日抗議と原子力空母寄港阻止の闘いは、第一に日本政府を最大の加担者としてヴェトナム侵略拡大を続ける米政府への抗議、第二にヴェトナム侵略戦争に加担し、かつ自主防衛、核武装への道を公然と歩み出した佐藤政府への抗議である。そしてこの闘いは、日米支配者の間にくさびを打ちこみ、彼らを孤立化させ、ヴェトナム戦争終結の展望を切りひらいていく闘いへと発展させられる必要がある。その為には、米
政府の侵略を不断に暴露するのはもちろん、我々には何よりも佐藤内閣の加担をやめさせる闘いを起こしていく必要がある。
又この闘いは、未だ統一した巨大な闘いを起こしえずにいる民主勢力、行動の統一を回復していない学生戦線というわれわれの最大の弱点を克服する闘いにしなければならない。我々は、行動の統一をかちとり、単一全学連実現のため、あらゆる努力を行なってきた(六・九、六・ニー、 六・二四).又今後もねばり強く続けるであろう。自称「全学連」の統一行動の無視、拒否する態度(我々の呼びかけに一度も解答していない)、トロツキスト諸君の反自称「全学連」→十二月「全学連」再建→第二全学連コースが現在統一の最大の障害となっている。七・五の闘いを統一した闘いにし、堅固な行動の統一を積み重ね、単一全学連実現の一里塚にしよう。
全国全自治会が共同抗議文を検討され、支持し、クラス支持決議を集約し、抗議団を派遣されるよう要請します。

《フスタ長官への抗議と要望》
一、北ヴェトナムへの北爆、北進、南ヴェトナムへの内政干渉を直ちに中止すること.
二、米軍はヴェトナムから即時撤退すること.
三、ジュネーブ協定(一九五四年)を遵守し、北ヴェトナム政府の提示する四原則、南ヴェトナム解放民族戦線の五条件に基づいて、ヴェトナム問題の解決をヴェトナム人民の手にゆだぬること.
四、安保条約に基づく原子力潜水鑑の日本寄港を今後再び行なわないこと.
五、近く予定されているといわれる原子力航空母艦「エンタープライズ」号の日本寄港を中止すること.
右の諸点について抗議並びに要請すると共に、貴政府が今後もかかる侵略政策を継続される場合には重大な決意の下に、全国民的反対運動の展開によって応えるであろうことを表明します。
一九六六年七月五日
兵庫県学連
大阪府学連
立命館大学一部学友会

ラスク国防長官殿

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戦後学生運動の歴史(1966年7月-9月)

戦後学生運動の歴史(1966年7月-9月)
出典は、「資料 戦後学生運動 別巻」(1970年11月30日第1版第1刷)です。

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内外情勢 学生運動 自治会の動き
1966年7月
1~4 米国人種平等会議大会、 カーマイケルの主張する〝ブラック・パワー″支持決議を採択
4 政府、閣議で新東京国際空港の建設地を成田市三里塚に決定(29日公団設立)
5 日米貿易経済合同委開催〔京都〕(7日共同コミュニケ発表)
9 中国、中共宣伝部長陸定一の解任・文化革命小組(組長・陳伯達)の設置を発表
13 都教委、都立高校入試制度改善の基本方針決定(学校群新設・入試三教科制)
19 文部省、報告書〝大学院実態調査″発表
20 英首相ウィルソン、ポンド危機打開のための緊縮政策を発表
27 私大問題懇談会、報告書〝当面する私立大学の諸問題について″文相に提出
31 第十二回原水禁世界大会(8月3日中国派十六カ国代表退場)
31 総評大会開催(議長・堀井利勝)(→8月4日)
1 全国実行委主催・ハノイ爆撃抗議緊急集会〔清水谷公園〕に都学連(三派系)二百名参加、反戦青年委とともに米大使館にデモ
2~4~ 全寮連第八回大会〔明大〕、民青同系執行部、会費滞納を理由に東学館等反執行部派の発言を封じたため混乱、三日目、無防備の東学館生に民青同系学生百名が角材で襲撃、東学館生負傷多数
4 ラスク来日阻止伊丹空港闘争に大阪府学連五百名結集、空港通行路坐り込みで二名逮捕、京都府学連、ラスク入洛阻止決起集会〔立命館大〕に三百五十名結集、都ホテルにデモ、六名逮捕
5 反戦青年委主催・ハノイ爆撃抗議集会〔清水谷公園〕に都学連三派系)百名参加、米大使館デモ
5 中央実行委主催・ハノイ爆撃抗議集会〔明治公園〕 に全学連(民青同系)九百名参加
5 日米合同委反対社共統一行動、京都府学連千六百名、集会〔京都洛北高校前〕、のち国際会館にデモ
6 関西三府県学連共催・日米合同委阻止全関西総決起集会〔立命館大〕に千三百名結集、円山公園までデモ、全京都集会に合流の後、都ホテルにデモ、投石等で機動隊と衝突、八名逮捕
14~17 全学連(革マル系)第二十三回全国大会(委員長・成岡庸治)、日韓闘争・早大闘争を総括、三派系の十二月全学連再建粉砕等を決議
14~17 全学連(民青同系)第十七回全国大会(委員長・平田勝)、軍国主義復活につながる小選挙区制反対・全学連とIUSの正常な関係回復等を決議
14~17 都学連(三派系)第十六回大会〔明大〕、小選挙区制粉砕等を決議、十二月全学連再建を確認
18 都学連(三派系)・京都府学連共催・全国自治会代表者会議〔明大〕、十月全学連再建準備会開催・十二月再建大会開催を決定
20 都学連(三派系)主催・故和井田史朗追悼抗議集会、のち百五十名で警視庁に抗議デモ
1 中大自治会五十名、学館に入館強行し籠城(2日自治委総会、強行入館戦術否決、3日龍城解除)
2 明大学生会、学費値上げで理事会と団交、値上げ決定前に学生会と協議することを確約
2 都立大生二百名、阿部教授の復職を要求して都庁にデモ、都庁前集会
19 日大生和井田史朗、六五年六月二十二目の日韓条約本調印阻止闘争で官憲の弾圧で負傷、片足切断の手術をうけ闘病中、患部の悪化で死去
20 沖縄大、理事会の学園分離協約破棄に抗議して授業ボイコット・ハンストに突入(11月4日学生、理事会と分離協約書に調印)
1966年8月
1 佐藤内閣改造(文相・有田喜一)
5~9 被爆二十一周年原水禁世界大会
16 国立大文学部長会議、理工系偏重の是正を文部省に申入れ
18 北京天安門広場で紅衛兵百万名集会
2 八・二反戟集会〔九段会館〕、中核派系学生・労働者千五百名参加
6 八・六広島反戦集会〔広島〕、反戦青年委・学生八百名参加、十月ベトナム反戦全国ゼネスト決議
26~27 社学同(マル戦派)第二回全国大会〔東京〕、社学同統一派との合同を決議
29 早大、くりあげ授業開始
1966年9月
1 共産同統一再建準備委、統一再建をアピール、マル戦派・統一派が合流
1 ドゴール、カンボジアでの演説で米軍の撤退とインドシナ中立化を強調
5 米原潜シードラゴン号、横須賀入港
11~14 べ平連主催・日米市民会議
17 紀元節復活反対国民集会
18 サルトル・ボーボワール来日
22 防衛庁、初の軍事視察団を南ベトナム・タイに派遣
27 豊和工業、米社からの小銃製造技術の導入を認可される
3 社青同東京地方本部第七回大会〔社会文化会館〕、反主流・協会派が演壇占拠し混乱、主流・解放派がこれを実力排除し大会を続行(18日社青同中央本部、東京地本解散を決定)
4 都学連(三派系)百五十名、原潜寄港阻止緊急抗議行動〔横須賀〕、正門前デモで二名逮捕
5 都学連(三派系)六十名、横須賀基地正門にデモ・三名逮捕、夜、社共統一集会〔臨海公園〕に合流、六百五十名で再度基地正門にデモ・六名逮捕
7 原潜寄港阻止社共統一行動、民青同系五百名、三派系千二百名参加、正門前坐り込みで七名逮捕
10~11 京都府学連(民青同系)第二十一回大会〔立命館大〕、ベトナム侵略反対等を決議
14 社学同統一再建実行委主催・全都学生討論集会〔明大〕に三百五十名参加、社学同の統一・十二月全学連再建を決議
21 京都府学連(社学同系)主催・ベトナム侵略反対・市電市バス値上げ反対集会〔同志社大〕に百五十名参加、のち円山公園までデモ
22 全学連再建実行委主催・ベトナム反戦・小選挙区制粉砕全都総決起集会〔清水谷公園〕 に七百名結集、全学連再建に反対する草マル派と衝突、機動隊介入し兇器準備集合罪で十数名逮捕
30~10・1 京都府学連(社学同系)第二十三回大会〔立命館大・同志社大〕、社学同系の政治過程論を軸とする基調報告に各派反発、人事をめぐり中核派退場
5 東北大新聞会、学友会(民青同系)を脱退、東北大学新聞社として発足
12 法政大、全学連再建をめぐり三派系と民青同系学生衝突
17 早大総長選挙、阿部賢一当選
22 早大構内で革マル派系学生と社青同解放派系学生衝突、解放派系学生三名監禁されるが教授の説得で釈放
27 明大学生会、学費値上げ発表阻止で理事会の生田地区職員財政問題説明会を実力阻止、そのまま理事会と徹夜団交

 

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民主主義の旗    第36号 1966年6月16日

民主主義の旗    第36号 1966年6月16日

主な記事
☆ ベトナム反戦、原潜寄港反対 巨大な全国共同闘争の準備を
☆ 【主張】米軍のベトナム侵略反対 米原子力空母日本寄港阻止
☆ 明治大学支部結成さる
☆ 統一会議圧勝 過半数9名獲得 大阪市大中執選挙
☆ 前進する統一会議 民青「全学連」からの離脱続く
☆ 勝利を基礎に闘いの先頭に 大阪大学選挙

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民主主義の旗    第35号 1966年5月24日


民主主義の旗    第35号 1966年5月24日

主な記事
☆ 5.18闘争を継承し、6.9第2派闘争の展開を
☆ 【主張】自治会選挙の意義と我々の任務
☆ 大学の戦争動員に反対して闘う 京都大学
☆ 必勝を期して闘う統一会議 大阪市大自治会中執選挙
☆ 一橋大学支部結成さる
☆ 勝利目前 革新会議  東京理科大学選挙

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民主主義の旗 第34号 1966年5月11日

民主主義の旗 第34号 1966年5月11日 PDF版
民主主義学生同盟全国委員会発行 

【主な記事】
【主張】  5.18首都、関西学生の大衆的闘いに呼応し全国的闘争を展開せよ

【主張】 5.18首都、関西学生の大衆的闘いに呼応し全国的闘争を展開せよ

(闘いのスローカン)
教員免許法改悪反対!
大学設置基準改悪省令化反対!
国大協「意見案」粉砕!
小選挙区制断乎粉砕!
夢二次防衛力整備計画粉砕!
ハノイ・ハイフォン爆撃を狙う北爆強化を許すな!
米軍はベトナムから撤退せよ!
佐藤政府は戦争協力をやめよ-

<戦後民主教育の反動的再編に断乎たる反撃を!>
 全国の学友諸君!戦後民主教育の形骸化と破壊そしてその反動的再編成は、教員免許法改悪によって現時点での集大成がなされようとしている。免許法改悪に反対する闘いこそは当面の教育闘争の中心環である。免許法改悪にかけた政府・独占の意図は、前号で述べた如く、第一に教育(学芸)系大学の教員養成大学としての「目的大学化」である。このことは戦前の旧師範学校に於る教員養成が教育の画一化と国家統削に道を開くものであったことへの反省から戦後採られた教員養成の「開放制を旧師範型の「封鎖性」へと逆行させることを意味する。そしてまた、それは「教師にしかなれない学生と教師になれない学生」を生み出すであろう。
 第二に、右の点と不可分に結びつつ、教育の複線化の貫徹である。時を同じくして4月28日に出された「後期中等教育に関する答申」が、生徒の進路選択を中学校卒業時にまで押し下げることにより後期中等教育の完全な複線化を打ち出したことを合わせ考えるならば、教育の複線化ー独占の要求に見合う人材技術者の安価な養成の方向の貫徹の意図は明瞭である。
 第三に、これらと平行しつつ教授会の無力化、学生自治への庄迫である。このことは束京学芸大学と共に全国で唯二つ、教育大学への名称変更を拒否していた大阪学芸大学の北山学長が先日突如「健康上の理由」で辞任したことにも端的に示されている。大学自治の切り崩しと破壊は予算配分等を通じて既に進行Lており、さらに強化されつつある。免許法改訂案は既に4月7日国会に上呈され、国会審議を目前に控えているし、これに対して学生以外のどの部分も〔そして学生も)有効に闘い得ていない。だが、この闘いが決して「教育系学生」のみの闘いではなく右に述べたように全学生の課題である限り、この重大な事態を我々が黙過することは許されない。
 大学教育・自治への攻撃は、大学設置基準改悪省令化の意図国立大学協会の「大学の管理運営に関する意見案」(本年二月)等の形でも行なわれている。国大協意見案は、学生の自治活動を大学の自治から完全に抹殺し大学の自治を「教授会の自治」に歪少化することによってそれを内部からほりくずし、政府の自治破壊に水路を開くものであり、客観的には文部省の別働隊の役割を演じているといわざるをえない。と勺わけ、早大闘争を契機に学生運動への規制と弾圧が一斉に強化されようとしている今、各大学自治会は教授会学長との団交を通じて、教職組と共に国大協意見案粉砕の闘いを粘り強く闘わねばならない。
 これらの闘いは特に充分な準備を必要とするものであり、学内諸課題と結合しつつ、クラス討論・シンポジウム・学園ゼミ等を積み重ねる中で準備され「頑強な長期闘争体制確立」の突破口とする必要がある。

<小選挙区制粉砕の先制攻撃を!>
 前号で指摘した通り、第四次選挙制度審議会は着々と小選挙区制への道を歩み続けている。5月9日「審議会第一委員会」を再開し5月中に総会での多数決で「小選挙区十比例代表制」の決定、そして選挙区割も含めて答申へという線が既定のものとして語られている。「憲法改悪への道をしきつめる、自民党独裁政権樹立の陰謀」=小選挙区制の大綱が5月中に決定されるという事態は重大である。

<ただちに全国的闘いを展開せよ>
 佐藤政府の全線に於る反動攻勢に対して、我々もまた断乎たる反撃で応えなければならない。4月30日慶応・横国大等は5月16・17・18日の横国大の免許法改悪反対のスト、5.18首都に於る闘いを決定した。関西でも大阪府学連を中心に5月18日に反撃の闘いが提起されている。
 全国の学友諸君′5・18のの闘いに呼応し、断乎たる抗議と反撃の闘いを全国闘争として展開しよう!

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戦後学生運動の歴史(1966年4月-6月)

戦後学生運動の歴史(1966年4月-6月)
出典は、「資料 戦後学生運動 別巻」(1970年11月30日第1版第1刷)です。

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内外情勢 学生運動 自治会の動き
1966年4月
5 北海道学大など五学芸大学および岩手大などの学芸学部、教育大・教育学部と改称
5 政府、閣議で教員免許法改正案の国会上程を決定(22日見送り決める)
14 中国科学院院長郭沫若、文化大革命支持と自己批判を表明
16 「北京日報」、鄧拓ら批判論文を掲載
18 「解放軍報」社説〝毛沢東思想の偉大な赤旗を高くかかげ、社会主義文化大革命に積極的に参加しよう″掲載
26 公労協・交運共闘統一スト
28~29 日共四中総、国際共産主義路線における〝自主独立″の立場を確認
2~3 全学連(革マル系)第四十三回中央委〔東京〕、早大闘争の支援強化等を決議
15 民学同東京教育大学支部結成
18 全学連(民青同系)大学の自治を守れ等全国統一行動、全国各大学で学内集会・デモ
20 反日共系各派、大学設置基準改悪・教免法改悪反対で決起集会〔清水谷公園〕に三百名結集、文部省デモで三名逮捕
22 中央実行委主催・春闘勝利等総決起集会〔日比谷野音〕 に民青同系千名参加
26 国労スト支援に反日共系各派百五十名、品川駅構内で坐り込み・集会、機動隊の実力行使で三名逮捕、民青同系七百名、品川駅前で集会
28 早大共闘会議・反日共系各派、大学設置基準・教免法改悪粉砕・早大闘争勝利全都総決起集会〔早大〕 に千五百名参加、のち早大生先頭に日比谷公園までデモ・五名逮捕、全学連(民青同系)等主催・早大闘争勝利を目指す中央集会〔早大〕に八百名参加、新宿までデモ
28 京都府学連主催・ベトナム反戦・教免法政悪阻止決起集会〔立命館大〕に四百名参加、円山公園までデモ
28 医学連関東ブロック主催・インターン制完全撤廃決起集会〔清水谷公園〕、千五百名参加、厚生省デモ・坐り込み
1 高崎経済大自治会主に群馬県警三百名、三・二一パリスト捜査を理由に乱入、二名逮捕・一名指名手配(3日百三十名で県警本部に抗議デモ)
1~4 早大試験ボイコット続く
6 京大三学生会館、地裁の強制立退き仮処分執行で機動隊導入
12 宇都宮大、入退寮権奪還・負担区分反対で新案入寮をピケで阻止
13 早大一商・理工、学生投票による試験ボイコット決定でバリケード解く
17 早大教育、ガードマン・体育局学生によるスト破りに共闘会議反撃、重軽傷二十名
19 早大共闘会議、一政学外試験強行を会場〔保善高校〕で阻止、機動隊出動し四名逮捕
20 国士舘大生、自治会結成のビラ配布中、右翼学生に監禁され集団暴行を受く(21日大学学生監を告訴)
23 早大大浜総長・全理事、辞意を表明
24 東学館自治会、東学館を守る会を結成
28 早大当局、四十名の大量処分を発表(除籍九・抹籍十・無期停二十一)
1966年5月
9 中国、第三回核実験
10 「解放日報」 「文匯報」、姚文元”三家村を評す″を掲載、毛 思想反対者の打倒を訴える
11 松下電器、年功序列型を改め職種別賃金制度採用で労使合意
12~14 宮本書記長、全国都道府県委員長会議で初めて名指して中共を非難
16 中共中央委、各級機関に彰真批判と文化革命小組設置を通達(29日清華大付属中に紅衛兵組織結成)
26 南ベトナム・ユエで一万五千名の反政府・反米デモ
27 野党四派、小選挙区制反対で共闘と共同声明
28 椎名外相、来日中のインドネシア副首相と会談、緊急援助として三千万ドルの円借款供与につき共同声明
30 米原潜スヌーク号、横須賀初入港
31 椎名外相、参院外務委でベトナム作戦の米軍への施設供与は義務と答弁
10 全学連(革マル系)百名、中国水爆実験に抗議し新橋駅構内で集会、のち華僑総会本部に抗議デモ、無届デモとして四名逮捕
13 医学連関西ブロック主催・インターソ制廃止全関西医学生集会〔中之島公園〕に千名参加、開催中の国立大学医学部長会議〔新大阪ホテル〕にデモ・坐り込み闘争展開
13 全学連(民青同系)主催・早大闘争勝利・教免改悪反対等諸要求貫徹決起集会〔日比谷公園〕に千名参加し国会請願
17 反戦青年委主催・ベトナム侵略反対総決起集会〔日比谷野音〕に労学四千名参加、国会デモ
18 都学連(三派系)主催・教免法改悪反対・大学設置基準改悪阻止全都決起集会〔清水谷公園〕に千五百名結集、国会・文部省に抗議デモ、十二名逮捕
20 早大共闘会議・反日共系各派、早大闘争支援全都総決起集会〔早大〕に二千五百名参加、国会・文部省にデモ、民青同系三千名も集会〔早大〕・米大使館デモ
27 都学連(民青同系)等主催・米原潜横須賀寄港阻止全都緊急集会〔清水谷公園〕に五百人参加、米大使館にデモ三名逮捕
27 京都府学連主催・全関西学生総決起集会〔大手前公園〕に千名参加、教免法改悪反対等を決議、大阪駅までデモ・五名逮捕
28 新案協議会(反日共系)結成、東学館等都内七学寮代表参加、○管規・負担区分撤廃を決定、全寮連書記局派との闘争を確認
29 原潜寄港阻止社共統一行動、横須賀大集会に反日共系各派五百名結集、基地ゲート前で機動隊と衝突、五名逮捕
30 反日共系各派百名、横須賀基地正門突破・基地内でデモ展開、刑特法違反で十一名逮捕、夜、集会〔臨海公園〕の後、正門前デモで機動隊と投石・旗竿等で衝突、四名逮捕、革マル系五百名正門前坐り込み
31 原潜寄韓阻止社共統一行動、横須賀大集会に民青同系千名参加
10 早大阿部賢一総長代行就任
12 京大同学会二百五十名、フォード財団理事長バンディ来学反対で京都国際ホテルにデモ
12 慶大法学部当局の講座減少に理由説明を要求して学生二名ハンスト突入(17日解除、30日二名に処分通告)
13 大阪市大で三名の私服自衛官を発見、学生の追及で学内無断立入り謝罪・学内での自衛隊職務を行なわない等の謝罪文を書かせる(14日全学抗議集会
17 東京学大小金井分校学生集会、教免法改悪反対・大学設置基準改悪阻止で十八日授業放棄決議
18 横浜国大学芸学部、教免法改悪反対・大学設置基準改悪阻止でスト
21 早大商学部投票でスト中止決定(23日授業再開)
23 宇都宮大、新学生寮を二年間空家にしたとして入寮阻止闘争中の学生を大量処分
25 京大、警官の学内立入りを発見、謝罪文を書かす(30日全京大抗議集会、のち川端署に抗議デモ)
27 明大二部学苑会学生大会、執行部派(民青同系)と反執行部沢(三派系)が衝突し流会
28 青山学院大、芝田進午講演会を大学当局の不許可を蹴って開催強行
1966年6月
1 国際基督教大、来年度入試に能研テストの採用を決定
3 祝日法改正案で対立の与野党、建国記念日の日取りを決める審議会設置で妥協
3 中国、北京市委改組を発表(彰真第一書記兼市長解任)
16 日共、ルーマニア共産党との共同コミュニケで自主独立強調
21 中村文相、国立大学長会議で能研テストへの協力・学生運動への留意を要望
25 祝日法改正公布(建国記念日は半年以内に政令で決定)
29 米機、ハノイ・ハイフォン地区の石油貯蔵庫を爆撃
—-ベルリン自由大学で学籍登録年限制限に反対闘争起こる
1 反日共系各派二千名、原潜寄港阻止決起集会〔横須賀〕、機動隊に規制されつつも基地正門ゲート前坐り込み展開、四名逮捕
2 全学連(民青同系)主催・原潜寄港阻止中央決起集会〔日比谷野音〕に千二百名参加
3 沖縄教公二法阻止教職員会総決起集会に琉球大生ら六百名参加、デモで警官隊と衝突・学生一名逮捕、那覇署に釈放要求抗議デモ
9 都学連(三派系)主催・祝日法粉砕エンプラ寄港阻止決起集会〔日比谷野音〕に四百名参加、清水谷公園までデモ
9 関西三府県学連共催・三次防反対・教育二法改悪反対全関西決起集会〔同志社大〕に千名結集、市内デモで四名逮捕
11~12 医学連第十三回全国大会〔東京医歯大〕、民青同系自治会の対案を否決し執行部のインターン闘争方針を採択(委員長・木下信一郎)
15 六・一五記念集会実行委主催・安保六・一五記念政治集会〔九段会館〕、都学連(三派系)等の学生、労働者二千名参加、十二月全学連再建等のスローガン採択
21 全学連(民青同系)全国統一行動、中央集会〔日比谷野音〕に二千名参加し大学の自治を守れ等決議、代表団文部省で抗議文朗読
23 都学連(三派系)主催・エンプラ寄港阻止・小選挙制粉砕全都決起集会〔清水公園〕に六百名参加、日比谷公園までデモ・一名逮捕
24 青医連・医学連、インターン制廃止・無給医局員の有給化等を要求して全国病院統一行動、十三大学四千名が診療拒否・集会等を展開
24 京都府学連主催・小選挙区制粉砕・京大構内への警官立入り反対決起集会〔立命館大〕に五百名参加、川端署まで抗議デモ・二名逮捕
24 兵庫県学連主催・ベトナム侵略戦争反対・諸物価値上げ反対兵庫県統一行動に五百名参加、神戸市役所に抗議デモ・三名逮捕
30 反日共系各派百五十名、ハノイ・ハイフォン爆撃緊急抗議行動、米大使館にデモ
4 早大一政学部投票、スト中止決定
7 教育大全学集会、筑波移転強行決定反対・民主的学長選出要求等を決議、学内デモ (13日臨時学生大会、スト権確立できず混乱のまま流会、15旦二輪学長再選)
9 青山学院大、芝田進午講演会強行で十四名処分発表に抗議集会開催、処分撤回を決議
10 大阪商大、図書館・研究室等の建設早期実現を要求して無期限スト突入(14日当局の団交拒否に抗議し本館封鎖、ハンスト突入)
11 京大、構内警官立入りを追求した学生逮捕さる(13日全京大抗議集会、川端署にデモ)
14 早大教育学部投票、スト中止決定
16 大分大教育学部学生大会、完全就職を要求し五百名で県庁までデモ
20 教育大文学部、評議会の筑波移転決定に抗議してスト(21日教育学部スト)
20 早大一文学部投票(21日スト中止決定、22日バリケード撤去、二百名で学内デモ)
21 京大教養・教育・文学部、学生の不当逮捕に抗議してスト
24 青医連・医学連統一行動、北大・新潟大・群馬大・東京医歯大・横浜市大・名大・大阪大・長崎大の各医学部スト、京大・九大・岡山大実質スト、東大・信州大部分スト
24 明大、理事長の学費値上げ言明で大衆団交、千二百名参加し理事会を追及
25 中大、学生会館の管理運営で全学投票、学生統一案・仮入館等執行部提案支持さる(27日学生百名団交要求し理事長室前坐り込み)
30 都立大、阿部行蔵教授の復職を要求して全学抗議集会、八百名参加

 

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民主主義の旗 第33号 1966年4月6日

民主主義の旗 第33号 1966年4月6日 PDF版
民主主義学生同盟全国委員会発行 

【主な記事】
【主張】 現情勢の特徴と当面する課題
☆【米軍の侵略反対を決議!】民学同第6回大会開かれる
【主張】 現情勢の特徴と当面する課題

アメリカのベトナム侵略反対! 佐藤の戦争協力を粉砕せよ!

1 全国の学友諸君!昨年二月世界人民の反対を押し切って強行された米帝による北ベトナムへの北爆、侵略政策の強化はベトナム人民の当然の権利としての断乎たる反撃と社会主義を先頭とする各国人民の持続的反対によって不可避的に行き詰り、米帝はその打開のために一歩一歩侵略をエスカレートさせてきた。だが「エスカレーション」の一つ一つの段階は同時にアメリカを含む各国人民の反対の激化と米帝支配層内の対立の潜在的深化の過程でもあった。フルブライト上院外交委員長によって代表される米支配層内ジョンソン批判派の見解は刻一刻、一つの流れに合流しつつある米国内反戦運動と各国人民の反対運動、同盟国の離反の傾向に規模されたものであると共にベトナム確保の強硬政策が結果としてベトナムを失なうだけでなく、米帝の孤立と世界支配体制の崩壊にまで至るという危倶にその根拠をおき、米国景気の過熱の傾向と経済政策を巡る対立に裏打ちされたものである。
 最早数段を残すに過ぎない段階まで推進されたエスカレーションにもかかわらず戦局の展望は暗く侵略戦争の長期化は避けられないという現状と以上に見た状況を前にして、ジョンソンは一方で兵員兵器の大量投入によってエスカレ-ションの最終局面の準備を進めつつ、他方で最後的決定を下し得ない状況に追いこまれている。
2 ベトナム「危機」の深化と米帝の侵略戦争の行き詰りは、フランスを顕著な目とする帝国主義間矛盾をより顕在化させている。仏のNATO離脱の方向はその表明であった。
 第二次大戦後のドル・ポンド国際通貨体制を中心軸とし圧倒的に強化された米帝の力を背景とする「一元的帝国主義世界体制」は不断に内部矛盾を醸成し続けてきたが、ここ数年来のドル・ポンド危機は、矛盾の発展を新たな段階に押し進めた。いまや一元的な帝国主義体制は、明白に解体、再編成の方向を辿っている。同盟諸国の離反の傾向は米帝の戟略の硬直化の中でかってなく強まっている。
 こうした状況の下で佐藤政府の戦争協力は米帝の大きな支えとなっている。佐藤政府のベトナム侵略加担は、帝国主導再編成の胎動に主体的に介入するための発音権強化の必要性と共に、日本帝国主義が、「ベトナム危機」を米帝を除く諸帝国主義のいずれにもまして自らの危機(ドミノ理論)として把えざるを得ないという地理的特殊性をも含む特殊的状況に規程されたものである。

3 ベトナム侵略に反対する闘いは、社会主義諸国の闘い、アメリカ反戦運動をも含む各国人民の闘いを基軸として前進している。中ソの不団結は闘いの前進の阻止要因となっているが、中国共産党の極左冒険主義が各地でその欠陥を露呈していくというある意味で悲劇的契機を通じて孤立化する中で、ベトナムについての共同行動の条件は成熟しつつある。
 二月北爆再開の強行がインドシナ全域への戦火の拡大、ハノイ・ハイフォン爆撃の危険性を含んでいる現在、3・26国際連帯行動にも見られる反対闘争の展開がいまこそ行なわれねばならない。佐藤政府の米帝支持の政策が大きく戦争勢力を支えているとき、優れて国際的な闘いとしてのベトナム反戦の闘いを佐藤政府の戦争加担に対決する闘いとして遂行することこそわれわれの任務である。ベトナム情勢が米帝の侵略の行き詰りの中で長期化しょうとしている時各大学平和委員会の強化を基軸として、持続的日常活動を展開しなければならない。

Ⅱ 憲法改悪への道=小選挙区制断乎粉砕!

4 日韓条約強行突破によってその右方旋回を急速化した佐藤を代弁者とする日本独占は、国際的には帝国主義の政治経済的発展の不均等性が一定の段楷に達し、またベトナムを巡る緊張の激化の中で帝国主義矛盾が顕在化しつつあり、外見的にしろ一元的帝国主義体制は解体しつつあり、その再編成への胎動がいつにもまして進行していること、国内的には不況過程から、より強化された独占支配を以って脱出することを計らなねばならないという状況そして同時に階級対立が激化しているという状況によって規程されつつ、反動攻勢をかってなく激化させている。安保闘争後成立した池田内閣が政治的には階級対立激発の回避とマヌーバー的低姿勢(大がかりな迂回作戦ーーそれさえも後半には変質した)経済的には高成長政策による資本の高蓄積と独占強化をその使命としていたのに対して、佐藤政府は池田が到達した地点から、①日韓条約にはじまった海外膨張政策をより一層強力に展開し、帝国主義体制再編成の胎動に主体的に介入すること、そのために必要ないっさいの処置–ベトナム協力、自衛隊海外派兵への地ならし、東南アジア閣僚会議、アジア(反共)外相会議の開催等-をとること。②国内的には独占支配の強化、治安体制の整備、改憲にかけての長期安定政権の確立等にその「歴史的」任務を置いている。総じて本格的帝国主義国として名実共に自己を強化することが佐藤政府に対して独占より与えられた歴史的性格であり任務である。
 佐藤が、日々不評を高めつつある時点で矢継ぎ早に反動攻勢を展開してくるのは、とりわけ日本資本主義の過剰生産のかつてない深化の中で激化しつつある国内階級対立を、資本の優位において先制的に解決しなければならないという要請と、ベトナム「危機」を自らの危機として把えざるを得ないという日帝の矛盾に基礎をおいている。
5 現下の情勢の中で、佐藤内閣の攻撃は独占資本の再強化と大衆収奪の強化による経済危機突破を一つの軸としつつ、労働運動をはじめとする民主勢力との全線的対立と弾圧を他方の基軸とする政治反動を露骨に展開している。当面の政治課題は、自衛隊の強化、核武装への前進を阻止する闘いと、自民党による長期安定政権確立のための小選挙区制粉砕の闘いに集約されるであろう。
 第三次防衛計画に予定されているミサイル兵器の大幅導入をも含む軍備強化の方向は、明らかに核武装、海外派兵に進路が向けられたことを示している。沖縄派兵発言、「国連協力法」案「国防省昇格法」案等は、改案への突破口、地ならしとして企図されており、それは小選挙区制反対の闘いとも結合される内容をもっている平和委員会を中心として日常的恒常的宣伝と政治暴路-小選挙区制粉砕の闘い、総じて改悪阻止の闘いへの合流のための活動をねばり強く展開せねばならない。

6 政治危機の克服と改憲にむけての多数派工作としてだされてきた小選挙区制は日本独占の政治プログラムの当面の突破口として大きな比重をもって登場してきた。
 小選挙区制は選挙の毎に暴露される醜悪な腐敗行為に対する国民の批判を、積極的に汲み上げることを装いつつ保守長期安定政権の確立をその主要な目的としている。傾向的な得票数、得票率の低下、改憲に必要な議席数の確保の困難さ、それのみに留まらず絶対多数としての政権の維持さえも困難になるのでほないかという危機感–この事態に対処し、長期安定政権構想憲法改悪への布石として出きれてきたのが、小選挙区制の意図である。

 三六年に成立した選挙制度審議会は昨秋第三次答申を提出した。佐藤はそれを一層具体化させるため、小選挙区論者によって大半が占められる第四次審議会を発足させ、小選挙区制実施への大きな一歩をふみだした。自民党内にほ小選挙区制をめぐる一定の分岐が依然としてあるが、にもかかわらず共通の危機感と改憲への新たな里程標を築き上げるためにほぼ小選挙区制実施の方向に集約されつつあるといえるだろう。
それが与える影響は保守党の長期支配体制であり、政党規制と民主主義の形骸・空洞化、改憲、ネオファシズムの道である。
 こうした反動攻勢に対して、共産党、社会党、公明党三党の「憲法擁護、小選挙区制粉砕連絡会謙が、三月三〇日東京で結成された。今日まで分岐を深めていた民主勢力の状況を考えるとき、必らずしも楽観は許されないが、小選挙区制問題についての課題別共闘が組織されたことは大きな成果といい得るだろう。
 われわれほ改憲への重要な一歩であり、四月下旬第四次答申が予定されている小選挙区制絶対反対の闘いを断呼として闘わねばならない。全国の学友諸君!四月、五月中旬までの全国的一斉カンパニア–小選挙区制・意法問題の政治宣伝、暴露を強力に展開し、三党「連絡会議」の闘いに合流しつつ、大衆行動を展開しょう!そしてその準備をいまから開始しよう!

Ⅲ 教員免許法改訂反対!
  大学設置基準改悪省令化を阻止せよ!

7 国際国内政治課題が反動派との厳しい対決を不可避的に激化させている現在、慶応、早大闘争に劇的な形で展開されたごとく大学自治と学生生活に対する攻撃もかつてなく激化し、教育、学園闘争の重要性は、それなしには学生運動が有利な闘いを進め得ない程までに高まっている。
 今日の大学自治と学生生活を巡る情勢一総じて「大学危機」といわれる情勢の特徴は、第一に、政府の文教政策の貧困さと経済不況に規定されて、学生の経済生活が極めて困難化していること、にもかかわらず学生の負担(収奪)が増大していること、第二に戦後教育破壊の集大成の政策が進行していることにある。池田「人づくり」政策の二つの支柱である科学技術教育の強化(ハイタレントの養成)と「道徳教育」の推進を引きつづき発展、徹底化させながら、体制内イデオロギーの人民への浸透・定着化、ナショナリズム、大国王義の下での「国民的統一」の達成に、今日の教育イデオロギー政策の重点がおかれている。

9 学生に犠牲を強要する教育政策の貧困
化と各大学での個別に展開されている大学自治の制限、それの集約としての反動教育立法・省令は、現時点で次の諸点に集中化されている。
 第一に教育の複線化、教育系大学の「目的大学」化による権力支配の貫徹、教授会の無力化学生自治の迫害の突破口として企てられている教員免許法改悪である。教員免許法改悪の特徴は、単位取得の強化による「開放性」教員養成から、実質的な「封鎖制」への移行である。問題の深刻さは「複線型」教育体系への志向が大学までおよび、現在、教育系大学の名称変更、教員免許法強化をテコにして進められていることにある。
 第二に、第一点と密接に結びついた大学設置基準の改悪である。それが主要に目指しているのは、単位取得基準の改訂による一般教養科目の縮少、軽視であり、マスプロ教育の是認である。理工系学部において特に傾向的に一般教育のなしくずし的縮少が進行している。全国一律の大学設置基準を文部省令で実施しょうとしているのはこの合法化をはかるものであり、その結果は教養教育の理念を全面的に破壊するものとなるであろう。
 第三に、東北大、東京教育大、鳥取大等にみられる大学の移転・統合問題。長崎大、東京学館をはじめ、ほとんど全ての大学で問題となっている、学館の管理規程を通じての大学と学生の権利の縮少、国家権力の介入による自治の破壊である。
 第四に、私学授業料の値上げ、負担区分の強化にみられる学生の経済生活の圧迫である。

10 こうした体系的、全面的な教育破壊、
大学自治への攻撃に対して、冬学園を砦に大学ぐるみの闘いによって反撃を組織しなければならない。
 教育・学園闘争は各大学で特殊的・個別的な状況を確かに持っている。従って各大学の詳細な分析の上に方針が提起されなければならないと同時に各大学の闘争経験の交流、情報交換を強めなければならない。
 関西における教育問題についての連絡センターの結成が要請されている。
 大学設置基準の省令化を阻止し、教員免許法の改訂に反対する闘いこそ、教育学蘭闘争の全国的な共通課題としてあるだろう。
 宣伝、カンパニア活動、そして五、六月段階での各自冶会の統一した大衆的な闘いを、各大学において直ちに準備しょう!

 
【米軍の侵略反対を決議!】民学同第6回大会開かれる

 三月三〇日、民主主義学生同盟第六回臨時全国大会が大会代議員総数の九割を越える代議員及びオブザーバーの同盟員多数の参加の下に大阪で開かれた。
 「学園を砦に全ての戦線で運動と組織を創り出し、学生戦線の再建、統一をめざす頑強な長期闘争の第一歩を踏みだそう」をメインスローガンとして行なわれた大会は、四月以降の大衆闘争の方針を巡って綿密な討論を行い、新たに全国委員会を選出して午後九時半開会した。

大会は新たに支部を結成した新潟大学、東京教育大学の学友の決意表明が圧倒的な柏手で迎えられる中で開かれた。新潟大学支部の代議員は支部建設の過程で同盟の影響力が、広汎に存在している無党派活動家の中に急速に広がりつゝあること、その集約の中で必らずや新潟大学の大衆闘争を昂揚させ、北陸地方においてわが同盟の一大拠点を築き上げることを力強く誓った。三月にこれまでのグループから支部結成に踏み切り、四月に公然たる大衆運動を開始することを予定しでいる東京教育大学支部の代議員は民青、共青等の学内諸派の動向を含めて報告し、首都学生運動を支える中核支部を必らず早期に建設する決意を力強く表明した。
 続いて全国委員会からの一括提案の後に討論に移った。討論は主として平和委員会活動・教育学園闘争の課題と方針、小選挙区制を巡る政治情勢と任務、学生戦線統一問題に集中して行なわれ、時間的制約があったにもかかわらず、卒直且熱心な討論が展開された。
 大会は、ベトナムへの米帝の侵略と佐藤の戦争加担に反対する闘い、民主勢力の圧殺と憲法改悪への道をはき清めようとする小選挙区制法案に反対する闘い、教月免許法改悪、大学設置基準改悪省令化をテコとして行なわれようとしている政府・独占の民主的教育への攻撃をはね返し、大学自治と学生生活を守る闘いーー以上三つの闘いが、四月以降の学生戦線の中心的課題であることを確認し、全国委月会提案を全会一致で採択した。
「この、五大会以後の三カ月の闘て大会報告議案は次のように述べている。
「この五大会以後の三ケ月の闘いは、昨秋わが同盟の陥入った一定の組織的政治的停滞が基本的には克服されつゝあることを示している。先駆的意義を有した運賃値上げ反対カンパニア、東京・新潟における新支部建設、立命支部の公然たる大衆的登場、そして同盟指導機関の確立、戦線別グループ会議の恒常的開催等。同時にこの間の闘いは、理科大、神奈川大、早大、立命大等に特徴的なように全国の民主的学友が、今日の学生戦線の混迷と分裂を打破る新たな学生運動の指導主体の登場を真剣に待ち望んでいることを立証した。以上の事実は、わが同盟の新たな躍進のための主体的客観的条件の成熟を意味し、わが同盟に課せられた責務の重大さを意味している。」
「今大会の意義は、われわれの勝取ってきた強固な陣地に立脚し、危機的様相を胎んで急展開しつつある内外情勢と、学生戦線に課せられた責務、そして全国学友の期待に応えるべく四大会で確定されたわれわれの基本路線の実現をめぎし、新たな再進撃への突破口を打開く大会であるという点に存在し、従って今大会の任務は、そのための一切の諸準備-科学的情勢の分析、可能な限りの戦線分野別の具体的な方針の樹立、戦線統一え向けての当面の獲得目標の設定、大衆的民主的同盟建設をめざす首尾一貫した活動計画の確立、そして強固な新指導部の選出ーーの遂行にある。だとするならば、まさに、われわれは今大会を真の「ワーキング・コングレス」=「働く大会」としなければならないだろう。」現実に開かれた大会の経過は、この議案が述べている大会の意義と任務を成功的に達成したということができるだろう。

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民主主義の旗    第32号 1966年1月26日


民主主義の旗    第32号 1966年1月26日

主な記事
☆ 国鉄私鉄運賃値上げ阻止統一署名 広範な支持をかちとる
☆ 【主張】米軍侵略反対、原子力艦隊寄港粉砕!
☆ 全国民主主義学生交歓学習会 隊列を更に広く更に豊かに!
☆ 真に闘う部隊の創設を! 近大支部からの通信
☆ 民学同の旗の下、運賃闘争を闘う 阪大看護学生

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戦後学生運動の歴史(1966年1月-3月)

戦後学生運動の歴史(1966年1月-3月)
出典は、「資料 戦後学生運動 別巻」(1970年11月30日第1版第1刷)です。

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内外情勢 学生運動 自治会の動き
1966年1月
3~15 アジア・アフリカ・ラテンアメリカ三大陸人民連帯会議開催〔ハバナ〕
21 厚生省、医師法一部改正案の国会上程を表明
21 日ソ航空協定、モスクワで調印
28 最高裁、山林入会権をめぐる小繋事件で全被告有罪を判決
30 日共、インドネシアの反共デモに抗議声明発表
31 東京高裁、八幡製鉄政治献金事件で献金は社会的に有用な行為、会社の目的に属すると判決
31 米軍、北爆再開
11~12 全学連(革マル系)第四十二回中央委〔東京〕、日韓闘争の敗北を総括
19 慶大日吉・国学院大・都立大・東大教養学部生ら反日共系学生百五十名、私鉄運賃値上げ反対で渋谷駅構内集会・デモで抗議
21 都学連(三派系)主催・公共料金値上げ反対、原潜・原子力空母寄港反対決起集会〔清水谷公園〕、二百五十名結集、国会デモで四名逮捕
21 大阪学生戦線四百名、国鉄運賃値上げに反対し、国鉄大阪駅構内で乗客・市民をまきこみ集会・デモで抗議
23 全国実行委主催・米原子力艦隊寄港阻止横須賀集会〔臨海公園〕に都学連(三派系)等五百名参加、米軍基地ゲート前で機動隊と衝突、二名逮捕
28 教員養成制度改悪阻止全都学生総決起大会〔麻布公会堂〕、横浜国大学芸学部生中心に七百名参加、学芸学部の教育学部格下げ反対・教員免許法政悪阻止等を決議、文部省・国会にデモ
(民学同立命館大学支部結成
18 早大法・教育スト突入(20日政経・商・文スト、21日理工ストで全学パリスト突入)
23 早大、翌日からの試験ボイコット・阻止で千五百名泊り込み(24日当局、四年生を除く試験延期を発表)
24 東大医学部、インターン自主配置学生実の実施を要求して卒業試験ボイコット(26日当局、要求受諾でボイコット解除)
24 横浜国大学芸学部学生大会、学芸学部名称変更の教授会決定白紙撤回を要求しスト決議(26日学芸学部全学投票でスト権確立、分校学生大会、スト決議)
27 高崎経済大学生大会、聴講生の本科編入白紙撤回・戸田学長早期実現を要求し試験ボイコット(31日スト突入、2月8日スト解除)
27 横浜国大学芸学部、パリストに突入、
27 奈良学芸大臨時学生大会、学部名称変更反対でスト権確立、スト突入
29 東北大教育学部学生大会、卒業生の完全就職を要求してスト決議(31日スト突入、2月7日スト解除)
29 早大、四年生卒業試験阻止で試験場の早稲田実業高校に七千名の抗議デモ、試験を阻止
1966年2月
1 日共機関紙「アカハタ」、「赤旗」と改題
1 「人民日報」、劇作家田漢批判 論文を掲載
4 「赤旗」〝アメリカ帝国主義に反対する国際統一行動と統一戦線を強化するために〟発表、自主独立路線へ転換
4~5 国大協総会、〝大学設置基準の改善″について文相に意見書提出
10 宮本書記長ら日共代表団、北ベトナム・中国・北朝鮮訪問(→4月4日)
14 佐藤首相、参院決算委で原子力空母寄港ほ安全を確認すれば認めると答弁
17 教職員養成審議会、免許法改正案を文相に建議
24 ガーナでクーデター、北京着直後のエソクルマ大統領失脚
2 医学連関東ブロック主催・インターン制完全撤廃決起集会〔清水谷公園〕に千五百名参加、文部省デモで一名逮捕
2~4 郡学連(民青同系)第二回臨時大会〔東京経大〕、六大学八自治会脱退の自己批判、早大闘争支援を決議
20 都学連(三派系)主催・大学設置基準改悪・教員免許法粉砕全都決起集会〔清水谷公園〕 に五百名参加、文部省デモで三名逮捕
21 全学連(民青同系)・全寮連、在日朝鮮人弾圧の学校教育法改悪反対で政府に抗議
26 緊急私学系学生全国活動者会議〔日ソ協会〕、民青同系三十名参加し早大闘争支援を申合わせ
2~3 横浜国大学芸学部、教授会と三十三時間の団交決裂(9日学園自主管理態勢に入る)
3 埼玉大学生大会、学部分割移転・教員養成所設置反対で試験ボイコット決議(10日全学パリスト突入)
4 早大、一万五千名の学生参加して大浜総長と大衆団交、総長の〝全員反対しても値上げする″の言明に交渉決裂(10日共闘会議、大学本部封鎖・占拠闘争に突入、12日体育会のスト破りを実力で粉砕)
4 沖縄大学園民主化学生大会、嘉数学園からの沖縄大分離・六理事の退陣を要求して試験ボイコット決議(9日理事会、分離要求をのみボイコット解除)
5 東京理大、授業料値上げ反対・施設拡充を要求して全学スト突入
8 東学館、新館規則反対で理事者と団交を要求、警官隊と衝突
19 早大入試実施を前に大学当局と共闘会議の代表団交、大学側の妥協案を拒否して決裂(20日国会稲門会の最終調停案を拒否)
21 早大当局、機動隊を導入、共闘会議二千名、文学部校舎前で抗議集会、のち本部再占拠でバリケード構築(22日早朝枚動隊出動し二百三名を大量逮捕、機動隊構内駐屯・ロックアウトで24日入試強行)
26 東大教養自治委員会、学外で秘密裡に開催、全学連(民青同系)加盟を決定
1966年3月
5 国鉄運賃値上げ実施
7 政府、紀元節復活の祝日法改正案を衆院に提出
10 佐藤首相、参院で沖縄防衛に日本も参加と答弁、問題化
11 インドネシア大統領スカルノ、スハルト陸相に政治権限を委譲(12日共産党非合法化)
18 衆院文教委で国士館大の学長独裁・復古教育が問題化
22 中共、ソ連共産党大会出席を拒否(27日日共も拒否)
24 「紅旗」、歴史学者翦伯賛批判論文を掲載
25 政府、閣議で明治百年記念事業を国家的規模で行なうと決定
25 国立学校設置法改正案、衆院文教委で可決
29 ソ連共産党二十三回大会開催
12~13 全学連(民青同系)第五回中央委〔明大〕、全国学園闘争重視を討議、中執三名辞任に伴い委員長代行に梓沢和幸決定
14 青学代表者会議主催・青学総決起集会〔日比谷野音〕に民青同系八百名参加、早大闘争支援を決議
20 諸要求貫徹全国大統一行動、中央集会〔晴海埠頭〕に全学連(民青同系)六千名参加等、全国各地で一万三千名が集会・デモ
21 青年医師連合(青医連)結成大会〔東京〕、全国医学系大学三十四校参加、インターン制廃止・国家試験ボイコット等運動方針を決定
26~28 大学自治と学生生活を守る第一回全国学生ゼミ〔東京〕に民青同系千名参加、教育の軍国主義化反対等を決議
27 都学連(三派系)第十五回臨時大会〔法政大〕、日韓闘争を総括、大学設置基準改悪阻止・十二月全学連再建等を決定
28 都学連(三派系)・京都府学連共催・全国自治会代表者会議〔東京〕、構改系を除く各派四百名参加、十二月全学連再建を確認
(民学同全国交歓学習会 全国18大学200名が参加開催、奈良・信貴山)
30 民主主義学生同盟第6回大会
(民学同新潟大学支部結成)
6 東京理大授業料闘争、値上げ承認・事前通告実施等の協定案に同意してスト解際
8 横浜国大学芸学部生四名、学部名称変更白紙撤回を要求して正門前でハンスト突入
9~15 横浜国大学芸学部、教授会と連続団交、教授会全面的に自己批判するも学部名称変更の撤回は拒否(27日自主管理態勢解除)
11 早大、学費値上げ阻止・機動隊導入弾劾全学抗議集会、指名手配中の大口議長逮描のため機動隊乱入、三名逮捕
20 高崎経済大学生大会、戸田学長早期実現・難波田専任教授昇格反対で試験ボイコット決議(21日パリスト突入)
23 北大四学寮、入寮選考強行で四名処分
24 早大全学四年生連絡会議、当局の卒業式中止に二千名で総括卒業式開催、のち学内デモ
29 早大第一政経学部、期末試験阻止でバリケード再構築・スト突入(31日教育学部《4月3日からスト突入》を除き全学スト突入)

 

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民主主義の旗    第31号 1966年1月10日


民主主義の旗    第31号 1966年1月10日

主な記事
☆ 国鉄運賃値上げ阻止! 全国一斉署名を展開しよう
☆ 運賃値上げ阻止全国アピール発表
☆ 医学部をゆるがした8日間 市大医学部闘争
☆ 第5回全国大会開かる 新たなる飛躍に向けて隊列の整備と強化を!
☆ 京都府大会開かる

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戦後学生運動の歴史(1965年10月-12月)

戦後学生運動の歴史(1965年10月-12月)
出典は、「資料 戦後学生運動 別巻」(1970年11月30日第1版第1刷)です。

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内外情勢 学生運動 自治会の動き
1965年10月
1 インドネシアでウントン中佐らのクーデータ一失敗(九・三〇事件)(3日陸軍、共産党の弾圧開始を発表)
5 ライシャワー、日本の新聞のベトナム報道は偏向と批判、問題化
5 日韓国会始まる(→12月13日)
8 日本遺族会の靖国神社国家護持に関する調査会、靖国神社法要綱案発表
10 遠山茂樹・宗像誠也ら教科書検定訴訟を支援する全国連絡会議結成
12 日韓条約批准阻止全国統一行動、十万名が国会請願デモ
26 文部省、来年度入試に高校内申書採用校は四十二校と発表
5 全学連(革マル系)・都学連(三派系)共催・日韓条約批准阻止全国統一行動、中央集会〔芝公園〕に二千名結集、清水谷公園までデモ、社青同系労働者と合流し国会デモ、参院議面前坐り込みで二十名逮捕、集会中、三派・革マル両派衝突くり返す
5 全学連(民青同系)、日韓条約批准阻止等全国統一行動、中央集会〔日比谷野音〕 に四千六百名参加、国会請願デモ
12 全国実行委(社会党系)主催・日韓条約批准阻止等全国統一行動、中央集会〔明治公園〕に三派系中心に学生二千五百名結集、国会議面前で反戦青年委とともに坐り込み、十九名逮捕
13 東京青学代表者会議主催・日韓条約批准阻止等全都青学決起集会〔日比谷野音〕、民青同系千五百名参加、国会請願デモ
15 全学連(革マル系)・都学連(三派系)共催・日韓条約批准粉砕全国統一行動、集会〔日比谷野音〕に千五百名結集・国会デモ、夜、反戟青年委主催の決起集会に合流、国会議面前坐り込み闘争展開、十七名逮捕、京都府学連決起集会〔円山公園〕に千名結集し市内デモ、三名逮捕17 都学連(三派系)・京都府学連共催・全国自治会代表者会議〔同志社大〕、一〇・二九全国ゼネスト方針決定、実行委を結成
17 京都自治会代表者会議(民青同系)開催〔立命館大〕、十二月京都府学連再建を決定
25 全学連(革マル系)・都学連(三派系)共催・日韓条約批准阻止全国統一行動、中央集会〔日比谷野音〕に三千名結集・国会議面前坐り込み、京都府学連決起集会〔円山公園〕に千名結集・市内デモ
29 一〇・二九全国ゼネスト実行委主催・日韓条約批准阻止全国統一行動、中央集会〔日比谷野音〕に三千五百名結集・国会デモ等、全国二十一カ所で八千名参加、三十六名逮捕
30 全国実行委・反戦青年委共催・日韓条約批准阻止統一行動〔日比谷野音〕、社青同系学生三百名参加、八重洲口までデモ
2 横浜工業教員養成所、学部昇格を要求して無期スト突入
15 早大政経学部新聞・自治行政学科、両学科廃止決定に反対して授業放棄
19 国際基督教大学生大会、来年度入試の能研テスト採用反対等を決議
19 京大工業教員養成所、学部昇格を要求して無期スト突入
21 同志社大全学学生大会、学館の管理運営を要求してスト決議、授業放棄に突入(11月19日学長団交で学生の要求を全面的に受諾)
25 東京工大工業教員養成所、学部昇格を要求して授業放棄
25 都留文科大学生大会、不当処分撤回・学長退陣要求を確認、九月以来のスト態勢解除
27 早大第二学館問題全学共闘会議、学館の管理運営を要求して団交
29 東北大自治会委員長、七月の事務局長に対する暴行容疑で有明寮の学生ピケを突破した警官隊に逮括さる
29 日韓条約批准阻止全国統一行動、北学大、東京医歯大、東京外大、京大理・教育、大阪大等スト
1965年11月
6 自民党、衆院日韓特別委で強行採決、野党、無効を主張
9 衆院本会議、議長職権で開会(12日未明、議長発議で日韓条約案件を議題とし、条約可決)
9 社共両党系諸団体共催の第一波日韓条約批准阻止統一行動
9 私大協会、来年度平均十三%学費値上げの統一見解を発表
12 国立大医学部長会議、インターン制改正案決定
13 社共両党系諸団体共催の第二波日韓条約批准阻止統一行動
18 政府、新国際空港予定地に千葉県富里を内定
19 政府、閣議で国家公務員のデモ参加は人事院規則違反で処分と申合わせ
22 第二回アジア文相会議、中村文相、アジア発展のため人的能力を提供の用意ありと演説
24 米原潜シードラゴン号、佐世保入港
26 米国、非公式に原子力空母の日本寄港を日本政府に連絡
1 全学連(民青同系)日韓条約批准阻止全国統一行動、中央集会〔日比谷野音〕に四千名参加、国会請願の後、中央実行委主催の集会に合流
5 反戦青年委主催・日韓条約批准阻止首都青婦学生総決起大会〔日比谷野音〕、都学連(三派系)中心に三千名結集、昼夜にわたり国会デモ・参院議面前坐り込み、一部は議面内に突入し四十二名逮捕、京都府学連決起集会〔円山公園〕に千名結集、市役所前等で坐り込み・四名逮捕
5 全学連(日共系)三千五百名、日韓条約批准反対で国会詩碑デモ
6 全学連(革マル系)・都学連(三派系)、日韓条約衆院強行採択に緊急抗議行動、三千名が日比谷野音に結集・国会デモ、各所で機動隊と衝突、夜、全国実行委主催の集会に合流、再度国会デモで逮捕者三十三名
6 中央実行委主催・緊急抗議集会〔清水谷公園〕に全学連(民青同系)四千名参加、国会請願デモ
9 日韓条約批准阻止・社共統一行動、中央集会〔明治公園〕に民青同系七千名参加、三派系中心に四千名、民青同系のピケを突破し独自集会、国会デモで五十一名逮捕
11 全国実行委主催・緊急抗議行動、中央集会〔日比谷野音〕に三派系中心に二千名結集・国会デモ、解散地束京駅から再びデモ、鍛冶橋付近で機動隊と衝突・二十名逮捕
12 全学連(革マル系)・都学連(三派系)、日韓条約衆院強行採決抗議集会〔日比谷野音〕に二千五百名参加、国会デモ、のち国労支援闘争で東京駅プラットホーム坐り込み・集会、二十名逮捕
13 日韓条約批准阻止・社共統一行動、中央集会〔明治公園〕に民青同系八千名、反日共系各派二千名参加、国会デモ・七名逮捕
14 青学代表者会議主催・日韓条約批准阻止決起集会に民青同系二千五百名参加、国会請願デモ
26 日韓条約批准阻止・社共統一行動、中央集会〔明治公園〕に民青同系二千名、反日共系各派千五百名参加、国会デモ・七名逮捕
4 東京芸大、来年度入試能研テスト採用に反対し授業放棄
5 立命館大産業社会学部学生大会、混乱の中で自治会結成
7~8 東京商船大、学寮規程強行決定に反対しスト突入
9 日韓条約批准反対で京大教育学部、大阪市大のストを初め、全国各大学で抗議集会・デモ展開
11 北大教養・大阪市大全学、広島大教養、日韓条約批准反対でスト
13 日韓条約批准反対で北大全学、小樽商大、一橋大、京大教育、京都府立医大、大阪市大全学スト
19 京都市立美大学生大会、授業料値上げに反対してスト決議、市庁に請願デモ
26 国士舘大、高校教師四名を校風にあわないとして解雇(28日政経学部鹿島教授にも解雇通告)
1965年12月
4 自民党、参院日韓特別委で強行採決(12日参院本会議、自民・民社党のみで可決、日韓条約案件成立)
4~23 IUS執行委〔プラハ〕、根本全学連(革マル系)委員長ら出席
10 日本、国連の安保理事会非常任理事国に当選
15 米空軍、北ベトナム・ハイフォン地区を初爆撃
16 文部省、〝学生寮・学生会館の現状″を発表
18 日韓両国、日韓条約批准書交換〔ソウル〕
20 米国、沖縄行政主席の任命制を立法院の間接選挙制に改定と行政命令
28 文部省、在日朝鮮人学校の不許可等を通達
28 米副大統領ハンフリー来日
3 反日共系各派五百名、国鉄運賃値上げに反対して東京駅構内で集会・デモ、四名逮捕
4 日韓条約批准阻止社共統一行動、中央集会〔日比谷野音〕に民青同系二千名参加、反日共系各派五百名、国会デモで三名逮捕
6 青学代表者会議主催・日韓条約批准阻止中央決起集会に民青同系五百名参加
7 反戦青年委主催・日韓条約批准阻止統一行動、中央集会〔日比谷野音〕に反日共系各派六百名結集、国会議面前坐り込みで十九名逮捕
11~12 京都府学連(民青同系)再建大会〔京都新聞ホール〕、京大・同志社大・立命館大等五大学十一自治会代表参加
15 国鉄運賃値上げ反対全関西学生共闘会議主催・値上げ反対決起集会〔大阪〕、大阪府学連中心に構改系学生六百名参加
15~18 十二月全国学生集会〔名古屋〕、全国学生文化会議を発展させたものとして民青同系学生千三百名参加、二十六会場で分科会開催
17 都学連(三派系)批准書交換阻止全都緊急行動、萩中公園に七百名結集、羽田街道で機動隊と衝突、六名逮捕
18~19 都学連(三派系)・京都府学連共催・全国自治会代表者会議〔明大〕、六百名参加、日韓闘争の敗北を確認、構改系不参加・革マル系途中退場
1 東北大経済学部自治会主催・日韓条約批准阻止東北地方学生総決起集会〔東北大〕、百五十名参加、東北学連再建を確認
1 東京工大新案設立全学闘争委結成
2 中大連合自治委員会、学生会館の管理運営権を要求してスト権確立(6日大衆団交を要求して学長室に突入)
8 早大全学学館共闘会議、第二学館の管理運営権・生協入館等を要求し団交を申入れるも拒否され本部突入・坐り込み(10日団交決裂、坐り込みで抗議)
11 早大当局、機動隊を導入し坐り込み学生二百名を排除、大口議長を逮描、不当弾圧反対で全学抗議集会(20日当局、学費値上げ発表)
12 高崎経済大、聴講生本科編入実力阻止で教授会に坐り込み闘争展開
13 中大、学館の管理運営権・学部長団交を要求して全学バリケード封鎖ストに突入(17日五学部長との団交で学生側要求全面的に通りスト解除、24日ストの責任で三名処分)
16 国際基督教大、生協設立運動をめぐる処分反対で本部占拠、試験ボイコット

 

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民主主義の旗    第28号 1965年9月17日

民主主義の旗    第28号 1965年9月17日

主な記事
☆ 統一への努力は如何に踏みにじられたか? 「全学連第16回大会」とその前後
☆ 同志山本光昭(前京都府委員長・京大支部)7月2日逝去
☆ 新編集委員会より お詫びとお願い

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民学同文書 No.14 (資料)学生運動、真の統一へ

民学同文書 No.14

(資料)学生運動、真の統一へ
                —-大阪学連について—

               民主主義学生同盟大阪大学支部委員会 1965年

一、は じ め に
二、第二府学連の結成と大阪学生運動の分裂
三、誰が大阪府学連の運動を担い、誰が運動を破壊してきたか
四、大阪府学連第27回大会は果たして分裂大会であったか
五、正当な府学連とは何か。第二「府学連」か、府学連か。
六、昨年秋以後の経過と我々の統一への努力

一、は じ め に
昨年一二月平民「全学連」が結成されて以後、この平民「全学連」に対する評価は、学生の中にあるさまざまな政治潮流によって行なわれている。
平民「全学連」がどのような政治方針、学生運動統一の方針、そして、その組織方針をもっているか。
日本学生運動の統一と真の全学連の再建を願う全ての学生はこの問いを避けて通ることはできないだろう。
我々、民学同は、これまで、平民「全学連」の分裂ボイコット戦術、その分裂主義の「論理」を批判してきた。
しかし、最近「全学連」大阪大会と相前後して、その「権威ある」指導部は、統一の叫びにかくれてますますそのセクト主義の本質を暴露している。
平民「全学連」の美名の裏に何がかくされているのか?我々はその組織方針(第二府学連)について、再びここで批判し、全学友の討論の材料としたい。

二、第二府学連の結成と大阪学生運動の分裂
ボイコット分裂戦術を学生運動の中にもち込み、学生運動統一の阻害的要因として働いてきた平民学連は、「情勢はきびしい。全学連の再建は必要であり、その機運は熟している。」として地方学連における、分裂的役割を継承しつつ、全学連再建を強行した。そして「全学連」という錦の御旗の威光を借りて、三月第二大阪府学連結成を実体を持たぬまま強行した。
しかしながら、39年の6・19憲法闘争、11・12の原潜闘争における六千名関西集会、今年5・20の大阪、6・4の京都集会でのベトナム・日韓闘争を担った大阪府学連の健在は、第二大阪府学連の「正当化・市民権」を事実でもって粉砕している。
平民「全学連」指導部は、第二大阪府学連結成をどのように正当化しょうとしているのか。彼等は、1月31日、大阪の六大学九自治会をどのように正当化しょうとしているのか。彼等は、1月31日、大阪の六大学九自治会を集会を集めて開いた大阪学生自治会代表者会議(阪自代)のアピールで、『私達は学生運動の統一を心から願い統一を目指して大阪の学友の利益を守る立場から、大阪府学連に結集して闘いを発展させてきました。しかし、全国の学友が全学連再建の為に闘いを展開していた時、それとは逆に全学連再建の為に闘う代議員、評議員をしめ出すことによって、府学連第27回大会を分裂のための「大会」とし全国の学生と対決するような行動をとっていったのです。その後全国の学友によって全学連再建の歴史的大事業が成し遂げられた中で、大阪府学連は、全学連都道府県支部としての機能を喪失していったのです。』
分裂主義の立場に立つ者は、自己を正当化するために事実をねじまげ、それを主観的願望でつくり変えるものだ! 安保闘争後、マル同全学連のセクト主義、民主的運営の暴力的破壊による全学連・自治会の解体、平民学連の結成によるボイコット分裂戦線の拡大の中で、一貫して統一の立場を堅持し、大阪府学連の統一を保って、学生運動の分裂混迷の中に於いて輝かしい運動の歴史を築いてきたのは果して平民系自治会指導部であったのか?
大管法闘争・憲法闘争原潜闘争ベトナム反戦闘争と全学連解体の中で唯一統一した運動を展開してきた大阪府学連の中で彼等は、「学生運動統一のための闘いを展開してきた」のだろうか? いや、これまでの事実は、大阪府学連内に於ける彼等の行動は彼等の主張とあまりにもくいちがっていることを示している。37年8月、民主青年同盟の指導の下に、平民学連が結成された。これにより大阪における平民系自治会指導部は大阪府学連評議員会には参加しながら、そこで決定された行動方針を一切学友に知らせず、一切の統一行動を「君達とは意見が違うから」 「修正主義者、トロツキストは分裂主義だから一緒にやれない」という理由でボイコットしつづけてきたのである。大阪府学連が直接平民系自治会の学友へ行動への呼びかけを行おうとする彼等はそれを暴力的に阻止し、(外大で執行委員が20数名の民青によってビラまきを阻止された)事実を学友に知らせることを拒否した。しかしながら彼等のボイコット戦術にもかかわらず大阪府学連が数々の大衆闘争を圧倒的に成功させていたが故に、彼等は学友に対し、事実を隠ペイするのみならず「分裂主義者・敵の手先」というレッテルを府学連にはりつけて空々しいデマで自分の分裂行動を学友から隠そうとしたのである。事実を明らかにすることに利益を感じないのが分裂主義者のひとつの特徴である。
もし彼等が自校の学友を昨年の6・19の全関西六千名集会に、11・12原潜阻止神戸六千名集会に参加させていたら、一体誰が大阪府学連を分裂させようとしているのか、なぜ課題が一致するにもかかわらず府学連に加盟している平民系自治会が統一行動に参加してこなかったかという問いは、民青指導部のデマを事実で粉砕して、鋭く分裂主義の胸に迫ったであろう。悲しいかな! 民青自治会指導部は、「民主勢力との共闘を」と叫びつつ、一切の統一行動をネグレクトしてきたのである。
事実は、学生運動の統一をめざして運動を展開してきたのが大阪府学連であり、学生運動にボイコット戦術をもちこみ、統一を阻害して学生戦線の分裂を拡大再生産して運動を困難ならしめてきたのが平民系学生自治会指導部であることを明白に示している。
このように学生の利益を踏みにじり、分裂行動をとってきた平民系自治会指導部が自らを「それとは逆に、全学連再建のため願う代議員・評議員」と規定し、39年7月の府学連27回大会を「分裂のための〝大会″と、大阪府学連指導部が、「全国の学生と対決するような行動をとってきた」と非難している真意は、どこにあるのだろうか。
彼等のこの論理を明確にするために『全学連拡大強化のために』と題する「全学連」中央執行委員会書記局7月発行のパンフレットを見てみよう。彼等は、一方では、大阪府学連が全学連解体後『全国的には一定程度の役割を果たしてきた』 (パンフ2ページ)と評価しながら、その舌の根もかわかないうちに「府学連の多数の指導部は、自分達が全大阪の学生の要求利益をおろそかにしたり、大阪の民主勢力との共闘をないがしろにしながら、逆に平民学連に結集して学生の要求と利益に基づいて民主勢力とも手をとり、全国の学友との団結をも推進しょうと努力した自治会に対して様々な妨害を行ない、平民学連をののしりつづけてきました」と事実を逆転させている。「全学連再建が具体的日程にのぼってからは増々逆上し、大阪府大、大阪学大池田分校などの代議員の入場を拒否し、これに抗議するその他の自治会の代議員・評議員の意見を無視し、一方的に『大会』を行い、『指導部』の選出を行なって大阪府学連史上最も犯罪的な大阪府学連の分裂をおしつけたのです。もはや、彼等のいう『大阪府学連』は全学連規約・大阪府学連親約にも反したものであり、『大阪府学連』をいまだに名乗っていることは明白な詐欺行為です。
彼等は、全学連再建大会を阻止できないとなると、大阪府学連大会を機に府学連を分裂させ、反全学連の集会をつくり、これに大阪府学連の名称をかぶせ、分裂の立場を覆いかくし、再建後当然確立されることになっていた『大阪府学連』に対抗しょうとしたのです。府学連大会での行為は大阪での『分裂の固定化』のための布石であったのです。大阪府学連を掲げての分裂行動はこうして準備されたのです。」として、①第27回大会は分裂大会であり、非民主的であるが故に解体した。②全学連が再建されたため全学連支部としての府学連は復帰加盟していないから認めない。
再建と同時に解体した。という二つの理由でもって、いまだ大阪府学連の看板を掲げているのは「ニセモノ府学連であり、君達はペテン師、サギ師、強盗だ」 (7月19日全学連中執との話し合い新保発言) ときめつけ、運動の実体をもたぬ第二府学連こそ「ホンモノ」だと息まいている。
我々は、この見解を検討するにあたって、(1)、全学連のデッチ上げまでの大阪における運動の実体はどうであったか、(2)、府学連27回大会大会の事実経過はどうであり、彼等の言う「分裂大会」であったのかどうか。(39、正当な府学連とは何か、第二府学連結成が学生の利益を擁護し、運動を発展させたか、という三つの視点から検討することにしよう。

三、誰が大阪府学連の運動を担い、誰が運動を破壊してきたか

大阪府学連は、府学連大会・評議員会・執行委員会を規約に従って持ち、平民系自治会は、これに参加してきたし、彼等も「大阪府学連は合法的に存在する。」と言わざるを得なかった。又、大阪府学連は、大阪青年婦人学生共闘会議(青婦学共闘)の副議長であり、大阪に於ける共闘組織の運動の一翼を任ってきた。しかも学生独自の運動(大管法等)や民主勢力が起ち上がれていない時にもその運動の先頭をきって(憲法・原潜・ベトナム)積極的に運動を展開してきた。彼等は、「民主勢力との共闘」をいいながら、青婦学共闘会議の統一行動を意識的ボイコットしたのは果たして誰であったのか。大管法闘争においても、「民主勢力と共闘していない」と共産党(代々木派)が参加していなければ民主勢力でないかのごとくセクト性を発揮し、学生の願いに妨害的な役割を果たしたのである。
彼等も認めてきた合法的大阪府学連に対立する平民学連を大阪の地につくることが果たして学生の利益を追求しているといえるだろうか?平民学連を大阪につくったにもかかわらず、学友からの「一致した課題に基づく統一した行動を」という批判によって、孤立し、平民学連の運動を展開し得なかった事実こそ、大阪府学連の大衆的支持を示すものではないだろうか。

四、大阪府学連第27回大会は果たして分裂大会であったか

大阪府学連第27回大会は、平民系自治会の理由ないボイコットにもかかわらず「代議員数七〇名」で完全に成立しており決して分裂大会ではない。
第27回大会においては、彼等のいうような府大・学大池田分校の代議員は確かにその資格を認められなかった。府大は、工・農・経の三自治会が府学連に正式に加盟している。当時、経済学部自治会は府学連と共に願う方向を示tて平民学連に批判的であった。彼等は、このために府大は統一自治会になったとして、個別自治会からでなく統一自治会の代議員を選出してきた。ところが、統一自治会にするためには、学生大会の承認が必要であるが、過去二年間、一度も学生大会が成功しておらず、しかも府学連には統一自治会として加盟していない。府学連資格審査委員会では、府大に対して、府学連に加盟している各単位自治会からの代議員を選出することを要求した。そして、統一自治会にするなら、学生大会を開いて規約をもった正式の統一自治会として府学連に加盟を申し込んだ場合、いつでもそれを認めるとの方針をとったのである。彼等は、経済学部自治会をチェックするために統一自治会なるものをつくり上げ、経済学部自治会の正式機関とは無関係なところで代議員を選出したのである。従って、統一自治会の代議員なるものを拒否したのである。奇妙なことに、全学連や、第二府学連では、彼等は、府大の自治会は三つあるとしている!
学大池田の代議員は、先づ執行部が信任投票において、学生大会で信任されておらず、執行部が選んだ代議員は学大池田の代表として認められないから、評議員として参加を認めるという方針をとった。代議員資格については以上の通りである。にもかかわらず、彼等の非民主的な選出が認められないために、他の平民系自治会は、二日目から退場したのである。彼等が不当に退場したにもかかわらず、府学連大会は大会代議員の成立数を満たしており、合法的に第27回大会は成立している。彼等の言うごとく、大阪府学連は分裂したのではなく、運動の実態から言えば、大管法蹄争以後彼等はすでに府学連の行動に一切参加していなかった、という意味で何ら変わりはなく、彼等の分裂行動がより徹底したものだと言えよう。

五、正当な府学連とは何か。第二「府学連」か、府学連か。

「全学連」中執は、大阪府学連がニセモノであり、存在せず、あるのは「全学連」支部の「第二(?)大阪府学連」だと主張している。
我々は、「正当なる地方学連」の判断の基準を考えるならば、次の四点に要約される。(1)、歴史的継承性。(2)、その地方の学生の利益を反映する自治会の結集度(=大衆的基盤)。(3)、運動の実体。(4)、規約・形式的正当性である。この四点については府学連の正当性について検討してみよう。
(1)、大阪府学連は、全学連の地方支部として大阪の地に発足して以来、数々の学生運動の中で、その支部組織の役割を果して来た。更に、安保全学連指導部の解体の後も支部組織として、そして、関西の運動の体現者として、大阪の自治会の結集体として民主的に存在して釆た。全学連中央機関が解体したといえども、その支部組織たる大阪府学連は各地の地方学連が解体していった中でも、大阪に唯一の合法機関として存在してきたことは、平民系自治会自らも認めていることであり、彼等が、府学連第27回大会まで参加していたという事実でも示されている。
(2)、大阪におけるほとんどすべての自治会がこれまで参加しており、三九年、第27回大会で平民系自治会が退場した時以後でも、代議員の過半数が府学連にあり、大阪府学連には、阪大・市大・工大・学大(天王寺)、経大の主要大学自治会が依然として結集している。
(3)、大阪府学連の運動の実体は、先に述べたように輝かしいものであり、名実ともに学生運動の沈滞混迷の中で運動を担ったのである。更に、三九年二一月、平民「全学連」再建後、四〇年五月二〇日、ベトナム闘争では、大阪中之島公園で、第二府学連三〇〇、大阪府学連一、三〇〇名の二つのデモが行なわれた。又、六・四全関西学生集会では、六、000名の学友が京都に結集し、そのうち大阪府学連は二、五〇〇名の参加を勝得た。この時にも、第二府学連は全学連支部という形式性のみで 「運動の実体」を持たず、セクト性しか持ち合わせていなかった。
最後に、平民「全学連」の諸君が振りまわす第二府学連の正当化の最大、かつ唯一の理由は、「府学連は全学連の地方支部」であり、「地方支部は全学連加盟校でもって構成する」という規約の機械的適用によるセクト的形式論理にふれよう。この「論理」には、大阪府下、学生大衆の運動の利益を守るという観点は、一かけらも見られない。ただあるのは、自己の絶対化と自己の利益の為には、たとえ、大衆組織を分裂させても自分の道を進むという分裂主義者の「論理」だけである。
真理は常に具体的である。彼等の「論理」は現実の闘いの中でその本質を暴露した。「なぜ、五・二〇闘争を大阪府学連(一、五〇〇名結集)と別に第二府学連(三〇〇名)はデモしなければならないのか? 同じ日に、同じ中之島公園で集会がもたれているのに。そして、我々は課題も一致しているから共同して闘おうと呼びかけているのに」という主張に対し、「五・二〇闘争を大阪府学連がやること自体が全国の学友の利益に反することであり、分裂行動だ。」(七月一九日中執新保発言)と答えたのだ。この事実には何の解説もいらないだろう。彼等の本質が何かを最も雄弁に物語っている。そして、この形式論理の行きつくところは「全学連」加盟校であれば一校でも地方学連として存在する」(新保発言)という茶番劇なのであり、「兵庫県学連再建準備会(兵庫の圧倒的部分が参加し、平民系自治会にも参加が呼びかけられている)が、兵庫県学連をつくっても、それはニセモノだ。規約違反である。我々の力を考えて、いずれ兵庫県学連を再建する。」(新保発言)という全学連の名の下にいかに自派の拡大をはかるかというセクト主義なのである。
問題をもう一度彼等のいう「全学連の支部としての府学連」にもどそう。問題は、「全学連」中執がいうように、「大阪府学連という看板を掲げての分裂行動」とか、「全学連規約・府学連規約をふみにじって大阪府学連を名のっている」(「全学連」書記局発行、資料No2)というところにあるのではない。この問への答えは、平民「全学連」がなぜ、全学連崩壊後、中央組織のない困難な時期に地方支部として活動を続けてきた大阪府学連を地方支部として復活できず、第二府学連という実体のない分裂組織を自己の地方支部に作り上げたのかという問の答えの中にその真実の答を含んでいる。我々は、この間題を再建過程、七月一九日の会見、「全学連」大阪大会の歴史的事実の中で再度見てゆこう。しかし、その前に読者はお気付と思うが、平民「全学連」それ自身が問われているのだという事、従って、「全学連(平民『全学連』)の支部としての府学連」は、府学連の正当性の基準とは決してならないということをはっきりと言っておく。我々は、むしろ平民「全学連」の支部でないことを今では、ほこりとさえ思っている。

六、昨年秋以後の経過と我々の統一への努力

三九年一〇月、平民系自治会は、全自代を開いて全学連再建へと踏み出した。一一月、それ以外の自治会は約百自治会(東京・関西・兵庫・九州の主要大学を含む)を結集して課題別共闘組織たる「原潜・日韓共闘会議」を結成した。この時点には、学生運動において「平民」・「原潜共闘」という二つの中心が存在するに至った。この時点において、府学連は「二つの中心の共同行動、統一による全国単一の全学連を!」と主張した。平民学連は、依然として、地方学連における分裂行動を取りつつ、平民学連の実体そのままに「全学連」という名の衣をかぶせたにすぎない自治会数(一二三。これは成立代議員の過半数に満たない)で強行した。そして、「全学連」は再建されたとした。しかし、「全学連」が再建されたとはいえ、それは「全学連」という文字通りの全国大学自治会を包含してはいなかった。しかし、我々は平民「全学連」が、四月以降全国学友の要求を一定限反映し、全国的包含的な運動を展開しつつあるし、又、一二〇余の自治会が結集している事実を評価し、依然としてその指導部は、分裂主義の路線を歩んでいるが、統一のためのあらゆる可能性、どのように小さな可能性をも粘り強く追求するという立場から、真の統一全学連再建実現のため次の五提案の下で、具体的な内容に於いて意見の一致をみるならば、「全学連」に加盟してゆくという方向で七月一九日中執と会見したのである。
〔五条件〕
(1)、批判の自由と行動の統一を厳守し、学生運動の統一的発展の追求。
(2)、全学連大阪大会は全ての自治会に無条件で門戸を開放すること。
(3)、全学連規約を遵守し、民主的運営を保障すること。
(4)、関西三府県学連の組織的統一を回復すること。
(5)、単一都学連に努力すること。
そして、我々は一切の問題を解決する正しい唯一の道は、「第二大阪府学連を解散し、平民系自治会の大阪府学連への復帰→統一の回復→「全学連」 への加盟→統一全学連→全学連地方支部としての大阪全学連、という方法を取るべきであるし、それのみが大阪における正しい府学連の組織化であり、最も容易になしうることであると主張した。しかしながら、平民指導部は、平民学連→「全学連」への転換によってボイコット分裂戦線→全国的包括的運動のための統一の母体の方向へ変貌をとげるのではなく、平民「全学連」の悪しき遺産たる「セクト主義」を「全学連」という美名の下に押し進める方向に歩みはじめたのである。それは、七月一九日の中執と阪大七自治会を含む一八自治会代表との会見で、新保書記長発言が如実に示している。「君達は、府学連をデッチ上げる悪いたくらみはすぐやめなさい。ぬすっとたけだけしいペテン行為だ。きれいさっばり悪だくみを捨てて、もどって釆なさい。」
七月二三~二五日、「全学連」一六回大会なるものが、一四二自治会の参加の下で行なわれた。阪大などの正式オブザーバーを排除し、全国代議員には大阪府学連を歪曲して伝え、「全学連」指導部の分裂・セクト主義をデマでぬりかえし、分裂的組織方針を決定したのである。
大会の基調報告において、『広汎な学友の全学連への支持が高まっている時、あせりを感じたのか一部の分裂主義者は、全学連内部にもぐりこみ全学連を闘わない組織に革新しょうと画策している。』 と大阪府学連などの最も原則的立場のものを『最も悪質な分裂主義者』と「全学連」指導部にふさわしいレッテルを貼りつけている。そして『分裂主義者を自治会から追放しなければ、闘いの発展はあり得ない』と意見の異る部分は排除してゆき、「全学連」を指導部のセクト的利害(自派の拡大)の追求の手段としている。そこには、運動を発展させるためには、異なる意見の自治会とも統一してやってゆくという観点は全くない。「たとえ、学生大会の決定があっても『全学連』に敵対すれば、別行動はあり得る」 (新晩発言)という発想法と同じものである。
ここにおいて、平民「全学連」指導部は、我々が当初憂慮していたセクト性を全面的に打出すに至ったのである。学生運動の原則たる「批判の自由と行動の統一を完全に捨て去り、平民「全学連」が統一の体現者たる真の統一全学連たり得ないことを指導部自らが証明するに至ったのである。
こうして我々は、大阪府学連が、(1)歴史的継承性、(2)大衆的基盤、組織の民主的運営、(3)運動の実体、(4)形式的正当性、のそのいずれをも備えていることを明らかにした。今や、安保以後全学連支部として機能して釆た地方学連が存在するところでは、先に述べた「四つの視点」を抜き去った「地方学連」の組織化は、完全な誤りであり、そのような実体のない「県学連」「府学連」こそ「二セモノ」であると断言することが出来る。
大阪では、第二府学連の組織化は、統一への道の最大のガンであり、しかも、このような組織方針を現在の全学連指導部が取っているということが最大のガンなのだ!
学生運動の統一、統一全学連の実現への道は、(1)第二府学連の解散、(2)それを通じて、平民「全学連」指導部のセクト主義(分裂ボイコット戦術の継承)の解消以外にはありえない。これらなしには、いかなる統一の道もあり得ないし、真の民主的統一全学連の実現の展望を切開くことは出来ない。それゆえに、我々は、全国の統一を願う全自治会、全学友と共に、平民「全学連」の分裂主義と断固として闘うであろう。

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