民主主義の旗    第56号 1968年11月29日

民主主義の旗    第56号 1968年11月29日

主な記事
☆ 学内ファッショの暴力を一掃しよう 暴力追放に固い決意(阪大)
☆ 第2回全国代表委員会決議
☆ 偉大な勝利への一歩 北爆完全停止
☆ 政治行動の権利を擁護し、騒乱罪適用に反対する(松本健男弁護士)
☆ 神戸大:極左を拒否した大衆的決起 自治会の下、1000名が決起
☆ 同志社大学支部再建宣言
☆ 京都学生運動の現状 京都府委員会

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民主主義の旗    第55号 1968年10月31日

民主主義の旗    第55号 1968年10月31日

主な記事
☆ 10.21力強く前進 全国で300万人参加、労働者と共に府学連2000名デモ
☆ 【主張】労働者階級との連帯打ち固め、大衆的決起でアナーキズムの克服を
☆ 神戸大:クラスぐるみで800名参加、大阪大学:全学で1000名決起
☆ 【同盟5年の歩み】 その2 結成から全国化へ
☆ 社学同 狂気の集団テロ 明大
☆ 「学生参加」の問題 その基本的視点

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民主主義の旗    第54号 1968年10月14日

民主主義の旗    第54号 1968年10月14日

主な記事
☆ ベトナム反戦・安保破棄・沖縄返還・佐藤内閣打倒 10.21全国統一行動に起とう!
☆ 【主張】総評労働者と固く連帯し、規律ある大衆的決起で闘おう
☆ 第2回都大会開く 明大学生大会成功めざし 社学同のバリケード排し
☆ 【同盟5年の歩み】 その1 安保以後の学生運動
☆ 中核派、自治会破壊に狂奔 阪大
☆ (同盟)5周年記念集会 挨拶に社会党代表ら多数 大阪

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戦後学生運動の歴史(1968年10月-12月)

戦後学生運動の歴史(1968年10月-12月)
出典は、「資料 戦後学生運動 別巻」(1970年11月30日第1版第1刷)です。

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内外情勢 学生運動 自治会
1968年10月
2 大学問題閣僚懇談会で佐藤首相、日大の大衆団交は認められぬ、政治問題として対策と発言
4 社会党大会再開、成田委員長・江田書記長を選出
5 社会党、大学問題対策特別委の設置を決定
7 文部省、海後福島大学長らを呼び紛争収拾を要請<11日学長辞任>
8 政府、 一〇・八デモで騒乱罪適用を検討<11日適用見送り>
9 新宿駅周辺の商店街七団体、二十日までに駅周辺の敷石をアスファルトに代えるよう都・ 区議会に陳情
9 日米協議委、沖繩の国政参加で合意
13~31 中共十二中全会、劉少奇を除名、正式に国家主席罷免を確認
15 全ソ労組議長シュレーピン来日<18日総評・中立労連・全ソ労組、日ソ労組交流計画議定書に調印、共同声明発表>
15 坂田自民党文教制度調査会長、佐藤首相に大学制度検討の経過報告
16 法制審議会、騒乱罪を”騒動罪”と改称し”騒動予備罪“新設を決定
17 都教育委員長、高校生の政治活動禁止を都立高校長に通達
19 都公安委、一〇・二一の集会・デモを不許可
21 国際反戦デー<22日午前零時十五分, 警視庁、騒乱罪適用>
22 文部省、警察の学内捜査に協力を全国公私立大あて次官通達
23 明治百年記念式典、政府主催
30 日大教職組・ 教員連絡会議、全学協議会結成、理事退陣要求
31 ジョンソン、北爆の全面停止を発表1968年10月
3~4 社学同ML派、日本マルクス・レーニン主義者同盟(ML同盟)結成大会開催〔東京〕、議長に牧村淳夫を選出
6 立川基地撤去青年学生総決起集会〔基地反戦広場〕に反戦・反日共系各派学生など千五百名参加、供養塔実力防衛など決議、のちデモ、その他神奈川・埼玉・石川・群馬などで基地闘争展開
7 アナキスト系″背叛社“、手製爆弾爆発事故で家宅搜査さる
8 羽田闘争一周年記念、全国十六都道府県三十ヵ所で集会・デモ、山崎君追悼一〇・八集会〔日比谷野音〕に反戦三千名・学生(中核・社学同・ML)二千名結集、米タン輸送阻止・合理化粉砕・一〇・ニースト勝利青年総決起集会〔明治公園〕に反戦・動労・国労および学生(革マル・社青同・構改)二千四百名結集、両集会後新宿駅で合流、駅構内・周辺で機動隊と激突、百四十四名達捕、京都集会〔円山公園〕に二千名参加・ 二十名逮捕、大阪集会〔扇町公園〕に千八百名参加・ 十五名逮捕
13 東京べ平連事務所・十月行動学生実行委など都内三ヵ所、一〇・八闘争で捜査さる
15 全学連(革マル系)書記局・解放社、一〇・八闘争で搜査さる
16 教育闘争勝利全都総決起集会〔東大安田講堂前〕に反帝学評・フロント系学生七百名参加、日比谷公園から文部省へ無届デモ、機動隊に規制され七名逮捕
19 反帝学評七十名、国会構内突入、十七名逮補
20 社学同二十六名、防衛庁突入、全員達捕
20 革マル派三百名、清水谷公園で集会・デモ
21 国際反戦デー、全国四十六都道府県五百六十ヵ所で三十万名参加、学生は三十一大学六十自治会スト・六万名参加、中核・ML・第四インター千五百名、群衆二万をまきこみ新宿駅占拠、深夜騒乱罪適用・四百五十名逮捕、反帝学評千名、国会突入・五十五名逮捕、社学同千名、防衛庁突入・ 二百十四名逮捕、革マル・フロント千七百名、麹町警察署前で機動隊と激突・ 五十名逮捕、 民青同系六千名、文部省デモ・ 坐り込み、大阪では各派集会後、学生・ 反戦四千二百名、御堂筋で機動隊と激突・ 九十三名逮捕、全国逮捕者千十二名
26 自衛隊パレード阻止闘争、京都・大阪両府学連の社学同系学生二百名・京都地区反戦百名、デモ禁止下で京大周辺でパレードに投石、四名逮捕
26 中国学連再建大会〔広島大〕、九大学の中核系代表三百五十名参加、安保粉砕・日帝打倒を目指す基地撤去・ 沖繩奪還の闘いの推進を決議
27 中国地区反戦青年委主催・ 広弾薬庫撤去決起集会〔呉市大川埋立地〕に中国再建学連をふくむ千名参加、広弾薬庫までデモ・坐り込み
27 明大・中大の両学館、 一〇・二一闘争で機動隊包囲下で搜査さる
29 東京地区反戦主催・騒乱罪適用反対総決起集会〔日比谷野音〕に反戦・学生七百名参加、のちデモ
30 騒乱罪粉砕・安保粉砕・沖繩闘争勝利労働者学生全都総決起集会〔日比谷野音〕に革マル・ 反帝学評を除く各派二千名参加、のちデモ
3 日大当局、九・三〇確認事項を破棄、団交を拒否、全共闘一万名で抗議集会〔両国講堂〕、のち経済学部前で集会・ デモ
3~6 佐賀大で試験阻止闘争、学生のピケに大学側は四日間にのべ十四回も機動隊導入
4 東大医学部一・三号館を医局生を含む二百名で封鎖
4 日大全共闘秋田議長ら七名に九・ 四以降の無届デモ指揮を理由に逮捕状出る
4 慶大のスト回避・話合いを守る会の圧力で三田塾監局の封鎖自主解除く12日塾長会見〔三田〕に二千名参加、18日三田学生大会に五千名参加、スト継続派と収拾派が衝突し流会、28日日吉で留年問題テコに一部授業再開>
4 東京医歯大医学都学生大会、スト終結案を可決し医学部長と自治会執行部が合意書に署名<5日付属病院外来棟のバリグード撤去>
5 教育大理学部スト二十日間延長、大学院闘争委結成<25日理学部スト十一月八日まで、教育学部スト十一月四日まで延長を決定>
7 東大全共闘、 全学総決起集会〔駒場〕に二千名参加<9日全学院生研究生総決起集会>
8 日大生産工学部〔津田沼〕を右翼学生二百名が放火・占拠<14日未明右翼学生二百名、郡山工学部を攻撃、火炎瓶で放火>
9 東北大、寮増築に伴う管理・値上げ間題で大衆団交を要求、翌朝まで学長を学長室にかんづめ、学生部長の″全学集会十七日開催”で話合いがつく
11 東京外大で寮管理権問題をめぐり学長と大衆団交、交渉決裂により全学無期限スト突入
12 福島大教育学部学生大会、経済学部総務委員会での学長辞任でスト終結を宣言
12 東大法学部学生大会、無期限スト決定、全学無期限スト態勢確立
14 東大に官憲侵入し三吉君逮捕、本富士署に抗議デモ・五百名で坐り込み、精神神経科医局解体宣言<21日精神神経科医師連合設立>
16 東北大当局、全学集会中止を告示^17日団交要求全学集会、 21日法学部バリスト突入、教養・文・経・理学部授業放棄>
16 明学大全共闘、応援団解散等を要求して本館封鎖、民青同系・ 体育会系学生の圧力でバリケード撤去
17 富山大、寮規白紙撤回を要求して学部長に会見申入れ、拒否され寮生三十名学部長室占拠<24日団交、25日未明入退寮の決定権等の話合いの場設定で妥結>
23 東洋大全共闘、大衆団交で機動隊導入の自己批判を要求、大学側拒否<28日団交決裂、占拠中の五号館が右翼に包囲され日大・ 東大全共闘行動隊が包囲粉砕、29日機動隊封鎖解除、31日全共闘再封鎖、五十名が右翼三百名に襲われ負傷>
23 福井大、部室獲得を要求して旧建築科校舎とりこわし工事に現場で坐り込み<28日再度坐り込み、30日倉庫一棟等を部室に獲得>
25 九大文学部自治会、反戦バリストを破壊・突入、四者協(民青同系)が武装して妨害
1968年11月
1 東大大河内総長辞任<4日加藤一郎法学部長、総長代行に就任>
5  政府、閣議で首相私設語問機関・ 大学間題落談会設置を決定
6 米大統領選にニクソン当選
7 国立大学生部長会議、学生参加には限度を強調
10 日大全学父兄大会〔両国講堂〕に六千名参加、当局の策動を蹴って全理事即時退陣等を決議
10 沖繩初の主席公選、革新統一候補の屋良朝苗が当選
15 経済同友会、大学問題で政治理念確立等の見解を発表
16 文部省、東大・教育大・東京外一人・日大に授業再開依命通達
16 東大加藤総長代行、全共闘と十八日公開予備折衝を取決め、深夜、統一代表団(民青同系)とも十九日予備折衝を取決め
18 灘尾文相、中教審に当面する大学対策を諮間
19 沖繩・嘉手納基地で発進中のB52爆発
20 灘尾文相、日商常議員会で大字紛争続けば閉鎖もありうると強硬発言
20 チェコ・ カレル大学で言論統制強化に抗議してスト
24 日大経済学部当局、四年生の投業を塩原・ 九十九里で開始
26 沖繩市町村会、 B52即時撤去を決議
29 自民党、大学への学生排除否定の中間報告発表
30 佐藤内閣改造(文相・坂田道太)
1 騒乱罪適用粉砕・ 沖繩闘争勝利全学連(中核系) 統一行動、京大・同志社大・竜谷大等学生百名、集会〔立命館大〕・市内デモ
6 ベトナムより米軍完全撤退要求全京都政治集会〔京大〕に民学同統一会議系学生二百名参加、のち市内デモ、二名逮捕
7 一一・七沖繩闘争、社学同・中核・ML・第四インター系二千名、集会〔中大〕の後、国会・首相官邸突入闘争、機動隊と激突し四百六十四名逮捕、のち東京地区反戦主催の全都集会〔日比谷野音〕に合流、革マル・反帝学評・フロント系学生・ 反戦千五百名、労学決起集会〔明治公園〕の後、デモで国会に向かおうとして機動隊と衝突、全国十都道府県十三ヵ所で民青同系もふくめ五千五百名が決起
8 一一・七国会・首相官邸突入闘争で前進社・戦旗社・レポルシオン社、搜査さる
9 東大全共闘機関紙「進撃」創刊
15 一〇・二一闘争で現代の理論社、搜査さる
15 神戸港軍事使用反対・軍需輸送阻止関西労学決起集会〔神戸市役所前〕に反日共系各派学生・ 反戦など千五百名参加、のちデモ、十九名逮捕
15 騒乱罪適用粉砕統一集会〔名古屋市公会堂〕に全愛知反戦共闘・全愛知学生戦線・べ平連・ 反戦青年委など五百名参加、のち市内デモ
17 東大山本全共闘代表・ 日大秋田全共闘議長、 一一・二二全国総決起大会開催の共同声明発表
18 千葉地裁、成田闘争第一回公判、三十四名の全被告・傍聴者四十名ヘルメット着用、シュプレヒコールで審理に抗議、全員に退廷命令、公判延期
22 日大・ 東大闘争勝利全国学生総決起集会〔東大安田講堂前〕に二万名参加、民青同系が一万七千名を対抗動員、学内で両派対峙
22 神戸港軍事使用反対・ 軍需輸送阻止関西労学決起集会「神戸市役所前」に反戦・各派学生・高校生・べ平連など五百五十名参加、のち市内デモ
24 地元反対同盟主催・成田空港粉砕・ボーリング調査実力阻止全国総決起集会〔三里塚第二公園〕に中核・社学同・ML・反帝学評・各大学全共闘・反戦など四千名参加、竹槍・ 草刈鎌で武装デモ
28 B52墜落抗議・沖細ゼネスト支援・沖繩奪還労学総決起集会〔日比谷野音〕に中核系反戦・学生千名参加、のち八重洲口までデモ
2 東大駒場共開、″第二次回答”粉砕・ 七項目要求貫徹・全学バリ封鎖貫徹総決起集会<3日経院闘争委、学部長室・ 研究室を封鎖>
2 慶大日吉学生大会、 四千名参加しスト終結バリ撤去決定、米軍資金導入拒否宣言採択
4 東北大全共闘、大学当局に大衆団交申入れ、十五日団交開催を決定するも開催条件で折り合わず、交渉決裂
4 東大文学部、林健太郎学部長らと無期限団交開始<8日教官三百名″林を解放せよ”とシュプレヒコール>
4 日大農獣医学都で右翼学生二百名、全共闘二百名と衝突
4 教育大教育学部、一ヵ月ストに突入<8日理学部無期限スト突入、14日全学闘が学長自宅に団交拒否抗議デモ、本館占拠、26日守衛所占拠、民青同系学生が武装して阻止>
6 静岡大法短学生大会、無期限スト継続を確認<11日全闘委本館を封鎖、民青同系学生投石・角材で妨害、13日本部前で二名ハンスト突入、30日移転阻止静岡県学生決起集会>、7 上智大全共闘三百名、一・三・四号館をバリ封鎖
8 日大芸術学部を暴力集団〃関東軍, ニ百名が武装襲撃、芸闘委八十名、応援部隊とともに右翼を粉砕、のち三崎町で全学抗議集会
8 相模女子大で大学側の要求大幅受入れにより学生大会でスト終結を决定<9日授業再開>
11 山形大全学闘、学館を占拠・自主管理<19日教育学部学友会(民青同系)総会、自主管理反対・占拠解除等を討議、20日文理学部自治会学生大会、占拠続行・全学闘承認等を決定>
11 東大駒場共闘、第一研究室・ 第二本館を二百名で封鎖
12 東北大反戦行動委、評議会に突入<15日団交中止告示に教授九名をかんづめにして団交を要求、16日全共闘本部バリ封鎖、17日武装した民青同系学生二百名バリ撤去し乱闘>
12 富山大全闘連、本部・経済学部事務室をバリ封鎖<16日経済スト解除・全闘連は封鎖継続、22日全闘連、教授会と団交、成績偽造の全貎を暴露、28日経済スト突入>
12 東大全共闘総決起集会〔安田講堂〕、のち工一号館を封鎖、夜、図書館前で民青部隊と衝突
12 日大芸術学部に機動隊導入、芸闘委四十六名、徹底抗戦するも八百発以上のガス弾攻撃で全員逮捕、全共闘、夕刻までに再占拠
14 埼玉大生百三十名、三菱大宮原子炉建設阻止で三菱工業正門前坐り込み、二名逮捕
17 日大全共闘酒井副議長、九・ 二四デモ指揮で逮捕、以降、指導部の逮捕続く
18 東大全共闘、当局と公開予備折衝、物別れ、のち総決起集会に二千名参加、学内デモ
19 東大工学部学生大会、全学封鎖反対・学部代表選出を決議、以後、急速に収拾派抬頭20 国学院大映研、一〇・二一騒乱罪容疑で搜査され、フィルム・テープ等を押収さる
25 新潟大教養部・工学部自治会、校舎統合移転反対・大衆団交要求でスト突入
26 青学大全学闘、集会の自由を要求して本部バリ封鎖<27日民青同・ 右翼によりバリ撤去>
1968年12月
1 沖繩の屋良政権発足
1 警視庁公安部改組、学生担当を増強
2 東大加藤代行、八・一〇告示撤回、 医学部処分・機導隊導入反省等の新提案発表
4~6 日米政策企画協議会、中国政策・ASPAC強化等討議
7 屋良琉球主席上京<9日佐藤首相以下政府首脳と会談>
7 沖繩生命を守る県民共闘発足
9 米国務省日本部長スナイダー、沖繩でB52撤去不可と言明
10 日大古田会頭、記者会見で全理事は六日付でやめるが新理事選出まで職務遂行と語る
14 沖繩の県民共闘、 B能撤去要求決起大会、嘉手納基地にデモ
17 文部省、中学校学習指導要領案を発表、能力別教育の具体化・授業時数増加を強調
18 米原潜プランジャー号、佐世保に入港
23 日米安保協議委、在日基地整理案を米側が提示
23 琉球立法院、米原潜寄港中止要求を決議
23 北朝鮮、プエブロ号乗員を釈放、米が謝罪文に署名と発表
25 坂田文相、大学問題懇談会で東大を大学院大学に改組を示唆
27 東京外大当局、共闘会議支持の安東次男教授に辞職を勧告
27 中国、新疆で水爆実験
29 坂田文相、東大加藤代行と会談、のち東大・教育大四学部の入試中止を内定
6 革マル派と反帝学評、東大駒場構内で内ゲバ起こる<8・10・11日も衝突し六十名以上負傷>
6 京都反戦主催・ 国際反戦全京都集会〔円山公園〕に反日共系学生各派・反戦など千五百名参加、のちデモ・ 市役所前坐り込みで五名逮捕
8 安保反対東京青学代表者会議(民青同系)主催・安保条約廃棄・沖繩全面返還・米軍基地撤去・ 横田基地包囲総決起集会〔福生町自治会館前広場〕に八千名参加、基地司令官あての抗議文採択
10~12  全学連(中核系)臨時全国大会(委員長・金山克已)、基地闘争・沖繩奪還闘争を総括、全国学園闘争の非妥協的闘い推進等を決議
13 B52墜落抗議・ 沖繩ゼネスト支援労学総決起集会〔日比谷野音〕に全学連(中核系)・ 反戦など千二百名参加、のち八重洲口までデモ
15 日大闘争報告集会〔東大安田講堂〕に日大全共闘中心に三千名参加、授業再開阻止・ 越冬態勢確立等を決議
15 明野自衛隊ヘリコプター基地設置阻止決起集会〔三重県明野航空学校前〕に伊勢・ 津・中勢地区反戦・三重大自治会など百五十名参加、のちデモ
15 佐世保地区反戦・反安保福岡実行委共催・原潜寄港阻止佐世保現地集会に学生・反戦・べ平連など三百五十名参加、のちデモ
16 東大闘争勝利全国労学総決起集会〔東大安田講堂前〕に東大・日大全共闘、反日共系各派学生、反戦、三里塚・ 砂川反対同盟など四千名参加
17 原潜寄港阻止佐世保現地闘争、反日共系学生・反戦・ べ平連など千名で市内デモ
18 全国実行委主催・原港寄港抗議集会〔佐世保市松浦公園〕に一万名参加、日共の反戦青年委排除を否認、反日共系学生・ 反戦も参加、のちデモ
19 全国実行委主催・ 原港寄港抗議三万人集会〔松浦公園〕に反日共各派学生・ 反戦参加、のちデモ、機動隊に完全に規制さる
19 反帝学評臨時全国大会〔東大教養〕、百五十名参加、 ベトナム反戦・ 全国学園闘争推進等を決議、七〇年闘争の方針決定
20 原潜寄港抗議横須資集会〔臨海公園〕に横須賀反戦の呼びかけで労学五百名参加、のちデモ
20 総評主催・ 原潜寄港抗議大阪府民集会〔扇町公園〕に反戦・学生・高校生六百名、労組千四百名参加、のち市内デモ
23 日大・中大統一総決起集会〔中大〕に日大全共闘五百名がデモで合流、中大全共闘と統一集会、のち″オールナイト映画”
1 東大駒場共闘、駒場第八本館を封鎖<民青同・右翼、第八本館を襲撃>
3 東大全共闘は加藤提案を全面拒否、民青同系は提案にのる方針を出す
4 日大短大商経学部、軽井沢で授業再開、参加学生の四割が授業ポイコツトを決議
4 大阪大全共闘、処分撤回・大衆団交を要求して学生部をバリ封鎖
5 神戸大教養学生二百名、評議会に団交要求、団交延期で本部事務局をバリ封鎖
7 日大郡山工学部を右翼が襲撃・バリ破壊、工闘委によって粉砕さる
9 長崎大闘争委、学生会館の自主管理を要求して学館占拠・ 自主管理、のち学内デモ
13 東大教養学部代議員会をめぐり民青同系と全共闘が衝突
14 中大・学館運営費凍結白紙撤回・常置委廃止要求で大衆団交、決裂して無期限スト突入
14 上智大に機動隊導入、バリ撤去し五十二名逮捕、大学当局ロックアウト・六ヵ月休講を発表<26日全共闘の学園奪還闘争、機動隊に阻止され二十三名逮補>
15 東大全共闘、″七学部代表団”との公開予備折衝粉砕で会場封鎖<16日予備接衝中止>
16 日大文闘委、教授会の学部集会提起に、弾劾集会開催、自己批判要求
16 法政大で民青同系二百名と中核派中心に二百名、自治会の主導権をめぐり乱闘、二名逮捕
17 新潟大教育学部、校舎統合移転反対でスト(21日大学主催の全学集会を学生が会場〔新潟而公会堂〕前にピケを張り阻止>
18~20 東京外大全共闘、大衆団交・完全自治素建設等七項日を教授会に要求、二十三日団交再開を決め解散<21日教授会は七項目拒否・団交拒否の態度決定>
19 関西学院大・法・文・ 社会学部スト突入、文闘委、大衆団交開催確認書・10。ニ一闘争弾圧自己批判書をとる<21日文教授会、確認書・自己批判書破棄、23日文闘委校舎封鎖>
20 室蘭工大、学寮早期建設を要求して全学スト、学長団交に千名結集
20 琉球大全学闘結成、 B52撤去二・四ゼネストに向け準備開始
21 電通大闘争委、寮食堂従業員給与の大学負担等を要求して本館をバリ封鎖
23 東大全共闘、法学部研究室を封鎖<24日医学部学生大会をめぐり、全共闘、民青同・ 右翼と衡突>
23 日大全共闘総決起集会〔法一号館〕に千名結集、本年最後の集会に越冬態勢貫徹を確認
23 立命館大新聞社、学友会委員長(民青同系) ら九名により暴力的に占拠さる
24 九大構内で革マルと反帝学評が投石・角材で乱闘<25日両派衝突、深夜まで対時>
25 東大法学部学生大会、スト解除を可決<26日、経学生大会、スト解除を可決>
26 東大当局、″七学部代表団“と秘密裡に予備折衝〔三展天文台〕、全学集会の開催を目指すことで妥結成立
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大阪市立大学 ビラコレ 1968-09*

市大学生運動の軌跡 大阪市立大学 ビラコレ 1968-09

1968年9月期 大阪空港軍事使用反対・チェコ事件・民学同第1次分裂の余波

1968年9月11日

1968年9月11日
民学同市大支部アピール 10・21国際反戦統一行動を教養ストで闘おう!
共労党大阪市大細胞機関紙「スパルタクス」創刊 チェコスロバキアおける現在の事態について
民青市大1部班 チェコスロバキアをめぐる事態について

1968年9月12日

民学同市大支部「変革の戦士」1号 ソ連のチェコへの軍事介入に抗議する! (共労党系)
民学同市大支部デモクラット300号 9月下旬定例学生大会をかちとろう!

1968年9月13日・14日

民学同市大支部デモクラット301号 本日、中執で9月下旬定例学生大会を決定させよう!
民学同市大支部デモクラット302号 昨日、中執で9・25定例学生大会の開催決定をかちとる!
統一会議(*) 9.18代議員会で10.21スト方針を確立し。巨大な闘いを
民学同市大支部デモクラット303号 チェコスロバキアをめぐる事態について

1968年9月16日・18日

民学同市大支部デモクラット304号 全クラスは、9・25学生大会の意義を確認しよう!
民学同市大支部デモクラット305号 本日の代議員会で強固な意志統一を!
革新グループ市大支部「革新」96号 9・21伊丹軍事使用反対闘争に起て!

1968年9月20日–26日

革新グループ市大支部「革新」97号 9・21伊丹闘争に起ち、スト実行委のもと10・21ストを準備せよ!
市大支部デモクラット307号 本日大阪空港軍事使用反対全関西集会
大阪市立大学全学自治会     代議員会議議長団 本日、伊丹空港包囲闘争に起とう!
反戦反安保行動委員会 昨日反戦安保行動委員会結成さる→本日、伊丹空港包囲闘争に起とう!
民学同市大支部デモクラット308号 明日定例学生大会に、クラス・サークルぐるみで参加を!
10・21全学スト実行委員会 スト実のもと、全てのクラスは実行委を作ろう!
代議員団 明日、定例学生大会
民学同市大支部デモクラット309号 本日定例学生大会に、参加を!
10・21全学スト実行委員会(闘争ニュースNO2) クラスに、10・21実行委を作ろう!
民学同市大支部デモクラット310号 安保破棄、非武装中立の現実的根拠は何か
社会主義学生同盟市大支部 10・8ゲバラ山崎追悼労学デモ10・21全世界革命的人民総決起市大全学ストで御堂筋突破を!
統一会議 10:21スト体制を構築せよ!

1968年10月3日–21日

民学同市大支部デモクラット312号 10・21国際反戦統一行動 教養ストの成功のために
民学同市大支部デモクラット314号 本日、府学連統一行動に起とう!
民学同(号外・半ビラ)10/18 戦術決定なき代議員会提案を排し、100人委員会提案に支持を!
民学同(号外・半ビラ)10/21 統一会議(共労派)は、本日の戦術を明らかにせよ(公開質問状)

(番外編)
19680912  日共=民青の自治会のっとりを許すな!(法政大5学部自治会)
19680921  就職拒否から労学ゼネストへ (阪大共労党?)
19681008    10.21御堂筋デモを闘いとり70年安保粉砕へ進撃を!!(中核派)
196810(?)    10.8羽田1周年・10.21全国ゼネストを、安保粉砕日帝打倒で貫け!(全学連書記局)
196810(?)  自治会破壊の危機に、自治委員83名より全学友に訴える(阪大

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民主主義の旗 第53号 1968年9月16日


民主主義の旗 53号 1968年9月16日
民主主義学生同盟全国委員会発行    PDF版

【民学同結成五周年第10回大会 大会宣言】

 全国の学友諸君!
緊迫する内外情勢の中で、世界は重大な転換期を迎えている。
 ベトナム人民の英雄的闘い、社会主義世界体制を先頭とする世界平和愛好勢力の闘いは孤立する米帝国主義を追いつめ、北爆停止、米軍撤退を要求し、ベトナム反戦闘争の勝利めざし怒涛の如く迫っている。
 日本人民の斗いも、沖縄核基地徹去、即時無条件返還、安保破棄、非武装中立めざし、前進している。
 かかる斗いの前進の中で、三年目を迎える10・21国際連帯統一行動が不屈に斗い抜かれようとしている。世界平和愛好努力の行動決定と共に、総評四〇〇万労働者、原水禁国民会議が巨大な規模での決起をすでに宣言している。
 全国の学友諸君!
今や、世界平和愛好努力が、統一して斗うならば、ベトナム人民を勝利させ、米軍撤退を勝ち取ることは全く可能である。
 学生戦線にあっては、全国学友が、広範な平和を要求するエネルギーを巨大に秘めつつも、戦線の不幸な分断、民青「全学連」のセクト主義、トロツキスト諸派の極左主義によって充分汲み尽くされてはいない。
 しかしながら、斗いは新らた昂揚期を迎えようとしている。全国学友の学生戦線統一をめざす要求と今春の大衆的斗いは、これらのセクト主義が、必ずや破産するであろうことを示している。

 全国の学友諸君!
10・21統一行動を、課題と戦術の一致に基づく全国全自治会のストライキを含む共同闘争として成功させよう!
ベトナム反戦斗争勝利、安保破棄、沖縄返還佐藤打倒めざし斗い抜こう!
全民主勢力の巨大な共同斗争実現めざし、斗おう!10・21統一行動の成功のため、全国の学友諸君共に斗い抜こう!
 平和と平和共存、反独占民主主義、学生戦繰統一めざし、一貫して斗い抜き、ここに同盟建設周年を迎え、第十回全国大会を、斗いの前進の中で、圧倒的に成功させた我々はこの10月21日の闘いを、その先頭に起って斗い抜くであろう!
  一九六ハ年八月三十一日      民主主義学生同盟   第十国全国大会

<スローガン>
今年こそベトナム反戦勝利の年にしよう
○米軍は北爆を即時無条件に完全停止せよ!
○米軍はベトナムから撤退せよ!
○ベトナムの将来はベトナム人にまかせ!
○日本政府は侵略加担をやめよ!
安保条約を破棄し非武装中立の日本を建設しよう!
侵略共犯者佐藤内閣を打倒しよう
○在日米軍基地を撤去せよ!
沖縄の核基地撤去
即時無条件に返還せよ
○B52を即時撤去せよ!

10・21国際連帯統一行動を課題の一致に基づく全国全自治会の共同闘争として成功させよう
総評四百万労働者と固く連帯し全民主勢力の巨大な共同闘争を実現しよう

 

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【民学同の歴史】No.2 同盟建設五周年おめでとう 

【民学同の歴史】No.2

同盟建設五周年おめでとう <第二代委員長>「民主主義の旗」第53号1968年9月16日

僕が同盟委員長として活動していた六四年半ばから第四回大会までの時期は、同盟が大阪を中心とする地方的同盟から全国化への展望を切り開いていく過渡期であった。当時の同盟は、過渡期故の特殊な困難さの中にあったか、同時に全学連分裂以後も唯一統一を保持していた大坂府学連の大衆運動の力量を背景に全体として輝かしい上昇線を辿っていた。六・一九憲法調査会答申阻止闘争(於京都、六千)十一、十二原潜寄港阻止闘争(於神戸、六千)等は同盟が指導した最大の闘いであった。
〝平和と平和共存、反独占民主主義″を立脚点とし〝単一全学連再建の指導的中核部隊″として結成された民学同の強さは、その前提そのものの中にあった。同盟がその組織論の中で繰り返し明らかにしてきた通り、帝国主義段階後期としての国独資の段階は、広範な大衆が反独占の戦列に加わる客観的必然性をますます明白にしており、そこにこそ戦闘的民主主義者(今日の民主主義は、本来戦闘的である)の結集体としての政治同盟の存在理由があったのである。民学同もまた同じ心然性に導かれた学生同盟であり、それはその前提そのものからしても、共産主義次元の意見の相違を乗り越えた戦闘的民主主義者の単一学生同盟への方向性を当然のこととして有していたし、現在も有している。民学同が、大衆性、統一性、科学性、戦闘性–総じて民主主義を、自己の獲得すべき組織性格としていることの根拠はこの点にある。
だが、これらの組織理念は、それを公式に確認し決議することのみでは現実性と転化しえないことは明日である。同盟の獲得すべき組織性格(組織理念)は、不断に実践の中で検証され、その中からしか実現しえないことは同盟活動五年間の経験そのものが示している。
結成後一年の当時の同盟は運動の上昇線に規定され、しかも基本的に共通の政治経験をもつ同質的集団として形成されていたので、同盟の獲得すべき組織性格と現実の到遠点とのギャップは表面化しなかった。しかし、同盟の全国化の過程では、異なる経過と政治経験をもつ部分が多数戦列に参加してくるのであり–それ自体は、同盟の前進の証左であるーそのときに、同盟の組織理念は実践の試練の前に立たされ、その中で現実性を獲得していくのである。
今春発生した同盟からの共労党派の脱落は、それまでの一連の政治方針上の対立の所産であり、余りにも同盟の基本的立脚点に関わる分野からの偏向であった故に同盟は全体としてその分裂を阻止しえず彼らが別個の「民学同」を結成するという不幸な結果を辿った。
その後の共労党派の止めどなきネオ・トロツキズムへの傾斜を見るとき、分裂は不可避であったとの感が深いが、しかし、このような問題は、同盟がこれから一層発展していく過程で再び起り得ることである。それ自身は確かに学生同盟の限界性の中に一半の理由をもつものであり、またそう語ることは容易であるが、その限界性を認識した上で、なおかつ、戦闘的民主主義者の結集体としての政治同盟の積極性を確認するわれわれは、問題をその点に留めておくことはできない。必要なことは、今後も起りうるであろう意見の対立を共通の政治的実践を通じて解決していくことであり、それをなし得るだけの大衆運動次元の力量と組織を強固なものとして確立することである。それは決して直線的な過程ではないが、その過程ではじめて、大衆性、統一性、科学性、戦闘性–総じて民主主義としての組織性格は、真に現実性を付与され同盟の党派性として定着するであろう。
いま同盟は、今春の不幸な事態にもかかわらず、着々と組織力量を回復し、全国的に上昇線をたどりつつあるときく。結成当時の同盟員がほぼ皆無に近くなり、新指導部によって今後の運動が担われようとしている同盟の現段階は、四大会当時と、客観情勢は根本的に異なるとはいえ、多くの類似点をもっている。おそらくは、当侍に数倍する困難さが存在するのであろうが、政治、組織方針の正しさが堅持される限り、同盟は全国学生戦線の統一の体現者として登場しうるであろう。
同盟の創生期を担い、その後も長く全国委員会会に関係していた者としては、同盟の更なる発展を望み、確信すると共に、そのためになしうる限りの協力をしたいと考えている。
全国の同盟員諸君のご健闘を心から祈る。

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【民学同の歴史】 同盟建設五周年おめでとう

【民学同の歴史】 同盟建設五周年おめでとう
初代委員長「民主主義の旗」第53号 1968年9月16日

平和と民主主義を愛する学生諸君!
私は民学同がここに結成五周年を迎えたことを創立者の一人として諸君と共に心から喜びたい。
民主主義学生同盟は、結成趣意が示すように「本来、日本の民主的青年を結集し、代表すべき民主青年同盟は、一部指導者の小ブル的民族主義、官僚主義、組織的民主主義の破壊により、青年の先進的部分が組織的に排除されている」という異常事態の下で、一九六三年九月十五日、意識的学生自らの手で大阪の地に誕生した。
出発当時、それは他の政治同盟と比べて、前衛党から全く自立し大阪の学生だけによって構成される学生同盟という極めて変則的なものであった。それは、当然、全国的、全人民的な視野を失い、左右の偏向に陥りやすい大きな欠陥を内包していた。だが、われわれの科学と民主主義の正しい見地に立脚した目的意識的努力によって、基本的に正しい方向を歩み続け、その力量を増大させて、ここに結成五周年を記念できることは、大いに誇るべきことである–もち論われわれは諸先輩、諸先生、諸民主団体の無私の御支援、ご協力を決して忘れてはならない–.そして今、民学同は五年間に亘って培かわれてきた力量を真に発揮すべき重大な事態に直面しているわれわれは、かつて三派「全学連」の10・8羽田闘争に続く「11・12佐藤訪米阻止闘争」に対して次のように主張した。「私達は全国の学友諸君に心から訴える。この事態について全学友が真剣に考え、緊急に正しい対策をたて断固とした行動を起すことなしには大学の自治と学生自治会は重大な危機に瀕するであろう・・。大学の自治が内部において蹂躙され破壊される時、平和の闘いが、民主主義の闘いがどうして前進することができようか・・」(民主主義の旗」第45号)。
以後、事態は急速にわれわれの憂慮した方向へ進んでいる–機動隊の導入の日常化、大学と学生運動の権威の急激な低下、文部省による大学予算の配分をテコにした締め付けの強化、四度の大学管理法制定の動き、「大学の教育機能停止措置法」の検討、等等。
世界的な学生運動の昂揚は、大学運営への「学生の参加」大学の民主的改革を現実的日程に上せた学生の責任が増大し、ますます理性的に振りまわなければならない時に「社会変革なくして大学の改革はありません」 (「中核」)とか「われわれの闘いは大学をつぶすこと」 (「革マル」)とか「大学コンミューンを築くことだ」(反帝「全学連」)などの方針では、大学の民主的改革を実現するどころか、政府、支配層の攻撃を誘発すること火を見るより明らかである。
全国の多くの良心的教官、学生は、日夜悩み続けている。大学の現在の事態の中で、関心をもち、目覚め、真剣に取組もうとしている教官、学生がますます増大している。正しい方針と正しい指導が与えられるならば、巨大な連動となり大学の真の民主的改革を実現するであろう。
私は民学同のみが正しい方針を提起しうると確信している。われわわれの確認していきた基本原則を総ての大学に具体化し総力をあげて、できうる限りの「大学紛争に介入し、指導「解決せよ」!
諸君!民学同の全国化を実現した「同盟第四回大会」の硬認を想起していただきたい。「学問の自主的、民主的発展をかちとり大学の民主的改革を実現する闘いは当面の中心環である。教育闘争を重視し、教育闘争の成功的発展なしには、学生運動の新たな昂揚をかちとり輝かしき全学連再建の幕をきりひらくことはできないであろう。
そのために、われわれは次の事を強調した。「日本国内の諸矛盾が激化するであろう我々の展望からすれば、これらの諸集団(トロツキスト集団)のニヒリスティックなアナ一キな思想と行動が一定数の学友を一時的にひきつけることは十分考えられる(このことに注意せよ)従ってわれわれは機械的な反対ではなく学友大衆に真の出口、突破口を具体的に示し、その行動の先頭にたってこれらの傾向を克服しなければならない」
国際的、国内的に平和と民主主義運動内のイデオロギー的混乱が激しい今日、この任務を成功的に遂行するためには粘り強い地道なイデオロギー活動が不可欠である。全国同盟員が、人類の到達した先進的理論について自分の理解を深め、古い世界観につきものの空文句の影響を脱し、いついかなる時にも先進的理論を擁護する必要があろう。
科学と民主主義の見地にたつ多くの研究会、文化団体、文化雑誌をつくろう。進歩的学生の要求は第一に知識や真理や文化を求めることにある。政治論闘争と併行してこれらの地道な活動が行なわれるならば、学生はその本質によって必らず民学同のまわりに集まっててくるであろう。
以上の諸任務が成功的に遂行された時、われわれは、全国百二十万の学友と共に民学同の発展を祝うことができるであろう。
良主主義学生同盟結成五周年万才!

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戦後学生運動の歴史(1968年7月-9月)

戦後学生運動の歴史(1968年7月-9月)
出典は、「資料 戦後学生運動 別巻」(1970年11月30日第1版第1刷)です。

(1968年4月-6月)へ移動            (1968年10月-12月)へ移動

内外情勢 学生運動 自治会の動き
1968年7月
1 沖繩に関する日米協議委、沖繩の国政参加に米側難色を示す
3 警察庁、全国大学五十四校紛争中と実態報告
6 国連事務総長ウ・タント、パリで米・北ベトナム両国主席代表と会談
7 参院選挙、社会党敗北、自民党現状維持
10 東京国税局、日大のヤミ給与は三年間で十九億円と発表
11 文部省、小学校学習指導要領を告示
11 「プラウダ」、チェコの二千語宣言を非難
12 佐藤首相、閣議で大学紛争と真剣に取組むよう指示、灘尾文相、記者会見で大学当局の確固たる態度を要望
13 福岡県教委、校長着任反対開争で五十名を処分
14 ソ連・東欧首脳会議〔ワルシャワ〕<15日チェコに共同書簡で警告、18日チェコ共産党、五ヵ国書簡に拒否を回答>
16 沖繩全軍労、二日間の一斉年休闘争<18日米軍当局、三百五十名を停職処分>
18 米軍東富士演習場の自衛隊への使用転換協定調印
22 文部省、大学対策として”大学の教育機能停止措置法. を検討中と発表
23 社会党中執委、学生対策で〃反日共系全学連との絶縁“を決定
23 ソ連軍、チェコ隣接領内で演習開始
25 大阪高裁、吹田事件に騒乱罪該当せずと判決
28 北富士全面返還要求関東集会〔山梨〕に忍草入会組合・労働者・学生など千五百名参加・ デモ
30 アジア太平洋閣僚会議開催〔キャンベラ〕、三木外相演説
11~14 全学連(革マル系)第二十五回全国大会(委員長・成岡庸治)、都学連等地方学連の再建、八月国際反戦集会、 一〇・二一国際反戦デーに全国九大学で拠点スト等の運動方針を決定
13 大阪府学連再建大会〔桃山大・大阪経大〕、五大学十自治会代表百五十名参加、社学同により府学連再建さる(委員長・西浦隆男)
14~16 全学連(中核系)全国大会(委員長・ 秋山勝行)、中核単独大会開催で三派全学連分裂、 1〇・二一武装闘争、社学同・反帝学評とは個別闘争で共闘等の方針を決定
15~16 全国自治会代表者会議〔神戸大〕、構改系中心に二十一大学三十九自治会代表二百五十名参加、自治会共闘運動の推進を確認
15~17 全国反帝学評連合第二回大会〔早大〕、六十四の単位評議会から五百五十名参加
17 社学同第八回全国大会〔中央大〕、二百名参加、”組織された暴力“路線を確認(委員長・久保井拓三)
18 都学連第十七回大会〔早大〕、社学同・反帝学評・ML・第四インターの各派八百名参加、社学同と反帝学評・ MLの間で乱闘(委員長・ 森田英雄)
19 三派全学連内反中核派連合による反帝全学連結成大会〔中大〕、冒頭から社学同と反帝学評・MLが対立・流会、社学同は中大学館に、反帝学評・MLは明大学館に立てこもる<20日両派それぞれ相手を襲撃、機動隊出動し十名逮捕>
21~22 全学連(反帝)第十九回全国大会(委員長・藤本敏夫)、一日目、社学同系三百名で委員長・副委員長・書記次長など中執十六名選出、二日目、反帝学評・ML系三一自一五十名で副委員長・書記長など中執十名を選出、両派分裂大会のまま発足
21 山田弾薬庫・板付基地撤去・築城移転反対福岡県大会〔北九州市南小倉中央公園〕北九州・福岡地区反戦、労組員、べ平連、全学連(中核系・革マル系) など千五百名参加、中核派三十名が弾薬庫内に突入、十一名逮捕
24 在本土沖繩闘争学生委員会(準)ら三十名、沖繩で渡航制限拒否闘争展開
25~28 全学連(民青同系)第十九回全国大会(委員長・田熊和貴)、参院選・東大・京大教養自治会選挙の敗北等で一週間延期して開催、”闘う”姿勢の回復等を決議
26 八月反戦国際会議日本実行委主催・キューバ革命十周年記念集会〔日比谷公会堂〕に反帝四派(社学同・反帝学評・ML・第四インター)八百名が参加、のちデモで七名逮捕
27 アスパック粉砕・三木渡濛実力阻止闘争、東京地区反戦・全学連(反帝)共催の集会・デモは不許可、反戦百五十名、清水谷集会・新橋までデモ、のち蒲田駅東口広場へ、反帝学評・四トロ系百名、日比谷公園から外務省へ向かおうとして機動隊と衝突・六名逮捕、社学同系二百五十名、新宿駅へ結集、うち百五十名が蒲田駅から空港へ、穴守橋で機動隊と衝突・ 六十五名逮捕
1 関東学院大、学寮焼失にともなう新寮建設要求で本部封鎖
1 広島大医学部スト突入<12日医学部当局と仮研修協約締結、スト解除>
2 東大安田講堂を二百五十名で再占拠<4日新聞研無期限スト突入>
2 教育大文学部、無期限スト突入<4日農スト突入、 5日理突入、教育一部授業放棄>
2 上智大全共闘、盗難事件を口実に大学当局が警官の学内立入りを許したことに抗議、早朝一号館をバリ封鎖<3日解除>
3 明大二部学苑会、中執(反日共系)と民青同系が主導権をめぐり深夜乱闘、大学職員を含む四十六名負傷
3 長崎大学生会館開館、学生、一方的開館と館規押しつけに反対運動展開 <6日団交に千五百名参加>
4 慶大日吉自治会学生大会、五千名参加、米軍資金導入反対で一日スト決議・ 突入<5日当局の単なる″辞退“声明ではなく″全学的拒否”声明を要求してスト継続確認>
4 沖繩大全学総決起大会、教学維持費差押え反対で全理事総退陣を要求、自主管理態勢強化・ 署名運動展開等を決議
5 東大教養、無期限スト突入、安田講堂内集会で全共闘結成、医学連委員長逮捕さる
5 新潟大、大学統合・移転問題で団交を要求して二百名で本部坐り込み・占拠<7日三十五時間ぶりに教職員二十一名解放、学生本部バリ封鎖>
5 琉球大反戦学生会議三十名、冲繩大学生二十名、那覇商港で自衛隊員上陸阻止闘争でタラップおよび商港ゲートに坐り込み
8 日大全共闘百名、理工学部で古田を追及、大衆団交を前提とする予備折衝を確約させる<18日予備折衝に古田不参加で流会>
8 佐資大教育学部、処分撤回を要求して学長との代表会見、物別れ<12日団交を要求して百名で学部長室前に坐り込み>
9 九大評議会、機体の自主引降しを決定、教養部学生百名、引降し決定に抗議<11日教養部執行委、引降し阻止・監視態勢強化を決定>
15 東大全共闘、六・ 二六の三項目に加えて①官憲捜査協力拒否②文学部処分白紙撤回③青医連公認④追加処分拒否の七項目要求を提出
20 日大全共闘、本部で再度予備折衝、八・ 四団交開催・全共闘を唯一の代表であること等を確認、のちデモで二十一名逮捕、深夜三百名で神田署に抗議デモ、六十五名逮捕<24日当局、団交無期延期を申入れ>
22 慶大塾評議会に学生百名、団交を要求して坐り込み
31 九大当局、機体引降し作業を抜きうち的に開始、文学部自治会、阻止闘争展開
1968年8月
6 文部省、私大教育研究費補助金を粉争校には不交付と発表
8 灘尾文相、参院文教委で大学管理への学生参加は否認と表明
10 東大大河内総長、収拾案として八・ 一 〇告示発表、①医学部処分再審査②特別委員会設置③機動隊導入は今後せず④暴力行為を抑止せよ
14~15 沖繩那霸で初の原水禁国際会議開催
20 ソ連・東欧軍、チェコ侵入<21日ドプチェク党第一書記・チェルニーク首相ら連行>
21 社会・公明・民社の各党、ソ連に抗議の声明・談話発表<24日共産党もソ連非難声明を発表>
23 産業構造審議会、大型合併賛成で合意
23 「人民日報」、ソ連を非難<24日カストロ、ソ連を非難>
24 スボポダ、モスクワでソ連首脳と会談
24 成田空港阻止地元反対同盟千名、ポーリング阻止で竹槍デモ
24 仏、南太平洋で初の水爆実験
26 米民主党大会〔シカゴ〕にベトナム反戦デモ、学生と警官衝突
27 ドプチェク、自由化は一時的に制限と発表
31 教育大三輪学長、事態収拾の意向発表、文学部教授会、封鎖対策本部設置に反対
1 国鉄米軍タンク車輸送反対集会〔鶴見線安善駅構内〕に革マル系二百三十名参加、タンク車前坐り込み集会で六十九名逮捕
1~3 八月国際反戦会議〔中大・明大〕に反帝全学連各派千名参加、米SDS・SWP、仏JCR等海外十団体代表参加、三日目、NATO・安保粉砕を訴える″東京アピール”採択
5 新宿駅西口広場でカンパ活動中の中核派学生三十名のうち一名が指名手配中で公安一課員に逮捕され、学生・フーテン・通行人など千名が西口交番に押しかけ機動隊が出動・ 規制、 八名逮捕
5 八・五青年学生政治集会〔日比谷野音〕に中核系労学三千名参加、広島でも政治集会、三百名参加
6 中国学連再建準備会結成大会〔広島大〕、中核系の三大学三自治会代表参加(委員長・ 滝川満夫)
11~13 べ平連主催・反戦と変革に関する国際会議〔京都国際会館〕、三百名参加、のち市内デモ
17 大阪空港軍事使用反対・軍事施設実力撤去闘争、中核派四十名、新明和工業に突入・ 全員逮捕、反戦・べ平連も昼夜二千名で集会・ デモ
21 総評主催の大阪空港軍事使用反対決起集会〔轟公園〕に労学二千名参加、新明和工業前坐り込み
21 ソ連軍のチェコ武力介入に抗議して中核系百五十名がソ連大使館に緊急デモ、連日抗議行動展開
22 三多摩反戦主催・米軍ガソリンタンク輸送拒否・国鉄五万人合理化粉砕総決起集会〔高砂公園〕に反戦・国労・べ平連・全学連(革マル系)・反帝学評・自治会共闘など千五百名参加
23 沖繩から帰京の沖繩闘争学生委(準)ら十七名、晴海埠頭で身分証明書を焼き上陸強行、岸壁で中核派学生・べ平連など五百名が支援
31~9・1 都学連(民青同系)第七回大会〔法政大〕、一〇・二一を中心とする秋期闘争方針を決定
2 日大全共闘、大衆団交要求全学集会〔経済大講堂〕に千五百名参加、のちデモに機動隊介入<4日古国以下全理事姿見せず>
2 九大反戦会議・ 医・教養・教育・文学部自治会、機体引降し作業強行に抗議してバリケード構築
6 東大全共闘、学生部移転先の山上会議所を封鎖
13 東大全共闘、八・一〇告示粉砕全学総決起集会に三百名参加
16 沖繩嘉手納基地B52駐留抗議集会でべ平連二十七名が米軍警察に逮捕さる、三百名の抗議集会に機動隊介入、同夜釈放
20 東京学大生ら反帝学評・第四インター系四十五名、文部省伝達講習会阻止で会場〔東京学大付属世田谷小〕に突入、四十一名逮捕
23 日大当局、事態収拾の文書を父兄に送付、校友会・ 後援会の家庭訪間も活発化
23 九大当局、四者協(学友会・教職組・九院協・生協)の支援で資材置場の建設を強行、革マル系学生介入し作業中止
24 上智大当局、全共闘議長ら十三名を退停学処分<31日議長・副議長二名逮捕さる>
25 日大全共闘、全学総決起集会〔法一号館〕に千名参加、のち神田周辺デモで八名逮捕
28 東大全共闘、三百名で医学部本館を封鎖
29 東大全共闘、医学部図書館で読売新聞谷川記者に歪曲記事を追及、谷川記者、暴行をうげたと本富士署にころがり込む^9月1日医学部三吉君に逮捕状>
1968年9月
2 周恩来、ソ連・チェコ会談を銃剣のもとでの取引きと非難
6 原潜寄港汚染問題調査委、那霸軍港の海底土にコバルト60多量に含むと確認
6 九大滝川克己教授ら教官・院生有志百三十八名、全学集会をアピール
7 京都府教委、小学校新学習指導要項の伝達講習会で君が代・日の丸を学校行事に取入れる必要なしと見解発表
11~12 日米安保小委員会、安保間題で協識、基地問題を検討
11 ソ連軍、チェコ主要都市から撤退開始
11~14 社会党大会、執行部人事調整つかず休会
12 プエブロ号乗員、内外記者団と初会見、米、プエプロ侵犯せすと指令内容を公表
13 岐阜市で”一日内閣“開催、佐滕首相、自主防衛を強調
13 アルバニア、ワルシャワ条約機構を脱退
14 東京地裁、教科書裁判で調査意見書と評定書の提出を文部省に命令
15 北海道長沼町でミサイル基地建設阻止全道集会
16 べ平連、米で徴兵の日本青年がベトナムから帰休中に脱走と発表
17 自民党総務会、大学制度の根本的改革を文部省に申入れ
18 自民党文教制度調査会、大学制度の検討に着手
18 「人民日報」”革命的人民の勝利への針路”発表、日本に革命党誕生を確信と論評
19 日共、「人民日報」社説は許せぬ大国主義的干渉と反論
19 国労・動労、京浜地区でATS闘争
21 増田防衛庁長官、美濃部都知事に水戸射爆場の新島移転に協力要請、知事拒否
24 灘尾文相、閣議で東大紛争で大量留年のおそれがあると報告、早期解決の努力を要請26 日米安保小委員会、基地返還につき特別委で検討に合意
26 厚生省、水俣病は新日本窒素の工場廃液が原因と断定
26 通産省、水銀使用四十九工場に汚染防止の措置を警告
28 旧マル戦多数派、労働者共産主義同盟(怒濤派)結成大会<10月20日機関紙「怒濤」創刊>
29 日大闘争九・四攻防戦で負傷した西条第五機分隊長死亡
2 ソ連軍チェコ侵入・ 仏核実験弾動全都学生統一行動、早大・芝公園で集会、ソ連・仏,チェコの各大使館に抗議行動、五十七名逮捕
3 ソ連軍撤退・ チェコゼネスト支持全学連(中核系)統一行動、芝公園に三百名結集、三河台公園までデモ、途中ソ連大使館前坐り込み、二名逮捕
7~8 医学連第十五回全国大会〔東大安田講堂〕、三十大学代表二百二十名参加、臨床研修制粉砕・健保改悪阻止等を決定、入場を阻止された民青同系二十六大学二百名は八日”医学連の正常な機能回復をめざす全国医学生集会“開催、全国医学系自治会連絡会議発足
7~8 大阪府学連(民青同系)第三十二回大会〔大阪府立大〕、安保破業の闘いの一環としてあらゆる闘いを進展させる等を決議
7 関西反帝学評第一回大会〔中之島公会堂〕に百名参加、 一〇・二一を七〇年安保闘争の第一波とすること等を決議
10 東京地評主催・国鉄合理化粉砕・米軍事物資輪送拒否・一〇・ニ一ストをめざす全都青年労働者総決起集会〔日比谷野音〕に反戦・全学連(反帝・革マル) など四千名参加、デモで学生五名逮捕
11 日米安保小委員会抗議集会〔芝公園〕に社学同系二百五十名参加、のち外務省デモ、大阪では社学同系二百名、集会〔扇町公園〕・大阪中郵までデモ、構改系六十名、集会〔中之島公園〕・中郵までデモ、民青同系代表五名、米領事館に抗議文手交
11 名古屋反帝学評の集会場〔日本福祉大〕に愛知県学連(民青同系)百名、ヘルメット・ 角材でピケ、集会参加の反帝学評系学生に投石し二名を同大自治会室に軟禁、集会は流会
12 日米安保小委員会反対愛知県学生集会〔市内矢場町西広場〕に社学同・中核派・反帝学評系七十五名参加、市内デモで二名逮捕
12 日大全共闘文理学部闘争委機関紙「文理戦線」創刊
14 関西反帝学評・安保粉砕全関西集会〔扇町公園〕に六十名参加、大阪中郵前までデモ
14~15 京都府学連(民青同系)第二十四回大会〔立命館大〕、七大学二十二自治会代表等四百名参加
15 米軍広弾薬庫撤去・弾薬輸送阻止闘争、広島大自治会連合百名・日中友好(正統)十五名、 広駅前から弾薬庫ゲート前までデモ、ゲート前坐り込み
15 板付基地撤去・安保粉砕全九州反戦統一集会〔九大電算機センター前〕に九州各県反戦・べ平連・学生など五百名参加、のち博多駅までデモ、板付基地ゲート前デモで機動隊と衝突
17 大阪空港軍事使用反対・軍事基地撤去大集会〔池田市公会堂〕に中核系学生七百名・反戦三百名参加
20 アスパック粉砕・ベトナム反戦集会〔同志社大〕に京都府学連(社学同系)二百名参加、 のちデモ
21 総評関西ブロック共闘主催・大阪空港軍事使用反対全関西集会〔轟公園〕に全学連(反帝・中核)千名を含む三千名参加、解散後高校生百五十名、新明和工業に突入、四十五名逮捕
21~23 社青同第八回大会〔全専売会館〕、三十六地本百六十二代議員参加、反戦の評価をめぐり激論
22 東京地区反戰・三多摩実行委共催・米タン輸送拒否・国鉄合理化粉砕集会〔立川高砂公園〕に反日共系各派学生千名をふくむ千五百名結集、基地ゲート前デモで百十一名逮捕、中核派三百五十名、立川駅から基地南端へデモ、十一名が基地内に突入し機動隊と乱闘、八十三名逮捕
25 京都府学連の反日共系各派学生五十名、市議会の交通事業再建案審議に抗議して庁舎内突入・ 坐り込み、機動隊導入され排除
2 北教大札幌、 サークル室の新館移転をめぐり民青同系と革マル系学生衝突、以降、民青の”反トロ行動隊”、武装し衝突くりかえす
2 秋田大全学闘、六・ニ一スト突入以来二ヵ月ぶりでスト解除
2 東大全共闘、全学総決起集会〔駒場〕に千名参加、読売デッチ上げ事件で読売新聞に抗議
2 大阪府立市岡高校、校務分掌任命反対で社高同・反帝高評四十名が校長室占拠、始業式中止<11日大衆団交、校長は撤回を言明>
3 日大全共闘、日大病院前で古田をとらえ団交を要求して二時間糾弾、三名逮捕
4 日大本部・経・法のバリケードを機動隊が撤去、全共闘抗議集会に二千名結集、法・ 経再占拠、百三十二名逮捕<5日早朝、機動隊再撤去、全共闘、集会デモの後、法・経を奪還、生産工学部スト突入>
6 日大全共闘、経前坐り込み抗議集会、五千名が白山通りデモ、三十五名逮捕<7日全学総決起集会に三千名結集、反日共系各派含め神田一帯でゲリラ戦展開、百二十九名逮捕>7 東大七者協、病院封鎖反対で病院前集会、民青同系七百名、突撃訓練<9日医学部卒業試験〔学外数ヵ所〕、七割以上がポイコツト>
7 東洋大、図書館建設・学則改悪白紙撤回を要求して反帝学評系学生百数十名が一・二号館をバリ封鎖<10日右翼学生二百名によりバリケード撤去さる>
9 法政大、一文自治委総会をめぐり中核派系二百名と民青同系三百名が乱闘、両派対峙・投石戦く10~12日両派連続的に衝突>
10 慶大全学闘、塾監局をバリ封鎖<12日文学部闘争委、同学部教務室をバリ封鎖>
10 立正大自治会、学費未納者大量処分・自治会役員処分撤回を要求して学生部長と団交、物別れ<14日校舎一部をバリ封鎖・占拠>
12 日大全共關全学総決起集会〔理工九号館建設予定地〕に一万二千名参加、①全理事総退陣②経理全面公開③不当処分白紙撤回④検閲制度撤廃⑤集会の自由の五項目を要求、のち白山通りデモ、機動隊と衝突し百五十四名逮捕
14 関東学院大全共蘭、学生の学長選拒否権確立を要求して百二十名で本部封鎖、体育会系学生千名が撤去決議、全共闘封鎖を解除
16 東大医学部の小林新学部長ら学生と”対話(青空)集会“、卒業試験延期に努力する旨表明、駒場共闘、教養学部事務室を封鎖<17日民青同系学生解除、全共闘再封鎖>
16 相模女子大、理事・植村庚子郎の学長選任に反対して授業放棄
17 岡山大の中核系三十名、三軒屋弾薬庫前で弾薬輸送の反対のデモ・坐り込み、のち学内侵入のパトカーを包囲、二名逮捕
18 福島大経・ 教育学部、海後学長退陣を要求して無期限スト突入
18 東大駒場全共闘百名、大河内総長自宅前坐り込み、団交要求決議文を手交
18 佐賀大全学学生大会、処分撤回スト続行・学長会見要求を決定<19日大学当局、学長会見拒否・学生大会無効を主張>
19 慶大の中核派学生八名、医学部中央事務局をバリ封鎖、十二時間後に自主解除、医学部自治会の占拠学生八名との討論集会に教授・助手をふくむ三百名参加
20 東大工学部無期スト突入、全共闘団交要求全学総決起集会〔安田講堂前〕に千五百名参加
20 教育大生六十名、保証人会主催の父兄・卒業生むけ説明会阻止で会場〔私学会館〕前をデモ・一名逮捕、理学部学生大会で五日間のスト決定、夜、校舎をバリ封鎖<21日スト突入>
22 東大全共闘、医学部外科研究棟を封鎖<25日文学部事務封鎖>
24 日大全共闘全学総決起集会〔法一号館〕に三千名参加、九・三〇団交要求を決議、本部を再封鎖<29緊急理事学部長会議、三十日に大学主催の全学集会開催・全理事出席を決定>
25 教育大農学部スト再突入<28日教育学部スト突入、全学バリケード構築>
27 東大医学部、基礎病院連合実行委百五十名、臨床研究棟(赤レンガ館)を封鎖
29 慶大通信教育生十数名、自治会公認を要求して、通信部教育事務局を占拠
30 日大九・三〇団交〔両国講堂〕、全共闘先発隊百五十名、右翼学生を粉砕、二万数千名結集し深夜におよぶ大衆団交で、全理事退陣を含む十二項日要求を確認させる、一〇・三再度団交を確約
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大阪市立大学 全学自治会選挙の経過(党派別当選数)

大阪市立大学の全学自治会選挙では、1965年に民学同が執行部多数を獲得し、全学の指導権を確立した。その後、68年の選挙では、民学同第1次分裂により、「統一会議」(主流派:共労党系)、「統一会議(民学同派)」に分かれた結果、どの党派も過半数を獲得できず機能マヒに陥り、以後、全学自治会選挙は、実施されていない。

以下に整理するのは、初めての全学自治会選挙である1962年から、最後の選挙1968年までの選挙結果、各党派の獲得数等である。

大阪市立大学では、1962年まで全学自治会は存在せず、各学部自治会のみが存在していた。まず、全学自治会の成立に係る経過を、大阪市大新聞の紙面から、見ていこう。
自治会の存在しない学部もあったが、全学投票により統一自治会が発足することとなった。
「大阪市立大学 ビラコレ」のコーナーでは、市大自治会選挙関連情報を紹介しているので、併せてご覧いただきたい。

1962年6月

1962年6月統一自治会発足


第1回中執選挙

1962年6月「統一自治会」=全学自治会の発足に伴い、同月に第1回中執選挙(全学区並びに各学部)が実施された。
全学区10名、各学部に1名ずつ(当時は、7学部)7名、計17名の全学自治会中央執行委員を選んだ。

 

第1回中執選挙

第1回中執選挙始まる

第1回中執選挙は、社学同が勝利した。

結果は、以下のとおりとなった。
全学区では、社学同4、共産3、マル学同2、無所属1となった。
学部では、社学同3、共産2、マル学同1、構造改革派1となり、合計で社学同7、マル学同3の合計10名が主導権を獲得した。
この時点では、後の民学同・平社学同などは共産党の候補として立候補。
(この項の最後に、まとめの表を掲載します。)

 

第2回中執選挙(1963年6月)も、再び社学同派が勝利する。

第2回中執選挙

第2回中執選挙 再び社学同が勝利

 

第2回中執選挙では、社学同は全学+学部選挙の合計で9名が当選し、勝利。
後の民学同は、「再建派」として、初めて登場し、全学区で2名当選。「革新G」は、6名当選。「革新G」とは、構造改革派の「平和と社会主義をめざす学生同盟」のこと。共産系は、一人も当選できなかった。共産党を除名されていた「民学同G」は、フラクを形成しており、自らを「再建派」と称した。

 

 


第3回中執選挙(1964年6月) 再建派 中執5名に躍進

前年9月に民学同が結成されている。第3回中執選挙では、再建派(民学同)は、中執5名(全学区4 学部1)と躍進する。社学同は全学+学部選挙の合計で8名が当選し、主導権を維持した。
「革新G」は、3名当選。無所属1。

 

 

 

第4回中執選挙(1965年6月)、再建派(民学同)が執行部多数を確保し勝利。

第4回中執選挙

第4回中執選挙始まる


第4回選挙において、再建派(民学同)は、全学区5+学部3、合計8名の当選を果たし、中執の過半数を獲得。はじめて、全学自治会の主導権を獲得している。
社学同は、全学4+学部2の6名当選したが、少数派に転落。革新G、共産それぞれ1、無所属1となった。

 

 

 


第5回中執選挙(1966年6月)、統一会議(民学同)は中執9名が当選し再び勝利。

第5回中執選挙結果

 

第5回中執選挙も、統一会議(旧再建派:民学同系)は、全学5+学部4=9名が当選。昨年から1名増やしている。社学同は、全学2のみ。共産は、全学3+2=5、革新Gも学部1にとどまった。

 

 

 

第6回中執選挙(1967年6月)、再建派(民学同)が11名当選し圧倒的勝利。

 

1967年6月全学自治会選挙

第6回中執選挙も、統一会議派(旧再建派:民学同)は、全学6+学部5、合計11名が当選。昨年から2名増やしている。社学同は、全学2+学部1の3名。共産は、全学2のみ。革新Gも学部1にとどまった。圧倒的勝利であろう。17名中11名の当選を果たして、執行委員長、書記長ポストを確保した。

 


第7回中執選挙(1968年6月)、いずれも過半数届かず、後に機能停止。

1968年第7階中執選挙

1965年から3年間、民学同が全学自治会の主導権を握っていた。68年3月、民学同第1次分裂が発生し、それまでの民学同派は、「統一会議(主流派:共労党派)」と「統一会議(民学同派)」に分かれて選挙を戦った。

結果、社学同5、共産党5、統一会議(共労党派)5、統一会議(民学同派)1、革新G1と、いずれの党派も、中執の過半数に達せず、後に全学自治会は機能停止に陥った。

 

大阪市立大学全学自治会選挙 当選数の経緯 (全学区+学部枠の合計)

全学区+学部 合計

      再建派 共労党 社学同 革新G 共産党 マル学 構改派 無所属

1962年    0    –   7    0    5   3   1    1
1963年    2    –   9    6    0   –   –
1964年    5    –   8    3    0   –   –    1
1965年    8    –   6    1    1   –   –    1
1966年    9    –   2    1    5   –   –    1
1967年    11   —   3    1    2   –   –    –
1968年    1    5   5    1    5   –   –    –

※1968年は、統一会議(民学同)を再建派と表記、統一会議(共労)を共労党に分類

学部区

      商学部  経済学部 法学部 文学部 理工学部 家政学部 医学部
1962年   社学同  社学同  構改  共産   マル学   共産  社学同
1963年   社学同  社学同  革新  社学同  社学同  革新  革新
1964年   社学同  社学同  革新  再建派  革新   社学同 無所属
1965年   再建派  社学同  革新  再建派  再建派  社学同 無所属
1966年   共産   統一   革新  統一   統一   共産  統一
1967年   社学同  統一   革新  統一   統一   統一  統一
1968年   社学同  共産   共産  共労   共労   共労  革新

※ 66年、67年は、再建派(民学同)は「統一会議」として立候補している。
※ 「革新G」とは、「平和と社会主義をめざす学生同盟」が母体のグループ。

※ 写真は、いずれも「大阪市大新聞」による。

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民主主義の旗 第51号 1968年6月21日

民主主義の旗 第51号 1968年6月21日
民主主義学生同盟全国委員会発行    PDF版

【主な記事】
ベトナム反戦勝利・安保破棄・佐藤打倒の旗高く
6・15全国行動圧倒的に成功
☆ 自治会選挙勝利めざし前進中
☆ 六・一五御堂筋デモの意義について

五知識人先頭に一万五千の大デモ
 六月の行動の最大の焦点「ベトナム反戦・安保条約破棄・佐藤内閣打倒6・15記念首都青年総決起集会」は、六月十五日午後、日比谷野外音楽堂に、全都一万五千の労働者、青年、学生、市民を結集して行なわれた。
 集会には、べ平連、婦人民主団体総評労組、民学同、都平連、高校生会議、日本山妙法寺等が参加し、会場の内外は、ベトナム反戦、佐藤打倒、安保破棄のシュプレヒコールがこだました。
 デモは、国会南通用門前-首相官邸-アメリカ大使館-東京駅のコースで行なわれ、首相官邸、アメリカ大使館前では、座込みあるいは、抗議集会がかちとられ、数寄屋橋界わいから銀座にかけての大通りは故樺美智子の遺影をかかけた、道路一ぱいのフランスデモ、ジグザグデモで埋めつくされ、紙吹雪のまう中を、約三十分にわたって座り込みをかちとり、都民の圧倒的拍手をあびた。この規律ある大衆的行動の前に、官憲は全く手出しが出来なかった。
 この統一行動の中で特筆すべきは、第一に参加者の圧倒的多数(約一万)が青年、学生であったことである。第二に、民青「全学連」三派、革マル「全学連」等による学生運動の分断(潮流間運動)を拒否し、二千を越える無党派の学生が結集したことである。一部の民青諸君は「六月行動」の呼びかけに動揺し、こっそりと参加する姿も見られた。文字通り「課題の一致に基く行動の統一」が、大衆に支持されていた。
 第三に、高校生会議を中心として、一千を越える高校生が自覚的に隊列を組織したことである。-この隊列を、極「左」的偏向にさらすことなく、規律ある指導を行なわねはならない。
 総評等の労働者が不参加であったという弱点はあるが、潮流分断化を拒否し、統一を願う圧倒的多数の学友の存在が事実をもって示されたことの意義は極めて大きい。

都平連、民学同 五〇〇の隊列
 この日の統一行動には、都平連(東京都平和委員会連絡会議)からは、「ベトナム戦争終結のための全明大行動委員会」より三百名結集をはじめ、東京理科大、早大、神奈川大等の各平和団体より五百名が参加し、圧倒的成功を
収めた。
 特に明大における「全明大行動委員会」の組織と大衆の結集は、崩壊状況にあつた明大自治会運動が再生しつつあることを示し、他の大学に大きな教訓を与えるものである。このことは学生大衆が先ず大学における運動の統一を切実に要求しており、クラス・サークルを基礎にした運動は学友の広汎な支持を受けることを示している。この「全明大行動委員会」三百名の集会、デモはトロツキストをあわてさせ、民学同への信頼は増々高まっている。
 また、この日の闘いに、二千名もの無党派学生が参加していた事は「三派」「民青」がいかに斗う大衆を組織しえないでいるかということを如実に示した。党派間の運動には参加しない学友も、ベトナム反戦という一点で結集するならば、万余の規模で闘うことが明らかになった。今後、運動を大きく発展させるためにも「行動の統一」を不断に追及せねばならない。

総評労働者と連帯し御堂筋フランスデモ
六月行動の呼びかけに応え大阪、兵庫二府県学連、立命一文の主催で、十五日午後三時より扇町公園に、全関西二千名の学友を結集して、「ベトナム反戦、安保破棄、佐藤内閣打倒」全関西学生総決起集会がもたれた。大坂府学連、兵庫県学連各自治会の決意表明が雨の中を続いた。大阪府学連を先頭に、五時に扇町公園を出発し、南森町-天満橋を通過、大手前公園の「六月行動大阪集会」に参加した。労働者、市民、学生一万人の中で、大阪地評事務局長帖佐氏、大阪府学連委員長のあいさつが行なわれ、六時すぎに、べ平連を先頭に労働者七千人、学生三千人(阪大四百、神大四百、立命三百五十、市大二百五十等)が出発した。本町四丁目の交差点で、中核、社学同が機動隊に突入したが粉砕され、その後、総評の労働者と機動隊が対侍した。労働者階級の固いスクラムと強い意志の前に、機動隊はデモ隊に道をあけ労働者、学生は中央車道を堂々ととフランスデモで行進した。
 一方、トロツキストに負けずに突入することを考えていた「共労党」系学生は、二十四列で御堂筋突破を叫び、統社同をまきこみ、突入し、多くの負傷者を出した。事前の意志統一において、大手前公園以後、プラカード部隊と突入部隊を分けることが確認されていたにもかかわらず、「共労党」系学生は、市大の隊列を、プラカード部隊に組織しようとした学友になぐりかかり、学生大衆を二十四列突破にまきこんだ。市大行動委の集会では、フランスデモで闘うことしか確認しておらず、一回生のクラスから、共労党系学生「統一会議(主流派)」に批判の声が強まっている。また、兵庫県学連執行委=統社同は、突入に賛成し、昨年の自治会運動の崩壊過程をくりかえそうとしている。
 御堂筋デモは、総評労働者と、大阪府学連を中心とする学生の隊列によって、終始フフンスデモで闘われ、官憲の挑発を粉砕した。八年ぶりの御堂筋デモに多くの市民が拍手をおくり、デモ隊からは、「インターナショナル」にあわせて手をたたき、難波まで行進し、十時すぎ、総括集会を終了。

三派「全学連」「左」から運動を破壊

6月15日、東京では夜日比谷野外音楽堂で中核五百と革マル三百が乱闘を演じた。6月行動実行委主催の昼の集会が大成功し、各団体がデモで出発したのち、中核が会場を占拠し、夜の集会の発言問題で革マルと乱闘したのである。
 最近、トロツキスト各派は、ますます暴力化し、明大においては、プンドがマル戦派にリンチを加えたり、ブンドど社学同ML派との乱闘が昼間から続いている。早稲田においても、総長選挙方針をめぐり、解放派と革マル派が衝突している。大阪大学における中核派の暴力行為も昨年12月以来続いている。
 学園内における暴力は、敵権力に学内侵入の絶好の口実を与え、大学自治を内部から破壊するものである。
 また、暴力によって、意見の相違を「解決」しようとすることは、学生運動の大衆的基盤を失墜せしめるものであるといわねばならない。自治会決定を踏みにじり公然と政治同盟ごとに隊列をくみ、自治会の大衆的基盤を喪失させているものも三派トロツキストである。彼らの街頭極左戦術と暴力による運動破壊を克服するのは、大衆の広範な決起である。
 各地の学園において、ヘルメット棍棒戦術に批判を集中し、暴力行為を糾弾し、三派トロツキストを学友から孤立させねばならない。
 
民青「全学連」 最後まで6・15を妨害

 民青「全学連」は、遂に、最後まで6・15の妨害に終始した。既に「民主主義の旗」号外(6・15日付)で明らかにした如く、悪質なデマ宣伝で「六月行動」の破壊をを企んだ。曰く「文化人五氏のアピールはもうなくなった。」「古在氏は呼びかけ人から降りた。だから六月行動は分裂行動です。」(神戸大、阪大、阪市大、東大etc)等々。彼らは何故に労働者階級と敵対するのか、何故に彼らは「課題の一致に基づく行動の統一」をこのようにかたくなに拒否するのであろうか。ーそこに見られるのは、大衆の利益とは無縁のセクト主義であり、セクト的利益の貫徹のためには、デマ宣伝も辞さない悪質な分裂主義である。
 現在の学生運動に最も要求されているものが、労働者階級との強固な統一戦線の形成であり、大衆的学生運動の構築であるにもかかわらず、民青「全学連」は右からこれを破壊しており、統一した自治会活動の最大の障害となっている。
 三派の極左的ハネ上りを阻止し大衆船批判の力でこれを克服するためには、民青「全学連」のこのようなセクト主義、分裂主義は極めて有害であり、自治会選挙を通じて粉砕しなければならない。

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民主主義の旗 第50号 1968年5月25日


民主主義の旗 第50号 1968年5月25日 PDF版

民主主義学生同盟全国委員会発行 

【主な記事】
【主張】総評労働者、全国反戦と連帯し6ー15闘争に決起しょう
【支部報告】 自治会の大衆的再生めざして
【論説】学生運動の現状と再建・統一の基本方向
   –層としての学生運動の大衆的、民主的再生のために–
【書 評】 『マルクス主義と自由』-(増補版

【主張】総評労働者、全国反戦と連帯し6ー15闘争に決起しょう

 パリ会談が始まり、ベトナム侵略戦争が、最終局面を迎えた
今、すべての革新勢力が団結を強め「北爆停止」と「米軍撤退」とをめざし、全力をあげて斗わねばならない時にきている。我が民学同は「民主主義の旗」50号の成果と伝統を踏まえ、平和共存の旗を高く掲げ「今年をベトナム反戦勝利の年に」するため、斗いぬく決意である。
 一、パリのベトナム和平会談は、ベトナムにおける米帝の政治的、軍事的敗北の象徴である。英雄的ベトナム人民の斗いと、全世界の平和勢力の反戦斗争は、ついに、アメリカ帝国主義を交渉のテーブルに引きずり出した。米帝は北緯二十度以南の北爆を強化し、兵力を増強し、有利な「解決」をかちとるための策動を強めている。しかし、その米帝の意図も、解放戦線の圧倒的攻勢、とりわけサイゴン市内への攻撃により、まったく貫徹していない。このサイゴン市内攻撃は、サイゴン「政府」の解体を促進させ、米帝に解放戦線をぬきにした解決はありえないことを示し「キー派」と「チエ一派」の対立を激化させている。パリ会談における現在の焦点はアメリカがただちに北爆をやめるかどうかという点である。全世界の反帝平和勢力が「北爆即時全面停止」を要求し斗うならば、米帝も策動を中止せざるをえない。
ニ、昨年十一月以来のドル危機の深化の中で、現在四度目のゴールドラッシュを迎えている。金の価格が一オンス=四二㌦五〇セント(五月二二日現在)にまで上昇し、近日中に四五㌦までになるのは確実といわれている。今までは、一応「ドル防衛」協力をしてきた各国も、このような情勢下では、その協力に限度がきたことを認めつつある。すでにスイスの中央銀行は米に対し、ドルを金に交換し、チューリッヒの白田市場に売り出している。金の二重価格制は、当初から指摘されていたように、もはや破綻寸前であり、ドルの切りさげはさしせまっている。「ドルもベトナムも」守りぬく決意でいた。ジョンソンの政策はまったく失敗し、ベトナムかドルかの二者択一どころか、現在では、ドルもベトナムも「守り」えないところにまで米帝はおいつめられている。
 三、このような情勢下で、直接派兵を除くありとあらゆる侵略強力をおこなってきた佐藤政府と日本独占資本は、自らの戦略の再検討をおこなっている。彼らの間では「アフターベトナム」が語られ、米帝がアジアから後退せざるをえないスキをねらって、日本独占資本が進出しようとしている。最近の一連の集中合併、「経済会議」はその現れである。
教育三法案をやめてまで「海外援助協力法」を通したのも、インドネシア進出のためである。ドルーベトナムを中心軸に展開されている世界情勢の申で、独占内部にも、日本の進路について、意見の分岐が生れている。佐藤-福田の対米依存の政策には、自民党内部からも反対が出ている。「北爆を支持するのか、否か」「対中国関係を改善するのか、しないのか」についての独占内部の意見の対立は、我々にとってどうでもよいものではない。この独占内部の矛盾を激化させ、反動佐藤派に打撃を集中し、佐藤内閣を打倒することが我々の任務である。日本における佐藤内閣打倒の斗いは、ベトナム人民への最も強力な支援でもある。
 四、現在、アメリカ、西独、フランスをはじめ世界中に学生運動の波がおしよせている。
米のベトナム反戦-マッカーシー選挙の斗い西独の非常事態法反対の斗い、フランスにおける学園民主化ー反ドゴール闘争などの運動の高揚は日本の学生運動に次の点を要請している。まず第一点は学生自身の斗いを統一して展開する事の重要性である。意見が違ってもベトナム反戦の一点で結集し行動は統一する。しからばマッカーシー選挙で巨人な力を発揮しえたのである。第二に特に仏の運動にみられた極左学生に対する態度の問題である。仏の共産主義学生同盟を始めとする大部分の学生は、極左学生を排除するのではなく、大衆的決起の中で批判を集中し、はね上がりをやめさせ、真の敵に対して斗いを強めているのである。第三に労働者階級を始めとする国民諸階級との力強い連帯である。仏労働総同盟のストライキにより、パリにおける斗いはドゴールの個人権力打倒の斗いに発展転化した。日本の学生運動は三派「全学連」の極左はね上がりと、民青のセクト主義により以上の三点が全国学友全てのものになっていない。全国の学友諸君!極左的なはね上がりと、分裂主義を断固として拒否し、労働者階級との連帯をうち固め、大衆的学生運動実現目指して6月斗争を斗い抜こうではないか。
 全国の学友諸君!既に三派系「全学連」の極左的現地闘争主義が破綻している。大衆的に三派系「全学連」を孤立させ、大衆的スクラムとと林立するゼッケン.プラカードデモの力によってヘルメット、棍棒、投石戦術を断固として克服しようではないか。同時に民青「全学連」の一貫したポイコット分裂主義(4・24,28,5・14)を大衆的な闘いに依拠して鋭く弾劾しようではないか。
 五、日高六郎、阿部知二、小田実、古在由重、新村猛氏、五氏は五月十九日より六月三〇日までベトナム反戦六月行動月間として集中的に斗いを展開するよう訴えている。
大阪府学連、兵庫県学連は六月行動の呼びかけにこたえて、六月十五日に全関西学生総決起集会を大阪において総評労働者、反戦青年委員会と共に斗い抜くことを訴えている。東京では、六月十五日には全国反戦青年委員会が万単位の行動を実現すべく取り組みを開始した。大阪総評も当日万単位の集会を提起している。
 全国の学友諸君!六・十五全国統一行動に起ち学生運動統一への一歩を踏みだそうではないか。

【支部報告】  自治会の大衆的再生めざして 統一会議民学同派中執選挙に

【市大支部発】市大支部では現在第7回中央執行委員会選挙にむけて、民学同を支持する学友を含め同盟を中心に活躍中である。
 5月14日には、民学同市大支部統一会議の共催によって、志賀義雄氏講演会を開催し、のべ四百名を越える学友の参加によって圧倒的に成功した。
 午後三時、会場の工学部階段教室には、早くから学友がつめかけ志賀氏の講演が始まるころには、同教室をうずめつくした。
 市大支部を代表して、井口同志のあいさつと、統一会議民学同派議長藤岡君から決意表明が行なわれた後、拍手の中に志賀氏が登壇し講演が始まった。
 この講演で、「情勢の正しい把握と、そのもとでの当面する最重要な課題を徹底的に斗う中でこそ真に展望を切り拓く事が出来る。
 それには敵をより少なくし、昧方をより多くすることである」と強調された。一筋に五十数年社会活動の指導者としての志賀氏の発言は、参加者全員の心を強くとらえて離さなかった。 
 時同じく、一部同盟脱落分子(共労党系)が「いいだもも講演会」をぶつけたがわずか百五十名しか結集できず、恥しさの余りか、翌日には「もも講演会」については一切触れられなかった。
 市大支部を中心とするわれわれ統一会議(民学同派)は、志賀義雄氏を迎えこの政治集会でかち取られた意思統一を基礎に中執選挙を有利に展開している。今、選挙においてわれわれは、一部同盟脱落分子(共労党系)が「主流派」と自称し、一切の論点をぼかし、こっそりと「第四全学連への道」=七月自治会共闘結成を密輸入するムード主義に全面的に対決している。われわれは府学連の強化、六・一五全関西学生総決起六千名集会を成功させる府学連・兵庫県学連共同アピールに基ずき関自代の成功、課題の一致にもとずく行動の統一、全国全自治会を包含する単一全学連への道をさし示すことによって、七月自治会共闘結成のセクト的意図を暴露し、広汎な支持を集めている。
 民青系は五・一四全関西集会の失敗から諸要求路線へと動揺し、伸び悩んでいる。棍棒・ヘルメット戦術を拒否する学友の正しい意識によってトロッキスト諸派は早くも選挙戦線から消えうせている。
 学生戦線の統一を最大の論点としつつ、われわれを中心とする統一会議(民学同派)自称「主流派」(共労系)民青系の三つどもえの選挙戦において、政策的優位に立つわれわれが着実に学友の支持を得つつある。

 民学同第二党に  分裂5・14(民青提案)否決
【京大支部発】5・14全国学生統一行動に向けて取組みが進みつつある京大において、5月10日教養部自治委員会が招集された。
 この自治委員会における争点は民青の主張する5・14神戸集会か我々の主張する5・24全国学生統一行動かであった。我々は民青の提案が、日程的にもクラスでの取り組みを放棄した、闘争乱発と活動家動員主義であること、また現在の中心課題は”神戸を軍港にするな”というような現地闘争主義的なものではなく、北爆全面停止佐藤内閣打倒であること、また神戸集会は神大の選挙を控えた民青のセクト的利害追求以外の何ものでもないことを自治委員諸君に訴え、大阪府学連、兵庫県学連のアピールに呼応した5-24に向け、クラスでのべトナム研究会、行動委員会を組織し、学内デモ、ビラマキ等の形で他のクラスにもアピールして、5-24を大衆的に闘わねばならないことを提案した。
 その結果、民青提案は自治委員の批判の前に、過半数を取ることができず否決(賛成54、反対60、保留10、棄権3)され、民学同(22)はマル同中核(21)社学同(11)を押え、第二党の地位を堅持した。
 現在、5-24に向けてクラスでの取り組みは研究会、クラス討論など順調にすすみつつあり、5-24においては百名規模の大衆的なプラカ一ド、ゼッケンデモを獲得する為に奮闘している。
 5-24の闘いを、大衆的に成功させ、6-15全関西総決起集会に京大から200名動員する予定である。

民青の妨害を排し
    志賀講演会五百名結集
【東京理大支部発】五月十七日自治会革新会議主催で行なわれた志賀義雄氏大講演会は、狂気の民青の妨害を排し、五〇〇名が結集するという圧倒的成功に終った。民青と「常任委員会」は、ポスター破りはもちろんのこと、連日、膨大なビラをまき、反共攻撃に終始した。平和のための講演会を行なうことが「自治会の撹乱と、分裂を策動する」ものであると、正気の人間では考えられないことをわめきちらし、志賀一派=民学同=自治会革新会議の「特定の思想をもちこむもの」という右翼まがいの反共攻撃のみを行い、平和と民主主義への敵対的な攻撃をしつづけた。当日は、志賀氏の名を黒ワクでかこんで、北京放送並みの中傷をしたり、会場入口前で妨害活動を行なったが、学友から反感をかっただけで、講演会は五〇〇名の学友の参加により、圧倒的に成功した。講演会が成功するとみるや民育と、一部の「常任委員」が乱入して、官憲まがいの身分調査をはじめようとし、それが学友に拒否されると、講演中の壇上に、主催者の制止にも関わらず、暴力的に上がり、「理大生以外のものがいるので中止せよ」と大声でどなり、四〇分にわたって破壊を策動したが、全ての学友に糾弾され、すごすごと退散した。

 大学の自治が、全国百万学友の団結したカで守られて来たことを否定する右翼的反共攻撃と、トロッキスト並みの暴力的破壊、更には「自治会をのっとろうとしている」というセクト的危機感を丸出しにし、末期症状的堕落を深めている。そして、全学友から見放され、良心的な民青同盟員からすら孤立している。民学同と自治会革新会議は、平和と民主主義への攻撃と、自治会の私物化に反対し「平和と民主主義よりよき学生生活のために″」のスローガンのもと、全ての学友が参加できる民主的、大衆的自治会の建設のため全学友と共に闘いつつある。

「全明大行動委」結成

【明治大支部発】
 我が明大支部は現在五文化人の「べトナム反戦六月行動」のアピールに呼応し、真にクラスに根付いた学園ぐるみの反戦平和の闘いを構築するために各クラス、サークル諸団体の代表者で構成される「ベトナム戦争終結のために全明大行動委員会」を結成し全面的に取り組んでいる。
 思想信条政治的立場は一切問わず、行動の統一をかち取るために各団体代表者よりなる協議会を設置し、各学部、各クラス、サークルの創意的な運動を保障し、各団体独自のビラ配布、講演会、反戦バッチ売り、などの多様な活動を展開していくつもりである。すでに運動開始直後であるにも関わらず、我々のアピールに呼応して立ち上がったクラス、サークルは20余団体に及び、今後次々に決起せんとしている。
 明大にあって空文句の四・二六全学ストを強行しようとし、不可能とみるや原則的な批判を行なった明大平和委員会の学友に暴力をふるい、ヘルメットと梶棒の「大衆的武装闘争」を叫ぶ社学同とその他トロッキストに対し明確にクラスに根づいた圧倒的な運動と自治会の大衆的民主的運営と統一機能の回復をこの六月行動の中で実践的に対置しなければならない。
 更に法学部を中心にして準備をすすめている「ベトナム戦犯明大法廷」は「一切のイデオロギー的相違は問わず、三つの『全学連』を踏絵としない」を結集の原則としてかかげ、他潮流の妨害活動にもかかわらず多くの学友ー特に新入生ーを結集させ、近く「明大法廷のための映画会」を圧倒的に成功させようとしている。
 このように明大支部にあっては「ベトナム戦争終結のための全明行動委員会」を中心とした真にクラスに根づいた大衆的な運動を構築し、ヘルメットと棍棒によるトロツキストの街頭極左主義を大衆的に封殺して六月の自治会選挙では圧倒的に勝利し、大衆的民主的自治会を建設して行くであろう。
 追伸この六月民学同明大支部結成二周年をむかえるにあたり、新たに川崎市生田地区(工・農学部)に支部を建設し民主的学友の共有財産として登場するための準備も既に完了した。

新たに闘い進む各支部

学食値上反対・学園民主化斗争
 –○○大学中間報告–i
 最も反動的といわれて、今までも様々な形で私達の学生生活が圧迫、制限されてきた私達の大学において、四月の新学期から学生側に何の通告もなく学生食堂の値上げが行なわれました。これに対して、私達は学内補導規則(学生課)によると、これは憲法に優先するものだそうである!)に集中的に表現される反動的な学園機構のなかで、まだ自治会とはなっていない同学会、クラスを中心として反対闘争を進めていき、五月九日には一五〇〇人という大学始って以来の学生を結集して抗議集会を行い、さらに五月十五日には八〇〇人の学友の参加のもとに学長代理事業課との団父を勝ちとることができました。また現在までに値上反対署名は四五〇〇名(全学五五〇〇人中)に達しています。このような全学的な運動の高揚のまえに、学校側は「保留」という名のもとに実質上の値上撤回をせざるを得なくなっています。私達は①事業課の経理公開②人件費の学園負担③同学会の機構改革の三つの要求をかかげてさらに反動的な学園側に対する闘いを進めており、この闘いは単なる値上げ反対闘争にとどまらず、今や学園民主化から自治会建設への闘いとして大きく盛りあがっています。これまでの闘争では民青(中央委員会多数派)のあらゆる要求貰徹主義が一貫してセクト主義に陥り、学園民主化自治会結成への朗確な運動の環が作れず、運動を自然発生的なものに終わらせてしまっていたが、この闘争においては我が同盟は同学会方針決定の指導的役割をなし民青はセクト主義を捨てざるを得ず、我々と共闘するという形で、値上げ反対、学園民主化の闘いがおこなわれています。この闘争の中で我が同盟の一層の発展、強化は約束されています。平和と民主主義よりよき学園生活のために共に闘い抜きましよう。

神奈川大学

一月以来の学園民主化闘争は、反動的な学内規程撤回、右翼自治会執行部を辞任においこむに至った。我々は、米田前学長の理事長退陣、民主的学内規定の設置、大学運営四者協の設置をスローガンに、学園民主化闘争の先頭に立っている。
 学園民主化の道か、それとも再び反動的学園=暗黒の中世か、第三の道はない」と学友に訴え、「今こそ学園民主化の真の第一歩をかちとるため起ちあがれ」のスローガンをかかげ、五月末の自治会選挙を闘いぬく決意である。
 また、もう一つの課題として、全国的ベトナム反戦闘争の一環岸根米軍野戦病院撒去の運動がある。岸根野戦病院は神奈川大学からわずか五百㍍の所にあり、二年ほど前からベトナム戦争の傷病兵が運びこまれるようになっている。社会党、共産党、各組合、市民団体等が野戦病院撤去のための統一した運動を起そうとしている。
 学園民主化と、岸根野戦病院撤去をかかげて、自治会選挙勝利をめさし、全力をあげて闘っている。

北里大学
 現在北里大学には学生目冶会がなく、学友会(学生及び教職員からなり、大学のヒモ付き的存在になり下っている)組織であり、学生の意見もはとんど反映されず、民主的要求もなかなか通らないような仕観みになっている。さらにこのことはサークル活動etcにも大きな障害をもたらしており、多くの学友から、大学の民主化ーとりわけ学友会の民主化を望む声がますます高まって来ている。
 この様な中で去る四月三十日学友会理事選挙が選管委員長の独善により規約に反しておこなわれた。現在これをきっかけとして多くの民主的学友は選挙規約を守り民主的再選挙を勝ち取るためにたちあがっている。
 我々民学同北里大支部は、かかる重大な局面の中で自らの正しさを実践によって示し、ますます多くの学友の信頼をかちとり、学生の要求(平和と民主主義、学生生活の擁護)に答えている。
 民青の無方針と混乱の中で、唯一同盟のみが学友会民主化の展望ー現在の最も重要な環は不正選挙の徹底的暴露と民主的選挙のやり直しである-を全学友の前に大胆に示すことによって、全ての民主的学友を巻き込む斗争を組織し、学生のにめの確固たる自治会をつ
くるべく闘っている。(S)

【書評】『マルクス主義と自由』-(増補版) 森 信成著 合同出版社 1,300円

戦後唯物論の貴重な成果   -思想闘争の巨大な武器に-
 唯物論にとっての戦後の有利な条件と思想闘争の重要性の一層の増大にもかかわらず、マルクス主義陣営内部に於ける思想的、理論的混乱は依然深刻であり、実践的にも多大の弊害を生んでいる。著者の指適する如く戦後唯物論の根本欠陥は「唯物論的」「反体制的」扮装をこらして登場した実証主義(プラグマティズム)やその世界観的背景をなす近代主義的自由主義(神なき実存主義)と自己を明確に区別しえず、それらと妥協し(「思想上の平和共存」)それらによって、マルクス主義を「補完し「基礎づけ」ようとした点にあった。-
 本書は一九五〇年以前から早くもかかる修正主義の諸形態を批判し、新たな思想的課題に唯物論の側から積極的に応えて行く上で指導的な役割を果して来た著者の貴重な理論的成果である。本書の中心問題はその名の示す如く「人間ないし自由の問題」-この概念をめぐって戦後唯物論の内部に幾多の混乱が生み出されて来たーである。本書は序編「民主主義と自由前編「人間と自由」後編「主体的唯物論批判」からなり、その他新たに「対立物の統一と闘争について」等最近の重要な論文数編が増補されている。
 本書の中核ば前編「人間と自由」である。そこにおいて著者は戦後における人間観の系譜を批判的に検討し、それらが自由「主体性」を問題にするや否や唯物論約科学的見地を貫き得ず非合理主義に転落している点を指適すると共に「フォイエルバッハに関するテーゼ」の明確な解釈、ヘーゲル及びフォイエルバッハ哲学の批判的継承を通じてマルクス主義人間観を積極的に展開している。特に自由と必然、党派性と科学性、階級性と人類性、理論と実践等の統一的把握の為の基準及び条件が明確に指適されており、その理解によって我々は科学的世界観確立の為の決定的な礎石を獲得するだろう。
 序編「民主主義と自由」は前編の基本思想を政治的権利としての自由(民主主義)組織問題に具体化したものである。第一章「組織と民主主義」では共産党第八回大会前後に現れた官僚主義と解党主義(サークル主義)を批判しつつ組織内民主主義の諸原則とその理論的基礎を明らかにしており、第二章、第三章と共に組織問題理解の為の必読の論文であろう。なお第三章「近代主義的自由主義と民主主義」は日教組宮崎大会において提出された組織内民主主義と反動思想の捉え方についての問題への具体的で平易な解答、指適であり、初めて本書を読まれる人はこれを最初に読めばよいと思う。
 後編「主体的唯物論批判」はトロツキズムの哲学的基礎である主体的椎物論の系統的批判である。専門用語が多い為解り難いように思われるが、体系約にかつ詳細に批判されている為かえって問題の核心を深く理解することができる。
 現在、思想的混乱は学生運動において極めて深刻に現われておりその克服が実践的にも急務こなっている。戦後日本の唯物論の貴重な成果である本書は、かかる思想的混乱を克服する為の原則的立脚点を明らかにしており、我々の思想闘争の為の巨大な武器であるといえよう。必読書としてお勧めする。
 なお著者には本書の他に『史的唯物論の根本問題』(青木書店)『毛沢東「矛盾論・実践論」批判』(刀江雷院)の著作がある。相互に連関しているので合わせて読まれるとよい。(T)

カテゴリー: 民学同, 運動史 | 民主主義の旗 第50号 1968年5月25日 はコメントを受け付けていません

民学同文書 No.10 【主張】 学生運動の現状と再建・統一の基本方向

民学同文書 No.10

【主張】  学生運動の現状と再建・統一の基本方向
–層としての学生運動の大衆的、民主的再生のために–
「民主主義の旗」第50号 1968年5月25日

一、はじめに
二、今日の学生運動の特徴と当面する二つの任務
三、単一全学連再建の基本路線
四、各派学生運動論批判
(1)民青派  (2)トロッキー主義諸派  (3)共労党派
五、おわりに

学生運動の現状と再建・統一の基本方向
–層としての学生運動の大衆的、民主的再生のために–

一、はじめに
「平和と民主主義よりよき学園生活のために」のスローガンに集約され、全日本学生自治会練連合(全学連、一九四八年九月十八日結成)に代表される日本学生運動は、六〇年安保闘争以降今日までの八年間にわたる分裂の中にいまなお唯吟しつつ、伝統の再生をめ
ざして苦難に充ちた闘いを続けている。
日本学生運動の輝ける伝統–それは、「平和と民主主義よりよき学園生活のために」のスローガンで一致した全員加盟制自治会の運動(=層としての学生運動)の中に体現され、世界に比類なきその伝統は、戦後史の中に栄光の歴史として刻印されている。レッドパージ反対闘争・砂川紛争・警職法闘争・安保闘争・大管法闘争等に見られる日本学生運動の輝ける足跡は、「層としての学生運動」の展開によってはじめて可能となったのである。
一九六〇年にはじまる学生運動の分裂がかくも長期かつ深刻化している原因は、「層としての学生運動」の原則が、トロ系譜派、民青派によって破壊されたことに起因している。
分裂と混乱の中で、関西を中心として運動の統一を擁護してきたわれわれは、その闘いを前進させるにあたって、分裂を止場する過渡期の原則=「単位自治会の統一→全国的行動の統一」を断呼として擁護し、その実現に前進せねばならない。

二、今日の学生運動の特徴と当面する二つの任務
(1)今日の学生運動の特徴
学生運動の現段階の特徴は、①運動の大衆的昂揚の客観的基盤と諸条件は存在し成熟しつつあるにもかかわらず②その現実性への転化がいくつかの要因によって阻まれている所にある。
ベトナム戦争の激化と米帝の孤立の深化、佐藤内閣の侵略協力・加担の強化と故府・支配層の動揺の拡大、三派「全学連」の大学自治に対する内部からの破壊とそれを利用した権力の大学自治への攻撃、独占資本優先の収奪政策による国民生活の悪化-総じて内外の反動攻勢の激化の中で、戦後脈々と生き続けてきた学生の「平和と民主主義」の意識は、いま新たなるエネルギーとして噴出しようとしている。かかる学生の健全な意識と関心、運動への志向こそは、層としての学生運動再生の確実な保障である。
だが、このような客観的基盤の現実性への転化を阻む障害が存在している。それは、第一に民青「全学連」派、トロ系諸派のセクト的分裂主義であり、それに基く運動の党派別化である。意見の違う部分に「修正主義者」「分裂主義者」の恣意的レッテルを貼り統一
行動を拒否する民青派のボイコット分裂主義も、「反帝全学連」を自称するトロ系諸派の政治的野合も、学生運動の党派別の展開=単一全学連運動の否定を意味し、統一した運動の展開を因難にしている。第2に、三派「全学連」に典型化される極端な政治主義・現地
闘争主義・「先駆性理論」「導火線論」に基づく戦術の極左化は、学生運動に対する一般学生の不信感を増大させている。障害の第3は、数年間にわたって継続されている民青派の身のまわり主義、諸要求主義である。それは学生の積極性を身のまわりの諸要求の羅列
--卑俗な縫験主義に押し込め「平和と民主主義、よりよき学園生活」をめざす闘いへの確信の喪失を結果している。かかる諸条件によって、世界に比類なき全員加盟制自治会-単一全学連を軸とする日本学生運動は、その統一の基盤を風化されつつあり、西欧型学生運動(党派別学生運動)への危険を内包しつつ、苦難に充ちた歩みを続けているのである。

(2)当面する学生運動の二つの任務
以上に述べた民青派、トロ系諸派の誤謬は、「層としての学生運動」を彼らが理解しえないことの結果である。
「層としての学生運動」論は、現代の学生が「平和と民主主義、よりよき学園生活」の進歩的民主主義的な要求で統一される共通した基盤に立脚しており、全員加盟制自治会-単一全学連はそれを組織的に体現する、のであり、かかる意昧での学生の層としての同質性を前提としてはじめて成立すると主張する。
かかる意味での学生層の同質性は、①戦前の幹部候補生としての学生から、戦後学生層の広汎な拡がりによって、学生層全体が人民の側に立つ条件を与えられたこと(構成・規模の変化)②戦後の平和と民主主義勢力の前進とそれに規定された民主教育の定着(意識構造の変化)③国独資段階の基本対抗が独占対反独占として展開され、学生の立場の徹底は反独占の一翼に不可避的に組み込まれざるをえない(社会構造の変化)の三要因によって支えられている。
いまへ統一を阻む障害を打破し単一全学連再建に前進するにあたって、われわれの当面する任務は、この層としての学生運動の大衆的、民主的再生でなければならない。この点の重要性は、八年間にわたる分裂・混迷の中でなぜ関西学生運動のみが党派別運動化の危険を阻止し、ともかくも層としての学生運動の唯一の継承者たりえたかを考えれば朗らかである。(なお、この問題意識から出発した有益な論文として「現代の理論」68年・5月号小寺山論文はいくつかの問題点があるとはいえ必読に値する。)

層としての学生運動の再生は、現状では、第一に、単位自治会の大衆的、民主的再建と自治会の統一機能の回復強化、第二に、各地方・全国の自治会間の「課題の一致に基づく行動の統一」の実現の二つの方向で果されねばならない。
運動の党派別化は単位自治会の統一の基盤そのものをも風化しつつある。従って層としての学生運動の再生は、まず単位自治会の大衆的、民主的再建から始めなければならず、それは次の三つの原則に基づいてのみ可能である。
①自治会民主主義の再建とその徹底的擁護発展。意見の相違を民主的討論と相互批判以外の形態で解決することは、統一の初歩的原則の破壊であり、それは「行動の統一」の破壊にまで拡大されざるをえない②自治会活動をクラスを基礎にした多面的、包括的展開、自治会の統一の基礎は、自治会を政治闘争機関化する悪しき政治主義によって掘り崩されてきた。それへの機械的反発が民青派の諸要求主義(身のまわり主義)であるが、これらのいずれも学生運動の課題を包括的に把ええず、左右の動揺を結果するのみであった。この左石の偏向の克服は、自治会がクラス活動の創造的展開に支えられるときはじめて可能となる③全大学人の統一と民主勢力との連帯。大学自治への反動自治への反動的攻撃が激化しつつある今日、全大学人の統一した運動はとりわけ強調されねばならない。学生単独のの闘いは、それを闘う学生の孤立感、焦燥を深め、客観的に三派「全学連」の極左行動に結びつくのであり、統一戦線の一翼たることを自覚する学生運動は、全大学人の統一を通じてそれを果すことができる。かかる単位自治会の大衆的民主的再生を着実に果す中で、層としての学生運動は本格的には「全員加盟制自治会ー単一全学連」のスローガンとして表現されるが、単一全学連再建の過渡期である現段階では「全員加盟制自治会ー課題と一致に基づく行動の統一」こそが正しいスローガンであり、その意昧で「行動の統一」の実現は単一全学連への前提であり環である。自治会間の行動の統一は、課題別・戦線分野別(私学・教育系・医学連・寮等)のあらゆる可能な形態を駆使して追求されなければならない。

三、単一全学連再建の基本路線
学生運動八年間にわたる分裂は、日本学生戦線に消しがたい傷跡を遺している。従って、単一全学連再建の闘いは長期にわたる苦難に充ちた課題となるであろうが、その展望(現実性)は疑いもなく存在している。第一に、既に述べた如く学生運動統一の客観的基盤の厳然たる存在である。この学生の健全な意識と運動への志向を余すところなく汲みつくし、単位自治会、各地方での運動を昂揚させうるならば、闘いの前進は必ずや分裂の克服とをいかなるセクト的部分にも要求するであろう。ここにこそ第一の根拠が存在している大管法闘争(1962年)を想起しよう。当時「全学連」を私物化していたしていたマル学同は、関西を中心に爆発した闘いの前に、セクト的分裂主義を粉砕され、全国闘争に合流するか否かで中核派と革マル派に分解したのであった。大衆闘争の鉄の如き論理は、セクト的部分に対してもそれ自身を貫徹するのであり、全国的な闘争の昂揚はたとえ最初は分裂したまま開始されようとも、必らずや巨大なセクト集団、民青「全学連」をも突き動かし、セクト的部分と良心的部分との分岐を拡大するであろう。単一全学連再建をめざすわれわれの闘いは、以上の展望と確信に導かれつつ、第一に前章で述べた二つの任務の実現のために闘わねばならない。全国、全自治会の行動の統一は、あらかじめ、十指にみたぬ少数自治会で「全国自治会共闘」をデッチ上げること(共労党派)によって果しうるのではなく、各地方での運動の大衆的展開と各自治会内部での説得活動・全自治会への共同闘争の繰り返しの呼びかけという粘り強い闘いによってのみ可能となる。
第二に、その連動の昂揚と戦線の流動化の中で地方学連、拠点自治会の定期的協議と連携を強化し各地方学連の統一的再建強化をかちとらねばならない。①大阪府学連、兵庫県学連の統一の強化・京都に於る拠点自治会の建設と京都府学連の大衆的、民主的再建を通
じて関西学連を再建し、全国闘争の指導的拠点化する②首都学生運動の再生と拠点自治会建設を、通じて東京都学連を再建する③その他の地方での単位自治会の再建・地方学連再建、第三に、以上の勝利的遂行の上に、地方学連協議会の結成→全国・全自治会を包含する単一全学連再建の展望を切り開きうる。
重要なことは、各地方での地方学連の統一的再建のみが単一全学連再建の基本路線たりうることである。

四、各派学生運動論批判
(1)民青派
民青派学生運動論の特徴は、層としての学生通勤論を否定する点にある。「学生層全体が進歩的要求で一致し、統一した闘いを展開しうる」ことを否定することから、第一に学生の統一は「平和と民主主義」(政治課題)ではなしえないこととなり、従って諸要求でー
という瑣末身のまわり主義が発生し、第二に、意見の異なる部分とは共同行動をとらないというボイコット=分裂戦術が採用される。第二点は「分裂主義者、修正主義者との共闘ナンセンス、全学連に復帰せよ」の主張となる。だが、彼ら民青派の解き難い矛盾は、層としてのの学生運動を否定する立場の徹底が、日本学生運動の伝統たる全員加盟制自治会をも否定することにならざるをえない点である。再説は避けるが、学生層全体の利害の共通性こそが全員加盟制自治会の成立の根拠であり、これを否定することが全員加盟制自治会の否定に行きつくのは理の当然である。
「全学連復帰」のスローガンについて述べよう。このスローガンのセクト性は、それが「行動の統一」の否定の上に「踏み絵」として提出されている所にある。全学連の分裂は意見の異なる部分の暴力的排除と統一行動の否定によって開始され、深化してきた。学生
層内部の相違があるのは当然のことであり、その相違を前提した上で、課題の一致に基づいて行動の統一を行うことこそ運動の統一の前提である。トロッキー主義者が客観的には闘いの前進を妨害しているとしても、彼らが一定の学友の支持を背景として正式に自治
会を代表している限り共同行動をとるのは当然のことである。運動を分断し別個の闘いを対置するボイコット=分裂戦術によっては彼らを真に克服しえない。いまフランス労働者学生の闘いがわれわれの目前で実証している如く、闘いの中で発生してくる様々な偏向は統一した巨大な闘いの中でこそ克服されるのである。
艮青派の六年間にわたる「闘わざる右翼日和見主義」は、今後の情勢の中で必らずや学友の批判をうけ、内部矛盾を拡大し「行動の統一」に賛成する部分を生み出すであろう。われわれは、その分岐を拡大し悪しきセクト主義の粉砕に全力を傾注せねばならない。

(2)トロッキー主義諸派
十指を越える細分化を観けているトロ系諸派を詳説する余裕はないが、彼らに共通する立場は①「平和と民主主義」の闘いはもはやナンセンスであり、反帝学生運動でなければならない②学生運動を階級闘争激発の起爆剤と把える「先駆性理論」「導火線論」③それに
基づく現地闘争を軸とする一点突破全面展開戦術である。だが、周知の如くこの悪しき政治主義と赤色自治会主義こそは、全学連を破壊し、連動を分裂と混乱に陥入れた最大の原因であった。彼らがその路線を忠実に継承していることは、今年三月個人加盟の「大阪府
学連再建準備会」をデッチ上げたことでも明白であり、既に運動の妨害者に転化している彼らトロ系諸派は大衆闘争の中で徹底的に粉砕せねばならない。

(3)共労党派
共労党派の主張する「学生運動の左転換」諭(トロッキー主義への転換)については別の機会に詳細に批判したので、ここでは「七月全国自治会共闘結成」論について述べよう。彼らの主張が、運動の展開の実践的帰結ではなく「七〇年安保闘争を闘うための全国自治会共闘」であり、七〇年から逆算した組織論であることは、その現実的諸条件を検討すれば明らかである。
課題別・戦線分野別の共闘組織が一定の時点で日程にのぼりうるのは自明のことである。しかし、それは次の二つの条件によって支えられねばならない。第一は、運動の拡がりが地方学連、拠点自治会(構改派に限定されない)の連絡と共同闘争の呼びかけでは不十分なまでに昂場していることであり、第二は、それに規定されて戦線に流動化が生じ、セクト的部分も行動の統一を拒否できない状況を作りだすことである。
Ⅱ章で述べた描く、この条件は現在存在せず、それをいかに形成するかこそが当面の任務なのである。従って自治会共闘結成の前提条件が未形成の段階でそれを強行することは①分裂の組織的固定化=第四「全学連」への転落を意味し④民青「全学連」の「転換」と内部分岐の拡大を展望しうる、いまそれを徹底化させ、行動の統一を強制しうる有利な条件を不毛化し③実質上十指に充たぬ少数自治会による構改派組織となることによって分裂の促進と空中分解の末路を辿り、単一全学連再建を一層困難にするであろう。
共労党系学生の指導者白川真澄君は、63年8月、京都平民学連協(民青「全学連」の前身)議長として、日共京都府委員会の決定に屈して、ボイコット=分裂戦術の採用によって京都学生運動を分裂させた当の指導者であった。彼らはその後それを自己批判したはずだが、いま再びかつての誤謬を繰り返そうというのだろうか?

五、おわりに
単一全学連再建の闘いは、分裂と混乱の中で、日本学生運動の伝統の灯を絶えることなく継承してきたわれわれの双肩にかかっていることを自覚せねばならない。
いま全国の民主勢力は、ベトナム反戦勝利、佐藤内閣打倒にむけて戦列を速めつつある。この闘いに連帯し、関西自治代での強固な意志統一の上に、6・15全関西学生総決起六〇〇〇名集会を軸に、全国、全自治会の共同闘争に前進すること-かかる闘いの粘り強い
展開こそが単一全学連再建への展望をを切り開くのであろう。この長期的闘いに絶望することなく、たゆみなく前進するとき、日本学生運動の輝ける伝統は、言葉の真の意味で再生するであろう。

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民主主義の旗 第49号 1968年5月10日


民主主義の旗 第49号 1968年5月10日 PDF版
民主主義学生同盟全国委員会発行 

アメリカは北爆を即時全面停止せよ!(第二回全国代表委員会決議)

1
 四月闘争に起ちあがった全国の学友諸君! わが民主主義学生同盟は九大会決定に基き、「今年こそベトナム反戦闘争勝利の年にしよう」を合言葉に全国の学園で四月闘争を展開した。
「北爆即時全面停止、米軍撤退、沖縄基地撤去即時返還、侵略共犯者=佐藤内閣打倒」のスローガンは、4・26、27、28の国際連帯の闘いの申で全国学友の深い支持をうけた。情勢の進展はこのスローガンをさらに高くかかげて進む必要を示している。民学同第二回全国代表委員会は、全国のすべての学友に、四月闘争の総括と五~六月闘争の方針を訴える。
 今年の四月闘争は例年にないもりあがりをみせた。学生大会やベトナム反戦集会には多くの学生が結集し、クラスには独自のベトナム反戦の行動組織が作られるという状況が各学園に生じている。学生の間には、広範にべトナム反戦闘争を闘う意欲が存在しており4・26、27の国際連帯の闘いは大阪府学連千名を先頭に全国各地で大衆的に闘われた。
 しかし、一万では、闘いの大衆的高揚に水をさし、妨害するものとして、民青のセクト主義と、トロツキストのヘルメット・こん棒戦術、現地闘争主義があった。トロツキストが各派にわかれて、ヘルメットデモをおこなうのが恒常化しつつある。ところが明大においては、中核、社学同、解放派がそれぞれヘルメットをかぶり、二十人ぐらいずつで集会を行い、学友がそのまわりで見ているが、デモにはだれ一人として動こうとしないという状況が生れている。王子や成田のような局地的現地の「闘い」にピストン往復し、極左戦術で気勢をあげるというトロツキスト、ネオトロツキストの現地闘争主義、極左戦術に学友は支持を与えなかった。
 このことは、トロツキスト内部にも深刻な矛盾をひき起している。革マル派は中核派の極左戦術を批判し「批判の自由と行動の統一」といったおよそ今まででは考えられなかったようなことを主張している。また解放派は「こん棒」を持つことには批判するようになってきている。中核派も内部において激しい矛盾を抱えている。日本の学生運動に悪しき影響を与えた羽田闘争に始まる現地闘争主義を、克服する展望がようやく切り開かれてきている。各学園においてトロツキストのヘルメット・こん棒戦術に対する批判を徹底的に組織するならば、大衆闘争を成功させ、彼らのヘルメット・こん棒戦術を粉砕しうるであろう。層としての学生運動の大衆性を回復するためには、4・26大阪府学連千名の大半がプラカード・ゼッケンによる規律あるデモを行うことによって、トロツキストのヘルメット・こん棒を最少にとどめえたような闘いを組織することが全国すべての学園で必要なのである。
 トロツキストの「左」からの運動破壊とともに克服しなければならないのが民青のセクト主義、分裂主義である。4・26国際反戦闘争に敵対する分裂4・24「闘争」を行ない、大阪では4・26にも自治会の隊列を分裂させ、わずか十数名で伊丹にいっている。民青のセクト主義は学友から糾弾され支持されていない。
 わが同盟は断固として、トロツキストのヘルメット・こん棒戦術を拒否し民青のセクト主義を克服すべく、5、6月に巨大な学園ぐるみのベトナム反戦闘争を組織する決意である。

2
 全世界の平和勢力の力は、アメリカ帝国主義に、ジョンソン声明を出させパリにおける和平会談を実現させている。米帝国主義がベトナムにおいて、政治的軍事的に敗北を重ねているのは衆知の事実であり、今年をベトナム反戦観争勝利の年にする客観的条件はまったく成熟している。直接派兵をのぞくありとあらゆる形襲でベトナム戦争協力をおこなっている佐藤内閣にジョンソン声明以後、独占内部からも疑問が提出されつつある。このような矛盾と動揺の中で五月一日のメーデーには侵略加担と物価値上げに皮対し、安保以来の佐藤内閣打倒のスローガンが、全国六百八十万人の労働者によってさけばれた。
 ベトナム戦争の最終局面を迎えた今さらに侵路共犯者=佐藤内閣を打倒する闘いをおしすすめ、ベトナム人民との連帯を強化することが決定的に重要である。加えて、現在の情勢の下で、はっきりと捏起されねばならないのは平和共存の問題である。ドル危機の一層の深化と戦争政策の破綻は、米帝国主義内の最も好戦的な反動的部分を孤立させ、世界的に平和共存の展望が大きく開けてきたことを示している。
 日本においても戦争協力と対米依存の佐藤路線が破綻しつつあり、反佐藤の民主勢力が統一された観いを強めるならば参院選で、侵略協力をしない政府を作ることは全く可能である。平和共存に前進するためには、侵略加担の根拠となっている安保条約破棄の闘いをおしすすめ、中立をかちとらねばならない。
 わが同盟は、五~六月闘争に平和共存の旗を一層高くかかげ、前進する決意である。
 今日の学生運動の発展にとって極めて有害な役割を果しているヘルメット・こん棒戦術に大衆的批判を集中し、その克服をかちとらねばならない。
  今、ここで、すべての平和勢力が北爆即時全面停止と米軍撤退をかかげて闘うことが、ベトナム人民との真の連帯なのである。
 全国の学友諸君!
 ベトナム反戦闘争勝利をめざし、全国学園で闘いを広げよう。
 クラスに依拠し、学園ぐるみの大衆的決起の中で、トロツキストのヘルメットデモを粉砕しょう。
 プラカード・ゼッケンによる規律ある巨大なデモンストレーションで極左戦術を粉砕しよう。
 5・24全国学生統一行動に起ち6月全開西学生総決起集会を成功きせよう

<スローガン>
 北爆即時全面停止、米軍撤退
 沖縄基地撤去・即時全面返還
 侵略共犯者佐藤内閣打倒
 安保破棄、平和と中立の政府をつくりあげよう!

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大阪市立大学 ビラコレ 1968-05*

大阪市立大学 ビラコレ 1968-05

以下に整理したのは、1964年-1968年の市大全学自治会選挙資料である。
1968年選挙のビラがメインだが、最初に5年間の経過を見ることにしたい。
なお、選挙ビラには日付がないため、掲載順に意味がないことをお断りしておく。
また、1968年選挙各派ビラについては、立候補者等の氏名を伏せることとした。

<1964年-1968年 大阪市立大学全学自治会選挙の記録>

1962年から1968年 全学自治会選挙 党派別当選数の経過について(2021-01-30追加)

1964年5月 第3期中央執行委員選挙

民主主義の旗No15 再建派 大きく前進(再建派は民学同系、多数派は社学同系)

1965年5月 第4期中央執行委員選挙

市大選挙管理委員会 中執選挙:全学区選挙公報
再建派:政策シリーズ3 学生運動の統一と前進、全学連の真の再建のために
民主主義の旗No26・27合併号 市大再建派(民学同系)勝利する

1966年5月 第5期中央執行委員選挙

統一会議(旧再建派)勝利報告ビラ 市大自治会の新たな発展のために

1967年5月 第6期中央執行委員選挙

民主主義の旗No40・41合併号 中執選挙の完勝をめざして 多数派3年目の統一会議

1968年5月 第7期中央執行委員選挙

民主主義の旗No50 自治会の大衆的再生めざし 統一会議中執選挙に

 

1968年5月 大阪市立大学全学自治会 第7回中執選挙 各派ビラ

以下、7つのジャンルで掲載していく。
統一会議(民学同派)・統一会議(主流派)・革新グループ・全学連派・全学連統一派・学生会議・自治会ニュース

統一会議(民学同派)

統一会議(民学同派) 立候補にあたって
統一会議(民学同派)  次期自治会の任務はこれだ 課題と任務にこたえう6つの柱
統一会議(民学同派) 政策シリーズ1 平和と民主主義の課題
統一会議(民学同派) 政策シリーズ3 学生戦線統一の課題
統一会議(民学同派) 政策シリーズ4 自民党の市大介入断乎反対
統一会議(民学同派) 政策シリーズ5 ヘルメット・こん棒戦術・暴力を拒否し・・
統一会議(民学同派) 政策シリーズ6 教育・文化・スポーツの課題
統一会議(民学同派) 統一会議(主流派)・全学連統一派への公開質問状
統一会議(民学同派) 今年こそ第2学生ホール200名新寮をかちとろう
統一会議(民学同派) 6.15全関西集会の大衆的成功を!
統一会議(民学同派) 6.15全関西6千名集会→全国闘争に前進を!
統一会議(民学同派) 昨日の府学連統一行動の成果を継承し、6.15全関西学生総決起へ
統一会議(民学同派)アピール 本日、府学連統一行動にたち、6.15全関西決起集会へ前進!
デモクラット(民学同市大支部)No276 民学同は、統一会議(民学同派)を支持する!
デモクラット(民学同市大支部)No277 6.15全関西集会の大衆的成功を!
統一会議(民学同派) 統一会議(民学同派)に全学友の支持を
民学同アピール 社学同派諸君の暴力的自治破壊を断固として糾弾する!

 

統一会議(主流派):後の「プロ学同」G.共労党系

統一会議(主流派)  統一会議(主流派)立候補宣言
統一会議(主流派) 第7回中執選挙の意義と任務
統一会議(主流派) 次期自治会の5つの課題と5つの政策
統一会議(主流派) 6.15全都=全関西自治会共同闘争実現への先陣を築け!
統一会議(主流派) 6.15全関西自治会共闘集会を成功させよう!
統一会議(主流派) 昨日㋅行動大阪実行委35団体参加で、6.15御堂筋大行進決定!
統一会議(主流派) 参加全自治会の共同主催による、6.15御堂筋大行進の実現を!
統一会議・革新G共同宣言 6.15全都=全関西自治会共闘実現への先陣を築こう!
統一会議(主流派) 全国自治会共同闘争を推進しよう!
統一会議(主流派) 統一会議出身歴代中執委員長からの手紙
デモクラット(民学同市大支部)No278 民学同は、統一会議(主流派)を支持する!
民学同アピール 社学同派諸君の暴力的自治破壊を断固として糾弾する!

 

革新グループ

革新グループ  立候補宣言
革新グループ 本日、府学連統一行動に起て!
革新グループ 6.15全都:全関西・自治会共同闘争の成功に更なる前進を!
「革新」 1968-05-29 非武装中立の巨大な一歩とせよ!
革新グループ 情勢の大いなる転換をめざして
革新グループ 市大自治会は、全国的大学改革の闘いの先頭にたとう!
革新グループ 大阪1万御堂筋デモに全学的準備を!
統一会議・革新G共同宣言 6.15全都=全関西自治会共闘実現への先陣を築こう!

 

全学連派(社学同系)

全学連派 :緊急アピール 民青統一派・深夜木刀を持ち、全学連Boxに乱入
全学連派 対立点はこうだ!
全学連派 日帝の東南ア侵略の具体化・ASPAC粉砕!
全学連派 6.7月連続闘争を闘い、府学連再建をかちとれ
全学連派 全学連の旗の下、安保粉砕へ前進する「闘う執行部」を!
全学連派 関西地区反戦・京都府学連の共同アピールに応えて・・・
社学同アピール  70年安保粉砕!全学連と共に闘う執行部を確立し、・・
社学同アピール 70年安保粉砕!市大を全学連の不抜の砦に!
「闘う全学連」No17 6.15 6.19連続ストを準備せよ!
「闘う全学連」No19 成田ボーリング阻止・・5・6月闘争をストで決起せよ!
「闘う全学連」No20 7月ASPAC粉砕に向かって、革命的反戦闘争の嵐を!
「闘う全学連」No22 侵略と圧政の帝国主義的権力を総攻撃せよ!
「闘う全学連」No23 6月連続スト→7月ASPAC粉砕に前進せよ!

 

全学連統一派(民青系)

全学連統一派 「全学連派」の暴力行為を再び糾弾する!
2部自治会自治委員会  全学連統一派支持を決定
全学連統一派  全学連・国際学連の旗の下、・・闘う自治会を
全学連統一派 統一会議(主流派)の自治会私物化に抗議する!
全学連統一派 学生の利益と自治会の統一と団結を守るために
民青市大Ⅰ部班  要求獲得と民主的課題での闘争の意義
全学連統一派 5知識人アピールを悪用した6.15分裂行動の破綻
全学連統一派 5.28全学連委員長田熊和貴講演会
全学連支持会議 自治会の民主的発展のために
全学連統一派 第7回中執選挙の4つの争点
全学連統一派 自治会の課題2本の柱5つの政策
全学連支持会議法学部 法学部を自主的民主的学問研究の場に

学生会議(革マル派?)

学生会議 対立点を明らかにする

選挙中の「自治会ニュース」

全学自治会ニュースNo25   5.24府学連統一行動を6.15共同の巨大なステップに
全学自治会ニュースNo26  ベトナム反戦沖縄奪還安保粉砕5.24府学連統一行動
全学自治会ニュースNo27   ベトナム反戦沖縄奪還・・5.24府学連統一行動に参加しよう
全学自治会ニュースNo27   日高六郎氏からメッセージ来る

 

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民主主義の旗 第48号 1968年4月20日


民主主義の旗 第48号 1968年4月20日 PDF版

民主主義学生同盟全国委員会発行 

【主な記事】
北爆即時全面停止・佐藤内閣打倒・4、26統一行動に起とう
同盟脱落分子の(共産主義労働者党系)わが同盟に対する組織的暴力行為を糾弾する

北爆即時全面停止・佐藤内閣打倒 4・26統一行動に起とう
<ヘルメット・こん棒戦術を拒否し、国際連帯の大衆的闘いを>
四月二六日、「全米学生動員委員会の呼びかけで、国際反戦学生ストライキが行われようとしている。既に、大阪府学連傘下各自治会、兵庫、京都東京を中心として広範な闘いが組織されつつある。民青「全学連」のヘルメット、こん棒戦術を断固として拒否し、真に大衆的、全国的闘いを作り上げよう。

<続々授業放棄決議  -京都大支部–>
【京大支部発】
 京大支部は、現在、マル学同(中核)、社学同等のトロツキストの現地動員主義、ヘルメット・棍棒戦術の大衆的克服をめざし闘っている。クラスを基盤とした全学ぐるみの闘いで国際ベトナム反戦闘争を成功させることが、トロツキストの極「左」戦術克服の道で
ある。
 京大支部の全同盟員は、クラスの中心的活動家としてクラス討論を展開し、4・20午後授業放棄をめざしている。「民青」常任委員会多数派の4・24「闘争」提起に対し、4・26国際学生ストライキに呼応した闘いをなぜやらないのかをクラス討論で迫っている。
 諸派が明確な4・26方針提起をしない中で多くの学友の支持を受けているわが同盟は、午後授業放棄を提起し、4・22の志賀義雄講演会「ベトナム反戦闘争と国際共産主義運動」を、一部脱落分子の妨害をはねのけ、断固として成功させ、ベトナム反戦の闘争の意義を全学友の前にあきらかにし、ベトナム反戦勝利をかちとるべく奮闘中である。

<新入生歓迎講演会に一〇〇〇余名>
     -大阪市立大学–
 四月十一日に大阪市大において新入生歓迎会が一千名を越える新入生の参加のもとに圧倒的に成功した。歓迎会は三日にわたって行なわれ、第一日日の経済学部小野教授の「アメリカ支配の終えん」と超するベトナムードルをめぐる情勢の講演には新入生は熱心に耳を傾けていた。このことはこれからの問題についての新入生の関心が極めて高いことを示しており、「今年をベトナム反戦勝利の年に!」の闘いを大衆的に成功させる上で大きな役割を果すであろう。またこの間民学同の同盟員が新入生に語りかける
中で積極的にこれに応え、学生運動をはじめ、その他の諸問題についても鋭い質問を述べ「民主主義の旗」が飛ぶように売れ、市大支部機関紙「デモクラット」新入生歓迎号とともに熱心に読まれている。

 4・26国際連帯「全市大集会」のび呼かけに高まる支持!
 ベトナム反戦勝利!侵略加担佐藤内閣打倒!の闘いをおしすすめるにあたって市大支部は4・26に向け新入生のクラスづくり、クラスゼミを基礎とした、教官層をも含めた全学ぐるみの大衆的闘い=4・26「全市大集会」方針を提起している。大学自治破壊の攻撃の強まる中でこの方針のみが真に闘える方針である。同盟を脱落していった一部諸君は、民学同を潜称し「「先駆的』ストライキ」と称する「活動家によるストライキ」方針を提起し、クラス・ゼミを基礎とした闘いの組織を放棄しょうとしている。彼らは市大支部機関紙「デモクラット」を暴力的に奪おうとするなど、トロツキストまがいの暴力行為に狂奔している。
 同盟を脱落していった諸君の悪質な妨害にもかかわらず、同盟員諸君の献身的活動、学友諸君の良識に支えられ、われわれの方針の正しさは広範な学友諸君、新入生諸君に深く理解され日ごとに支持は高まってい
る。
 このようなわれわれの方針に対する支持の高まりの申で、同盟脱落分子は動揺を深めている。

同盟脱落分子の(共産主義労働者党系)わが同盟に対する組織的暴力行為を糾弾する
4・26国際反戦統一行動を闘おうとしている全国の学友諸君!
 第九同大会を契機に同盟から脱落した一部の共労党系学生は、組織的、暴力的に、わが同盟と、わが同盟の指導する大衆運動を破壊している。四月八日以後の京都大学における事態はその集中的表現である。一部脱落分子は、ボックスを不法に占拠し、警官侵入事件直後に、棍棒、鉄棒を手に持ち、新入生の前で暴力的にわが同盟に結集する活動家を脅迫した。
 現在までに、五名の同盟員が負傷し、連日ビラまき等に対する暴力的妨害「活動」が続いている。
 わが同盟は、学園内において、意見の相異を理由とした暴力行為がおこなわれることを一貫して拒否してきた。
 二月十四~五日の京都大学における中核派と社学同との乱闘をやめさせたのはわが同盟を中心とする大衆的自覚と団結の力であった。
 トロツキストの学内暴力こそ警察権力の弾圧をまねくものとしてわが同盟が一貫して拒否してきた態度である。
 共労党系一部同盟脱落分子は、トロッキストまがいの態度をわが同盟に示している。
 そこにあるものは運動を破壊してでも、自らのセクト的利益を守りたいという徹頭徹尾反民主的横車である。
 全国委員会は、一部脱落分子の暴力的運動、破壊策動に、目には目をの態度をきっぱり拒否し、同時に広範な学友に依拠し、不退転に闘い抜くことを宣言する。
 一部同盟脱落分子に追随している諸君! ただちに運動破壊の策動をやめ、わが同盟とともに、平和と平和共存の闘いの先頭にたとうではないか。
 全国の学友諸君!
 民学同は、一部の脱落分子の策動を粉砕し、ベトナム反戦勝利をめざし闘いぬく。
 ともに闘おう!
  四月十九日                                                  民主主義学生同盟 全国委員会

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共労党系「民主主義の旗 第46号」 1968年4月15日 


共労党系「民主主義の旗 第46号」 1968年4月15日  PDF版

【主な記事】
(主張)今春季闘争を闘い、70年代闘争へ
☆米軍撤退・沖縄奪還・B52撤去・野戦病院粉砕佐藤内閣打倒学生ゼネストに起て!
☆7月全国学生自治会共闘の結成から単一全学連再建へ
☆先進的学生は民学同に結集せよ

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民学同文書 No.9 同盟破壊分子の脱落とその教訓

民学同文書 No.9

同盟破壊分子の脱落とその教訓
「民主主義の旗」第46・47合併号 1968年4月10日

歴史的任務を負ったわが同盟第九回全国大会を前にして行われた一部全国委員、全国代表委員の同盟破壊策動は全同盟員の努力によって既に克服されつつあり、その範囲を一部の脱落分子の同盟からの逃走に留めることが出来た。
われわれはあくまでも光輝ある民学同の伝統を守り抜き、学生戦線の統一の体現者としての自己の任務を貫徹するために、ここに一部の諸君の同盟破壊策動の事実とその克服過程、そしてその教訓を責任をもって明らかにし、全国の学友諸君の信頼に答えたいと考える。

一、分裂の契機と経過
わが同盟の隊列から脱落した一部の諸君は、昨年のいわゆる第一次、第二次羽田闘争から、とりわけ佐世保闘争を闘う中で急速に極左的偏向を深め、思想的にも実践的にもトロツキストと完全に自己を区別しえなくなったといっても過言ではない。そして彼らは、同盟第九回全国大会で自派のセクト的支配を確立しょうと試みた。そのため大会準備の始めから、政策方針上の論議を行うのではなく、乱暴に規約を踏みにじり、徹底した分裂活動をもって実際の小数派が大会代議員の多数派を占めるような非民主的大会開催要綱の決定に全力を傾けた。これが今回の同盟分裂をもたらした直接の契機である。

<全国委員会の討議の放棄>
二月十二日第一回全国委員会を皮切りに都合七度にわたって行なわれた全国委員会において、今回脱落していった一部の全国委員は少数派が大会代議員の多数を占める非民主的大会開催要綱を提案し、全国委員長以上四名の全国委員の再三の説得にもかかわらず討議に応じず、開催要綱に関する全同盟討議の指導を一貫して拒否してきた。四年生(卒業予定者)を同盟員基礎数から除外し、自派が多数を占める支部における代議員の選出は多数派の完全独占の方法を主張し、自派に不利な支部では少数派の代議員権を要求するという自己のセクト的利害のみを追求した大会開催要綱が各大学支部の良識ある同盟員に支持されるはずがなかった。

<全同盟討議の実質化  -阪学大支部等における成果>
四全国委員の全同盟討議の拒否と妨害にもかかわらず、各大学の自覚的同志によって実質化された開催要綱をめぐる論議は、四全国委員の提案に対する極めて大きな疑義の提出と、あくまでも全国委員会での一致の努力の要請とを、主要な柱として展開された。特に二月二四日、五日阪学大支部における討議では、今回脱落していった一全国委員も自らの主張の非民主性を認めざるを得ず、全体として大きく一致できる可能性が開かれたかに見えた。
しかし二月二十六日の全国委員会では、阪学大支部討議における確認が全く無視され、東京、大阪、京都など全国各大学支部の要請はふみにじられ一致の努力の一かけらも見ることは出来なかった。

<説得を暴力的に拒否~分裂「代表委員会」を強行>
全同盟員の期待を裏切った四全国委員は、彼らが二月十六日より秘密裡に署名を集め準備した分裂「代表委員会」を強行するという暴挙に出た。
二月二七日当日、全国委員長以下同盟の統一を願う諸同志が、あくまでも分裂「代表委員会」強行を止め統一した開催要綱作成に努力せよと説得するために、彼らの会場に入った時、あろうことか全国委員長の発言を実力で阻止するという許すべからざる行為に出たのである。
彼らの破廉恥な行為は更に続き、三月四日、十八日十九日、二十日と五度にわたって分裂「代表委員会」を強行するに至る。一方三月二日京大の新加盟の同志に対する権利はく奪の脅迫、三日同じく京都府委員会の名による暴力査問などの一連の暴力行為は事態をますます悪化させた。

<全同盟員総会の成功 -民主的開催要綱決定>
 自己の論理の破算が明らかになるや、唯一のよりどころを「委員長自己批判」に求め、事態を一層混乱させようとする動きに対し、委員長以下四名の全国委員は、もはや事態の解決は全同盟員総会によるしかないことを三月八日全国委員会で提案した。これに対する解答は「分裂『全同盟員総会』は認められない」であった。既に分派機関に転落していた「代表委員会」のこれ以上の強行をやめさせ統一を守りぬくために、全国委員長は、自らの責任で「同盟の分裂の危機に際して全同盟員諸君に訴える-全同盟員総会に結集し光輝
ある民学同の統一を守り抜こう」と全同盟員総会招請状を発送した。
全同盟員総会は同盟員総数の過半数を圧倒的に越える全国の同志の結集によって成功し、民主的大会開催要綱を満場一致(反対、保留、棄権なし)で決定した。
しかし、この全同盟員総会に対しても、一部の全国委員、全国代表要員によって組織的暴力的妨害活動が連日加えられ、負傷者を出すに至った。-これは参加した全同盟員の前に彼らの意図が何かを白日の下に明らかにした。

二、基本的原因
内外の階級矛盾が激化するに件って進行する急速な変化に対して、その発展の基本的方向を把握するのではなく、味方の弱さのみを一面的に強調するペシミスティックな見地ーたとえば今日、国際的な平和と民主主義勢力の統一がまだ十分ではなく、米帝のベトナム侵略を完全に失敗させるに至っていないこと、国内的にも、反独占の統一闘争が十分には発展しておらず、反動佐藤を倒すことがまだできていないことなどを一面的に強調し、基本的な発展の方向、米帝の破綻と資本主義の全般的危機のいっそうの深化、社会主義世界
体制の強化と国際プロレタリアートの前進、反独占民主主義と統一戦線の前進であることを見失った見地-は自己の未来を必然性のもとに理解することを妨げ、非合理的反抗主義、一揆主義に陥らざるをえない。わが同盟の隊列を去った一部の人々の誤まりも、今日の情勢に対するペシミスティックな理解に基づいている。
そこから彼らの同盟趣意に対する重大な否定が生ずる。すなわち、平和共存に対する懐疑的な態度、反独占民主主義運動と統一戦線に対する否定的な態度がそれである。そして前者をゲバラ主義に後者を民主勢力に対する不信、三派全学連反戦青年委のみとの連滞と現地闘争による一点突破路線に置きかえようとしている。
このような同盟趣意、規約の精神に反した偏向が同盟分裂のより基本的原因であるといえよう。これは今日の情勢の複離さ、とりわけ日本の民主主義運動の混乱に大きく規定きれていたとはいえ、学生層の持つ、いわゆる「小ブル性」-それは学生同盟において最もよく現れる一に基づくものであった。

 三、沿革
一九六三年九月、同盟は大阪の地に誕生した。それは民青内にあって、安保闘争とその後の闘いの中でトロツキズムとの徹底した闘争を発展させ、大衆運動の統一を守り続けた人々によって結成された。これは一面では民青のセクト主義、民族主義との闘いを通じてかつ基本的には民青を正す立場からなされたものであった。それゆえ、同盟の趣意には国際的、国内的な青年学生運動の豊かな教訓と実践の試練に耐えた科学的方針が書きしるされていた。一九六五年三月、京都等の同志を同盟に迎え入れ全国同盟として再出発した。それを契機に同盟内に異質の思想-これが分裂していった人々の思想的源流となったーが持ちこまれた。
この三年間の同盟内思想闘争-日韓闘争の位置づけと方針、ベトナム反戦闘争の方針、核防に対する方針をめぐる思想闘争-は大きくいってこの二潮流の闘いであった。わが同盟の基本思想は大阪をはじめ東京の各支部、京大、市大の一、二回生によって深く理解され、今第九同大会を成功させている巨大な原動力となっている。
今一つの思想は主として市大、京大の三、四回生に影響を与え、立命においてその典型的表現を生み出すに至った。そして、この部分が暴力団まがいの行為で同盟を分裂させたのである。ただわれわれは、同盟結成後間もなく同盟に参加し、原則的な大衆運動を展開してきた岡大支部がこの分裂の隊列にまきこまれたことをきわめて残念に思っている。さて、これら分裂して行った人々の思想の集中的表現である組織間題に対する見解についてここに一言しておく必要があると思う。
京都の諸君が、四大会でわが隊列に加った時、同盟を民主主義的組織とするのか、共産主義的組織とするのかをめぐって一連の論争があった。われわれは反ファシズム闘争の国際的教訓やまた安保闘争とその中で発生・分裂したトロツキスト諸組織の教訓、戦後の国際的に有利な情勢と新しい可能性を踏まえ大衆的で民主的な政治同盟こそ歴史の要求する組織であることを主張し、いわゆる「学生小型共産党」組織に反対した。
その時は京都の諸君の組織原則はやはり「小型共産党」組織である。われわれは全力を傾注して、この「左翼主義」の克服に努めたが前述した学生の「小ブル性」を自己の力だけで克服しえなかった。このことはやはり学生同盟の持つ弱さの現われではないだろうか。

四、学生同盟の矛盾と障害
四年を過ぎるとほぼそのメンバーが一新される。学生同盟ではその指導者を恒常的に確保することが最も重要だがまた最もむずかしい問題である。指導者の恒常的確保と同盟の遺産の継承の困難性が常に指摘される。また学生はその特殊な生活基盤、政治経験の不足によって、どうしても思想的に「左」右の偏向に陥りやすい。とりわけ今日の日本のように労働者階級の指導性が混乱しており、民主運動が分裂していく中にあっては学生層のこの弱い側面が助長されざるをえない

五、解決の基本的方向
この矛盾の解決を行ない同盟の飛躍的発展を勝ちとるためには、特別に新しい大胆な対策が必要とされている。今や労働者階級と正しく結合し、青年労働者との連帯を強化する方向で真剣に、その具体的方法、形態等を検討しなければならないのではないだろうか。

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戦後学生運動の歴史(1968年4月-6月)

戦後学生運動の歴史(1968年4月-6月)
出典は、「資料 戦後学生運動 別巻」(1970年11月30日第1版第1刷)です。

(1968年1月-3月)へ移動           (1968年7月-9月)へ移動

内外情勢 学生運動 自治会の動き
1968年4月
2 大阪で十七歳の理容師白川一男、ベトナム戦争に抗議して焼身自殺
3 北ベトナム、ジョンソンの和平会談提案に応ずると声明
4 米黒人運動指導者キング牧師暗殺さる、米各地で黒人反乱
5 小笠原返還協定に三木外相・駐日米大使ジョンソン調印<6月26日発効>
5 日大理工学部会計課長富沢広が蒸発<16日会計課主任渡辺はるが自殺>
6 成田空港建設公団、条件賛成派と用地買収に調印
8 北ベトナム、和平交渉開催地にプノンペンを提案、米はジュネーブに固執
9 文部省、白書”わが国の私立学校”発表
9 チェコ共産党、自由化の行動綱領発表
11 政府、反日共系全学連への破防法適用見送りを決定
14 東京国税局、日大で五年間に二十億円の使途不明金と発表
17 美濃部都知事、朝鮮大学校を各種学校として正式認可、灘尾文相″強い遺憾の意, を表明
18 日大教職員組合、古田重二良会頭以下全理事に辞職勧告
18 ドイツSDSドチュケ、狙撃され重傷、西独学生の反政府運動激化
24 沖繩全軍労、大幅賃上げ等で初の十割休暇闘争、事実上の全面ストでベトナム輪送混乱
25 「プラウダ」、チェコの自由化政策を批判
28 那霸で戦後最大の祖国復帰要求県民大会
30 旧マル戦派、共産同労働者革命派(前衛派)結成準備会発足<9月10 日機関紙「前衛」創刊>
1 東京地区反戦主催・ 王子野戦病院設置反対青年集会〔柳田公園〕に学生四百名・ 反戦千名結集、学生は基地に向かい機動隊と衝突、市民多数も投石、学生八十九名市民十九名逮捕、榎本重之虐殺さる
2 反戦・全学連(三派系)三百名、榎本氏虐殺緊急抗議行動、王子駅前でデモ、王子警察署などに市民とともに投石
3 榎本重之氏虐殺抗議・ 自川一男君追悼大阪府民集会〔大阪駅東ロ〕、大阪反戦・ 社青同・ 中核系学生、米領事館に抗議デモに向かうも無届を理由に機動隊に阻止され乱闘、負傷者多数
6 北爆全面停止要求・ 佐藤内閣打倒京都反戦青年委総決起集会〔京都市役所前広場〕に百四十名参加、のち円山公園までデモ
8 王子野戦病院反対共闘会議呼びかけの集会・ デモ不許可処分という弾圧の下、革マル系二百名を先頭に基地ゲート前坐り込み、労学千名参加
12 京都府学連、ベトナム侵略反対・ 王子野戦病院実力撤去・ 佐藤内閣打倒統一集会〔同志社大〕に三百名参加、のち円山公国までデモ
15 東京護憲連合主催・ 王子野戦病院設置反対総決起集会〔南谷端公園〕に労働者千名参加、反日共系各派六百名、 デモ・坐り込み・交番襲撃等深夜までゲリラ戦展開、三十八名逮捕
17 京都府学連、 成田空港設置粉砕・ 王子野戦病院開設反対総決起集会〔立命館大〕に三百五十名参加、のち円山公園までデモ、医学連百名とともに地評青年部主催の春闘勝利決起集会に合流
21 全国反戦主催・ベトナム反戦・一沖繩奪還国際共同行動、中央集会〔日比谷野音〕に反日共系各派学生・反戦など五千名参加、のち八重洲口までデモ
26 国際反戦統一行動、全学連(三派系・革マル系) 全国二十校以上でスト・ 九十六名逮捕、東京では三派系が明治公園で集会、中核派五百名は芝公園までデモ、社学同千名・反帝学評三百名など千六百名は防衛庁デモ、革マル系・ 自治会共闘は日比谷野音で集会の後、清水谷公園までデモ
27 社会党系の沖繩返還要求国民大会〔日比谷野音〕に全学連(三派系)六百名、自治会共闘二百名が結集、社学同・ 反帝学評は外務省前で、中核系は通産省前で機動隊と衝突、二百十三名の無差別逮捕
28 四・二八沖繩闘争デー、全学連(三派系)は集会不許可のため中大に四百五十名結集、機動隊の包囲下社学同・ 反帝学評百五十名が銀座に再結集、晴海通りデモで二十一名逮捕、全学連(革マル系) 四百五十名、集会〔清水谷公園〕・新橋までデモ、自治会共闘五十名、集会〔南谷端公園〕・野戦病院デモ・ 坐り込みで一名遠捕
7 京都府警、京大医学部を強制搜査、三・一五京大大学院入試で青医連活動家が受験者一名を阻止軟禁したとして五名を逮捕、総長の了解の下での学内搜査は京大史上初めて
9 兵庫県警、関西学院大を強制搜査、三・二八卒業式阻止闘争で九名逮捕
10 京大医学部闘争委・ 同学会主催で奥田総長と団交、七百名結集<12日総長団交、 17日医学部教授会団交>
11 東大全学闘、卒業式阻止で夕刻より安田講堂前坐り込み<12 日卒業式を強行>
13 東京地裁、六六年九・一三清水谷乱闘事件で兇器準備集合罪については無罪を判決
15 東大医学部一年スト突入、四〇青医連入局者会議、スト態勢を確立
16 和歌山県立医大、教授会決定の学外後任教授選任に反対して助手・研究生・院生の三者会、白紙撤回を申入れ
17 広島大、百二十名で王子野戦病院開設粉砕で集会・ 市内デモの独自行動展開
20 日大経済学部、学友会主催の新入生歓迎集会で羽仁五郎講演会を応援団学生が弾圧
23 東大全学闘、医学部学生委を安田講堂で追及、団交斡旋の確認書とる
25 駒沢大当局、 無届ビラ配布を理由に十一名を退学処分、全共闘派学生百五十名、一部教室をバリケード封鎖
1968年5月
2 米原潜ソートフィッシュ号、佐世保入港、異常放射能問題化一沖繩のB52撤去要求のデモ隊、嘉手納基地で米兵と衝突
2 文部省、招集予定の国立大学部長会議を自治侵害と批判され中止と決定
3 パリ大学ナンテー ルに警官隊導入、フランス五月反乱起こる
3 北ベトナム、和平会談開催地にパリを提案、米も同意<10日会談開幕、13 日第一回本格会議>
6 衆院文教委、教育三法の審議日程で与野党対立<政府・自民党会談で教特法成立を断念>
7 南ベトナム解放戦線、サイゴン市内で市街戦展開
8 べ平連、脱走米兵五名はソ連へと発表、’ジャテック”の存在を明らかにする
10 登録医制法、国会を通過・成立
13 パリの学生・労組のゼネスト、反ドゴ ール闘争激化
16 佐藤首相、参院外務委で沖繩の核つき返還を示唆
17 ソ連首相コスイギン、チェコを訪間
19 フランス全土にゼネスト拡大
22 産業構造審議会、大型合併支持を表明
27 沖縄返還第一回日米協議開催
30 ドゴ – ル、 辞任せず国会解散
<31日パリ周辺に戦車隊出動>
6 地元反対同盟・全学連(三派系)、ポーリング阻止決起大会〔芝山千代田公民館〕<7日早朝反対同盟四百名・学生五百名で決起大会〔三里塚公園〕、のち終日検問を行ない公団職員の接近を阻止>
13 日米安保協議会開催反対闘争、全学連(三派系) 五百名、日比谷野音に結集、芝公園までデモ・ 三名逮捕、全学連(革マル系)四百名、清水谷公園に結集、日比谷公園までデモ・ 二名逮捕、両全学連とも東京反戦主催の青年総決起集会〔日比谷野音〕に合流、のち八重洲口までデモ
14 ベトナム侵略反対・神戸港軍事使用反対・大学の自治擁護・諸要求実現関西学生統一行動、神戸集会に民青同系千三百名参加、市内デモ
15 全都青年学生五月の集い〔都体育館〕に全学連(民青同系)等一万名が参加、野坂参三、参院選での日共の躍進を訴える
17 ベトナム戦争反対・沖縄奪還・教育三法粉砕全学連(三派系)統一行動、中央集会〔日比谷野音〕に中核系三百名参加、のち八重洲口までデモ
20 王子野戦病院に反対する青年の会・中核派・マル青労同北部地区委共催・王子野戦病院開設阻止・榎本重之氏虐殺抗議・王子闘争出獄学生激励大集会〔北区公会堂〕に二千名参加
23 教育三法粉砕全学連(三派系)統一行動、社学同系二百五十名、集会〔清水谷公圍〕・ 日比谷公園までデモ、途中文部省前で坐り込み、三名逮捕
24 ベトナム反戦大阪府学連統一行動、扇町公園に構改系二百五十名参加、府学連再建準備会(社学同系)百名も別個集会、のち大阪駅前までデモ
30 ベトナム反戦全国統一行動、早大・法政大・東京工大・広島大等ストを初め全国各地で集会・デモに四千五百名参加、逮捕者八十一名、東京では全学連(三派系)集会〔日比谷公園〕に中核派系五百名が野音内で、反帝学評・ 第四インター系が野音外で別個に集会・ 別個にデモ、全学連(革マル系)は清水谷公園で集会、日比谷公園までデモ
31 登録医制度反対関西集会〔大阪城公園〕に大阪市大医・大阪医大・神戸大医・ 奈良医大から百五十名参加、のち大手前公国までデモ、途中近畿医務局前で激しいジグザグデモ
16 和歌山県立医大三者会、教授選任撤回の公開質問状を教授会に提出<30日外来部門の診療ポイコツト突入、初代学長の死去で中止>
18 早大総長選挙、学生の坐り込み阻止のため延期<27日当局、郵送投票に切りかえ決定>
21 東大五月祭の警官パトロールに対し医・経・文学部自治会中心に″警官パトロール阻止全学闘争委, 結成<24日竜岡門にピケを張り二百五十名で本富士署にデモ、二名逮捕>
21 日大経・短大学生会、使途不明金問題で三百名の討論集会(日大闘争始まる)
22 日大経・短大学生会、学生課前で四百五十名で抗議集会、抗議文を掲示<23日地下ホールで抗議文破棄に抗議集会、水道橋駅までデモ(初めての二百メートルデモ)
23 早大で総長選挙制度改革を要求する一法学友会中心に二千名、高木常任理事・神沢学生部長と″団交“、物別れに終わる
23 駒沢大学生大会、五千名参加、大学当局の事態収拾案を受け入れバリケード撤去を決議、処分白紙撤回を要求する全共闘派と学友会執行部派の学生三十名が乱闘
24 日大経・短大学生会の抗議集会に体育会右翼が殴り込み、法学部学生二千名と合流し錦華公園までデモ
25 日大当局、経済学部学生十五名を処分、抗議集会〔経済学部前路上〕に全学から五千名参加、全共闘結成と理事退陣・経理公開を決議
26 山田米軍弾薬庫撤去闘争、北九州反戦・北九州大・西南大等四百五十名、小倉駅頭で集会の後、同弾薬庫までデモ、一名逮捕
27 日大全学総決起集会〔経済学部前路上〕に一万名参加、全共闘(議長・秋田明大)結成、大学本部包囲デモ
27 東京医歯大、当局の団交拒否に抗議して九十名が病院正面玄関前坐り込み、医学部長室を占拠<30日病院外来をバリケード封鎖>
28 日大全共闘決起集会〔経済学部前路上〕に三千名参加、当局に三十一日の大衆団交を要求
31 日大文闘委の団交要求集会に体育会殴り込み四名重傷、全共闘集会〔文理前グランド〕に八千名結集、大衆団交を要求
1968年6月
1 パリの学生デモ続く、 CGT は参加を拒否、仏共産党、総選挙態勢に入る
1 ソ連戦車隊、チェコ. 領内に進駐
2 板付基地のジェット償察機ファントム、九大工学部電子計算機センターに墜落炎上
2 日大の二十億円の使途不明金の内容はャミ給与と判明
4 九大水野総長を先頭に米機墜落に抗議して市内デモ<25日外務省、26日米大使館に安全対策を申入れ>
5 ロパート・ケネディ、ロスアンゼルスで狙撃さる<6日死亡>
6 増田防衛庁長官、自衛隊員に天皇を元首にしたいと訓辞、野党違憲だと追及、問題化
6 ハノイ放送、ベトナム人民は南北全土で闘うとのザップ国防相演説を放送
7 ドゴール、”私と共産主義のいずれを選ぶか“と演説
10 日共、日本の自主防衛権を認めると発表
11 王子野戦病院にマラリア患者収容の事実判明
12 仏政府、新左翼諸団体等を非合法化、選挙期間中のデモ禁止
15 ドゴール、サラン将軍ら極右派に特赦を発令
17 自民党安保調査会、安保自動延長の船田会長見解を了承
17 仏ゼネストの拠点ルノー工場のスト終結
19 朝鮮三八度線付近で北朝鮮軍、韓国軍と交戦
23 仏総選挙、ドゴール派圧勝<30日第二回投票も>
25 日大古田会頭、十九項目の大学改革案”発表
26 小笠原諸島、正式に日本復帰
27 灘尾文相、国大協総会で学生運動に対する大学の努力を要望
27 南ベトナム米軍当局、ケサン基地からの撤収を発表
29 国鉄当局、米軍物資輸送の五割増発計画を一応延期
30 北海道長沼の自衛隊ミサイル基地設置反対闘争激化
2 社会党系のエンプラ寄港阻止・ 佐藤内閣打倒横須賀集会に労学五千名参加、全学連(三派系)三百名が激しいデモ、三名逮捕
3 王子野戦病院撤廃闘争、反帝学評系百五十名、デモ不許可の下、 基地正門坐り込みで八名逮捕
4 安保粉砕・沖繩闘争勝利・フランス人民支援全大阪青年学生決起集会〔扇町公園〕に大阪各地区反戦・反帝学評・府学連(準)など八百五十名参加
7 全学連各派、ベトナム反戦・ 米軍機九大墜落抗議・アスバック粉砕等で全国統一行動、全国各地で集会・ デモに一万八千名参加、逮捕者総数二百四十名、東京:社学同系八百名、清水谷公園で集会・ 外務省デモに向かい機動隊と激突、 二百十名逮捕、中核系二百五十名、法政大で集会・ 日比谷までデモ、革マル系四百名、芝公園で集会・ 清水谷公園までデモ、民青同系五千名、日比谷野音で集会、福岡:反日共系各派五千名、板付基地正面ゲート前坐り込み、機動隊と衝突、民青同系三千名、九大学内討論集会、京都:反日共系各派千四百名、同志社大で集会・ 円山公園までデモ、十四名逮捕、民青同系三千名、立命館大で集会
9~11 社青同第七回全国大会〔教育会館〕、全国四十一地本代表参加、解放派は入場阻止さる、反独占・ 改憲阻止を基調とする方針採択
11 社学同主催・アスパック粉砕決起集会〔中大〕に五百名参加、″神田を日本のカルチェラタンに!“と明大前通りにバリケード構築し機動隊と衝突、三十九名逮捕
11 北九州市反戦・ 福岡反戦など二百二十名、弾薬輸送実力阻止で南小倉駅から、弾薬庫までの引き込み線上に十一回坐り込み、その都度機動隊に排除される、労働者一 ・学生二・市民一名逮捕
15 六・一五記念・ベトナム反戦青年学生総決起集会〔日比谷野音〕、反戦三千五百名・各派学生二千名等六千名が参加、秋山発言をめぐり中核・ 革マル派が衝突、社学同は別個集会〔全電通会館〕、大阪反戦主催の大阪集会〔大手前公園〕に反戦三千名、各派学生二千名参加、御堂筋デモで機動隊と激突、十二名逮捕・ 負傷者二百余名
16 板付基地・ 山田弾薬庫撤去福岡県青年学生総決起集会〔福岡市役所前〕、福岡反戦・ 学生など五百名参加、ゲート突破を図り機動隊と激突・ 五名逮捕、博多署への抗議デモでさらに四名逮捕
17 米軍ジェット燃料・火薬輸送反対闘争、反戦・各派学生・市民など一万数千名が国労の輸送反対順法闘争支援で新宿駅東口集会・ デモ
17~18 医学連第十四回全国大会〔東京医歯大〕、第四十三回医師国家試験(九月)実力阻止を確認
19 中国水爆実験抗議集会〔早大〕に革マル派百五十名参加、 新橋駅から華僑総会に抗議デモを機動隊に阻止され 一名逮捕
20 原潜バーブ号横須資寄港阻止で全学連(三派系) 百二十名、基地ゲート前で無属デモ、三名逮捕
21 アスパック粉砕全学連(三派系)統一行動、二千四百名参加・四十三名逮捕、社学同系七百名は中大で集会後、明大前通りをバリケード占拠、御茶の水駅前交番襲撃、機動隊と激突
23 青医連・医学連医師国家試験ポイコツト闘争、四割がポイコツト、東京では百三十名が試験場〔拓大〕前で″全学連から拓大を守れ“とする六百名の拓大生と対時、機動隊の介入で四名逮捕、大阪では二百三十名が集会〔大手前公園〕・デモ
26 総評・国労の米軍物資輸送阻止中央行動に呼応し反日共系各派千四百名、新宿駅構内デモ、ホーム坐り込み・軌道上デモ敢行、二十六名逮捕、大阪でも七百名が集会〔大阪大〕の後、阪急豊中駅までデモ、途中大阪空港突入を図り機動隊と衝突、さらに新名和工業前で坐り込み
28 軍事基地設置・軍事輸送反対三多摩総決起集会〔昭島市・光華小学校〕に千名参加し拝島駅までデモ、全学連(三派系)二百名・ 目中友好協会(正統本部)系三十名で拝島駅構内線路上デモ・坐り込み
28 アスパック粉砕関西学生統一行動、社学同五百名、大阪市大で集会、反戦・革マル系五百名、靭公園で集会、第四インター五十名、大阪外大で集会、のち御堂筋へ進出、難波新地交番を襲撃し機動隊と衝突、三十一名逮捕
30 地元反対同盟主催・成田空港粉砕・ボーリング阻止全国総決起集会〔三里塚公園〕に反戦千名・ 三派系学生千五百名参加、竹槍、角材をもちデモ
1 広米軍弾薬庫撤去闘争で広島大百五十名、岡山大・ 近幾大五十名が広駅から弾薬庫までデモ、抗議集会〔広公園〕
2 米軍機九大構内墜落に九大生数百名が米軍パトカーを包囲<3日九大反戦会議・教養自治会・学友会等二千五百名、米領事館に抗議デモ・坐り込み>
4 日大大衆団交要求集会〔本部前〕に一万名結集、当局は団交拒否、全共闘を認めず
4 同志社大経済学部自治会問題で学友会(社学同系)と連絡会議(民青同系)学生が乱闘<24日学友会学生、総長選阻止で教室占拠>
5 駒沢大全共闘、当局の処分再検討の声明で封鎖解除く11日全共闘系学生の集会に応援団が殴り込み、投石で応戦し双方六名負傷>
5 九大反戦会議・九大学友会・西南学院大等学生四千八百名、 県下八ヵ所で抗議集会・デモ、反日共系学生千三百名、板付基地突入を図り八名逮捕
6 東京医歯大、教養・歯学部も医学部の百五十日ストに呼応して全学スト突入
8 早大一文・二文・一法・教育、総長選開票に反対して授業放棄<開票の結果、決選投票で20日時子山常三郎当選>
11 日大全学統一大衆団交要求集会〔経済前路上〕に一万名結集、集会中、体育会右翼ピン’石等を投げたため負傷者続出、百五十名本部内突入、夕刻、機動隊全共闘学生を規制
12 日大全共闘、法学部前集会に二千名結集、経済学部へデモ、占拠・バリ封鎖、体育会の残した兇器発見、五百名泊り込み
14 教育大学長選挙粉砕デモは、教官・民青同系学生のピケで阻止され、三輪光雄学長に当選<20日評議会、筑波移転調査費計上を決定>
15 東大医学部全学闘、医学連とともに百名で安田講堂に突入・占拠<17日機動隊導入>
15 日大文理スト突入<18日商スト突入、19日芸術スト突入、22日農獣医スト突入、24日三島スト突入>
15 東洋大、当局の八十周年記念事業として図書館建設決定に″学館と図書館ともに”の約束反古に抗議して団交を要求、拒否さる
16 広米軍弾薬庫撤去闘争で広島大・岡山大学生・高校生など二百五十名、集会〔広公園〕・デモ、基地突入を図るも機動隊に阻止さる、のち市民集会〔広公民館〕に合流
17 東大教養、米軍資金導入反対集会開催中、自衛隊員の車が発見され、訪問先の衛藤活吉助教授ともども追及、今度立入らないとの確約をとる .
20 東大、法学部を除く全学ストで機動隊導入抗議全学総決起集会、総長団交を要求
21 秋田大全学闘争会議、教育学部自治活動弾圧に反対して執行部(民青同系)をリコールして全学七ヵ所をバリ封鎖、 スト突入
24 法政大構内に″挙動不審者”を追跡して立入った警官三名を学生が追及、謝罪文に署名し三時間後釈放く25日牛込署長、湯川理事と会見し謝罪文の返還を要求するも物別れ>
24 佐資大当局、前寮委員五名を処分<30日処分撤回を要求して全学スト突入>
25 静岡大法短学生大会、学部移転実力阻止等を決議<27日バリスト突入>
27 東大文学部、①医学部処分白紙撤回②機動隊導入自己批判③大衆団交要求で無期スト突入<27日経済大学院無期スト突入> ‘
27 東洋大、団交を要求して二百五十名で理事長室前坐り込み、深夜、機動隊導入、不退去罪で百七十二名を大量逮捕<29日全学闘争委結成、全学バリケード封鎖>
27 慶大、米軍資金導入問題で理事らを追及
28 東大総長会見に四千名結集〔安田講堂〕・ 物別れ、全学助手集会、全共闘結成をアピール<29日法・工・農・教一日スト>
29 京大同学会、自衛官入学反対で全学スト、団交で総長”入学不許可の方向でまとめる”と発言<30日自衛官入学反対の総長声明>
30 教育大文学部学生二百名、大衆団交要求・調査費計上決定白紙撤回で本部封鎖に突入
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民主主義の旗 第46・47合併号 1968年4月10日

民主主義の旗 第46・47合併号 1968年4月10日 PDF版
民主主義学生同盟全国委員会発行 

【主な記事】
☆  民学同第九回大会開く
同盟分裂の危機を克服し全国的、大衆的学生運動の再生へ
☆ 民学同第九回定期大会決議
クラス、学園を基礎に大衆的なベトナム反戦の闘いを築き上げよう
☆ 同盟破壊分子の脱落とその教訓

民学同第九回大会開く
同盟分裂の危機を克服し全国的、大衆的学生運動の再生へ
 民主主義学生同盟第九回定期全国大会は、三月二五、二六日の二日間にわたって開かれた。
一部全国委員、全国代表委員の同盟破壊策動と一連の暴力行為によって同盟が組織的分裂の危機に陥入れられる中で開かれた今大会は、三月十八、十九日の全同盟員総会の成功と全同盟員の統一のための努力によって、混乱に終止符をうち、一部諸君の同盟からの脱落に留めることができた。
 歴史的任務を負った九大会は同盟内部に発生した思想的理論的混乱を克服し、「今年こそベトナム反戦勝利の年にしよう!」のメインスローガンに始まる大会草案を綿密な討議の末、満場一致で採択した。新全国代表委員会、全国委員会を選出し、二種の決議を採択し、二日間の日程を終了した。

 三月二五日
 全同盟員総会決定の民主的大会開要綱に従って選出された全国の代議員、評議員の圧倒的参加のもとで討議が開始された。
 全国委員会より絵括、情勢、任務、方針の一括提案の後ただちに討議に入った。
 全国委員会は今大会の意義が先ず①同盟破壊策動からの同盟の防衛、統一と団結の強化②現局面の正確な分析と統一的政治方針の作成と全同盟的意志統一③同盟各級指導体制の整備、全国的な闘いの経験の集約と宣伝、煽動、組織者としての機関紙「民主主義の旗」の定期的発刊と財政体制の確立④学園闘争-大学自治防衛闘争の方針作成にあることを報告した。
 討議は、今回同盟を離脱しょぅとしている諸君の、思想的、理論的源泉に対する批判に集中し別項の「経過と教訓」の結論をひき出した。
-一部全国委員等二十数名棒切れを持って殴り込む
 この間、一貫して暴力行為を働き、同盟破壊の最先端を切ってきた立命大、京大、市大等の一部は、自らの立場が白日の下に明らかになるや、大会を暴力的に破壊するという、トロッキストまがいの暴挙に出た。傘、棒切等を布地に包み、会場の戸をこじあけ、窓ガラスを割り、全国委員会の説得にもかかわらず、大会代議員、評議員に殴りかかった。負傷者は二十数名を越え、顔面を強打されたため骨折きせられるという事態にまで立至った。
 「もうこの辺で引き上げよう」と言う彼らには既に民主主義の片鱗をも認めることばできなかった。

 三月二六日
 前日の殴り込みのため、警察の動きが激しくなり、全国委員会は会場を変更することを決定した。朝十時える同志が結集していた。
 再び彼らが二手に分れて集団で行動しているという情報を手に入れた全国委員会は、再度会場を変更することを決め全同志に連絡した。
 二日目の討議は、①今年こそベトナム反戦闘争勝利の年に、②侵略加担佐藤内閣打倒、③現地闘争主義を拒否し、全国的大衆的学生同盟の再生へ、④労働者、青年との連帯を強化しようの四点に集約される。
 特に羽田-佐世保闘争総括をふまえての、大衆的学生運動の再生、ベトナム反戦勝利の年にのスローガンは全体の強固な確信として定着された。

一部脱落分子の第九回全国大会に対する、なぐり込み、組織破壊策動を弾劾する決議

 全国の同盟員諸君!
 民主主義学生同盟第九回全国大会に結集し、同盟の光輝ある伝統を守り抜き、大衆的戦闘的同盟隊列の全国的強化を誓ったわれわれは「代表委員会」強行による同盟隊列の破壊、市大、京大同盟員への暴力行為をこの間一貫して行なってきた一部脱落分子がついには第九回全国大会へのなぐり込みという破廉恥きわまる行為に及んだということに対し、強い憤りをこめて弾劾する。
 彼らは25日の大会第一日目に、ヘルメット、棒切れで武装し、大会々場に乱入し、二十数名の同盟員に負傷させたのである。
 同盟員諸君!
 これが、暴力的組織的破壊策動でなくて何であろう。それが、自己の主張が全同盟員の支持を得られないとなるや、テロ行為をも辞さない彼らの本質であることは明白である。
 われわれは、一部脱落分子の暴力的破壊活動を拒否し、弾劾し、断固として民学同の伝統と隊列を防衛し隊列の大衆的全国的前進をかちとろう!
                  昭和43年3月26日
                   民主主義学生同盟第九回全国大会

 
民学同第九回定期大会決議
クラス、学園を基礎に大衆的なベトナム反戦の闘いを築き上げよう!

 全国の学友諸君!
 全国の新入生諸君!
 春の闘いを開始させるにあたって心から友情と連帯のあいさつを送る。最近の一連のベトナム情勢がくっきり示すように、アメリカ帝国主義のベトナム侵略戦争は完全にゆきづまり、矛盾と孤立化を急速に深めている。全世界の反帝平和の闘いは巨大な前進をとげている。日本の青年学年運動も一昨年来大きな運動の高揚を経験している。そのような闘いの成長と同時に決して看過することのできない一連の切実緊急な諸課題が発生している。
 わが民主主義学生同盟第九回大会におけろ討議をふまえ春の闘いの基本的方向と、わが日本青年学生運動の切実な克服すべき諸点について大胆に全国の学友に訴える。
 現在の情勢の中で、アメリカ帝国主義の最も好戦的支配層=ジョンソンーラスク体制を孤立させ、佐藤内閣に痛打を与える青年学生運動の前進にとって今なにが決定的に求められ、何が障害になっているのであろうか。
Ⅰ 第一はベトナム反戦闘争の中心課題スローガンが何かということである。
四月一日のジョンソン演説はアメリカ帝国主義の内外における矛盾の異常に深まりその孤立化を鋭く示した。同時に、依然としてジョンソン政府は全世界反戦平和勢力の可及の要求、北爆即時無条件停止に抵抗し世論を誤まった方向に導く方策を捜し求めており、和平ポーズをいちぢくの葉に新たなる侵略拡大策動していることを示している。佐藤内閣は今や全く絶望的たジョンソンの侵略政策に対し日米共同声明以後平和を求める諸国民の願いに逆らいベトナム侵略加担に拍車をかけていた。米帝支配層の深まる矛盾と孤立の中で右翼片肺内閣に対して全野党、一部自民党、労働者階級を始めとする全動労人民は鋭くその責任を追求し決起している。人々は次のことを自覚している。『本店の社長が金しばりで辞職するのに支店長の佐藤が辞職しないのはおかしい』と。
 かかる情勢の中での運動の中心スローガンは今や明白に次の点にある。北爆即時無条件停止せよ!ベトナム侵略に協力加担する佐藤内閣を打倒しよう!この課題だけが支配層の最も反動的好戦的支配グループを孤立させ、最も広範な諸階層を団結させることができる。
 現在日本青年学生運動の一部に発生している王子野戦病院設置阻止闘争、成田空港拡張阻止闘争のみに行動の焦点を求め、全てを「70年闘争」の一歩として呼号する空論主義的傾向を断固として克服しなければならない。わが同盟は「今年こそベトナム反戦勝利の年にしよう!」を合言葉に、北爆即時無条件停止、佐藤内閣打倒を中心課題にに春の闘いを一路前進する覚悟である。

Ⅱ第二は統一戦線の問題である。
現在の情勢の中で日米帝国主義支配層の好戦的反動的グループと闘うために求められているものは何か。それは労働者階級を中軸とする国民諸階層と固く団結した闘いである。全民主勢力の自覚的一翼、層としての学生の闘い、これこそ先輩諸兄が戦後日本の反戦自由、平和と民主主義のための闘いの中で得た日本学生運動の共有財産である。
 アメリカ本国でも、伊、仏、ベルギー、西独など全世界いたるところでベトナム反戦の闘争は高まっている。ソ連を先頭にして社会主義世界体制のベトナム人民支援の闘いは英雄的ベトナム人民の闘いを強力に励ましている。社会主義世界体制の前進、内外労働者階級の闘いに学生の闘いを正しく結合したとき道は切り拓かれ、展望は開ける。
 吉野源三郎氏は次のごとく語った。
 「沖縄では保守的な人までまとまって日本復帰の決意で運動をやっており、本土でもそれに見合った国民の幅広い統一戦線が必要である」
 
これこそ、日本の学生運動に今求められている答えであろう。
 全国の学友諸君!偉大な統一戦線をつくりあげる最も困難な、だが名誉ある闘いに体を張ろうではないか。わが同盟はかかる統一のための闘いにその全勢力を集中し前進する決意をうちかためている。
 一部の学生諸君!統一のためにそのカを集中し、労働者階級の指導性発揮のために献身し、断固としてトロツキズムと手を切りたまえ!
 民主青年同盟学生班の諸君!
 課題に基いた統一、批判の自由と行動の統一の大原則にもとづき日本学生運動の大統一を回復し日本学生運動の伝統を廼らせよう。
 断固として闘争放棄を拒否し、分裂主義と手を切りたまえ!
Ⅱ 第三は、三派「全学連」のごとき小人数の極左的はね上がりを学友自身の自覚と団結で克服することである。
 今日ほど大衆的全国的闘い、全ての学生の行動に参加できる大衆的行動形態が自覚的に追及される必要性の重大な時はない。
 困難な学園におけるクラス活動を放棄する三派「全学連」の諸君の、学友大衆から孤立した、小人数の活動家による現地動員主義こそ当面の学生運動が克服すべき最大の課題である。
 わが同盟は、このような現地動員主義をきっぱりと拒否している。全国のすべての学園において、あくまでもクラスに依拠し、クラスぐるみ、学部ぐるみ、学園ぐるみの全学的規模の大衆的闘いを一貫して追及して闘ってきた。わが同盟はかかる闘いをクラスから支える大衆的学生同盟なのである。われわれは春の闘いにおいて徹頭徹尾、クラスに依拠した大衆的闘いを建設する決意を固めている。
 日本学生運動の伝統こそは、あの安保闘争における全国数万の大衆的闘いであり、64年6月憲法改悪反対の全関西決起集会七千名の円山公園の闘いである。全国学園を揺り動かしどよめかす方余の学生の決起、これこそ日本の政治を変えうる力なのである。変革に参加する大衆が広範になればなるほど変革は深刻である。
 わが同盟は春の闘いにおける実例の力によってこの任務を実現するのであろう。
 大衆的学生運動の前進にとって極左一揆主義、ヘルメット・根棒戦術は極めて有害である。真に敵に打撃を与える闘いは、あくまでも組織された規律ある大衆的闘いである。真に戦闘的学生運動とは、最も広範な学生が参加できる大衆的運動である。
 ここにこそ、日本学生運動の進路がある。一切の極左一揆主義的はね上がりを排し、徹底的に大衆に依拠した闘いを、規律ある巨大な隊列をうち固めるべくわが同盟は、その力を集中し不退転の闘いを進める決意である。
 今、春の闘いを開始するにあたって、全国の学友諸君に訴える。
 日本学生運動の大衆的伝統を今こそ再生させよう!
 ベトナム反戦闘争の勝利目指して共に隊列を組み前進しよう!

 
同盟破壊分子の脱落とその教訓

 歴史的任務を負ったわが同盟第九回全国大会を前にして行われた一部全国委員、全国代表委員の同盟破壊策動は全同盟員の努力によって既に克服されつつあり、その範囲を一部の脱落分子の同盟からの逃走に留めることが出来た。
 われわれはあくまでも光輝ある民学同の伝統を守り抜き、学生戦線の統一の体現者としての自己の任務を貫徹するために、ここに一部の諸君の同盟破壊策動の事実とその克服過程、そしてその教訓を責任をもって明らかにし、全国の学友諸君の信頼に答えたいと考える。

一、分裂の契機と経過
 わが同盟の隊列から脱落した一部の諸君は、昨年のいわゆる第一次、第二次羽田闘争から、とりわけ佐世保闘争を闘う中で急速に極左的偏向を深め、思想的にも実践的にもトロツキストと完全に自己を区別しえなくなったといっても過言ではない。そして彼らは、同盟第九回全国大会で自派のセクト的支配を確立しょうと試みた。そのため大会準備の始めから、政策力針上の論議を行うのではなく、乱暴に規約を踏みにじり、徹底した分裂活動をもって実際の小数派が大会代議員の多数派を占めるような非民主的大会開催要綱の決定に全力を傾けた。これが今回の同盟分裂をもたらした直接の契機である。

<全国委員会の討議の放棄>
 二月十二日第一回全国委員会を皮切りに都合七度にわたって行なわれた全国委員会において、今回脱落していった一部の全国委員は少数派が大会代議員の多数を占める非民主的大会開催要綱を提案し、全国委員長以上四名の全国委員の再三の説得にもかかわらず討議に応じず、開催要綱に関する全同盟討議の指導を一貫して拒否してきた。四年生(卒業予定者)を同盟員基礎数から除外し、自派が多数を占めろ支部における代議員の選出は多数派の完全独占の方法を主張し、自派に不利な支部では少数派の代議員権を要求するという自己のセクト的利害のみを追求した大会開催要綱が各大学支部の良識ある同盟員に支持されるはずがなかった。

<全同盟討議の実質化
  -阪学大支部等における成果>
 四全国委員の全同盟討議の拒否と妨害にもかかわらず、各大学の自覚的同志によって実質化された開催要綱をめぐる論議は、四全国委員の提案に対する極めて大きな疑義の提出と、あくまでも全国委員会での一致の努力の要請とを、主要な柱として展開された。特に二月二四日、五日阪学大支部における討議では、今回脱落していった一全国委員も自らの主張の非民主性を認めざるを得ず、全体として大きく一致できる可能性が開かれたかに見えた。
 しかし二月二十六日の全国委員会では、阪学大支部討議における確認が全く無視され、東京、大阪、京都など全国各大学支部の要請はふみにじられ一致の努力の一かけらも見ることは出来なかった。

<説得を暴力的に拒否
  ~分裂「代表委員会」を強行>
 全同盟員の期待を裏切った四全国委員は、彼らが二月十六日より秘密裡に署名を集め準備した分裂「代表委員会」を強行するという暴挙に出た。
 二月二七日当日、全国委員長以下同盟の統一を願う諸同志が、あくまでも分裂「代表委員会」強行を止め統一した開催要綱作成に努力せよと説得するために、彼らの会場に入った時、あろうことか全国委員長の発言を実力で阻止するという許すべからざる行為に出たのである。
 彼らの破廉恥な行為は更に続き、三月四日、十八日十九日、二十日と五度にわたって分裂「代表委員会」を強行するに至る。一方三月二日京大の新加盟の同志に対する権利はく奪の脅迫、三日同じく京都府委員会の名による暴力査問などの一連の暴力行為は事態をますます悪化させた。

<全同盟員総会の成功
 -民主的開催要綱決定>

 自己の論理の破算が明らかになるや、唯一のよりどころを「委員長自己批判」に求め、事態を一層混乱させようとする動きに対し、委員長以下四名の全国委員は、もはや事態の解決は全同盟員総会によるしかないことを三月八日全国委員会で提案した。これに対する解答は「分裂『全同盟員総会』は認められない」であった。既に分派機関に転落していた「代表委員会」のこれ以上の強行をやめさせ統一を守りぬくために、全国委員長は、自らの責任で「同盟の分裂の危機に際して全同盟員諸君に訴える-全同盟員総会に結集し光輝ある民学同の統一を守り抜こう」と全同盟員総会招請状を発送した。
 全同盟員総会は同盟員総数の過半数を圧倒的に越える全国の同志の結集によって成功し、民主的大会開催要綱を満場一致(反対、保留、棄権なし)で決定した。
 しかし、この全同盟員総会に対しても、一部の全国委員、全国代表要員によって組織的暴力的妨害活動が連日加えられ、負傷者を出すに至った。-これは参加した全同盟員の前に彼らの意図が何かを白日の下に明らかにした。

 二、基本的原因
 内外の階級矛盾が激化するに件って進行する急速な変化に対して、その発展の基本的方向を把握するのではなく、味方の弱さのみを一面的に強調するペシミスティックな見地ーたとえば今日、国際的な平和と民主主義勢力の統一がまだ十分ではなく、米帝のベトナム侵略を完全に失敗させるに至っていないこと、国内的にも、反独占の統一戦争が十分には発展しておらず、反動佐藤を倒すことがまだできていないことなどを一面的に強調し、基本的な発展の方向、米帝の破綻と資本主義の全般的危機のいっそうの深化、社会主義世界体制の強化と国際プロレタリアートの前進、反独占民主主義と統一戦線の前進であることを見失った見地-は自己の未来を必然性のもとに理解することを妨げ、非合理的反抗主義、一揆主義に陥らざるをえない。わが同盟の隊列を去った一部の人々の誤まりも、今日の情勢に対するペシミスティックな理解に基づいている。
 そこから彼らの同盟趣意に対する重大な否定が生ずる。すなわち、平和共存に対する懐疑的な態度、反独占民主主義運動と統一戦線に対する否定的な態度がそれである。そして前者をゲバラ主義に後者を民主勢力に対する不信、三派全学連反戦青年委のみとの連滞と現地闘争による一点突破路線に置きかえようとしている。
 このような同盟趣意、規約の精神に反した偏向が同盟分裂のより基本的原因であるといえよう。これは今日の情勢の複離さ、とりわけ日本の民主主義運動の混乱に大きく規定きれていたとはいえ、学生層の持つ、いわゆる「小ブル性」-それは学生同盟において最もよく現れる–に基づくものであった。

 三、沿革
 一九六三年九月、同盟は大阪の地に誕生した。それは民青内にあって、安保闘争とその後の闘いの中でトロツキズムとの徹底した闘争を発展させ、大衆運動の統一を守り続けた人々によって結成された。これは一面では民青のセクト主義、民族主義との闘いを通じてかつ基本的には民青を正す立場からなされたものであった。それゆえ、同盟の趣意には国際的、国内的な青年学生運動の豊かな教訓と実践の試練に耐えた科学的方針が書きしるされていた。一九六五年三月、京都等の同志を同盟に迎え入れ全国同盟として再出発した。それを契機に同盟内に異質の思想-これが分裂していった人々の思想的源流となったーが持ちこまれた。
 この三年間の同盟内思想闘争-日韓闘争の位置づけと方針、ベトナム反戦闘争の方針、核防に対する方針をめぐる思想闘争-は大きくいってこの二潮流の闘いであった。わが同盟の基本思想は大阪をはじめ東京の各支部、京大、市大の一、二回生によって深く理解され、今第九同大会を成功させている巨大な原動力となっている。
 今一つの思想は主として市大、京大の三、四回生に影響を与え、立命においてその典型的表現を生み出すに至った。そして、この部分が暴力団まがいの行為で同盟を分裂きせたのである。ただわれわれは、同盟結成後間もなく同盟に参加し、原則的な大衆運動を展開してきた岡大支部がこの分裂の隊列にまきこまれたことをきわめて残念に思っている。さて、これら分裂して行った人々の思想の集中的表現である組織問題に対する見解についてここに一言しておく必要があると思う。
 京都の諸君が、四大会でわが隊列に加った時、同盟を民主主義的組織とするのが共産主義的組織とするのかをめぐって一連の論争があった。われわれは反ファシズム闘争の国際的教訓やまた安保闘争とその中で発生・分裂したトロツキスト諸組織の教訓、戦後の国際的に有利な情勢と新しい可能性を踏まえ大衆的で民主的な政治同盟こそ歴史の要求する組織であることを主張し、いわゆる「学生小型共産党」組織に反対した。
その時は京都の諸君の組織原則はやはり「小型共産党」組織である。われわれは全力を傾注して、この「左翼主義」の克服に努めたが前述した学生の「小ブル性」を自己の力だけで克服しえなかった。このことはやはり学生同盟の持つ弱さの現われではないだろうか。

四、学生同盟の矛盾と障害
 四年を過ぎるとほぼそのメンバーが一新される。学生同盟ではその指導者を恒常的に確保することが最も重要だがまた最もむずかしい問題である。指導者の恒常的確保と同盟の遺産の継承の困難性が常に指摘される。また学生はその特殊な生活基盤、政治経験の不足によって、どうしても思想的に「左」右の偏向に陥りやすい。とりわけ今日の日本のように労働者階級の指導性が混乱しており、民主運動が分裂していく中にあっては学生層のこの弱い側面が助長されざるをえない

五、解決の基本的方向
 この矛盾の解決を行ない同盟の飛躍的発展を勝ちとるためには、特別に新しい大胆な対策が必要とされている。今や労働者階級と正しく結合し、青年労働者との連帯を強化する方向で真剣に、その具体的方法、形態等を検討しなければならないのではないだろうか。

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